秋も深まってきたころに、イリス君とマーシュ夫妻の所でも、元気で大きな男の子を出産しました。もう十分に育っていると言う事で、昨日はシッカリ運動をさせられて、陣痛が早く来るようにして、夕方に出産しました。
予定より早い目ですが、落ち着かないでウロウロしているイリスも鬱陶しいですしね・笑マーシュも初産ですが安産で自然分娩です。此処では出来るだけ自然分娩で、Dr.マリアンヌは水中出産も考えていますが、今回はは一応普通に自然分娩です。
イリスはギリギリまでメィスに付き添ってもらい、生まれる瞬間にマーシュの所に行き、一人で付き添いました。そして、赤ちゃんの産声と共に、イリスも大泣きしたのですが、感動だったのか緊張感だったのか微妙なところです。
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産婦人科ナース《大きくて元気な赤ちゃんで、早くに生まれて良かったですね。
Dr.トーマス《あのまま予定日まで陣痛が来るの待っていたら、育ちすぎていたね。まだ若いから、体力があるから安産だったよ。
妊婦さんは、もう少し運動をしっかりしても、良かったくらいかな。軽く済みましたけれど、やはり大きい赤ちゃん産んだ人は、回復が遅くなりますね。
君も大丈夫ですか?かなり緊張していたようですが...お姉さんが側に居てくれて良かったですね。
イリス《はい、何しろ初めての事でしたから、説明は聴いていましたけれど、あんなに凄く苦しむとは思っていなかったので、でも初産としては、時間も短くて軽い方だったんですね。俺には凄い長い時間に感じましたけれど...。
産婦人科ナース《奥様がシッカリした方で、旦那様が却って励まされて...でもしっかり手を握って、安心されていたようでした。
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メィス《あらっイリス出て来たの?落ち着いたのかしら?今皆と話して居た所なのよ。
イリス《こんにちわ。どうも、皆さん心配してくれてありがとう。
フランツ《おめでとう。大きな赤ちゃんだったそうだね。でも奥さんも元気だそうで、良かったなぁ。イリスも父親だなんてなぁ~。
メィス《皆はお産は安産だと言う気がするけれど、イリスの方が取り乱して、大変なんじゃぁないかって心配したって言っていたのよ。
私の手が痛くなるくらい、握りしめられたって言って置いたわ。
セージ《お前取りあえずは、お邪魔虫にはならなかったようで、良かったな。でも産声と一緒に泣いていたんだって?
俺はお前の泣くのには小さい時から慣れているけれど、他の人はたまげたんじゃぁ
ないの?
イリス《何だよ。そんな事言うけれど、想像できなかったくらいに、凄かったんだぜ。死んじゃうんじゃぁないかと思ったくらいだし、本当に出産で亡くなった人も、居るそうだからね。
エルダー《ギリギリ、産室に呼ばれるまでメィスが側に居てくれて良かったな。メィスが居なかったら、イリスはどうなっていたんだろうな・笑
メィス《まったく、緊急時になると子供の時と変わらないわよね。私が居なかったら、セージにに縋りついたかもしれないわね。
まさか結婚していると言っても、セージも人の家のお産の付き添いはねぇ。でもイリスの事だから、ギリギリまでしがみ付いて居たかもよ。本当に怖がりなのよね。
アナタ父親なのよ。しっかりして頂戴。
エルダー《メィスと年子って言うのも、頼りにしてしまうんじゃぁないのかい?セージは若くても長男だし歳が離れたお姉さん達だから、自分で何とかするって言う習慣もついているんだよ。
それにSugarさんの事で、看護を一人でして、又逞しくなったんだと思うよ。本当に愛は強しだね。看護しながら勉強もして、試験も受けてだったものなぁ~。
セージ《俺もイリスには、頼み事をしているからね。お互い様だけれど、お産の付き添いはね。流石に断るよ。
でもこれでイリスも父親だし、少しは強くなるんじゃぁないのかな?俺はSugarに関しては、女々しくてだらしないんだって解ったんだ。
そう言う奴を見て、昔は馬鹿にして居たんだけれどね。たかが女に振られたりしただけなのに....とかさ。
エルダー《セージは、重症の病気や、命の危機だったかもの怪我のSugarさんを自宅で看護して、益々強くなれたんじゃぁないかな。
出来そうで、なかなかできるもんじゃぁ無いからね。よく自宅で看たよな。往診には来てくれたとしてもさ。
イリス《本当だよ。1人きりで不安で、辛かっただろう?
セージ《でも、風邪拗らせた時の看病は、最初から自宅で看ていたから、肺炎一歩手前とか言われたのを看たら、何となく慣れたんだよ。
最初は風邪から始まったから、移るからと言われたけれど、絶対に大丈夫っていう気がしたんだ。熱が高くなったにしても、ハッキリわかっていると、案外不安が少ない物だよ。
その経験があったから、プール事故で意識が戻らない時は、心肺停止もしたから辛かったけれど、意識が戻って肺炎になった時は、自宅の方が良いかもにしてもらったんだ。俺は一緒に居られるのが、安心だったよ。
俺はSugarが病気でも何でも、側に居てくれると、何でもイケるって気になるんだよ。
メィス《イリスも、同じような体験はその内する事も有るでしょうから、直ぐに泣き言は言わないのよ。
頼るのは悪い事では無いけれど、直ぐに縋りつかないでよね。音を上げるのが早いのよ。子供の時から、都合悪くなれば泣けば助けてもらえるとか、逃げて事ばかりいたんですからね。
イリス《やめてくれよ。何時もそう言うから、イメージが悪くなるだろう。セージ以外は知らない事だったのにさぁ。
セージだって子供の時は泣いたの見た事も、聞いたこともなかったけれど、Sugarの事では何度か泣いたはずだよ。それ聞いて俺はホッとしたよ。
確かに俺は泣き虫だったけれどさ。
エルダー《いいよな、セージみたいな性格でも、泣くことが有るくらい好きな女が居るなんてさ。でも、本気で好きになった相手と結ばれたら、幸せばかりでは無いって事が微妙だね。
更に子供も生まれて、本当なら幸せいっぱいかもしれないのに、だからこその辛い事も出てきたりするっていうのが、何ともいえないよなぁ~。
フランツ《そう言う譲歩がいっぱい入って来るから、彼女いない歴が長いのも、辛い時もあったけれど一人でもいいか!になってくるんだよ。
こうして色々身近の者の具体的な経験を聞いたり、見たりすると“ひとりでもいいや!面倒くさく無くて...”って思う様になってくるんだよな。
って俺達30歳近いバチュラ―会メンバーは、週末は慰め合うんだよ。ま、イリスは安心して産休取って、子育てや家事をやってください。丁度まだ今は中のスタッフだけで仕事は回せるからね。
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2017年はこの国の国民の出産が続けて2回ありました。結婚とか出産とかは、何故か同時期にあるよう
で、カップルもまとまりかけている人もいるようです。
そんな2017年でしたが、後は勉強会?資格試験?などが少し残っているだけで終わる予定です。半分冬に入ったような日も有るのです。
storyteller🐑