休息日をゆっくりするには準備を完璧に...。

午前中はながら族でセージ君は読書もしながら、音楽を聞いたり、TVを見て過ごそうとあれこれ準備しています。
要りそうな物は皆かき集めて、セージ君はカウチの所に持って行き、動かなくても良い様に準備です。
クッションも集めて、本当になるべく何もしない様にと、準備が忙しいのです。

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セージ＼（えーと、この資料を読んで・・・。この本も読んで、資料がすぐに作れるようにしてっと！）

セージ＼（あれっ？ゼミのパンフレットも置いて置いたはずなんだけれどなぁ～？まさかイリスにもう第２子が出来てしまうとか、リーダーになるとは予定外だからなぁ。もう少し忙しくなるかな。）

セージ＼（念のために、イリスに渡す分は、メモもつけておかないと、まだ駄目だろうなぁ～？他の人には聞きずらいだろうから、甘やかすのはいけないんだけれど、ちょっぴりだけおまけメモかな？）

Mrs.Sugar＼セージ、何ガサガサやっているの？ゆっくりするって言ってたのに、忙しそうじゃぁないの？

セージ＼うん、ゴメンね。なるべく何もしないでゆっくり出来るはずだったんだけれどね。予定外な事になってさ！明日やるかもしれない事の、準備はした方が良いだろう？

Mrs.Sugar＼何も此処まで運んでこなくても、机の上でやれば良いのに！
計画通りにはやらない割には、短期では計画的に行動するのね！

セージ＼一応ね。その通りにやるかどうかは又別もんだけれどね。何処で忙しく動くかだよねぇ～。

俺は先に済ませてから、後からゆっくりしたいからなぁ。

こう言うのは、計画的にやらないと時間なんていくらあっても足りないくなるんだぜ。

セージ＼え～と、これはもう終わったし、後これだけやれば、ほぼ予定通りかな？一応予定通りに早く終わると気持ちが良いだろう？　

そうしたら、午後はゲームも良いし、映画見たりも良いしさ。俺って、意外と几帳面なのかもしれないよね。

皆が“セージっていい加減”て言うから、そうかと思い込んでいたけれどさ。

Mrs.Sugar＼私は、人の事言えない性格だから、何とも言えませんけれどね。人は両面持っている様に想うし、他人を傷つけたり迷惑かけなければね。

どうだって良いと思うのよね。最近ますます“面倒なのは嫌だわ”出来るだけ、許されるぎりぎりまで、自己都合で暮らそうと思う事が多くなったわ。

だから、お約束も減らしているのよ。“気が向いたらね”って言う事でね。

セージ＼さてSugar、一寸だけ詰めてくれる。俺そこでやりたいからさ。そうしたら、見たい番組が有ったら、それは一緒にみるしね。

Mrs.Sugar＼はいはい、一寸つめればで良いのでしょう？どうぞ。

セージ＼あっ！クッションも一緒にって思ったのに、忘れたよ。出来るだけ持って来ておけば、好きなようなスタイルで過ごせるしね。

カウチの所だとさ、お茶飲みたい時もキッチンが近いだろう？

Mrs.Sugar＼そうね、素晴らしい計画だわ。それでもう今日１日の計画は済んだのね。

Mrs.Sugar＼何？クッションそんなに持って来たの？

セージ＼そうだよ、だってうちはさ“余計な物はなるべく置かないけれど、クッションだけは沢山置こうね！”って言ったじゃぁない？

Sugarも“布が余ったらクッション作るわ”って言ってただろう？

Mrs.Sugar＼まぁ、そう言ったかもしれないけれどね。クッションは幾つあっても結構重宝はするけれどね。

セージ＼そうだろう？色々楽な姿勢取れるしさ。色々な椅子を置くより、カウチだけにして、後はクッションで座るようにしようって言ったじゃぁない？

だから、靴も脱いで裸足の暮らしは、俺は良い考えだと思ったよ。

Mrs.Sugar＼日本は家が小さいから、一つのお部屋ですべての意味合いの部屋にって多いのよ。大きな家は別ですけれどね。お掃除も楽でしょう？最初に私の部屋見て吃驚したでしょう？

セージ＼そうだよね、何時も綺麗に片づけて置けるしね。

でも此処の国のレンタルハウスは、皆ここみたいにロッジ風で狭い家も多いんだよね。

Mrs.Sugar＼工務店が新しく建てたレンタルハウスは、私のCafeの家を手掛けてくれた工務店ですからね。

北欧の出身の人だから、こう言うのは嫌いじゃぁ無いみたいで、デザインを使いたいって言うから、使っても良いって言ったのよ。

セージ＼そうだったんだ。じゃぁ、あの家はオリジナルなんだね？プラン変更が凄く簡単だし、それでも機能的に出来ていたよね。

半地下が巧く作られていてさ。やたら開放的なんだけれど、プライバシーはちゃんと守られていてね。

Mrs.Sugar＼此処の住宅街には、高層の集合住宅がないからね。上から覗かれる心配はあんまりないでしょう？

セージ＼あぁ、俺の国は寒いから大きな窓は、特に古い家ではないんだよね。此処で見てから、後からサンルームを作って、バルコニーを囲っちゃって日光浴など出来るような、開放的な場所を作ったんだよ。

最初はそれも反対されたんだけれど、作っちゃったら皆気に入ってさ、バルコニーは全部サンルーム付きにしたんだよ。

此処の家のスペシャルな強化ガラスに２重扉や、その上のシャッターのお陰で、外の熱が伝わりにくくて快適だね。自動ガラス磨きにはたまげたよ。

Mrs.Sugar＼あはっ、あれは工務店のオーナーと相談したのよ。でもプレハブ住宅の一部として量産してもらったから、ローコストになったしね。

ちょっと良いアイディアだったでしょう？
雪や雨が降った時の事も考えてね。勾配は片流れの急勾配にして、太陽発電も使えるようにね。

セージ＼よくそんなこと考えたよね。なかなかそんなアイディア通りの物が出来るかなぁ～って思うだろう。

Mrs.Sugar＼余計な事知らないから“こうしたいんだけれど、何とかなりません？”って言う感じでね。

若い時の仕事柄、ざっくりとは建築の事は知って居たりしたから、考えついたのよ。

プロなら頭からマイナスだって言うのを、逆に考えてみたのよ。

セージ＼俺もかなりクレィジーな事考えるって言われちゃうけれど、Sugarと話していると、世の中クレィジーな発想なんてないよね。

今身の回りにあることすべて、昔はクレィジーな考えって言われていた事が、現実になって居るんだものね。

考えたらこの国みたいに“過去に戻る事が、最も未来に向かうのに良い事なんだ”なんて考えたリヴェール教授達も、変だって言われていたそうだからね。

でもさ、本当に半世紀昔に戻って不便な暮らしになっても、何ら問題はないかもだよ。

何でも大概が人の手がかかってさ、大変だとか面倒だとか言うけれど、それはそれなりに雇用も生まれるしさ。

Mrs.Sugar＼西欧は、まだすごく不便な中で暮らして居る国が多いんですものね。

たまたま私なんて便利過ぎる国に生まれちゃったけれど、急激に進化したのよ。

突然、超高齢化社会になって、やたらに長い命を手に入れた人が、急激に増えてね。

それで本当に幸福になったんだか、結構愚痴を聞くことが多かったわよ。

私は年々通院が増えて来て、それで疲れていたわ。

此処の国は月一検診だけで、薬もグンと減ったし、私はしがらみが融けて自由に生きて、アレルギーも治ってきたわ。
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またセージ君はMrs.Sugarと話していて、どうする事が本当に人にとっては良いのか、考えてしまいました。

ただ、いずれにしてもリハビリって言うのは、必要だろうから、楽しく継続出来るように、ゲームを取り入れて、遊び心も満足させる方法を考えようと思ったりしました。

その為には一応提出した物に、手を加える事を考えています。自分でも笑ってしまような、くだらない様な考えもよぎったりしながらです。