今日は冷たい風が、強く吹いている日です。冬休みに入りましたが、セージ君はイリス君と図書館で待ち合わせて、イリス君が何勉強をしておくと良いのか更に伝えなくてはです。
本当は自分で考える事なのですが、前からイリス君を知っているセージ君は、もう一言具体的に、付け足して言わないと、見当違いな事の勉強をしてしまう場合が、大いにあるのです。
皆が居る所では、何も言いませんでしたが、イリス君には最低の事は判ってもらっていないと困るのです。時間がそれほどあるわけではないので、よく解るようになってもらっていなくては、イリスも困るでしょう。
アンジェと付き合っている以上、さすがの勉強好きなイリス君も、多くは家で勉強をする時間は無いと思われるからです。でも何をどれだけやって置くようにわかっていれば、そこまではやるでしょう。
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１・Mme.シャノアール《あらっ、アンタ達冬休みじゃぁなかったのかい？
図書館へ行ってきたんだ。冬休みは閉館するって？
セージ《1週間は休みだってさ。本借りるなら今の内だよ。
Mme.シャノアール《セージは勉強もしなくてはだろうけれど、休みの時く
らいは、Sugarとロマンチックな時間も過ごさないとね。
イリス君は、あの金髪娘と、いちゃついてばかりいないで、勉強しないと
だよ。良く出来る秀才だって言うけれど、女の子が一緒だと、もう情熱の
塊みたいになっているみたいだからね。
イリス《わかっているよ、だからそうならないように、ホームワークをセ
ージから出してもらっていたのさ。じゃぁセージ、気を使わせてしまって
ありがとうな。
２・セージ《まったくペパーテストなんて、何時も満点しか取らないような
頭しているのに、何だって理解が出来ないのか不思議だよ。
それと問題はアンジェとカップルになってしまったことだろうなぁ～。
アンジェが、あんなにイリスの事、愛していたとは思わなかったよ。って言
うか、彼女と付き合うと、あんなに奔放に愛情表現するとまでは思わなかっ
たよ。女って、本当にわからないものだよな。
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セージ《Sugar、ただいまぁ。今日は外に出なくてよかった日だよ。風は結構吹いていて、冷たい風だったからね。
Mrs.Sugar《おかえりなさ～い。そうなの？家の中に居たから外の寒さは判らなかったわ。用事はもう伝わったの？
セージ《あぁ、シャノアールがよろしく言っていたよ。今冬は2～3日帰国するだけだってさ。
Mrs.Sugar《セージは冬休み中は、少しゆっくりするって言っていたわね？何時も勉強ばかりだから、大丈夫なら、少し休めたら良いわよね。
セージ《勉強はするけれど、長時間やりっぱなしは効率悪いんだよ。そんなに集中力って、長く続かないからね。適当に休んだりした方が、ずっと頭に入るんだよ。
だから、朝Sugarが目が覚める前に、本を読んだりするのは、凄く良いんだよ。
Mrs.Sugar《そうなの？私は何時も先に寝て、起きるのもセージよりも後ですしね。夜中に目が覚めた時に、セージの寝顔見るだけかしらね。
あっ、たまに昼寝した時に、見るかしらね。寝ている顔が、又チャーミングよ。やっぱり閉じた目も素敵なのよね。睫毛がくるんとして、可愛いわ。
セージ《何時も誉めてくれるのは、俺が自分では見えないか、見えにくい
所ばかりだね。Sugarの事は、もう頭の先から足の先まで全部大好きだよ。
Mrs.Sugar《セージの事は私も、全部好きだけれど、でも部分フェチなのか、特
にお気に入りって言うのがあるのよね。
男女関係なく、背中とか、肩から腕、手の先までのラインに、好き嫌いがあるわ。顔よりもね。好みの腕の人見ると見とれてしまうわ。
セージ《Lorsque tu es blotti tout contre moi, mon coeur déborde de joie. Mes mains sont là pour retenir Sugar.
Mrs.Sugar《je suis vraiment heureux de vivre avec toi à la dernière fois de ma vie.
セージ《Sugar, je suis rempli de l’amour de ton fils tous les soirs,et je suis
sur le point d’éclater en larmes de tout mon bonheur.
Et je vais dormir avec un sentiment très extravagant à côté du sucre.
Mrs.Sugar《Mon sage le plus important.e suis toujours désolé pour
les quelques mots qui transmettent l’amour.
セージ《Je m’en souviendrai à temps, donc c’est bon. Chuchoter
l’Français peut être un sentiment très passionné.
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2015年までの物語は、此処までです。まだ2人の間は、育てていかなければならない新しい愛が生まれています。きっと2人で大事に育てていくことでしょう。
人生は判らないものですね。Mrs.Sugarは最後の時を此処で過ごし、人生を終えるつもりだけと思っていましたのに、たまたまふらっと、気まぐれに立ち寄ったセージ君と出逢わなかったら、2人の今の暮らしは無かったのですからね。2015年は今日で終わります。
さて！２０１２年の物語の始まりの方のあらすじは、これで終わってぼちぼち２０２１年の暮らしに戻ろうかと思うのですが...。世界がどうなっているでしょうか？大気汚染その他を考えて、西欧ではこの物語のように、地下などに核シェルターがあると言っても、それほど驚かないと思います。
自然災害などが多い日本は、ごく一部にシェルターが作られたり、災害用の地下貯水地が作られるようになりましたが、今回のような感染症の拡大のような、凄い大災害が起きても、他人事のように、あまり危機感を感じていない人が、多いようなのが現実の日本人のようです。強い口調できっぱり言われないと、守れないのでっしょう。
しかし、戦後生まれの高齢者が多く、若い人に伝える年代なのですが、何も知らないで育っているのですから、今回では学ばないとならないと思うのです。
伝えなければならない世代が、世界的な危機などがピンと来なく、どうしても対岸の火事的に、なってしまうので、若い人はなおさらなのではないでしょうか。自己自粛・自己判断、自己管理さえ、どうしたらよいかわからない人が多いのかもしれませんね。
海外で何円も暮らした経験が有っても、日本人ばかり集まっていた人は、またせっかくのチャンスなのに、ローカルの人や色々な国の人と付き合わずに、小さな日本人社会の中だけでくらして、あまり学ばずに帰国したりの駐在員も少なくないようです。
今だ意識が鎖国状態から抜け脱していないように、却ってカルチャーショックを受けることが未だに多々あります。
若い人には、チャンスを作って海外で暮らして欲しいですね。暮らしても色々な国の人と、付き合ってほしいと思います。言葉は相手から学ぶのが一番良いと思います。
storyteller🐑
