ネームはMrsSugar’s next generationで次世代に変えました。

気ままにその時の現実の出来事も盛り込んで仮想物語に仕上げています。何時まで続けられるのか、楽しんで書いていきます\_∩(´∀`❤)@

すっかりこの国にも慣れて...

Cafeには常連さんも来るようになり、アルバイトで一緒に仕事をする仲間も増えて来て、順調にこの国の国民になってきました。

3年間の猶予があり、3年経ってもこの国で暮らせと決めた人が、本格的に手続き完了をして、正式な国民になれるのですが、Mrs.Sugarは当然気持ちは変わらずに、国籍も完全にこの国の国民になったのです。

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イリス2人共、入学出来るとよいなぁ。希望専門分野は違うけれどさぁ~。お前急に此処の大学受験するなんて言うから、慌てちゃったよ。

あのままでいたら、普通に国立大学の、工学部かなんかに進学してただろう?セージは両親と同じ考古学とかさ...。

セージ別に大学まで、一緒の所にする必要は無いんだぜ。イリスは国に帰って、スペインだって、良い大学があるだろう?

メィスは前から此処を狙っていたらしいけれどね。でも知らなかったよ。彼女は凄い頭が良いけれど、文系の大学かと思っていたし...。

まさかメィスが此処の大学受験は、俺は知らなかったよ。工学部だなんてね!まったく偶然だよ。

イリス俺も姉弟でも、此処を受けるのは知らなかったよ。でも両親は、大学は本当は英国の大学卒業が欲しいから、俺達姉弟は後からの海外受験は大変だから、子供の時からロンドンで暮らしていたんだぜ。

丁度叔母が暮らして居たから、ナーサリーの時に預けられたんだよ。

f:id:nyanteicafe:20210208192735j:plainセージお前さぁ、何も言われなかったのかい?元貴族の長男だろう? それになんだって、此処で一緒にアルバイトしたいって言うのは、どう言う事だよ。

まったく関係無いだろう?

Mrs.Sugarは”半日くらいなら、良いわよ“って言ってくれるかもだけれど、アルバイトって言っても、仕事なんだから、あれは嫌だとか、勝手な事は言うなよ。

得意でない事だって、やらなくてはならないんだよ。

イリスだって、俺だって此処のCafeの雰囲気好きだし、お前と一緒にアルバイトは楽しそうだろう? 

メィスだって、話したら”世間知らずなんだから、良い経験になるんじゃぁないの“って言っていたんだぜ。

セージだって、別にアルバイトしなくちゃぁならない理由など無いだろう?経済的に困って居る訳じゃぁないんだからさ。それどころか今の時期、勉強は大丈夫なのかい?

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ポプリセージ君手が空いているなら、買い物頼んでよいかしら?このメモに書いてあるものを、至急買ってきて欲しいのよ。

届けてもらうほどの量ではないですし、早くに欲しいものなのよ。あらっ、お友達と何か用事だったのかしら?

セージいや、只話して居ただけです。別に大事な事話して居た訳ではないんです。自転車で直ぐに行ってきます。

イリスあっ、俺も何時か此処で半日くらいアルバイトさせて欲しいって、Mrs.Sugarに頼んでもらえないかって言っているんです。

色々社会勉強もしたいので、アルバイト料は無くても良いんです。入学したらの話ですけれど...。

ポプリまずは入学したらの話ね・笑 でも、お金は働いたら貰わなくては駄目よ。仕事が無責任になってしまいますからね。

今からそんな話なの?それで、Sugarちゃんから、返事はもらったの?

セージいや、まだ何も聞いてもいませんしね。別にどうしても、人手が居るわけではないでしょう?

押しかけアルバイトですからね。話だけ聞いていたんです。これから試験受けるんですからね。

じゃぁすぐに行ってきます。イリスはもう帰れよ。もしくは学内の見学でもさせてもらえば?
それで来たんだろう?事務局に頼めば案内してくれるぜ。

ポプリ気を付けてね。自転車飛ばし過ぎて、事故でも起こしたら大変ですからね。

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Cafeの中は、セージ君がアルバイトに来ると、きちんと整理整頓されるのです。大らかで、のんびりしているようですが、言わなくても、手際よく片付けなどしてくれます。

ストーブやオーブンなども、手入れしてくれるのです。ミントさんに聞くと、家でもセージ君は、物つくりなど好きなので、散らかし魔でもあるようですが、自分で毎回整理もきちんとするのだそうです。

そうでないと、細かい模型の部品などが、無くなったりするからだそうで、手先も器用なので、子供の時から何度か両親は、遺跡調査の仕事場に連れていっていました。

出土した小さな部品の復元などは、子供であってもジグソーパズルも好きなセージ君ですから、上手に出来たそうです。

此処の大学に来てしまいましたが、両親は本当は片腕に、欲しかったのかもしれませんね。

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セージ君は気が狂うほど勉強に励み、此処の大学の医工学部を受験すると言う希望があるので、時間が足りないくらいですが、充実した日を送っています。

何故此処の大学受験かと言う理由は、意外と動機は他の人とは違い、ひとえにCafeのアルバイトしながら、大学に行くためです。
此処でアルバイトしていたら、大好きなMrs.Sugarと、楽しくお喋りが出来ると言うだけで、そう決まったら、ミントさん達にも堂々と公言して、呆れかえられているのです。

確かにここでアルバイトするには、此処の大学にでも入らないと、滞在する理由にはなりません。幾ら姉のミントさんがいても、理由なき長期滞在は認められない国でもあります。
3ヶ月位は、観光と言う事で、滞在できますが、観光するところなどは在りません。せいぜい短期講習会参加位の人だけでしょうか...。

何で入学したいか聞かれると、結構無邪気な顔してあっけらかーんと言うのですが、此処の大学の人達は馬鹿にしないで“そうか、実に明快な理由で宜しい。受かると良いな!”と言ってくれるのが、素敵なセンスです。

傲慢な人は皆無と言ってよい位な国民性で、セージ君も目標はごく身近な夢なので、実現しやすいと判断してくれるようです。

立派な志を言う人の方が、巧くいかなかったりすると、自滅して、途中挫折する場合が少なくないようです。国では優秀だった人も、此処に来たら只の学生で、更に出来る人がゴロゴロしているのです。
 
               storytellerSugar