強風が収まったので、少し外へ....

やっと今日は風が収まってきたので、図書館に寄って帰る事にしました。ついでにちょっとだけ外に出て外気浴です。

風が止まると、それほど酷くは冷え込んではいません。上に羽織って来た方が良かったかもですが、少し歩いたので暖かくなってきましたし、ほんの少しだけの外気浴です。

セージ君は本当に午前中だけ出勤で、昼前にMrs.Sugarを迎えにやってきました。

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Mrs.Sugar＼本当に半日出勤になったのね？何時までなの？

セージ＼別に何時までって事は無くて、やる事が有ればフルタイムだけれど、それ以外はずっと半日のつもりでいるよ。

まぁ日に寄って、ばらつきはあるかもしれないけれどね。

Mrs.Sugar＼やっぱり汚染されて居るかもしれないけれど、外は本当に気持ちが良いわね。

風が強かった日が多かったせいか、砂？土？細かい埃みたいなのが、隅の方に積もっているわ。こんなに風の強い日が続くなんて、初めてよね。

セージ＼あぁ、微妙な位置にこの国は有るみたいでさ、直ぐ下の方にある西側諸国は、雪ばかり降っているようだし、反対側がカラカラで、自然発火の火事が結構あるって、ニュースでやっていたよ。気温も暖冬らしいしね。

Mrs.Sugar＼そうそう、この間はフランスだったかしら、火事が有って消防士さんが助けに入って、殉職したって言っていたわ。

訓練されていても危険な仕事よね。昔、訓練しているのを見た事が有るけれど、レスキューのトレーニングって凄いのよね。

セージ＼そうだろうね。だってあの宇宙服みたいな服も重そうなのに、ぐったりした人を抱えて、助け出すって、凄い体力居るし重いんだよなぁ～。

その時は夢中だし、何かコツがあるのかもしれないのかもでも、抱えて逃げる事が出来るのは凄いよな。

だからさ、俺はトレーニングはしているから、Sugarは安心していて大丈夫だよ。

Mrs.Sugar＼セージは火事って見たことある？私は今までに2回燃えているの見たことあるのよ。

セージ＼へぇ～そうなんだ。そう言えば俺は火事ってニュースでしか見た事ないよ。Sugarは何処で見たの？

Mrs.Sugar＼昔日本で一回は学校の帰りに、街中で見たのよ。知っているお店に学校のカバン預けて、走って見に行って、一番前まで行ってみていたら、凄い熱くってね。

途中で水被っちゃって、びしょぬれになったのよね。

もう1回はアメリカのパサディナって言う所に行く途中のハイウェイから、砂漠の中に丘陵みたいな所が見えて、大きな家が何軒か建っていたのが、何軒も燃えているのよ。

乾燥している所ですし、ヘリコプターが消火していて、何だか映画見ているみたいだったわ。

丘陵の上の方なんて、消防自動車は行けないんじゃぁないのかしら？
消火栓もないでしょうし、何で消していたのかしらね？凄い勢いだったわよ。

Mrs.Sugar＼ヘリコプターから撒いているのは、粉みたいだったけれどね？

セージ＼化学薬品なんじゃぁないのかな？　泡のもあるだろう？以前聞いたけれど忘れちゃったよ。ナトリウムとか色々な化学薬品を使っているみたいだよ。

なんだよ、その目つきはさ、疑っているのかい？医工学部って言ったって、消火器の中身まで俺は知らないよ。

Mrs.Sugar＼セージって色々な事知っているから、知っているかと思ったわ。

セージ＼確か授業で教わった事があるけれど、子供の時だから忘れちゃったよ。あれ？そう言えば何だったっけなぁ？

火災の原因に寄って、何でも水を掛ければ良い訳じゃぁないんだよね。

Mrs.Sugar＼シェルターの中なんて、気密性が良いし、もし中が火事になったら、大変よね！

セージ＼スプリンクラーが付いているんだけれどね。スイッチ入れると、天井や壁や床からも水が出る様になっているんだそうだけれどね。

でもそうだね、今度聞いておくよ。　全く火事の事なんて、考えた事なかったよ。火事になったらドァをきっちり締めてしまうと良いって、以前聞いたけれどね。それに消火器が置いてあるだろう？

Mrs.Sugar＼有るわよ。Cafeの方にも消火器は彼方此方に置いてあるのよ。
ストーブを使うでしょう。そう言えば、あの特殊な薪は大きな炎は出ない薪なんですって！

セージ＼そうだよ。知らなかったの？俺始めて来た時に、シャノアールの店に書いて有ったんで、聞いたから知っていたよ。

匂いも本当の薪を燃やした時と、同じ匂いになる物を開発したんだって！
大体は汚染処理をしてあるそうだけれど、薪は薪なんだよ。あの炎と匂いが、人を安らかな気分にさせるし、炭みたいになって大きな炎にはならないから、かなり安全なんだってよ！

Mrs.Sugar＼そう、此処の国は本当に色々出来る限り、人の暮らしを考えて作られているのね。

リヴェール教授は、それを20歳くらいの時の、学生仲間と考えたのは凄いわよね。
ほら、何時だったか亡くなった有名な車椅子の物理学者など、逢った事あるんでしょうね。

セージ＼どうなんだろうね？“何処か他の星に移住しないと、人類は滅亡する”って、それも皆が想定しているよりも早くにって言っていたんだろう？

リヴェール教授達は、きっとそれも有り得ると思って、他の星に行くのではなくて、過去に出来るだけ戻る事を考えたんじゃぁないのかなぁ～。

Mrs.Sugar＼そうなのかしらね？私なんて半世紀前にはこの世に居たけれど、別に不便な暮らしとは思って居なかったものね。

その状態までもどして、キープすればよいんですものね。

セージ＼そうだよ。でも半世紀過去の暮らしは、今の俺からしたら、未来って言われれば、未来だからね。どうにでも思える年齢なんだよ。

元々、此処の不便な暮らしって言うけれど、俺の国だったところの田舎は、すげぇ何もない田舎で、50年どころでなく1世紀前の物をまだ使かっているからね。

修理しながら、全く問題なく時計とか、家具もつかっているぜ。

Mrs.Sugar＼西欧はそう言う所が沢山残っているわよね。価値観が全然違うからねぇ～。手入れすれば、何百年も使い続けらっれる物が多いのよね。

日本は全然違うのよね。私は祖母と暮らしていたから、昔の暮らしも聴いているし、育ったところも古いものが何時までも残っていたから、同じ世代の人と話しても、全く話が合わない時があるのよ。

こむぎさんなんて、その良い例だわ。
私も新しいもの好きな所があるけれど、彼女はもっとかしらねぇ～。

セージ＼Sugarは昔も俺の国の人と仲良くなったって言ってたけれど、感覚が似ているんだよね。

伝統的な物も大好きだけれど、思い切った新しいファッションと、巧い事組み合わせたりするものね。

日本に一緒に行った時に、最後に行きたかったって言う、あの雨だった山岳地帯は、昔みたいな感じの所が有ったものね。

Mrs.Sugar＼そうね、あそこは好きな所でね、毎年写真を撮りに行っていたのよ。マザーテレサの所のシスターたちと、出逢って暫くお喋りもしたのよ。

不思議よねぇ～。あんな山の中なのにシスター達と出会うなんてね。

セージ＼まぁ、変な人と出会った訳では無いから、良かったんじゃぁないの！Sugarもさ、Nanと同じで、魔女みたいに何気なく言った事が、後でその通りになったりするからね。

きっと昔魔女だったんだよ。これから、ウィッチSugarって呼ぼうかな・笑

Mrs.Sugar＼嫌だぁ～。過去に戻って魔女狩りに遭ったりしたら困るものねぇ～。セージも言う事が怪しい事言うからねぇ。

変な本読みすぎなんじゃぁないの？大体が、ハリーポッター見ても、今でもあのまんまが何処かにありそうな国ですものね。

チャイナタウンとか行くと、本当にミステリアスだわ。
サンデーマーケットに行ったけれど、凄い人で、沢山の大昔の銀の食器など売っているんで、何だか不思議な気分にもなったわよ。

セージ＼でも気に行ってくれて良かったよ。本当はパリの方が好みだったんだろう？でも行ってみたら、逆になってしまったなんてね。

Mrs.Sugar＼ねぇ、でも私頭が変になった訳じゃぁないけれど、2泊くらいしかいなかったんだけれどね。

お食事は美味しいし、ニュートンサーカスの側で、本当に建物から何か強いエネルギーが、私に覆いかぶさってきたのよ。

別に怖い物じゃぁなかったんだけれど、むしろ一人歩きした時は、皆に良くしてもらって、大好きな国になったのよ。

あれは何が覆いかぶさってきたのかしらね？凄い不思議だったわ。

セージ＼それで、ずっと経ったけれど、この国に来てミントと仲良くなって、俺と出逢ったなんてね。何だか不思議だよね。

色々な偶然が、俺の場合もSugarと巡り合う事になったんだよね。

Mrs.Sugar＼そうよねぇ～。本当にまさかよね。毎日コヴェントガーデンで遊んでいたわ。あそこは凄く楽しくてね。

セージが生まれるちょっと前位よ。

セージ＼産まれていたら、出逢って居たりして・・・俺はベビーカーの中かもしれないけれどさ。

TVで時々そう言う話が合ったりするじゃぁない？　昔行った旅行の写真の中に、その後出逢って結婚した相手が、チラッと映っていたりしたなんて言うの、昔見た事あるよ。

Mrs.Sugar＼そうよね。私もオカルトでは無くて、不思議な事には出会ったりしているわよ。訳わからないんだけれどね。

でもうっかり言うと、頭おかしいとか言われるから、言わなかったけれどね。

セージ＼それは俺も同じだよ。思春期くらいから、良い意味とも悪いとも何とも言えないけれどさ、全ての事がSugarと結婚する事に繋がって居るようで、不思議なんだよね。　21世紀だって言うのにね。　　　　　　

Mrs.Sugar＼Au moment où l'on croit que tout se meurt.Tout m'entraîne irrésistiblement vers toi, comme avant
e suis excité quand regardé fixement par vous.Sage seulement pour moi

セージ＼Mon amour, Je t´attends depuis tant d´années.J´ai tant d´amour à te donner.Laisse-moi　te serrer contre moi

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セージ君は、ちょっと冷えて来たのでMrs.Sugarを促して、シェルター内に戻っていきました。
外の空気を吸ったので、又暫くはシェルター内でも落ち着いて暮らせるでしょう。
少しずつ慣れてもくるでしょうしね。

Mrs.Sugarは若い時に、少しだけにしてもフランス語を習ったのが、まさかこんなところでセージ君に愛を囁くためのベースになるとは、偶然にしても不思議です。

全然違う目的で習ったのですが、その下地があったから、マダムシャノアールたちとも違和感なく、付き合えるし、フランス語の習い直しです。

使い道がかなり偏っていますけれどね。それも何かの縁って言われるものかもしれませんね。