プロジェクト主催のセミナー決定

今朝は出勤するなりリヴェール教授から呼ばれているので、適当にプライベートルームに行くように言われたセージ君です。セミナーの日がいよいよ決まったのでしょう。

研究開発したのはセージ君ですが、今後はイリス君に交代する事も直に伝えてこようと思っています。ややこしくなりそうな事から済ませたいので、出かけてくる事にしました。結構リヴェール教授も、マイペースに事を進めていきます。いやいやTOPに成るくらいの人ですから、かなり知能犯とも言えます。

しかし、困るのは嫌な人ではないのです。みなに大きな愛情で接してくれるのですから、でも気が付くと、思うままにされてしまっているのです。更に教授の所には手強い中堅世代のエンジニア達が居るとの事です。

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リヴェール教授《やぁおはよぉ～。忙しい所を何時もご苦労さん。

セージ《おはようございます。何か用事だそうで.....

エリオットマネジャー《君と会うのは久しぶりだねぇ～。たまには此処に顔を出したらどうだい？みなで若者は大歓迎だよ。

クローブエンジニア《よう、おはよう。此処はもうシニアルームだからなぁ。お前さんもう早く帰りたいモード全開だぜ・Ahahaha、、、

リヴェール教授《まぁ、此処へ着たってなぁ～、でもそのうちチェスの相手してくれるはずなんだよな。色々ざわついていたからね。

もう落着いたからセミナーの日を決めたんで、ちょっと打ち合わせをしておこうと思ってね。３月２７日火曜日の午前中にと思っているんだよ。

セージ《そうですか。判りました。皆で一応準備はし始めてはいるんです。

エリオットマネジャー《スイスや、ドイツの大学研究所などから、出席する人もくるかもしれないよ。君も知っている３人のドイツの教授達が来られたら来たいって言ってたからね。あのリハビリシューズなど君のスケッチを元に、作ってくれた教授達だよ。

リヴェール教授《Mrs.Sugarにも逢いたがっていたよ。すっかりお気に入りのようだからね。君達夫婦は印象が良い様だからね。

エリオットマネジャー《驚くべき自然感だからね。特にセージの奥さんは、何時も気楽そうだよなぁ～。セージも負けてないけれどね。

セージ《はぁ、そうですか。あっ、あのぉ、まだプロジェクト内で決まったばかりなのですけれど、中で人事異動をしました。

皆が動きやすいようにと言う事で、リーダーのフランツとエルダーがエネルギー関係で、メィスは今まで通り、それでイリスがリーダーになって、みなの研究開発したものを、チェックして纏めて、資料作成してもらって、それを見て俺も皆も作業に入りります。
後は、俺は記録と整理係りになったので・・・。セミナーとか何かの時は、イリスが来るようになりますから...。

今後プロジェクトから提出される書類その他はイリスの名前で、きちんと纏められて提出します。彼は几帳面なので、俺の落書きみたいなスケッチはなくなりますから！

クローブエンジニア《そりゃまぁ～。巧い事考えたなぁ～。

リヴェール教授《僕は別に、落書きみたいな君のスケッチは、好きだけれどなぁ～。思いが伝わってきて、元気がもらえるんだよ。まぁ両方合っても良いからね。

セージ《えっと、一応成るべく皆さんの手を煩わせる事無く、書類形式にしますので、そのままファイリング出来ると思います。

エリオットマネジャー《それはまぁ、悪い事ではないよ。じゃぁ、そう言う事でさ、講習日の前の日くらいまで、教授達は幾つか学会関係で留守にするかもしれないのでね。ターナーに連絡はして置くからね。

セージ《判りました。ドイツの教授達の事はSugarに伝えておきます。では......

クローブエンジニア《ご苦労さんでした。

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Dr.ターナー《よぉ～。何だったんだい？それぞれ担当を替えてやる事は教授には伝えておいたぜ。

セージ《うん、２７日にセミナーはやるそうだよ。他国からの参加者もあるかもだって！　後はねあのドイツの変人３人組教授が来るかもしれないからって言うんだったよ。来たらSugarに逢いたいんだろう。仲良しだからさ。

エルダー《あぁ、テディベアプレゼントしてくれたって言う人達？　あの人達有名な教授らしいよ。

フランツ《ムシュデン、シュタイナー、ハンス教授の仲良し３人組って言ったかな？凄い優秀な科学者や物理学者、心理学者などらしいよ。３人集まれば大概のものが形が出来て商品になるそうだよ。

メィス《名前聞いただけで、ややこしい名前よね！まぁコールネームなのでしょううけれどね。

フランツ《それにしても、セージもだけれどSugarさんは随分偉い人と友達なんだなぁ～。普通なかなか逢えないし、話も出来ない教授達なんだぜ。３大奇人とも言われているしさ・笑

メィス《そういうのは、Sugarは関係ないのよね。誰でも同じに接するのよ。

セージ《何だかそうらしいね。でもさ、俺が研修中Sugarが一緒に行けたから、ひとりでドイツの玩具は良いのがあるからとかって、出かけた帰りに花壇の手入れしているオジサン３人組みと出逢って、庭師かなんかと思ったらしくて、立ち話をして、その後誘われて横にあるプレハブ小屋で、お茶をご馳走になった人達だったんだよ。

エルダー《偶然偉い教授だったんだね・笑　偉い教授だったとしても、Sugarさんには関係ないものななぁ～庭仕事中なら、きっちゃないオジサン３人だったんだろう？そっちの方が話したくないよね。

Dr.ターナー《他にも海外から来るんだって？その前に学会だかがあるとか言ってたけれどなぁ？

セージ《うん、だから教授は居ないらしいよ。ターナー先輩に連絡はして置くから、皆で宜しくだってさ。あの人も忙しい人だね。

だから偉くなんてなるもんじゃぁないんだよな。あそこの夫婦は、子供も居ないし、よく家庭崩壊しないよなぁ～。滅多に逢えないんじゃぁないのかなぁ～？人のうちの事だけれどさ。

エルダー《夫婦で忙しいから、丁度良いんじゃぁないの。

Dr.ターナー《そうそう、凄い仲が良いんだからなぁ～。もう何十年も夫婦やっていてもさ、たまにしか逢わないから、何時もフレッシュなんだろう？両方で自立しているんだよ。

でも結構一緒の時は、２人でLoveLoveだぜ。Dr.マリアンヌはフレンチだからね。外では控えめにしているけれどよぉ。

セージ《あぁ、俺は自立していないからね。絶対に、毎日Sugarとくっついていないと、駄目なんだよ！何度か同伴できない研修などに出席したけれど、慣れるかと思ったら逆でさ、どんどん駄目になって行くって判ったんだよ。

エルダー《またまた、セージは剥きに成るなよ。もう皆了解済みなんだからさ。それぞれなんだよ。特に男女の中はね。

セージ《ところで、お前とアニーはどうなってるんだい？最近は散歩の時余り出会わないよね？

エルダー《あぁ、だって土曜日に俺はセージ達とサイクルクラブだから、其処までは一緒に出て来るけれどね。
日曜日は家で２人でゴロゴロTV見ているよ。セージから聞いたアニメ見る時があるよ。今字幕付きが増えたから、結構面白いんだよ。

Dr.ターナー《日本のアニメかい？結構見ている奴いるよな？俺も以前見た事あるぞ。名前忘れちゃったけれど３DCGな。でも大概はフットボールとかスポーツが多いかなぁ！その方が疲れないだろう？

エルダー《それがさ、ミステリーアニメでセージは何時も見ているらしいよ。スポーツアニメで、泣けてくるロマンチックなのもあるって言うんだよ。後は忍者アニメなんだろう？

セージ《Sugarが熱心に見ているから、最近は一緒に見る時間があるからね。おかげで日本語も話せないけれど、言ってることは大分判る様になってきたよ。擬音だらけのもあるしね。

フランツ《セージ日本語が判るのかい？語学はその国のガールフレンドが出来ると、一番早く覚えられるそうだよ。

メィス《どうせ、Sugarに“今何ていったの？”とか聞いているんじゃぁないの？

エルダー《英語の字幕が出るのが有って、今ではそれで見ているんだってさ。俺もだから見るようになったんだよ。そしたら、結構面白くてね。

良いところで終るからさぁ～。って事で、結構見るようになってきたよ。

セージ《前は聞いていたんだけれどさ。Sugarにだって、説明出来ない言葉が出てくるんだぜ。忍者のアニメなんてね。でもね、結構言葉俺覚えたぜ。

今はうちで見ているのは、人気長編アニメだから英語の字幕が出るのを見つけて、それでみているからね。どう考えても理解できない事等は、観終わってから話すよ。

Dr.ターナー《お前達幸せだよなぁ～。それで一緒に見る相手が居たら、もう何もいらないのかい？あれがほしいとか、色々若いんだからあるだろうが？

セージ《俺はね。凄く幸せだよ。時々不安に成るくらいに、幸せなんだよ。Sugarさえ元気でいてくれたらね。

エルダー《サイクルクラブの自転車だって、家にたまたまあるものを整備して使うだけだから、何も買わないしなぁ。

Dr.ターナー《まぁそうだよな。温かい家庭があって、愛する妻が居て、元気だったら日用品を買い物する位で...。

仕事も嫌いじゃぁない仕事だったら、恵まれているものなぁ。気心しれた仲間が居たら、それ以上はいらないよなぁ～。

愛する妻が居なくたって、俺だって休みの日は家事をして、のんびりTV見たり、時には本読んだりで、日々勉強があるけれど、それはもうずっと遣る事だからなぁ～。

俺も今サイクルチームクラブが出来たから、それで遊べるし今は幸せなのかなぁ～。

エルダー《セージなんてまだ若いのに、平凡過ぎて退屈しないのかと思うけれどさぁ～。結構なんだかんだ忙しく暮らしているんだよな？

セージ《そうだよ。俺はもう２回Sugarと別れが来るかもしれないっての体験したしね。何も無い退屈な日がどれだけ幸せか判るんだよ。

退屈なんてしないしね。休みなのに用事が入ったりもしているしさ。やっとこれから、ゆっくり過せるようになってきたからね。余計なものは何もいらないんだ。

セージ《教授にも俺は言ってきたからさ、イリスが代表で書類とか、提出物などはイリスの名前で提出するってね。

イリスもコツを覚えて、きちんと書類のチェックや、みなの仕事も見て、纏めて仕上げの図面など書いたら、リーダーとして名前も売れるだろうからさ、後は自分でチャンスをつかめば良いだろう。

事務所とかにも行くようになったら、色々な論文を書いて提出したリ、プレゼンのトレーニングしたら、元々頭が良いんだからさぁ～道は開けるよ。
どう見たって、イリスのほうが貫禄があって、将来は教授タイプになれるよ。

Dr.ターナー《今までのイリスのままなら、楽だけれどチャンスは無いだろうからな。やっぱり皆に顔を覚えてもらったり、人脈を作って置かないとな。
良いんじゃぁないいかな。あいつも押し付けないとやらないだろうからね。
泣き言いっても無視して、少しは自分の力で、道を開くのがよい時期だろうな。

エルダー《そうそう、２児の父だからね。本人も自覚し出しているから、前に踏み出すチャンスだよ。やらなくちゃぁね。

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今日もイリス君は途中抜けで、子供の世話に育児室に出かけています。それも後１～２ヶ月すれば、Mrs.マーシュも落着くでしょうから、仕事に集中出来るでしょう。

皆は手分けして、セミナーの準備と、エルダー達は自分達の研究ですし、セージもやる事がたくさん有ります。多分メィスの手伝いも出てくるかもしれません。リハビリ用のレギンスも到着するでしょうしね。今日は金曜日なので,Mrs.Sugar達はプールエクササイズです。

これで水曜日の午前中の『美と健康の為の食事』の講習会に出て、軽いストレッチなどやれば、もうパーフェクトな健康な暮らしに成る事でしょうね。それでも、不調になったら、もう加齢によりで仕方が無い歳に皆なってきています。

まだ若いのですが、移民して着た人の最高年齢枠の世代なのです。それ以上の年齢の人をたまに見かけますが、この国の住人の家族が後から入国が認められた人達でしょうから、正式な国民ではありません。