Mrs.Sugarは付き添いで、暫くは院内で暮らしになりました。

今朝も一人で目を覚ましたのですが、結婚する前に戻っただけの暮らしなのです。のびのびと体を伸ばしましたが、隣にはセージ君の姿は見えません。

でも、不思議なぬくもりのある空気と、セージ君の匂いが残っています。その為か、セージ君は帰って来るとしか思えないのです。

ですから、近いうちに新しい部屋にも引越しをする予定ですが、これは全てお任せで、Mrs.Sugarは今日の午後から、付き添いで特別病室暮らしです。
時々戻って来るかもですが...。

その時はワンフロァの新しい住まいでしょう。

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Mrs.Sugar＼（あぁ～。今日は日曜日なのよねぇ～。セージが居たら絶対に休日は、本当に何もかもが休日なんだからね。

“遊ぶこと以外は何もしないよ”って言うでしょうけれど、今は出張中ですから、引越しの準備でもしようかしらね。

と言っても、たいして荷物は無いし、掃除は掃除の人がやってくれるからね。）

Mrs.Sugar＼（じゃぁ、今日は音楽聞きながら、一人でゲームでもやって、腕をあげておこうかな？そして、セージが帰って来たら、凄い得点で上がって、吃驚させなくちゃぁね。

そして、敗者はバツゲームをするのよ。私はセージみたいに、手加減はしないで、しっかりとバツを受けてもらわなくっちゃぁだわね。）

Mrs.Sugar＼（セージの治療は、痛くも無く辛くも無く、冬眠状態なんだって言っていたものね。そうそう、怪我の状態は聞き忘れてしまったけれどね。

でも“心配しないで、いつも通りに暮らしていて！”って、Dr.ローソンは言っていたしね。私は側に居られるようになったら、セージに話しかけながら、過ごして居れば良いのよね。

今はまだ面会もあまりできないみたいですしね。人の出入りはあんまりできないような、奥の方の特別治療室だそうですからね。）

Mrs.Sugar＼（さぁて、少しＴＶのニュースでも見ましょうか！相変わらず、今一つの気候のようですね。今回の台風１９号は、物凄い台風だったのね。

お気の毒としか言えないんだけれど、もう日本は本当は、災害に強い避難所がある国作りをしてほしいわね）

Mrs.Sugar＼（東京なんて避難勧告出されても、避難する場所が無い所も郊外は多いのよね。流石アナウンサーも、言葉に詰まっている時があるものねぇ。

凄く整って居る所と、そうでない所と結構極端ですものね。『まだ大丈夫だと思って居る時に、最も安全と思われるところで、身を守ってください』が正しい報道の仕方でしょうね。

台風が通り過ぎた後が、大きな災害が起きるのよね）

Mrs.Sugar＼（ペットの問題も出てきているけれど、ペットアレルギーや、動物が嫌いな人も居るしねぇ。
嫌いと言うだけでなく、怖いと言う人もいるしねぇ～。特に来年のオリンピックに向けても、問題は山積みの日本だわね。空き巣なども出ているらしいしね。）

Mrs.Sugar＼（私ったら、セージが完全に大怪我したって解ったのに、呑気にニュース見ちゃって！でも、何の確証もないのに、セージは大丈夫って思うのよね。

なんだかややこしいオペをしたようですけれど、普通なら凄く心配になるはずなのに、絶対に大丈夫だって思って居るのよね。これって、薄情なのかしら？）

Mrs.Sugar＼（さて、部屋を片付けて、泊まり込みの準備をしましょうか！あ、そうそう、服は下着とエプロンだけで良いって言っていたわね。

病院の服を着てしか部屋には入れないそうですからね。エプロンだけは、消毒してくれるそうですけれど。）

Mrs.Sugar＼（後は、新しい部屋の位置は知っているし、ちゃんと以前のように、荷物を運んで、直ぐに使えるように、しておいてくれるそうですものね。）

Dr.ターナー＼タン、タン、タン、、、、おーい、Sugar準備しているかい？

Mrs.Sugar＼ノッカーの音よね？は～い。あらぁ～ターナーさん、迎えに来てくださったの？どうぞ入ってくださ～い。

Dr.ターナー＼セージがよぉ。少し反応するようになったんだよ。でね、“付き添いにSugarが来るから”って言ったら、伝わったようでな、凄くうれしそうな顔したんだけれど、その後心配そうな顔するからよ。

“俺が迎えに行ってくるから、大丈夫だよ”って言ったんだよ。まだほとんど、うつらうつら寝ているんだけれどな。

重症なのは自分なのに、Sugarの事が心配なんだろうよ。だから、側でついてやっていた方が、あいつは根性で治るよ。

ただ本当に元通りになるのには、少し時間がかかると思うよ。みんなで手伝うからよ。大変だけれど看てやってくれよ。

Mrs.Sugar＼もちろんよ。妻なんですからね。私介護の仕事していたのが、今本当に役に立つと思うわ。

人生って、本当に無駄な事って無いものよね。

Dr.ターナー＼おうよ、その時は気が付かなくてもな。何もしないよりも、行動して体験したことは、結構役に立つんだよ。

例え中途半端で終わて、最初は失敗したと思った事でもな。

Mrs.Sugar＼そうね。でも私って歳ばかり取って、何にも知らないのよね。セージに沢山教わったのよ。若くても、セージは色々な事よく知っているのよ。

それも学校で、子供の時に習ったって言う事も多くて、日本の教育とはずいぶん違うのね。実際に暮らしていくのに役に立つことに、繋がる事が多いようだわ。

Dr.ターナー＼そうなのかな？俺達は当たり前の教育だと、思って居るけれどね。だって、実生活に役に立たない事を勉強しても仕方がないだろう？

特に理系の科学や化学は、男女共家事や、調理に役に立つことが多いだろう？体の事にしても、病気予防や、その他にも直結しているからな。

Mrs.Sugar＼それがね、そのように授業をする先生は少なくてね。今でも基本は変わらないんだと思うわ。

褒めてやる気にさせて、自ら学んだり、一生懸命にやると言うのとは、違うように思うわ。

良い成績とって、試験で高い点数を取って、有名大学へ進学して、有名な企業に勤めて、企業戦士になる教育が、親も自慢だし良いと思われているんじゃぁないかしら？

Dr.ターナー＼何が良いのかは、その国の価値観が違うから、何とも言えないけれどね。でも、良い事と悪い事は背中合わせだからね。

どちらに活かして暮らすかは本人次第だよ。

Mrs.Sugar＼そうね。すべて悪い事ばかりではないわね。でも世界中どこでも、自分に合った、好きな国に暮らせたら良いのにね。

私だって、たまたま此処の国に移民したから、今があるんですし！今はセージが大変な事になってしまったけれど、これもきっと運命なのよ。

セージはきっと元気なセージに戻れるわ。かなり重症だったんでしょう？ローソンなんて、説明してくれたけれど、おおよその言い方なのよね。

きっと詳しく言えないくらい酷かったんでしょうね。でも、私は大丈夫って感じたのよ。だって、出て行った日から、ずっとセージは家に帰ってくているのよ。

“姿は見えないから、ゴーストではないと思うわ！”って、ローソンには言ったんですけれどね。

Dr.ターナー＼あぁ、酷い状態だったよ。だから、俺達が研究していた治療法に直ぐに取り掛かったんだよ。

ま、傷は小さくて、綺麗に仕上げておいたからな。でないと、セージは後から傷を見て“縫い方が粗雑だ”とか文句言いそうだからな。

Mrs.Sugar＼でも、セージはラッキーよね。此処の飛行場での事故で、直ぐにタナーさん達に、治療してもらえたんですからね。

何時もギリギリの時に、彼は結果が良いのよ。多少辛い思いはするかもしれないけれどね。お待ちどう様。下着と、エプロンだけで良いのよね？

Dr.ターナー＼あぁ、エプロンは着いたら、すぐに滅菌するからね。もう少し回復して、特別病室に入れたら、ちゃんと家族部屋の病室があるから、Sugarもゆっくり過ごせるよ。

それまでは、セージからも見える俺達の待機部屋の、簡単なベッドで寝てもらうからさ。昼も疲れたらカーテン引いちゃったら、狭いけれど個室になるからね。

リハビリの日はそこからプールに行けば良いからな。

Mrs.Sugar＼あらっ！何リハビリはしっかりやるの？　セージが重症で入院しているって言うのに？

Dr.ターナー＼もちろんだよ、そこまで良くなったんだから、完治させないとな。Sugarの足は俺達チームの作品１だからね。

絶対に失敗は０にしようって、言っているんだからね。
　　　　　　

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Mrs.SugarはDr.ターナーが迎えに来てくれて、凄く気が楽になりました。口が悪いのは何時もの事ですが、本当に優しい人柄なのです。

一応身の回りの細かい物などもバスケットに入れて、持ってもらって病院へ向かいました。少し長期戦でしっかり治すと言うので、一応の目標はクリスマスには、皆と暫く集まって楽しめるくらいまで、回復させると言う事なのです。

セージ君の受けた治療は、一時は心肺停止しないと出来ない治療なのです。過去にはMrs.Sugarも一旦心肺停止の事故にあいましたが、あの時にはまだ確立していなかったので、正規の治療しかできませんでした。

奇跡的に回復したのですが、肺炎になったりで、もう持たないかも・・・と言われたのが、セージ君は“それなら自分で、自宅で最期まで看たい”と言う事で連れ帰り、何と全身マッサージで治したのです。

そんな事も有ったりで、必ずしも楽な結婚生活にはならなかったのですが、その分愛情は深くなりました。

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と言う事で、これから特別治療室、病室での暮らしを暫くするので、このお話も今日から暫くお休みさせていただきます。

１９９８年から、写真のＨＰを名前を変えながら運営していました。そしてひつじ庵物語と言う名のＨＰになってから、１０年以上持病『掌蹠膿疱症』治療法が解らないそうで、私の場合は暑い夏悪化したり感染症注意などで、涼しい中にいると安定すると解り、閉じこもり暮らしをするようになりました。

写真を撮るのが趣味でしたが、写真を撮りに出て行けないので、暇つぶしと楽しく過ごしたいと、何気なくドールハウスを作ったのです。

室内写真を撮り始めた事からＨＰで『にゃん亭Cafe』と言う架空世界の物語ページを作り写真を撮る事にしたのです。

暦の年代わり節分をスタート時（2012年2月3日～）にして始まりました。Mrs.SugarがオーナのCafeの名前です。だんだん話が膨らんでいき、日記のように続けて書いて来ました。

スタート時から読んでくださっていたＨＰのお友達や、はてなブログに引っ越してから読み始めて下さった方達、どうもありがとうございました。

あっという間に７年弱が過ぎました。読み続けて下さった皆さまには感謝です。はてなブログがとても気に入りましたので、ＨＰ更新よりブログが楽なので、他に２つはてなブログを利用させてもらいＵＰしていますので気が向いたら見てみてください。

たまに此処もちょこっと話を、ＵＰさせてもらうかと思いますが、宜しくお願いいたします。

サイドバーからも他のはてなブログにのＭＥＮＵになっていますが、メインＨＰの『ひつじ庵物語』も他のはてなブログのメニューが混ざっています。

http://nyanteicafesugarroom.g1.xrea.com

ＶＩＰ専用ムフフ談話室以外、自由に見てください。此処が休み中は工事中のページもあるかもしれません。たまに此処もちょこっと話を、ＵＰさせてもらうかと思いますが、宜しくお願いいたします。