やっとセージ君とMrs.Sugarは家に帰ってきました。

暫くお休みさせてもらいましたが、又再開いたしますので、気が向いたら読んでください。
現実の出来事もヒントに織り交ぜて書いてありますが、あくまでの仮想世界でのことですので、そこのところは宜しくお願いいたします。

理想の仮想世界を描いています。Mrs.Sugarとセージ夫妻が中心の日々の物語です。

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本当は半年くらいは入院の様でしたが、Dr.ターナー発案の方法だと、冬眠療法でもリスクが少なく、入院は２ヶ月から３ヶ月と短く、後は自宅療法が治りが良いと言う治療法です。

当然家族の協力が必要ですが、在宅での養生は場合によっては、かなり治りが良いと言うのが、過去にMrs｡Sugarが２回危篤状態になった時に、セージが自宅に連れ帰り看護して、臨床例として出ています。

その他のＶＩＰ患者さんの中からも、協力をしてもらい、同じ様な返事があがって来ているそうです。
ただ半年～１年間は感染症やその他、急激に調子を崩してしまう場合も有るので、要注意されています。

これも又人に寄って違うので、何とも言えないのは、今回のセージの治療は冬眠治療と言う治療法に、更にターナーさん達医療チームが手を加えた治療法だったのです。

普通の冬眠治療や、冷温治療は西欧や特にアメリカなどは、かなり積極的に行っているようですが、Dr.ターナーのは又工夫を凝らした方法だったようです。

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セージ＼（この新しい部屋は前とほとんど変わらないんだね。へぇ～以前より自然の光を感じるから、気持ちが良さそうだよ。
半透明の壁面の向こうは、プランテーションなんだね。）

セージ＼（そうかぁ、俺１回は死んだんだっけなぁ～。ごめんねSugar死ぬつもりはなかったんだけれどさ！此処の空港に着いたから油断したんだよなぁ～。

Sugarも１度は死んだのが、助かったから、夫婦で同じように１回死んで、生き返るところまで、合わす事はないのになぁ～。

それも、２人とも自分が原因でなく、他人のトラブルに巻き込まれてまで一緒なんてなぁ。）

セージ＼（俺が作ったゲームも、入院の付き添い中には、多少Sugarの暇つぶしになった様だしね。無駄な物ってないもんだよなぁ。

ただ付き添うのって言うのも、疲れただろうしね。家でなく院内の特別室だったからね。でも、最初からぼんやりだけれど、俺Sugarが側に居てくれたの、判っていたんだよね。

呼びたいのに声も出ないし、最初は近くには居なかったんだよなぁ。何だか不思議な感覚だったなぁ～）

セージ＼（本当はまだ入院らしいけれど、もうどうしても帰りたかったから、ターナー先輩に無理言っちゃったから、絶対に治らないで、もしこれで俺が死んじゃったら先輩を責める人は居ないだろうけれど、傷つけちゃうよなぁ～）

セージ＼（でも、俺はどうせ死ぬなら、家でSugarの横で死ぬ方が良いしね。俺が先に死んだ方が、いくら元気なSugarでも、早くに又一緒になれるだろうし...複雑な気分だね。

本当言うと,Sugarが先に死んじゃったら、俺もう一人で生きている意味が無くなってしまうものな。映画のゴーストみたいに、ゴーストに成って何時も側にくっ付いて居ちゃうんじゃぁないかな。

俺意外と嫉妬深いし、弱虫なんだよね。なんだか今頃泣きたくなって来たよ。）

セージ＼（も～う,Sugarは何時までキッチンにいるんだよぉ。俺がやった方が早いと思うけれど、本当はなるべく寝て安静にだからね。

でも、トイレに行くと言う事で、ちょっとバスルームとか見に行こうかな！いやだねぇ～。何となく頭も体もふわふわする感じでさ。）

セージ＼（ふぅ～ん。洗濯機はバスルームの方に置いたんだ。ま、院内では中の服だけだったけれど、きっと,Sugarはエプロンや下着の洗濯は有るんじゃぁないのかな？あれ？何処にも置いてないよね。）

セージ＼（洗濯機の中にでも、入れてあるのかな？何もも入っていないなぁ？ついでだから、有れば洗濯くらいしようかと思ったのに...。）

セージ＼（静かに閉めないと、ここでウロウロしているのバレちゃうよなぁ～。一週間は駄目だからね。気を付けないと、ふらつくような感じで、転倒したら偉い事だよな！

年齢的には、骨折などはしない歳だと思うけれどね。）

セージ＼（おっと、何だってこんなにふらっとするんだろうね。いくら長期間寝ていたからってさぁ、やっぱりただ寝ていた訳じゃぁなく、死んだからかなぁ？　ま、若くても寝たきりで居ると、変になるって言うからね。

ま、とりあえず気分は悪く無いからね。食欲もあるしね。さて、ベッドの方に戻ろうかな！）

セージ＼（さて、ホントもう戻ろうっと！まさか、俺がSugarに看護してもらう事になるなんて、考えもしなかったよ。

でも、事件が起きた時、何となく何かは有るような気はしたんだよな。仕事とか何気なく暫くは限よく問題がないように、片付けておいたからね。

あぁ言うのが虫の予感って言うのかね！）

Mrs.Sugar＼ちょっと！セージ何やっているの？危ないから、トイレとか行きたかったら、声かけてくれなくちゃぁって言われたでしょう。

もう、うっかり目を離せないわね。まるで赤ちゃんみたいだわ。目を離したら何やっているか判らないんだからね。

セージ＼（あれっ！バレちゃった？）え～とさぁ、ちょっと歩行練習してみただけだよ。気を付けて歩いたから大丈夫だったよ。

セージ＼じゃぁさ、俺こうやってSugarに抱き着いているよ。ねぇSugar、う～ん💕やっぱりSugarって良い匂いがして、良いなぁ～。

こうしていると、本当に心が安らぐよなぁ。やっぱり生き返って良かったかな。

Mrs.Sugar＼何おバカな事言っているのよ。もう終わるからね。向こうに行きましょう。大体ねぇ安静なのよ。じゃないと又病院へ逆戻りになるわ。

（ターナーさん達の言う通りだわ。セージのやりそうなこと見抜いていたわね。“少しくらいなら動いても、良いけれど、絶対に安静って言っておかないとね”って言っていた通りね）

Mrs.Sugar＼ねぇ、ベッドの方に行ったら？暫くは私が、セージの事いっぱい抱きしめて看護する番ですからね。
病人のセージに私が膝の上で抱っこされているのは、変でしょう？

セージ＼いいんだよ。だってこうして話すると、目線が丁度一緒になるから、すぐそばで話が出来るだろう？　

並んで話すと、Sugarは上向いて話すし、俺は下向いて話をすることになるから、お互いに疲れるじゃない。

Mrs.Sugar＼何で、セージは何時もそんなに私の事見つめるの？

セージ＼それは決まっているだろう。大好きだからだよ。ずっとずっと見つめて居たいんだよ。それにさ、今回の事で思ったんだ。

やっぱり人は何処で死んじゃうか判らないだろう？病気にならないようにしてても、事故って言う事もあるんだものね。

セージ＼Would you know my name.If I saw you in heaven.Would it be the same.If I saw you in heaven.I must be strong, and carry on.
'Cause I know I don't belong Here in heaven～(^^♪

Mrs.Sugar＼何だか聞いたことがあるセリフだわねぇ～。そんな古い曲をよくセージ知っていたわね。

セージ＼今回は、同じ気持ちになったよ。Couldn't stand to be kept away just for the day from your body.
Hold me now.You're just the part of me.

Mrs.Sugar＼I will love you always.Because there is you, I can feel the joy of being alive.
Because I help you together as much as possible,
　　　　
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家に帰って、やっとセージは私に思う存分寄り添うことが出来ました。私もターナーさん達から“一緒に病気になって寝て居たら、セージも安静に寝ているよ”と言われましたが、その通りのようです。

“もしかしたら、少し以前のセージとは変わった感じがする場合も有るかもしれない”とも言われましたが、今のところは少し弱っていると感じるだけです。

でもセージには好きなようにしてもらうようにと思います。本当に明日の事は解らないのですから.....ね。

狩猟民族だった彼らは、一度狩りに出たら生きて帰ってくると言う保証はない暮らしだったでしょうから、一緒に居る時は愛する人達とは、抱き合い愛情表現を出来るだけする習慣だったのでしょうね。

日本人だけが主に農耕民族だったので、習慣が大きく違うごく特殊な民族なのでしょうと、Mrs.Sugarは益々納得したのです。
でも郷に入れば郷に従えで、Mrs.Sugarの夫は若い西欧人なんですね。