リハビリレギンスの新しいのが出来たというので、新年早々セージ君は午前中は、教室に出ていく事になりました。メィスやマテリアル教室の面々は、年越しなど関係なく、作業に没頭していたようなのです。
研究室は何時もこんな感じで、休みであっても出ていくときもあるので、普段手が空いている時に休暇を取ったりも多いのです。
ですから、普通の平凡な家庭を望む人向きではない為か、結構バツイチや最初から結婚していない人が、多いのです。
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セージ《ごめんね。ゆっくり休むつもりだったんだけれど...。メィスから連絡が
来ちゃって、直ぐに見て欲しいって言うからね。
なんだかメィスも、マティリアル教室の人たちが、やる気満々になってしまって、ずっと毎日出て行って、俺が希望したのに近い物になったはずだって言うんだ。
Mrs.Sugar《気にしないで!よく解っているわ。一緒に居られる時間もあるんですから、その時又お話ししたり、遊んだりすればよいじゃぁない?
私も編み物して待っているわ。
Mrs.Sugar《結婚したから、何時でも一緒に居られる時間は作れるじゃぁない。これから研究者として仕事するようになっても、今とそう変わらない暮らしだと思うわ。
私もセミリタイアするから、セージと過ごす時間は、合わせられると思うのよ。
パートさんなども、来てもらえるように、頼んでありますしね。
セージ《It would make me happy for you to just be there for me. I love you
more deeply than words..Ooh baby it's the ultimate feeling.
You got me lifted, feeling so gifted.
Mrs.Sugar《You're the irreplaceable person to me.You always make me
happy.there will be always hearts together.
セージ《Because you return immediately, wait.
Mrs.Sugar《気を付けて行ってらっしゃい。
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Dr.ターナー《よぉ、せっかくの休みだったのに、悪かったなぁ~。なんだか良い塩梅に前のに手を加えたのが、出来上がったんだそうだよ。
皆に早く見せたいって言うからさぁ~。
セージ《ありがとう。メィス休みなくやってくれたんだね。
メィス《いいえ、これのおかげで、マティリアル教室は、今ノリにのってしまってね。他の研究もやり始めてしまったのよ。
イリス《前のとは肌触りが又少し違った感じがするよ。
エルダー《うん、前のは冷たい感触だったように思ったけれど、これは、温度が気にならないよな。即触れたものと同じ温度になるみたいだね。
メィス《そうでしょう?Sugarが“少しすると裸で居るみたい”って言ったっ
て言っていたって言うから、皆で少ししなくても、即体温と同じ温度になるようにな
った方が良くないかってね。もうみんな張り切ってしまって、やる気満々なのよね。
セージ《それは嬉しいんだけれどさ、無理することなく、休みはちゃんと取ってくれよ。大至急でなくても良いんだからさ。これはもう一旦提出したものだからね。
ただ俺がもう少し完全に、フィニッシュしたかっただけだからさ。
Dr.ターナー《そりゃぁそうだよな。でもしばらくはまだ、一応基本が出来たら、即上級研究員の所に提出して、仕上げて申請してしまう事になると思うよ。
アイディア考えて、開発した者は、イラっとする奴もいるんだけれどな。でも、まだ
皆は、暫くはこんな感じだと思うよ。
でもいずれ、全部自分で完成させて、提出できるようになるよ。
セージ《わかっているよ。そう聞いていたからね。だからそれは良いんだけれど、その後もう少し、自分で煮詰めてみたいんだよ。
それでそう話していたら、メィスが“素材は興味あるから、私も!”ってね。
メィス《そうなのよ。なんだかもう少し手をかけてみたら、何とかなりそうな気がしていたのよ。
イリス《でもさぁ、面白いよなぁ~。俺はこういうのに考えが回ら無いんだよなぁ。一応一生懸命考えるんだぜ。
エルダー《君すごく頭が良くて、凄く詳しく知っているのになぁ~。本や資料を読んだら、コピー機みたいに正確に頭に入るのは、半端ない記憶力なのになぁ。
神様は上手く人を作ったんだよ。
皆同じじゃぁ面白くないからね。でも君は、正反対タイプのセージと友達で、此処
に来たから、きっと刺激を受けて、君にしかできない役割が出てくると思うよ。
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ターナー教室も、かなり纏まってきた様子になってきました。エルダー君とイリス君が少々、ぴったりと出来ない所があるようですが、イリス君の姉の聡明なメィスが居るし、細かい事は気が付いていても、適当にスルーできる性格のセージ君だから、巧い事言っているようです。
いずれ、お互いに角が取れてくるでしょう。お互いが気が合わなくても、力量は理解していますからね。其処がこの国の人たちの特徴です。変にうらやんだり、張り合ったりはありません。お互いに刺激し合って、自分を磨く方が得策だと思うようです。
それも、トップの人たちの考えが、影響しているようです。
storyteller🐑