教授から明日日帰りなら便乗出来ると返事・・・

毎度のことですが、ラッキーな事に便乗させては貰えるのですが、明日日帰りだそうです。リヴェール教授も、実家の病院へ行くのだとか！それは非常に都合が良いので、同乗させてもらう事にして、セージ君はNanに連絡したのです。

リヴェール教授の実家の病院は、セージ君の家の昔からの主治医で、かなり近いところにあるのです。
Mrs.Sugarの心使いに感謝して、早速今日はセージ君は服の準備です。一応家に行く時はスーツできちんとした服装でです。

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Dr.マリアンヌ《それじゃぁ、明日はSugarとセージも一緒に行くから、日帰りだから忙しいんだけれどね。その話聞いて、私もずっとリヴェールの家には行っていないから、一緒に行く事にしたのよ。

ミレーユ《まぁ、珍しい事。私なんてもう何年もジョルジュの家には行っていないわ。フランスは今危険ですからね。

ルネ理事長《そうですなぁ～。まぁ何とも言えないんですが、結構テロもどきも多いですかね。

Dr.マリアンヌ《でも、ミレーユももうここの国に落ち着くつもりなら、時間を見つけてジョルジュの家にも行ってこないとね。

こんな時勢になって来たら、顔くらい見せておくと良いかもよ。ジョルジュは養子のように、うちの方に来てもらってしまったんですからね。

ミレーユ《気を遣えって言うのね。もうそんなのは納得でジョルジュは私と結婚したのよ。リヴェール教授には、傾倒しているんですから、幸せでしょう。

Dr.マリアンヌ《セージ君の家は伯爵だか子爵だったかみたいよ。今もなのかしらね？以前聞いたけれど忘れちゃったわ。あんまり触れて欲しくないみたいだったのよね。セージ君は一応長男だし継承権が有る立場なのよね。

Sugarも良い奥様で...でも大変な時もあるんじゃぁないのかしらね。もう階級なんて関係ないっていっているけれどね。

ミレーユ《へぇ～だって、あの国は伝統とかには、やたらに拘るややこしい国なんでしょう？

Dr.マリアンヌ《でも、もう亡くなったお爺様が医学者になる時に、何だかあって、本家本元なのに、一寸外れたようなのよね？更にその前のお爺さん頃から、変わっているって言われていたようよ。

よく判らないんだけれどね。まぁ、由緒ある家柄であることは間違いない様よ。リヴェールの実家はずっと昔からの、主治医だったのよ。偶然私の学生時代からの仲良しが考古学者のセージ君のお父様と結婚してね。

本来あの家のような家柄は、外で働いたりはしないものらしいんだけれど、お爺様が医学に興味を持って、医学部に行って研究者になったのよ。って言う話だったわよ。

ルネ理事長《それにしてもまた、此処で皆とお逢いになるとは不思議な縁ですな。

Dr.マリアンヌ《本当よね。世の中なんて言い出したら、不思議な事はいっぱいあるわ。科学者が言う事ではないようだけれど、科学者だから、否定しない何かもあるものよ。

ミレーユ《私は、何でもない家のジョルジュで良かったわ。それでも、あまり彼の家には行かないものね。何とな気づまりな雰囲気じゃぁない嫁ってね。

Dr.マリアンヌ《私も忙しいのを良い事にして、大体学生結婚した時から、無理を頼んでしまってね。男子が居ない我が家だから、長男のリヴェールを養子に来てもらって！

だから、ミレーユは勝手に好きになったジョルジュと結婚できたんでしょう？

ルネ理事長《優秀な人材ですが、もう完全に医療技術関係の管理は居てくれないと困る人ですからなぁ～。

ミレーユ《でもね、私は彼の事がすっかり気に入ってしまったのよね。だって、本当に穏やかで、謙虚な人ですけれど、凄い実力があるって言うのが、他の人にはない魅力だったわ。　堅物だから、お付き合いするまでが大変だったわ。

Dr.マリアンヌ《ミレーユみたいな我儘者と良く付き合ってくれたわよね。私の妹と知らずに付き合ってくれたから、信用できる人だと思ったわ。結婚までしてくれてね。

ミレーユ《だって、そう言う生真面目な人が、私好みなんですものね。

ルネ理事長《まぁ、皆さん巧く結婚もなさったから、めでたしめでたしですな・笑
マリアンヌさんは、何年ぶりかの訪問ですか？

Dr.マリアンヌ《そうなのよ。5～6年ぶりかしら？もっとかもしれないわね。幸い皆さんお元気ですしね。

今回のセージ君達からの話がなかったら、私も行く気にならなかったわ。
Ohohoho、、、都合がつくのに、ヤッパリ少し苦手かしらね。

ルネ理事長《それは良かったではないですか・・・今回訪問すれば、又しばらくはお役目は果たしたという事で・・・マリアンヌさんもお忙しいですからね。

ミレーユ《此処にリヴェールが来る事になって、やっと落ち着いた暮らしになったわね。

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リヴェール教授《おや、今日は君たちが当番かね？巧く夏休みもとれてるかな？
ウィルも、ちゃんと休まないとだぞ。家庭も大事にしないと、マルベリーも一人で大変だろう？

Dr.ローソン《大丈夫ですよ。今年から皆ちゃんと休みは交代で取っていますからね。まぁ、何かとターナー君が変わってくれたりしていますけれどね。

クランベリー《彼は診療所辺りが、一番居心地が良いみたいよ。当直の時だけちょっと長時間になってしまうんだけれど、ローテーションはDr.マロウと巧く合う様に組んであるから、気は楽だし何かなければ、仮眠もとれるしね。

タイム保健婦《あの2人組は本当に仲が良いですし、緊急が有っても連携は抜群ですから、安心ですよね。

リヴェール教授《そうか、それならよいけれどね。それで、聞いているかもしれないけれど、明日はちょっと僕はマリアンヌと実家に日帰りで行くので、昼は居ないからね。

Dr.ローソン《おや、そうでしたか、宜しく言って下さい。皆子供達も元気だと！

クランベリー《セージ達を便乗させてくださるとか！まぁ、こんな風になってしまったので、次何時行けるか分かりませんから、祖母には逢って置いた方が良いんですよね。

私達はよく電話で話しますけれど、セージは電話も嫌いで、滅多に祖母と話す事もありませんからね。男の子って大きくなると、素っ気無いわよね。

リヴェール教授《そうだね。まったく問題なくお元気で、もう直ぐ100歳になられるだろう？足腰が弱っているだけで、元気だと聞いたよ。

でも今回逢って置くのは、良いかもしれないなぁ～。何が有るか判らないからね。僕もね、たまたまちょっと帰っておこうと思ってね。

珍しくマリアンヌも行くと言うからね。　Sugarさんが行くと言うので、行く気になったようだよ。

Dr.ローソン《Sugarは、長男の嫁としては有難いよな？

クランベリー《本当に、あの気難しいNanと仲良くしてくれて、きっと今回もSugarが巧くセージを誘ってくれたんだと思うわ。

リヴェール教授《何だか想定しているよりも、早くに何事かあるかもしれないからね。
全く予想がつかないようになったけれど、皆不安要素が増えたようなんだよなぁ。しかし、異常な大気汚染が起きているらしいとはね。まだ発表は出来ない段階だそうだからね。

だから、何時でもシェルターには移れるように整えておいてください。問題が起きる前に避難訓練兼ねて、移動の練習などもしておくと良いかもしれないよなぁ～。
天災にあったらと言う事でね！実際天候異変も考えられるしね。

Dr.ローソン《そうですね。この異常気象では、此処で何が起きても不思議は無いでしょう。気圧配置など今までないような時がありますからね。

放射能その他という事は、やっぱりミサイルなどの実験が、地下も海も秘密裏に実験したり、原発もかなり多かったり、廃棄物の処理状態が完ぺきに出来ていない為かですかね。

リヴェール教授《可能性は原因はそれが大きいのでは？と囁かれているからね。ウィルも、何時か落ち着くような時があったら、家に顔出ししておくと良いかもしれんぞ。父なども元気なら良いと言っているけれど、気にはかけていると思うぞ。

Dr.ローソン《リヴェールからウィルなんて呼ばれるのは、凄い久しぶりだなぁ～。
何だか懐かしいよ。子供の頃に戻ったようでさ。

クランベリー《教授とDr.ローソンもかなり歳が離れた兄弟ですよねぇ～？間にいらっしゃる方が、病院を継いでくださったんですね。

リヴェール教授《もう一人居たんですけれど、小さい時に亡くなったんですよ。
だから3男が跡を継いで、２男が事故で昔亡くなって、上と下の僕達2人は外に出られたんですよ。まぁ自由にさせてもらったと言うかね。

Dr.ローソン《僕は　早くに結婚したけれど巧くいかなくてバツイチになったし、後は気ままに好きなようにと思ってね。

そうしたら、マルベリーが此処へやってきて、Cafeなどでよく顔を合わせるようになって、お互いバツイチ同士という事で、話が弾んでね。
色々話しているうちに、父が懇意にしている昔からの家の人だとは思わなかったよ。

クランベリー《セージの事もね。驚いたでしょう？

リヴェール教授《僕も聞いてびっくりしたよ。ウィルが真面目に医者になるべく勉強をする気になった原因の赤ちゃんだったなんてなぁ～。

Dr.ローソン《僕は一生忘れられない子ですからね。でもどこも問題なく、早産だったと言うだけで、何の障害も無くて大きく健康に育って、本当にうれしかったよ。
まるで自分の子みたいな感じだね。

クランベリー《でもマルが早くに産んでいたら、親子でもおかしくないんですものね？
Dr.ローソンは、10代だから、間違いを犯して出来ちゃった子見たいでしょう・笑

リヴェール教授《Wahahaha、、、、医者になろうって学生が、間違って出来ちゃった子かい？　でも男には判らないものなぁ？

Dr.ローソン《そうですね。生理不順の女性も居ますからね。気が付いたらもう６ヶ月だったって人がいましたよ。

そう言えばイリス君のところもこれからお産が有りますから、マリアンヌさんも今行かれた方が良いですね。気を付けて行ってきてください。

クランベリー《本当よね。自家用機だから危険は少ないでしょうけれど、何が有るか分かりませんものね？　

ヒースローではない所を使うのかしら？小型機だし他が有ったら、その方が安全ですものね。

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リヴェール教授と,Dr.ローソンは兄弟です。話題に出てきたように、セージ君の家とは長い付き合いの病院の息子たちなのですが、そんな細々した事を知ったのは、結構最近の事で、まったく知らずに、この国で出逢ったのです。

偶然が重なって、Dr.マリアンヌとセージ君たちのお母さんは学生時代の仲良しでしたし、何だか近しい人達が、自然に集まってきたのです。

という事で、今回は明日日帰りですが、ちょこっとセージ君達はセージ君の実家のお婆さんに逢いに行く事になりました。両親は仕事で居ない時間かもしれませんが・・・