又土曜日がやってきましたので、Cafeの庭に集まりました。太陽の灯りを感じるような、場所だからなのです。此処はレンズの組み合わせで、天気が良ければ、太陽の光を感じるような、壁面や天井にしてあります。
それで、かなり病気予防になるからなのです。住まいの部屋の壁面にも、プランテーションの緑や明るさなど、外の天気を感じる様になっています。
それでも、更に安全であるはずの奥まった、新シェルターで1ヶ月以上若い世代は、暮らしてみてどうなのか、調査してみたのですが、結果中高年世代一緒の方が、精神が安定すると解り、やっと新シェルターのシャッターが開きました。
皆がホッとした明るい表情に変わり、今ではとてもみな健康そうです。
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セージ《やぁ、ライモンやっと時間が取れるようになったのかい？お前ずっと入院状態だったから、ストレスたまっただろう？
エルダー《具合が悪い時は、入院は安全な場所だけれど、今は健康な時なんだろう？ そうなるといくら此処はよく出来ていても、病室は病室だからな！
俺も怪我して入院中は、アニーが付き添ってくれたけれど、腰の骨折だったから、入院するしかないんだけれどさぁ。
でも同じ寝たきりでも、病室からは出たかったよ。痛くても意識がハッキリしていたら、家で過ごす方が全然気分がちがうよ。俺は我慢強く無いしね。
ライモン《まぁ、そうなんだけれど、妻のフェンネルが付き添いって事で、一緒だったからね。大使館の仕事も有ったから、在宅ワークして居たって感じかな？
セージがどうしているか気になったよ。逢えないしね。君は精神が強いから、何とか耐えているだろうとは思っていたけれど、Sugarさんの事となると、人格変わるからなぁ。
アルフィ《わぁ～。俺入院経験が無いから、もし何かで入院となったら、きっと病気になってしまいそう。
ちょっとさぼり気味だったけれど、もっと真面目に健康管理しようっと！
車は走っていないけれど、歩くときも事故に遭わない様に気を付けなくちゃぁなぁ～。何かで転倒したり、怪我して入院なんてこともあるんだからね。
今までは、入院したら魅力的なナースが、担当になったら...むふふなんて思ったりしたんけれどね。
エルダー《お前なにかいやらしい事考えていないか？ 実際にそうなったら、嫌なもんだぜ...。特にトイレに行きたい時はよぉ～。
ま、俺は気が付いたら結構長い目に、直接尿道にチューブが入っていたし、セカンドの方は、見えない様に吸引式の機器で取って、ロボットが洗って処理してくれるんだよ。
それでも、彼方此方触られるんだけれど、同性の看護師でも、やっぱり嫌なもんだよ。
セージ《家族が看護してくれるなら、そんな機械ではなくて、オムツに切り替えて、人の手での方が、怪我などの治りも早いそうだよ。
ハンドパワーって言うのが有るんだそうだよ。リラックスして、任せられる人が居たらだけれどね。此処は、自分で選べるんだ。それがやっぱり人気の元みたいだよ。
ライモン《他にも入浴介助とかも有るからね。
アルフィ《それじやぁ、すげぇ魅力的なナースだったら、もう最高じゃぁないのかい？（ニマニマ）俺、絶対に人間の方を頼んじゃうなぁ～。
そして、よく有る話で、魅力的なナースとカップルって話もあるだろう？
ライモン《そんな事は、此処ではあんまり無いんじゃぁないの？だって、大体ナースと助手男女2人チームで入室で、ちょっとしたことでも一人では来ないし、特に若い患者には年配のベテランナース達が来るんだよ。
間違いが有ったら拙いだろう？ アルフィ君と同じように思うのが多いからね。
アルフィ《あっ、やっぱり？ そうだよなぁ。重症の時はそれどころじゃぁないけれどね。でも回復してきたら、やっぱり同じような事考えるか！
余程の生真面目で、堅物じゃぁない限りね。
セージ《そうそう、今日はさ、俺皆に話したかった事があるんだよ。土曜日のこの集まりの時間、半日ボランティアやるって言うのはどうかなぁ？
一緒の場所なら、手作業やりながら話せば良いんだしさぁ～。プランテーションの草取りとか、単純作業の人手は欲しいようだって聞いたんだよ。Sugar達は、そうすることにしたそうなんだ。
エルダー《どうせ何の知識も無いし、有るのは体力と手だけだからね。理事長達は、力仕事は大変だと思うんだ。機械化は出来るだけしないのが基本だからね。
俺達も日ごろ使わない、筋肉とか使って良いんじゃぁないのかなぁ～。俺は賛成だよ。
自分達が食べる物作るんだからね。楽しみもあるじゃぁないのかな？
セージ《ま、そう言ってもお邪魔虫になってもいけないからさ。底辺の片付けでも何でも良いと思うんだ。食糧危機も来てから、慌ててやっても遅いからね。
今なら、教えてもらったりして、自給自足出来る方法も考えないとね。食事は薬だって言うだろう？
アルフィ《俺は皆と同じ作業も参加したいけれど、その他の検査作業も出てくるだろうな。管理栄養士からの雑用頼み事も、最近は結構あるからね。
病理検査ばかりではないから、他の資格も取ろうかって今思っているんだ。やっぱり最低の資格証もらえる位の事は、知って居なくてはね。独り身の今のうちなら、時間は取れやすいからな。
Sugarさんみたいな、協力的な妻に恵まれるとは限らないからね。
エルダー《Mrs.Sugarほどではないけれど、アニーも自分がやりたい事等があるから、結構楽な妻だよ。
ボランティアも皆がやり始めたら、何か出来る事はやるんじゃぁないかな？ブティックでの、仕事の流れでの、将来の為のボランティアとかね。
ライモン《僕は、むしろ妻のフェンネルは福祉が専門だから、何かやりましょうって、言って来るんじゃぁないかと思うんだ。
プランテーションの手伝いも、俺の国も見習ってやるって良い事だと思うから参加させてくれたら、やってみたいな。
エルダー《ライモンは又大使なのに、全く土いじりなんて、子供の時からやった事無いんじゃぁないのかい？汚れる事気にならなくなったら、問題ないけれどね。
今の所、壁面利用のハイドロカルチャーが、メインなんだろう？ 部分的に直植えも有りなのかなぁ？草が生えるとしたら、土も有るって事かぁ？
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今日はそんな話などから、後は何時ものようにだんだん話は脱線して、メンズトークになっても行くのでしたが、これが大事な健康の元だそうですからね。
くだらない様な話が、心おきなく出来るって言うのは、素晴らしい仲間だと言う事ですね。時々声が大きくなると、以前ならMme.シャノアールなどに“煩いっ！下品な話ばかりするんじゃぁない。そう言う話は小さい声で話なさい”って怒られたのですが、今日は彼女は、婦人会出席で留守なのです。
皆で小さな声で“うるせいババァ”などと言っていたのですがそんな叱られる事も、とっても大事な心のケァになっていたようです。年代別に別れて暮らしてみて、判った事でした。
storyteller🐑
