ねぇNanに逢いに行かない？

もう夏休みも本当に少なくなってきました。相変わらずMrs.Sugarは今度は又違う国を調べて、地球儀やネットでは旅先を調べに、出かけている様です。ネットでも拙い英語ながら、ニュースを見たりもしています。

そして、チラッとセージ君の様子を見て、思い切った様に話しかけました。そんなに気を使う事はないのですが、一応嫁の立場なので、セージ君の家の事が関係あるので、やたらに勝手な事は言いたくないからです。
もうちょっと前からふと気になっていたことがあったのです。

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Mrs.Sugar《ねぇセージ、話を聞いてくれる？

セージ《なぁに、良いよ。他のことやっていても、俺はSugarの事愛しているからね。言ってみて！

Mrs.Sugar《別に難しい事ではないと思うんだけれど、Nanに逢いに行かないかなぁ～？ふと逢いたくなったのよね。

いくらお元気でも、今の世情じゃぁ、以前みたいに気楽に行き来できないでしょう？リヴェール教授は、お仕事で時々ご自分の飛行機で出かけている様だから、都合が悪く無い時に乗せてもらっえないか頼めないかしら？セージは行くの嫌？

セージ《別に嫌じゃぁないよ。そうだね。今以上に悪くなるって事もあるかもしれないしね。俺は良いよ、教授に聞いてみるよ。でもSugarは面倒じゃぁないの？こう言うのって、良く聞くだろう。俺に気を使っているんじゃぁない？

Mrs.Sugar《そんな事ないわよ。本当！じゃぁ聞いてみてよ。都合は教授に合わせる様にすれば良いでしょう？どういう予定か判らないんですけれど、飛行機の音がかすかに聞こえる時が有るから、あの音は教授の飛行機の音だと思うのよ。

セージ《そんな事気にしていたの？飛行機の音なんて、本当にかすかにしか聞こえないだろう？こちらの居住区の方には飛ばないからさ！

Mrs.Sugar《うん、でも気を付けていると、貨物用の飛行機が週1～2回飛ぶ音と、ドクターヘリの音と、後は教授の乗る飛行機の音が、此処のところにきて、時々聞こえるのよね。

セージ《確かに、音が違うから、気にかけていたら判るかもね。他の皆は今は行ける状態じゃぁないからね。一応長男だから、行って見ようか・・・悪いね気を使わせててしまって。

教授に巧く乗せてもらえる時が有ればね。

セージ《待って、今メールで聞いてみるからさ。何しているか判らないからね。そうかぁ、夏休みももう終わるから、何か用事もあるんだろうね。

近隣の情報を聞きながら、出かけているんだろうね。　やっぱりTOPって言うのは、忙しいよなぁ～。　だからTOPなんだろうけれどさ。

Mrs.Sugar《ほら私も、腰が痛くなったりする時も出て来るでしょうし、此処にいる分には元気だけれど、不安定な情勢の中行く事が出来なくなったりもあるかもでしょう？シェルターを前よりも、あれこれ使い始めているみたいですしね。

セージ《そう？まぁ多少は出入りしているみたいだけれどね。

Mrs.Sugar《まだなんでも無い時に行けたら行かないと、私たちのハネムーンみたいに行きそこなうわ。セージみたいに計画表を作っても、そのようには行かないのよね。特にうちは、ある日突然にに巻き込まれやすい家でしょう？教授のプライベートジェットでなら、テロの心配はないでしょう？

セージ《あはっ、そうだね。今メールしておいたからさ。その内返事が来るよ。

Mrs.Sugar《そう言えばセージはSmartphone持たされていたけれど、使っているの見た事ないわよね？若い人は結構重宝して使っているんじゃぁないの？

セージ《ン？あるよ。バッグの中には入れてあるよ。教室に行く時は、一応持って行くけれど、間は必要ないからね。

PC使っているんだから、よっぽど緊急でない限りは、俺は電話で話すの嫌いだからね。Sugarとおんなじだよ。疲れちゃうんだよ。

Mrs.Sugar《そうなのよねぇ～。だって、電話機能って、相手が見えないのに、ひたすら機械に向って喋るだけで、その間何もできないしね。全然便利じゃぁないわよ。

セージ《そうそう、そう言えばさヨークシャーだったか、あれ？何処だったかでは、モバイルなんて、ほとんど使われていなくて、未だに昔のまんまで、他からは顰蹙買っているらしいんだよ。

でもどこ吹く風で、皆全然不便を感じていないんだってさ。ファックスさえあまり使わないそうだよ。

Mrs.Sugar《あっ、そう言えばニュースでチラッと見たわ。詳しい事は判らなかったんだけれど、周囲の州でも賛否両論あるんですってね。

私それでも、どんと伝統を守る強さが、好きなのよね。デジタルにしなくても、凄く効率よく暮らす方法を考えついたりしてね。日本は日和見ですから、周りが何か言ったら、即多数派になびくわね。

PCは好きだけれど、語学がもっと達者に、皆が外国語を片言でも話せるようにした方が、世界が広くなって良いと思うのよね。駄目なら和製外国語はやたらに増やさないで欲しいわ。

教育面なんて、意識が凄く遅れているわよ。まずは教育って試験の点数を取るだけのものでは無く、理解力やじっくり考える力を付けるべきだっておもうのよ！
“もおぅ～”、って此処で私がイラついても仕方がないんだけれどね。

セージ《まぁ、もういいじゃぁないの。こうしてSugarは自分に合った環境の国に暮らして居るんだからさ。やっぱり、良い国に成って欲しいって、母国に愛着があるんだね。

Mrs.Sugar《そうなんだけれどね。でもニュース見ると、それも災害のニュースとか見ると、国は何をやっていたんだって思うわ。

皆一生懸命働いて、払った税金で贅沢しちゃって！もうオリンピックが決まった時に呆れちゃったのよね。“その予算を福祉とか医療に使えよ！”って思ったし、それに天候異変や、あの日本の夏にスポーツやるの？だし、地震の心配も大なのよ。

日本の地獄のような蒸し暑さで、おもてなし？馬鹿じゃぁないの！たとえ夜に変えても、東京の熱帯夜を舐めるんじゃぁないわ。

高齢者施設なども、体が動くと介護認定のポイントが足りなくて、ボケて徘徊している高齢者が沢山居るのよ。本当に哀れんじゃぁいけないけれど・・・。

恵まれた環境の人が、しっかり介護保険を使って居たりしてね。母子家庭や、セージがやっているように、児童養護院をしっかりと見るなんていう、意識さえ持たない教育なのよ。子供の時からボランティアとか学校で授業でやれば良いのよ。

セージ《おいおい、そう怒るなよ。きっと若い世代になった時に、変わるかもしれないしさぁ。逆らえない自然の法則もあるしなぁ～。

Mrs.Sugar《セージに怒ってるわけじゃぁないけれど、この所の災害など見て、だんだん腹が立ってきたのよね。

メディアも暗くなる内容ばかり繰り返していないで、皆が意識を高められるような、内容のニュースをすればよいのよね。TVの影響力は凄いんだからね。

セージ《そうだね。何処もまぁ災害から娯楽まで色々報道するけれど、少し偏っているのかな？

Mrs.Sugar《さぁて、ところで、セージっそのタオル敷いて、又介護の事を思い出して、体を目覚めさせておかないとね。やらないと忘れちゃうのよ。

私も、私と同じ世代のポプリさん達にしても、何時何が起きるか判らないでしょう？

その時すぐに、多少サポートできる人は居た方が良いでしょうしね。
特にシェルターなど使うような事が起きたらね。

セージ《確かに、それはそうだよね。起きても大丈夫という事にはなって居るけれど、多少でもサポートできる人は居た方が良いからね。

Mrs.Sugar《そうよ。その為にも私は何年も働きながら、幾つか資格取ったのよ。
仕事が終わってから、夜間部でね。

とても勉強になったし、その頃ぼんやりでも疑似体験とかしているのが、今リアルに自分の身に置きつつあるのが解りかけて来たのよ。

セージ《そうなの？調子が変な時があるの？

Mrs.Sugar《ううん、でもね、近未来私は、シッカリ高齢者になっていくって言う気がしてきているのよ。だから気を付けているわよ。

毎年セージに心配かけたけれど、Dr.ローソン達が何時も言っているように、病気とかに強い体つくりをしておかないと、何かあった後に体力がガクッと落ちるのが判ったわ。

この間シャノともお喋りした時、シャノも“酷く悪くはないけれど、体の中の何かが無くなった気がする”って言っていたわ。

だから”無理はしない”ってね。コアのパワーが無くなったわ。

セージ《Je vous aimerai pour toujours aujourd'hui demain après-demain.
Je meurs d’amour pour toi.Je suis à toi.Mon sage le plus important.　

Mrs.Sugar《Je suis heureux avec toi.

Mrs.Sugar《人の体は宇宙と同じだって言うじゃぁない。今太陽とか月とかが以前とは違ってきて、地球も変動期になっているから、今までとは違うんじゃぁないのかしら？

セージ《そうだね。俺達もエルダー達と話した事があるんだよ。想定していたよりもずっとスピードアップして、変動しているらしいからね。

地震や火山が爆発したり、磁場の変動とかも関係して、おかしな事故とか、事件が起きているんじゃぁないかってね。意識しておくのは大事な事だよ。

Mrs.Sugar《そうそう、ねぇそう言えばイタリーなんかも火山の多い国なのよね！ちょっとここも、又スパニッシュとは違うけれど、面白いキャラクターの人が多い国なのよね。調べてみようかな！見どころもいっぱいあるしね。

良い布があるのよ。染色技術が凄く良いのか、何とも言えない色が有るのよね～❤
セージも、ロードレース見に行くとか言っていたでしょう？

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シリアスな話をしたかと思うと、又能天気な話に戻ったりで、まぁ彼らの場合は、会話もかなり楽しんでいるのです。
Mrs.Sugarもですが、セージ君も家に居て、お喋りを始めると、かなりお喋りになるのです。

そして、結構バカバカしい様な話にもなって、大笑いしたりして、じゃれ合ったりもして、とても仲の良い夫婦なのは、子供が居ない特権でしょうね。

子供が居るから、幸せとは限りませんし、結婚もしたから幸せとは限らないのです。
彼らは、努力する事が増えてしまったけれど、結婚して幸せだと思っています。