ライモン君にバニラさんが！

ライモン君は注文したルームウェアのほかにも、やっぱりもう少し欲しいので、先日何枚か見た中から買っても良いと又ブティックに見に来ました。
確か白いのがあったように思ったので、売れてしまったら困ると買いに出て来たのです。

もうすっかり気持ちも落着いて、暫くは此処で過す気になりました。案外楽しく過せそうですし、此処で過したら元気になれそうな気がしてきています。

ライモンさんは、ブティックの帰りにはCafeに寄って、Mrs.Sugarと話したいとも思っています。Mrs.Sugarは何だか楽しそうな人です。

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ライモン《じゃぁまだ有るんだね？良かった！　やっぱり出来上がるの待っている間、もう少し服は欲しいからね。出歩く事もあるし、リハビリも始まるからね。

ミント《いよいよ忙しくなるじゃぁないの？リハビリは結構大変でしょう？

ライモン《取りあえずは週３回、半日みっちりリハビリだよ。それに土曜日はメンズクラブに参加するしね。凄く楽しみなんだよ。

ミント《メンズクラブなんてあったの？へぇ～知らなかったわ。

アニー《そうなんですって！今会員は４人だけれど、ライモンさんが参加で５人になるそうよ。

バニラ《あらっ、メンズクラブなんてあるの？どんなクラブなのかしら？気になるわね！

ライモン《此処に来たお陰でさ、将来のことなども考えるようになったし、まるで違う世界の人達とも話せて、勉強になったよ。

皆優秀だなぁ～って思ってね。勉強会も積極的にやる様だしね。

ミント《それはね、TOPの人達が、偉そうにしていないで、下の若者達からも、学ぼうとしているようですからね。学ぶ事に終わりは無いとか言っている様ね。

マグノリア《注文いただいた服はなるべく早く作りますからね。自分の家でないと不自由でしょう？

Mrs.マーシュ《本当に、此処は他にいるものはショッピングセンターにしかありませんものね。

アニー《男性の小物は、ネットで買うか、ショッピングセンター内の洋品店で皆買っているようですよ。

バニラ《特別に指定がなければ、結構色々置いてあるのよね。

ライモン《そうなんですか？それでは今度見に行って見ましょう。

バニラ《声掛けてくだされば、ご案内いたしますわよ。私はホテルに滞在しているので、ショッピングセンターには外に出ないでいけるんですのよ。

ミント《大丈夫よ。ライモンは１人ショッピングを楽しみたいんじゃぁないの？それとも、相変わらず女性同伴が好みなのかしら？　

ライモン《ショッピングセンターに行くのは、リハビリで行くと思うんですよ。ですからセラピスト同伴でしょうね・笑

此処とCafeと下の雑貨屋さんだけ、ひとりで行っても良い事になっているんだよ。

ミント《まぁ、すっかり病人になってしまったのね？

バニラ《見た目元気そうに見えるのにねぇ～。

アニー《色々な病気がありますものね。早く元気になると良いですね。

アニー《それと、これと２点の中なら、今お持ちになっても大丈夫なんですよ。どうなさいますか？

ライモン《君はエルダー君のガールフレンドの、アニーさんですね？

ミント《あらっ、聞いたの？そうよ。今一緒に暮らしているのよ。

ライモン《本当に素敵な髪の色ですね♪此処は魅力的な女性が多くって！目も楽しんで暮らしていますよ。服は両方貰っていきます。

ミント《ライモン、彼方別に妥協して買うこと無いのよ。そのうちなるべく早く作るから...

アニー《そうですよ。これは両方ともセパレーツになっているんですけれど？

ライモン《いや、今まで来ていた服をメンズクラブに行く時様に、下ろすから、新しいのは有った方が良いんだよ。

ミント《メンズクラブって、一体何をやる訳？どうせ、ライモンが参加するなんていうなら、セージが居るんでしょう？そういえばSugarに聞いたわね。

だからレディスクラブを土曜日の午前中にやって、昔の仲間が集るっていってたのよね。でもセージは土曜日の午前中だけにしても、良く出て行く気になったわよね？

アニー《エルダーも参加だから、私もレディスクラブの集りには出て行くわ♪　昔みたいに、ケーキを焼いたりもするって言ってるのよ。

ライモン《３月からは、だから充実した日が送れるよ。リハビリもなれたら日にちが増えるらしいから、午後は結構疲れて、部屋でゆっくり過すよ。

ミント《まぁ、もともとはあれだけ元気そうだったんだから、きっと言う事聞いて、ちゃんと療養すれば、又元気になるわよ。

ライモンは、死ぬほど勉強したりとかも無しで来たんでしょう？

ライモン《まぁそこそこの成績を取っていたから、そのまま大学だったしね。セージだって、そのはずだっただろう？“ビリの方だって国立大学入れば、誰も何も言わないから、楽しいクラブにでも入って過すんだ！”って言ってたんだよ。

それが、滅茶苦茶難しい試験がある此処の“大学を受けるから”とか言ってさ！皆であいつは完全にクレィジーになっちゃったみたいだよって言ってたんだよ。

アニー《そうよ、此処の大学も大学院も、人によっては本当に『血尿が出るくらい勉強するんだ』って言われているのよ。

最近はグンと減ったらしいけれど、ドロップアウトする人も多かったのよ。

ライモン《へぇ～エルダー君も研究員になったんだから、心身とも優秀なんだね。元々出来る人だったんでしょう？

セージは僕と同じでのんびり過していたからね。噂では、急にスキップして早くに大学受験したって言うし、まだ大学生やっているかと思ったら、大学でも早くに大学院へ進んだ学生だって聞いて別人の事かと思ったよ。

そして研究開発では異例のハイスピードで、結果を出したってうから、もしかしたら同姓同名の別人かも？とも思ったよ。

ミント《本当よね！どうしちゃったのかと思ったわよ。でもセージらしいのは、目標が勉強したいからではなく、此処で暮らしたいから此処の大学に！って言う動機は“やっぱりセージだわ”って思ったわ。

第一私は、此処の大学がそんなに特殊な教育の大学だって思わなかったものね。

アニー《本当によ！私はアートカレッジだけれど、でも入るのはまぁ普通に入ったけれど、入ってからはかなり大変だったわよ。

でも講師の先生達が魅力的な顔ぶれなので、勉強するしかなくてね。でも途中で止めた人結構居たわよ。代わりに卒業したら、仕事が決まらない人は居ないくらいに、中身濃く勉強できたわよ。

ミント《結局アートカレッジを、ちゃんと卒業した幼馴染はアニーだけよね。　後は工学部に行った、元々秀才のメィス姉弟だけで！　

セージは考えたら、Cafeでアルバイトなんかしていたけれど、よく卒業できたわよね。ま、今思えば愛の力ですかしらね・笑

ライモン《それもまさかの動機だよね。本当は情熱的な所もあったんだね・笑　それも歳上が好みだったとはなぁ～...

ミント《別に歳上が好みだったわけではなく、たまたま好きになってしまった人が、歳が上だったって事でしょう？

だって、ずっとセージはSugarの歳知らなかったはずよ。歳の話した事ないもん。

バニラ《ライモンは女性と付き合う時は、歳に拘る方なの？

ライモン《いいや、別にあまり気にして付き合いませんよ。一番に気が合うか、何か魅力を感じるかですからね。
マクロン国家元首だって、２０歳も歳上の人と結婚ですからね。

でもまったく問題なく、彼らは愛し合っているし、むしろ妻からのサポート力が強くて、凄く心強いんじゃぁないかな？セージもきっと同じだよ。

誰とめぐり合うかは皆わからないんだよ。

ミント《そうよね。私だって一度別れた彼と此処で出会って、これはもう結婚する運命だわ！って気が付いたのよね。

ライモンでなくて残念でした。ライモンと知り合った頃は、夫のスコットと以前付き合っていた頃だったかしら？

バニラ《まぁ、ミントもモテていたものねぇ～。

ライモン《じゃぁ、何度プロポーズしても駄目だったはずだね・笑　そうかぁ、それでその後パーティに現れなくなったのは、この国に移民していたんだね？

ミント《直ぐではなかったけれどね。私も色々と忙しかった時期があって、皮下の彼と付き合ったりして！

その後にここのカレッジの大学院に勉強に来て、Sugarとも仲良くなって、それで此処で暮らす事にしたのよ。もう静かに、のんびり暮らすのも良いかなぁって思ってね。

ブティックでもやりたいなぁ～って思っていたのよ。Cafeの隅にインテリア兼ねて、Sugarが手作りしたものを置いてあったんだけれど、とても素敵な物ばかりで！

それで私も“一緒に手伝わせて！”って頼んで、居座ってしまったのよ。セージの事言えないわよね。　

あの子も夏休みに、家族旅行に行って、皆より先に帰国する途中で、きまぐれでふと１泊予定で、此処に寄ったのが運のつきよね・Ahahaha、、、

アニー《姉弟で結構似ていたのね・笑　そのお陰で、私たちも何となく此処のカレッジに来て、Cafeでアルバイトさせてもらったのよ。

そしてCafeに居たから、エルダーとも知り合いになったんだから、不思議って言えば不思議な話よね。

バニラ《まぁ、そんな事が有ったのね。私も此処で、ライモンに出あったのも、運命的なものかしら？って考えられないかしらぁ～？

ライモン《え、え～と、失礼、僕はそのぉ、そういった感じはしないんですけれど......同じようにアニーとか他の人とも出会っていますしぃ。申し訳ないのですけれど.....

バニラ《まぁ、それでは、そういう風に考え直してみるのもロマンチックじゃぁありません？うふん～❤

私はちょっと歳上ですけれどね。でも、セージさん夫妻みたいに離れている訳ではないでしょう？

ライモン《そう言い始めたら、男女の中は幾らでも近づけますからね・笑

バニラ《Ohohoho、、、そうですわよね。ライモン！彼方も今はまだ時間もおありでしょうし、私も結構時間があるんですのよ。

仕事が終ったら、ご一緒しません？せっかく大人の独身男女が出逢ったんですもの。楽しまなくては～❤

ライモン《余程お暇を持て余していらっしゃるんですね・笑　僕で宜しかったら、お相手いたしましょうか？

でもCafeは閉店してしまいますから、下の雑貨屋さんで宜しかったら！付き添いなしでは、それ以外は出られないんですよ。

バニラ《まぁ、それでは私４時には仕事が終りますから、４時にいかがかしらぁ♪
楽しみだわぁ～❤　Ohohoho、、、、私、仕事進めなくちゃぁね！
　　　　

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なんとバニラさんは、かなり調子よくライモン君とデートの約束をしてしまったようです。ちょっと自己中なのですが、明るくてなかなかコケティッシュな魅力に溢れた女性ですから、男性から見たら悪い気はしないのでしょう。

最初は興味はなかった様ですが、此処まで押されては、断るのも失礼と言うことで、今日はデートする事にしたようです。聞いていてミントさん達は、ちょっと呆れましたが、まぁ大人同士の独身者ですから、口を挟むのも野暮と言うものでしょう。

せいぜい行き過ぎが無いように願いたいだけです。トラブルだけは困りますからね。ライモン君は、見るからに上等そうな若い男性ですものね。