育児室はお預かりチビッ子がてんこ盛りで・・・

何時もの国民のお預かりのチビッ子以外に、今日は患者さんからの、一時預かりのチビッ子達も沢山居ます。日によって違うので、シェルター内の育児室は今日はギューギューでいっぱいです。

まだシェルターに移って間もないので、狭い部屋で預かっています。子供達も狭いところの方が不安感がないようですし、小児科のナースでもあり、保母でもあるナースクミンとナースレモンが２人で手慣れた様子で、のんびり余裕で見ています。

患者さんの連れて来るちびっこは、もう決まった子なので、お馴染みさんです。
出入国は厳しくしてありますから、どうしてもの決まった患者さんの、ちいさい子供を一時預かりなどしています。2人共目だけは絶対に離しません。
　　　　　

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ナースレモン＼ゲストAちゃんはオルガンが上手になったわね。

ナースクミン＼本当にね！好きなのねぇ～。だから上手になるのよね。

ゲストA＼私ピアニストになるのよ。だから、沢山弾かないとなの。本当はピアノだけれど、此処にはオルガンしかないのね？

ラズリー＼オーガン。オーガン。

クレス＼おー、おー、おーん！ラーラー！

ナースレモン＼クレスは頭の音だけ覚えるみたいね。でも案外ラズリーより早くに一気に話し出すかもしれないわね。

ナースレモン＼ねぇ、大気汚染や電磁波や、その他化学物質が混ざった空気が増えてと言うのは、もう大分前から聞いていたわよね。

ナースクミン＼聞いているわよ。第一汚染がひどい国の上位には私の国の方が入っているのよ。

皆は、吃驚するらしいけれど、ジェット気流とかにも乗ってきたリの、他の国の内乱などの爆薬とかが影響とかもあるらしいからねぇ～。

年中戦争をやって居る国からの、火薬や爆発物からの汚染が、関係ない国で酷く影響していたりよ。困ったもんだわ。

ゲストB＼ねぇ～TV見せて！

ゲストC＼うんうん、見た～い。ゲストAのオルガン飽きたよ。

ラズリー＼みた～い。みた～い。

ナースレモン＼ラズリーは、大きい子達が来ると、言葉を覚えるみたいね・笑

ナースクミン＼大人の会話より、覚えやすいのね。ミントさんが吃驚するんじゃぁないかしらね・笑　悪い言葉使う子が居なくて良かったわ。

ラズリー＼よかった。よかった。

クレス＼ブーブー。おーおーおー。。。。。。

ゲストA＼アーリーマン、トーマス　、ポケモンが良いわ。

ゲストB＼ひつじのショーン、「プチ・ニコラ」のアニメだよ。

ナースレモン＼ひつじのショーンにしましょう。これなら、DVDが沢山あるわ。

ナースクミン＼一寸まぁ、皆仲良く座ってまっているのね。良い子達だわ。でも、この子達が、大気汚染にさらされないように気を付けて暮らすには、このシェルター内で暮らす以外方法がないのかしらねぇ～。

ニュースや特別番組では、観る時があるけれど一見まだ余裕はある様だったのにね。でも皆がパニックになるでしょうから、あまりハッキリは発表されないんでしょうね？科学者や物理学者達が所説有りで、もう喧々諤々だそうよ。

ナースレモン＼はい、TVつけたから、良い子で見ていてね。まだ遊具や本はあんまり出して居ないからね。

ナースクミン＼フランスとか、イタリーとかでは日本のアニメが、若い子達には大人気らしいわよ。Mrs.Sugarも好きで、よく観ているって言っていたわ。

ラズリー＼ポケモン、ポケモン・・・

ナースレモン＼それで、クミンの家族はインドにいるでしょう？どうしているの？何も問題なしなの？

ナースクミン＼うちもね、何人かはキャンサーなどで亡くなっているし、子供には皮膚疾患や喘息などがあるのよ。

両親達も医者だから、かなり衛生面ではキチンと暮らしているんだけれどね。大気汚染の事は、うかつには言えないわ。

ナースレモン＼この子達世代は、何とか無事に大人になったら良いわねぇ～。誰か良い方法を発見してくれたら良いんだけれど・・・。

この子達の子供の時代は、保証は出来ないって事ね。約３０年後はどうなってるかしらね？

はぁ～。私にはどうしたらよいのか判らない事ね。

ナースクミン＼そうよ。とりあえずリヴェール教授達は、もう半世紀位も前の若い時に、シェルター完備のこの国を作り始めただけ凄いわよね。

その頃に想定していたのは、大気汚染などは、もっとずっと後の時代のはずだったらしいけれど、一気に科学が発達したし、その他の事も原因して“それよりもずっと早くその時が来てしまた”っておっしゃってたわ。

ナースレモン＼でも、こうして次々と今出産が増えて来て、これは自然に任せるのが良いだろうってね。Dr.マリアンヌは、不妊治療の研究は中止にしたようよ。

彼女も子供が欲しい人には、何とか良い方法で、子供をって思って居たのにね。ご自分が子供が居ないから余計にそう思ったんでしょうね。中国で何だか研究が成功して双子がってニュースやっていたわよね？フエィクだって言うし、問題も多いやってはいけない事だったんでしょう？

ナースクミン＼出来ないのには、出来ない理由があるって言う事に、今は修めたみたいよ。
やっぱり、それが大気汚染の影響なのか、ハッキリしないけれど、生まれつきの奇形も現実少なくないそうよ。

それも表面的には判らなくても、内臓とかね。大使館のライモン様みたいにね。
この子達も、何事もなければ良いのですけれどね。

でも、そんなに酷い状態だって言うのに、超高齢化しているのは何なのかしら？

ナースレモン＼MRI等や色々発達しているけれど、此処ではなるべく最低限しか、使わないという事ですからね。今の高齢者が若い時までは、まだ科学も発達していないから、空気も綺麗だったんでしょう。

科学の発達は、何だかのリスクが増えるだけだという事でね。ですから、此処ではBabyは生まれるまで余程の事が無い限りは、生まれるまでは、男か女か判らないそうですし、早くに知ってどうなの？って言われれば確かによね。

ナースクミン＼そうね。一時早くに判る事が、ステータスみたいに言われていたからでしょう？

実際は電磁波を受けたりで、どう考えても母体も胎児にも良いとは思えないわよね。余程やむを得ない場合以外は、必要ないですものね。

最新医療をやたらに乱用しすぎているって言う事よね。

ナースレモン＼ほら昔のドクター達みたいに、触診だけでかなりの確率で、病気が判ったそうですものね。
此処でも、そのトレーニングはしているようですよ。何でも即検査で決めて、患者さんに触らない医者は、勘も働かなくなってはね！

ただ、いっぱい使えば検査費としてもらえるところからは、高額医療費は貰えるでしょう？　薬も出したら、沢山売れれば研究開発費になるのでしょうし、命も一応助かってはいるわよね。でもその後が元通りとは限らないわ。

ナースクミン＼そうそう、でもMRIなどで調べても、見落としている事も結構あるのよ。挙句被爆する訳でしょう？　良い薬で治っても副作用の害や、後遺症が残って長生きするのもねぇ～。ちょっと辛いものがあるかもですし。

巧い事いかないものよね。此処では患者と話す時間を凄くかけているし、何でも無いような、ちょっと前の症状からも考えて判断して、最後の手段で最新機器を使う場合もあるそうよ。

ドクターは全員Ｇになる勉強中ですし、新しい機器も使いこなすトレーニングと、アナログな触診な問診などのトレーニングもだそうで、忙しそうだわ。

ナースレモン＼凄い優秀な外科医が居ても、なるべく体は切らないように！って言いますしね。ですからドクター達は、勉強が大変よね。
以前は各専科に分れていましたけれど、ほとんどの先生が、更に勉強してＧとして仕事ですものね！そして、どうする事が一番良いのか年中勉強会よ。

ナースクミン＼でも患者としては、あっち行ったり、こっちいったりしなくて良いですものね。ドクター達はよっぽど勉強好きと言うか、医学が好きでないとね。

皆さん遺伝的にも医学好きなんでしょうね。好きじゃぁないと、やって居られませんよね。
って言う事は、この国の国民として生まれた、おチビちゃん達は将来、やっぱり医療関係者になる事が多いわね。

ナースレモン＼将来は、私たちが元気に仕事していたら、上司になるのかしらね・笑　今私達は、上司のオムツ交換などしているわけね・Ahahaha、、、、。

でも、心のバランスを取る為に、アートカレッジを付属で作ったそうですから、アーティストも出るかもよね。

そうそう、それからセージ君が開発したMRSには、提携している病院なら何処の国の病院でも、あのブレスレットしていたら、患者のそれまでの病歴その他すべてが見られるので、検査のやり直しとかはしなくても良くなっているのよ。

ナースクミン＼可愛いわねぇ～Cyu!　なんて、今だけよ。将来にそうしたら、逆セクハラやパワハラで訴えられちゃうわね。

ほらセージ君が“よく小さい時はね！”って言われる時が多いじゃぁない？そうすると、ちょっと嫌な顔するのが判る気がするわね。

良い話の時にはそう言われないですものね！Dr.ローソンなんて、初めて抱き上げた未熟児のセージ君が、立派に研究者になって、とても嬉しそうよ。

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Dr.マリアンヌ＼どうかしらぁ～？シェルター暮らしで、大人もですけれど、子供たちの様子は？

リヴェール教授＼まだ育児室は、狭い部屋に閉じ込めたままだけれど、慣れてきたら、良い様に少し広くして、隣の遊戯室を少しせまくするか・・・。

今のところは、患者さんのお預かりの子供も、夜の泊りは居ないから、ちょっと楽だね。

Dr.ローソン＼子供の方が、案外何とも思って居ないような感じの様だね。部屋は変わったけれどけれど、スタッフは同じだしね。皆大人が落ち着いて行動しているのは安心なんだろうね。

クランベリー＼ラズリーがやんちゃで、目を話すと脱出して、冒険に出て行きそうなんで、警備員たちとかにも見失ったら、指名手配はするように言って置いたわ。

スコット＼すみません。やたらに歩けるようになったら、張り切ってしまって！ちょっと目を放すと、アドベンチャー旅行に行ってしまうんです。

シェルター内は彼にとっては、とても魅力的なようなんですよ。

Dr.マリアンヌ＼健康な証拠だわ。やっぱり男の子は元気よね。

リヴェール教授＼歩けるようになるのは、きっと本人は嬉しいんだろうねぇ。普通に歩けると、歩けて当たり前で何も感じないけれどね。だから患者さんもだよ。

特に女性達は、どうしても足腰など痛く成ったり、弱ったりが早いからね。自分の足で歩けるのは、素晴らしい事なんだよ。

あのレギンスは、全員に配ったんだろう？それなりに体に合わせてサポートしてくれるんだからね。

Dr.ローソン＼えぇ、もう大好評でね。レギンスとショートパンツと１枚ずつ行き渡るようにしたよ。あれは大成功だったようだね。

それから、患者さんの希望で、端末機のMRSブレスレットは、皆付けて帰りますね。もう提携大学には連絡済ですよ。

色々似たようなのが、市販されているようだけれど、此処で作った物の様なのは、医療用だから無いようだよ。

やっぱり良い時に開発していたね。前ほど気軽に此処へ通院が出来ない場合もあるでしょう。

クランベリー＼私も仕事の時はショートパンツ穿いているし、家ではレギンスの方を穿いて過ごしているけれど、物凄い楽よ。

最近蜘蛛の糸に目を付けて開発し始めているけれど、うちの方が早かったわね。実際にはアレルギーに気を付けて、雲の糸の研究はしたけれど、糸自体は使わなかったそうよ。

スコット＼うちでも同じですよ。あのレギンスだけでなく、その前に作った男物のレギンスの様なトラウザーが有るでしょう？あれがね、凄く楽なんですよ。

それと医療関係なく、セージスタイルですね。プライベートな時のホームウエアはもう楽で、着ると休みの日だぁ～と言う気分になれますね。

それが体も精神もリフレッシュできるんですよ。

検査技師アレン＼そうそう、俺も妻が買ってきたので、特にシェルター暮らしは、どうしても閉塞感が有るから、着るものは開放的にでバランスとっているかもですよ。

でもまさかこんなに早くに、シェルター暮らしになるとは思わなかったよなぁ～。
オーキンス博士の言った通りになっってきたんだなぁ～ってね。

彼は以前は１００年って言っていたんじゃぁなかったかな？でも最近それを訂正して１０年って言ったんだよね。

他の科学者から、凄い顰蹙をかったそうだけれどね。もうこの間亡くなったんだよね。

クローバー栄養士＼そうそう、大学に入って間もなく病気が見つかったんでしょう？

残念な事に今年の春他界してしまったんですよね。でも本当は数年も持たないって病気だったのが、何十年も長生き出来たんですから、判らないものよね。

Dr.マリアンヌ＼物理学者のオーキンス博士は76歳で亡くなったのよね。まだ若いのにねぇ～。でも今だからそう思うのかもしれませんけれどね。

大学生の時にALS発症して、それまでは発症から5年程度で死に至るって言われていたのにね。

発症から50年以上にわたり研究活動を続けたなんて、病気って本当に難しい物よね。彼はきっと精神が素晴らしかったんでしょうね。

リヴェール教授＼素晴らしい大事な事を言われていたよねぇ。
『一つ目は、足元を見るのではなく星を見上げること。二つ目は、絶対に仕事をあきらめないこと。 仕事は目的と意義を与えてくれる。それが無くなると人生は空っぽだ。　三つ目は、もし幸運にも愛を見つけることができたら、それはまれなことであることを忘れず、捨ててはいけない』とね。

Dr.ローソン＼スキップして17歳で大学生になったんだよね。

両親とも学者で家は裕福ではなかったそうですし、子供の時は特に秀でた子だった訳ではなかったけれど、自由に生活の中の色々を学ぶチャンスがあったようだね。

それでスキップして国立大学に入れたなんてね。教育に煩くて、勉強ばかりしていたから優秀とは限らないよねぇ～。

クランベリー＼部分的に何だかうちの弟君に似ているわね。その後が似るかどうかは判らないけれどね。でも、病気は本当に怖いわよねぇ～。

スコット＼セージが聞いたら“俺は大学生の時にALS発症しなかったからね凄く健康だから、天才にも秀才にもならないんだよ”って言うんじゃぁないかな。

でも素晴らしい大事な事の3つの言葉は、セージはお気に入りの言葉だったようですよ。“俺は3つとも手に入れられると思う”って言っていたからね。

きっとセージみたいなタイプが、目的が見つかると馬鹿力が出て、スキップしてきたんだよ。

セージには、ほとんどプレッシャーが無いみたいに、自由なんだよなぁ。
　　　　　　　
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一通りシェルター内は納さまってきた様です。後は時間が解決してくれて、徐々に皆慣れて来る事でしょう。

落ち着いてきてから、可能な範囲で心地よく暮らせるように、リニューアルすれば良いのです。

それ程厳しくし過ぎないで、慣れてきたら元の家とシェルター内を行ったり来たりの予定です。
しかし、冬休み中はシェルターは完全に一旦閉じる事にしたのです。

緊急の用事の時には、常に常駐している警備員が居る出入り口から出入り出来ますが、一旦は完全に閉じて暮らして、様子をみる事になりました。

Mrs.Sugar達は、増築部分が完成するまでは、今まで通りに外での暮らしです。
ただし、どうしてもの事情が出てきたら、予備の部屋は用意してあります。

外に残された方より、シェルター内に引っ越せた者の方か、ストレスが溜まる者が出て来るかもしれませんしね。