一応元気！と思いましたがまだ安静。

セージ君は病人として安静は嫌になってきているので、気分を変えると言うので、ベッドの枕の位置を変えたりし始めました。

彼なりの考えが有るので、Mrs.Sugarは黙ってみていましたが、途中で少し手伝い始めました。

ある程度満足したら、セージはMrs.Sugarの希望通りにしますが、最初は自分が納得したいようで、枕の位置を変えて寝てみたり、又元に戻したり、クッションを置き換えたりし始めました。

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Mrs.Sugar＼何か気になるのかしら？

セージ＼う～んちょっとね。今日は頭の位置変えてみようと思ってさ。そうだ、クッション持ってきてくれる？

Mrs.Sugar＼いいわよ。ま、此処は暫く使わないかもですから、一個くらい残して置けば良いかしらね。なんたってセージはクッション大好き男ですからね。

Mrs.Sugar＼はい、ほとんど持ってきたわよ。どう、良い感じになったのかしら？

セージ＼う～ん、まぁ今の所こんな感じかなぁ～。ちょっと時間を置かないと解らないよ。何しろまだ動くのは少しで、なるべく安静にって言うんだからさぁ。

ターナー先輩とか、ローソンみたいに日頃穏やかな人は、怒らせたら怖いからね。俺はかなり我儘言って、早くに退院したからね。悪い結果を出さないようにしなくちゃぁね。

Mrs.Sugar＼そうね、ターナーさんは新しい治療法に更に手を加えて、リスクを少なく、更に本人や家族にとって、希望に添えるような治療が良いと言っていらしたものね。

一人暮らしなら、まだ入院が一番良いのでしょうけれどね。

セージ＼そうだよ。入院したらSugarにくっついていたくたって、年中看護師や、誰かが出入りするからね。

他人の前で病人が、イチャつくのは行儀悪いだろう？どうせ安静にするなら、家でゆっくりSugarにくっ付いての、安静が良いよ。

Mrs.Sugar＼きっとターナーさん達には、そう言う気持ちが見え見えね。ま、日頃はセージは、外では控えめにしているから、心証が良いのよ。

だからそうだと思っても、皆セージには甘いんだからね。

セージ＼でもさぁ、俺の国は他より外ではそれほど、情熱的態度はとらないよ。でも家の中は自由だからね。人は安らかな気分でいた方が、絶対に体には良いよ。

偶然以前Sugarの看護をしたとき、最初はどうしたら一番良いか考えた時、俺に出来る事は？って考えたんだよ。

俺が一番できることは、マッサージする事だって思ったんで、試しにそっと撫でるようにマッサージしたんだ。

その後はそっと抱きしめたら、呼吸が穏やかになって、Sugarは気分良さそうだったから、やり続けてみたんだ。

Mrs.Sugar＼私は最初の方は、全く覚えては居ないんですけれどね。でも何日か判らないけれど、朝起きたらなんだかスッキリしていたのよね。

今まで私はどうしていたんだっけ？って考えたけれど、何日かがやっぱり空白でね。

私の場合は、済んだことの記憶は忘れやすいんですけれどね・Ahahaha、、、。ちゃんとセージには感謝はしているのよ。

セージ＼何日か前までの俺は、似たような感じだと思うよ。看護師もマッサージも上手だったし、悪くは無いんだけれどね。

Sugarにしてもらうのとは、全然違うのは仕方ないよね。だって俺は彼を愛してはいないからさ。

大好きな愛している人にやってもらうのとは、違うのは当たり前だよなぁ～。

Mrs.Sugar＼私も今同じ事やっているけれど、私のマッサージは又セージとは別な方法だけれど、施術している私も気分が良いのよ。

まさか外気功の勉強をして、ライセンスを取って置いたおいて良かったわ。全然やっていないしぃライセンスを取っただけかと思って居たんだけれど、役に立つ時が有るなんてね。

セージ＼それも全く同じだよ、俺はスポーツマッサージだけれど、やっぱりたまたま気まぐれで、ライセンス取っただけなんだけれどね。

こんなところもSugarと同じなのが不思議だね。やっぱり運命の出会いだったんだね！　きっと神様が、うっかり目を離したときに死んじゃったから、慌てて生き返らせてくれたんだよ。

俺はまだSugarに何も、お返しをしていないからね。

Mrs.Sugar＼私はセージに何かしたかって言われたら、別に感謝されるようなことは何にもしていないのよ。以前アルバイトをお願いしただけだわ。

セージ＼いっぱいしてくれているんだよ。Sugarに出逢ったから、俺は一生懸命勉強することが、意味があることだって解ったし、そのお陰で俺の持っている中の、力を引き出してくれたんだよ。勉強する楽しさも解かったしね。

Mrs.Sugar＼ま、セージがそう思ってくれたんなら、良かったけれどね。それにしても、私達夫婦って、夫婦になってからは、毎年この時期には、命に関わるようなことが起きるのよね。

相性が良いと言うべきか、何というべきか判らないけれど・・・

セージ＼何でも無い時は、俺はパラダイスで暮らしているように幸せだけれど、突然地獄に落ちるんだよ。でも、他の事で俺は過大評価されているような結果が出たりするし？

でもとりあえず色々クリアすると、結局より深くSugarを愛しているって、実感するんだ。

それにね、救われるのは、Sugarが愚痴など言わずに、呑気に構えてくれている事だよ。

Mrs.Sugar＼それはね、もともとの性格もあるし、そこそこ長く生きているから、たとえ何かアクシデントが遭っても、当たり前だと思えるのよ。

それよりセージと結婚したから、人生最後になって、愛し合っている夫婦って、凄く幸せなんだって判ったのが素晴らしいわ。

毎日呪文みたいに“愛している”って言われるのは、女性として幸せな事だって解ってきたところよ。

セージ＼俺はSugarと一緒に居られたら、よく聞くセリフみたいに、地獄に落ちても良いくらいに思えるくらい愛しているよ。

そんな気持ちが俺にもあるって、思わせてくれたんだよ。でもさ、どこかに不安も有るんだ。嫌われたくないとか、一人で置いて行かれてしまうんじゃぁないかとかね。

Mrs.Sugar＼あらっ、私が信じられないの？私結構誠実よ。今回セージが“心肺停止になったらしい”って聞いたときは、もっと悲しく感じるかと思ったのよ。

でもね、何の根拠もないけれど、絶対にセージは私を置いていく訳は無いから、大丈夫って思って居たの。

セージ＼きっと、なんだかわからないけれど、何か不思議な事ってあるんだよ。俺は凄い衝撃を受けた後は何も記憶はないんだ。

どのくらいの時間が経ったのか、どうなのかもね。ただ、そうだ！Sugarの匂いがして、目が少し覚めた時は、離れた処にぼんやりSugarが居るのが見えたよ。

呼ぼうと思っても声が出なくてさぁ、又何もわからなくなるんだよ。

Mrs.Sugar＼私は呼ばれるまでは、家で待機だったわ。ライモンさんから“セージは狙撃されて心肺停止したかもしれない”って聞いたけれど、Dr.ローソン達も皆奥の特別室から出て来ないし、何の連絡も無くて！

だからミント達と、何にも言ってこないのは、常識的ではないけれど、まぁ騒いでも仕方ないから、指示通りにいつも通りに、過ごして居ましょうって事にしたのよ。

セージ＼きっと皆の心配が一番軽いだろうからね。特別の治療しているんだから、何とも言えないし、身内のミント達もSugarも特別の治療しているのを知っているしね。

後から聞いて、おれもその心使いには感謝したよ。実際はローソンとかは、帰宅出来たらしいけれど、結果が解らないうちは、無の状態の方が、ショックは少ないだろうからね。

医療班の皆が俺やエルダーが落着くまで、こもってしまう事にしたらしいよ。今回の狙撃事件は、シークレット事項らしいしね。

Mrs.Sugar＼そうね。突然“死にました”って言われるよりも、よく解らないけれど、ワンクッションあって、ショックは違うでしょうね。

心配はするけれど、第一本当に、家にはセージの姿は見えなくても、今と同じように近くに体温や、匂いや気配やを感じたのよ。

セージ＼俺は何も記憶はなかったけれど、きっと帰って来たくて、魂は帰ってきちゃっていたんだろうね。

だって、俺は夜寝る時は,Sugarの隣が良いんだもの。

Mrs.Sugar＼あらっ、そうなの？　魂ねぇ～・・・私魂と眠っていたのね。

セージ＼Bien! Qu'est-ce qu'une âme ?Mais c'est très important,
et je ne comprends pas bien, mais il semble être différent du corps à nouveau.　Quoi qu'il arrive, je reviendrai te voir.

Mrs.Sugar＼J'ai aussi pensé que tu reviendrais certainement me voir.　Même si c'est juste une â me.

セージ＼Je veux être si proche l'un de l'autre que nous pouvons comprendre les battements de coeur de l'autre.

Mrs.Sugar＼Je ressens la même raclée que la sauge, et c'est très rassurant.　Même si ça n'avait pas l'air réel, j'ai senti la sage à mes côtés.

セージ＼でも良かった！一度死んで生まれ変わったら、前の記憶は忘れてしまうかと思ったけれど、ちゃんと覚えていて、直ぐにSugarの事解ったものね。

後は仕事に戻った時、どうなのかはわからないけれどね。脳も生まれ変わってしまって、今まで勉強した事忘れちゃっていたら、又勉強しなおさないとだからね。

ま、それでも良いけれどね。勉強することは結構楽しいって言う気持ちは、あるからね。

Mrs.Sugar＼そうそう、セージの年から勉強し始めて、大学に入る人だって、沢山いるでしょう？　若いって何度でもやり直しがきくわ！

セージ＼やり直し？直さないよ。積み重ねはするけれどね。俺は馬鹿だから、やっと手に入れたものは、壊れても治して使うし、同じような物は２つ要らない性質なんだよ。

欲しいものは少ないんだけれど、自分の物は何でも大切にするよ。これはもう我が家の家風だね。
だからSugarも、諦めて一生俺に付き合ってくれなくちゃぁね。

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Mrs.Sugarはずっと以前、ブリティッシュの人達から教わった事です。バッグやアクセサリーの素敵なのを見て褒めると“祖母の使っていた物をもらった”と言うのがとても多かったのです。

大概の人が、よく手入れして大事に使いますし、堅実で簡素な考え方の人が多かったのに影響されたのです。

それは階級も何も関係なく国民性でしょう。ま、違う人ももちろんいるでしょうけれどね。
Wannynwonderlandはヨーロッパの人が多いので、全体に無駄買いはしないで、堅実です。

日本に帰ったら、又アメリカ寄りの暮らしで、使い捨て暮らしに、戻ってしまうでしょうけれどね。

ただ、アイロンかけだけは、変わらずに苦手ですから、セージ君が怪我人でも、Mrs.Sugarはやりたくない家事です。