エルダー君の自転車も組み立て始めました。

今日はいよいよエルダー君の自転車も組み立てると、珍しく昨日から興奮しています。日頃はエルダー君は割合覚めた感じに見えるのですが、親しくなって個人的にも付き合い始めると、中身はかなり違って、明るくて楽しい所も沢山あります。

只自分で言っているように、結構カッコマンなようで、親しい人以外には、かなりクールです。セージ君と遊び始めたら、結構無邪気になって.....笑

アニーなどはそれを見て、肩をすくめて笑って見ています。　実際にはアニーの方が冷静な性格でしっかり者のようです。早くもエルダー君は、コントロールされているような所があります。
同じ年齢だと、とうしても女性優位になるのでしょうね。

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セージ《こうしてさ、前後のタイヤを見て、巧くバランスよくネジを締めていかないとさ、乗って居る間にネジが不自然に緩んできたりするんだよ。

エルダー《ふ～ん、自分で作るのは、やっぱり手間がかかる物なんだね?でも面白そうだよ。既製品はちゃんとその辺りは調整はされているだろうけれどさ.....

気分の問題だよな！工学部出身としては自作の自転車じゃないとね。乗りまわしたら気持ち良さそうだよ。

セージ《油差すときも、変な所に差さない様に注意するんだよ。

エルダー《セージ着替えないと、服が汚れたら油汚れは取れないぜ！Sugarさんに怒られるんじゃぁないの？そのブルゾンはSugarさんの手編みだろう？

セージ《うん、だから気をつけているよ。後で作業着に着替えるから、大丈夫だよ。Sugarは怒りはしないけれど“ありゃぁ～！”って顔するし、編むのが大変なのは判っているからね。

俺のは大きいからね。凄く時間がかかるんだよ。本当は汚れても良い服を着てくるつもりだったんだけれどね。今日はエルダーの組み立てるのを、見るだけにしようかと思ったんだよ。

エルダー《わりぃなぁ～。ちょっと先にセージの自転車の乗り心地見てみたくてさ。ちょっとだけ乗らしてくれよ。

だってワクワクするだろう？もう直ぐ乗るくらいは出来るんだろう？

セージ《まだ、またがるだけだけれどね！え～とネジはっと！そういえばエルダーも朝早くから出てきちゃって、アニー機嫌悪くならないのかい？

エルダーの所は同棲とは言え、ハネムーン中みたいなものだろう？

エルダー《大丈夫なんだよ。セージとターナーさんが会員だというので、凄く信用しているんだよ。家に居る時にLoveLoveで居ればね。　

俺達は元々は、本当にこうなるとは思わなかった友達だったからね。
アニーは結構冷静なんだよ。

今頃はCafeで、ケーキを作ってお茶飲みするとかって言ってたよ。

セージ《へぇ～アニーってケーキとか焼くんだ？

エルダー《今までは余り焼かなかったみたいだけれど、教わってブラウニーとパウンドケーキは作るって言ってたよ。

Sugarのは余り甘くないから、軽い食事代わりには良いんだよ。
俺も運動しないと、規則正しく暮らして、きちんと食事していたら、太ってきそうだよ。気を付けなくちゃぁな！

セージ《さて、こんな感じかな？ちょっと乗ってみるよ。おやぁ～こんなに小さい自転車だったかな？
サドルがもっと高くなるようにしなくちゃぁね。

エルダー《だって、この服が丁度良かった体だったんだからさ、乗ったら視界は違っているだろう？

サドルの高さとかは、かなり高くしないと記憶とは全然違うだろう？

セージ《エルダーも乗ってみなよ。サドルってさ、結構ピタッとくる物を探さないと、一寸した感じで気になるんだよ。乗ってごらん。

エルダー《どれどれ、あっ、良い感じ♪　出来上がったらこんな感じなんだね。俺もサドルはもっと高くしようかな？

セージ《でもね、言われているんだよ。“サドルあげるとスピード出して走りたくなるのが心理だから、高くするな”ってね。

まったくさぁ、そういうところターナー先輩って、まだやっていないのに、駄目出しがはやいんだよね。読みが深いと言うかさ！

エルダー《セージのやりそうな事など、お見通しなんだよ。結構判りやすい性格しているだろう・笑

セージ《あれっ、嫌な事言うねぇ～。そういえばさ、Cafeにあるオールドファッションな自転車あるだろう？今俺達の教室の入り口においてあるの。

昔はあれで、Cafeの届け物や、色々に乗っていたんだけれどさ、サドルが高くならなくて、イリスと２人乗りして、ぶっ飛ばした事あるんだけれどね。

あっ、内緒の話だよ！　よそ見して森の中で大木に激突して、坂道を転げ落ちたんだけれど、全然壊れなかったんだよ。
凄く重い自転車だけれど、昔の自転車だから丈夫なんだよなぁ～。

エルダー《危ないなぁ～。セージ達もよく怪我しなかったよね？自転車だからって馬鹿に出来ないんだぜ。

セージ《俺も、イリスも吹っ飛んだけれど、あちこち打撲傷だけで、外からは見えない体にだったし、冬だから気がつかれずに済んだよ。

今だったらSugarにバレちゃうけれどね。まぁ、あの頃は俺も若かったんだよなぁ～。

エルダー《何でそんなに飛ばしたんだい？忙しかったの？この自転車なら大破しちゃうんじゃぁないの？

セージ《多分ね。軽量だから、バラバラになるんじゃぁないかな？飛ばしたのには意味は無かったと思うよ。

エルダー《だろう？いいや俺はサドル高くしないで、自分で作った物だから、そこそこの速さでサイクリング楽しめば良しにするよ。

それでも傾斜の道で森の木の間を走るから、かなりテクニックがいるんじゃぁないかなぁ～。十分遊べるよ。

セージ《まぁね。俺もそのつもりだけれどね。以前はさ、子供だったんだよ。只飛ばしたかったから飛ばしただけだからね。

だっておもしろいじゃぁない？どの位スピードが出るか試しただけだよ・笑　結構スピードは出るんだけれど、立ち漕ぎしないとね。

で凄い疲れるんだよなぁ～。
後ろに重いイリス乗せてだからね。暫く腿が筋肉痛だったよ。

エルダー《でもさぁ、イリスが一緒にって、彼がそんな事するなんてね！それも驚きだよ。

セージ《イリスは自分からは何もしないよ。俺がやると直ぐに着いてくるんだよ。でもさ、大概あいつが着いてくると失敗したり、バレちゃったりするんだよ。

“着いてくるなよ！”って何時も言っているのにさぁ～。でも結婚して子供が出来て、今はもう気がそちらにいっているから良かったよ。

まさか、大学までくっついて来るとは思わなかったものなぁ～。あいつは悠々受かっただろけれど、俺は落ちちゃう可能性は大きくて、賭けみたいなものだったからね。

エルダー《クスクスクスッ！でも此処はセージ向きの学校だよ。

セージ《そうだったよねぇ～。本当に俺は気に入ったものね！　時間が過ぎれば過ぎるほど気に入ってさ。そして、ここの研究所の研究員になれて、本当に良かったよ。

甘い話だけではない国だけれどね。ヨーロッパの何処かが火事になって、火の粉が飛んできたら、あっという間に類焼で、全滅かもしれないけれどさ。　

フランスでは短期だけれど徴兵制度導入にしたようだからね。それは何処の国も、今では同じ事考えているかもしれないよな。此処は軍隊や警察がなくてよかったよ。

家族のためや、愛する人の為に戦うって直ぐに言うけれど、結果敵討ちがずっと続いて、単なる憎しみだけと、悲しみだけになった世界じゃぁ、何の意味もないからね。相手だって同じなんだよね。　

一番上にいる奴らは、エゴと損得だけで、巧い事真っ先に逃げちゃったり、手は汚さないんだよな。化学兵器や、銃は凄く卑怯だと思うんだよね。　

理由は何でも争い事にしたい奴は、罪の意識などないのかな？でも何時かは裁きをうけるんだろうけれど、嫌な事だよね。多くの民間人を巻き込むなよ！だよね。はぁ～。

エルダー《そういえばさ、ライモンってルクセンブルグの出身って言わなかったっけ？昨日夕方のネットニュースでさ、衛星打ち上げ事業にかなり関わっているって出ていたぜ。
金融と精密機器が、主な収入源の国かと思っていたんだけれど、衛星通信における新しい市場を築こうとしているみたいだね。小さい国なのにやるよなぁ～。

セージ《まぁ、今の時代多少は宇宙分野等の事には、関わる事業とかは研究するんじゃぁないのかな。メインにならなくても合弁会社として、出資していたりさ。嫌でも軍隊と関わらないわけにはいかないんだろう。

エルダーの国は軍隊があるだろう？エルダーも２重国籍だよね？何かあったら、どうなるの？軍隊に入らないとならないのかい？

エルダー《だからね。俺は結婚とかしたら、この国の国民になろうかと思っているんだ。
万が一戦争とか起きたら、国を守るとか言って戦争に参加したら、死んじゃうかも知れないけれど、少なくとも殺人者になったり、手を貸す事は無く終われるだろう。

セージは階級が高い家系だから、徴兵制復活したら、真っ先に行かなくちゃぁならないんだろう？

セージ《確かそうなんだよ。民間人よりも先にね。だから状況を見て、決めようとは思っているんだ。年齢的にも、まだ俺は対象年齢だろうからね。徴兵制がある所は１８～２３歳くらいまでが、対象だろうからね。

もしかしたら、本当にこの国はあっという間に全滅かもしれないけれど、Sugarと結婚したから、余計に夫が戦争だったからと言って、殺人者にはならずに済むだろう。

何かを守るためにって言いながら、絶対に人殺しはしたくないよ。俺は自慢する事はなにもないからさ、せめて犯してはならない罪人には、成り下がりたくないんだよね。

うちはさ、爺さん世代は戦争に出会っているけれど、医学者だったから、ひたすら人を助ける事だけに、専念出来たそうだからね。

セージ《だから、Dadは考古学やっているけれど、医学部出身なんだよ。Mumも両方ともね。医学部出ていたら多分何か有っても、医者として人を助けるだけになれるかもってね。

でも俺は、医学部入る気はしなかったよ。勉強嫌いだったし、なんだろうなぁ～。今の暮らしをするように決まっていたような気がするんだよね。

医者にはならなかったけれど、おれはSugarと出会うために生まれて、彼女の介護をして暮らす為に居る様な気がするんだ。
ただ、それをきちんとやったら、俺は役目が終るような気がするんだ。

エルダー《俺はそんな運命めいた出会いはしていないし、将来のイメージは全然わかないんだよ。ただ、多分セージが此処で研究暮らしをするかぎりは、ずっと補佐するのが役目だと思っているよ。

巧くすれば、一緒に小うるさい爺ぃになって、よれよれになっても、こうして何か作って遊んでいたりしてね。そんな人生だったら最高だよ。

セージが何かするたびに、俺はそれに添った何かを研究開発してってね。それが可能な暮らしだったら、素敵じゃぁない？

セージ《むふっ、そうだね。俺はSugarが元気で長生きしてくれたら、それで幸せだよ。介護が必要になったとしてもさ。

何時か判らないけれど、その時が来るだろうし。最悪、俺の事を見て認識できて、手を握り返してくれたら、もうそれは最高に幸せな事だよ。
戦争に参加して暮らすよりもね。その時の準備の為に、この３年１２月頃Sugarの看護する事が有ったんだと思うんだ。

でさSugarはせめて成るべく色が白くて、可愛いお婆さんになれる様にって、卵殻膜パックをしているんだよ。

あれは医学的にも、皮膚に良いって証明されているそうだからね。まぁ、周辺国もさ、何処の国もだけれど、いい加減武器を売たり買ったりの商売は、止めて欲しいよな。

家族や愛する人が居ないのかなぁ～？世の中の悪いエネルギーが全部集まってしまっているんだね。

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今日はエルダー君も、そこそこ自転車を組み立て始めました。この部屋には昔ながらの携帯用ラジカセでラジオを聞いたり、音楽を聴きながらの作業です。　まだお喋りしながら、準備中と言う感じです。

昔懐かしいクラシックな暮らしです。　ここの国民になれば、少なくとも今親しくしている人達の、国同士が争いを起しても、敵同士にはならないでしょう。

ますます内乱なども増えてきて、それぞれが自己主張したりしていたりしますが、科学が発達して人工知能など導入されてきましたが、誤作動も少なくないようです。管理人達は、それを絶えずチェックして回っています。

人工頭脳の判断ミスや、誤作動などで地球全滅なんてことになりかねませんしね。
考え出したら、恐ろしい世の中に成ったと言えますが、このバーチャルの世界みたいに約半世紀は昔の暮らしが最高でも良いのでは？と思えます。

５０～６０年も昔ですが、まぁまぁまだ夢が多く、それほど不自由な時代では、なかったような気がしますけれどね。５０～６０年前と言うと、有名なスーパースターのエルビスプレスリーがデビューして、腰を振って歌っていると、大人達から顰蹙をかっていた頃です。

エドサリバンショーでは、上半身しか移さなかったと言いますから　今のアメリカも変わったものですよね。動画の音楽サイトなど歌詞も含めたら、ほぼ全滅かもですね。