夏休みでも集まりは良い様です。

今日はセージ君は夏休みですが、サイクルクラブに出ていきました。車いすのメンテがあるそうですし、ベビーカーのメンテも今度来るそうです。

何時ものように急ぎではないとは言いますが、仕事がたまるのは嫌なので、出ていきましたら、同じ思いなのか、エルダー君がもうやり始めていました。

今日はあとは、Dr.マロウだけが出てきていました。泊り明けなのでやってきたようです。

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Dr.マロウ＼おやまぁ、２人共夏休み返上でメンテの仕事かい？

セージ＼そういう訳じゃぁないんだけれどね。口は動かしているけれど、手は空いているって気が付いたからね。

まだベビーカーとか来るっていうからさ、ここでお喋りするなら、ついでじゃぁない？

エルダー＼そうそう、夏休み終わったら仕事山積みは嫌だからね。

エルダー＼あぁ、これは前に直した奴だけれど、同じところのひじ掛けがまた折れているから、新しく作って取り換えてしまったほうが良いよね。

スペアが物置にあるかな？これは後回しにして、ほかの所をやっておくか！

セージ＼大体俺たちの所にこの仕事が来る前は、どこでやっていたんだい？別に良いんだけれどさ、ずいぶんあれこれメンテしたよね。

管理人達がやっていたのかなぁ～。結構雑にねじ止めなんかしてあるよ。汚れているしさ。

どうせなら、ばらして汚れを落として、組建て直したら、又元気に仕事するよ。

Dr.マロウ＼さぁ？多分管理人が、ジョルジュに言われて、簡単にやっていたのかもしれないよ。

セージ＼まぁ、俺たちも管理人だけれどな？　エルダーも資格取ったんだろう？

エルダー＼あぁ、セージのの後にね。セージが年齢に達しないうちに試験受けちゃったからさ、ライセンスもらったのは、後から受けた俺と一緒に取ったことになっているんだよな。

Dr.マロウ＼ターナー教室は、多角経営の中小企業みたいだからな。でも、みんな助かっているんだぜ。

気楽に何でもちょっとしたこともやってくれるからさぁ～。まったく関係ないような仕事まで頼んでいるからね。

俺のメスも全部磨いたり、ちょっと加工もしてもらったのが、何本かあるからな。ターナーに怒られちゃうよな。

セージ＼うちのプロジェクト教室は、中小企業まで行かなくて、家内工業みたいなものだから、良いんだよ。

現場密着型でさ。大きいな機器は、もっと上級の研究員がやっているし、うちの教室みたいに最高年齢の責任者達でさえ、３０歳くらいって若いんだからね。

エルダー＼性格的にも、小物の開発とかが合っているのかもだよ。皆気が合う仲間だしさ。

俺も今では、ここに残ってターナー教室で仕事だから、穏やかに暮らしているんだろうって思っているよ。

最初の希望通りに、リニアをやっていて、その道に進んだら、全く違った暮らしをしているだろうね。

Dr.マロウ＼エルダーも今の姿が、全く違和感なしだよ。昔見かけたころよりも、ずっと穏やかな表情になったしなぁ～。

エルダー＼あぁ、今思えばあの頃は、結構今よりも健康的な生活ではなかったし、精神的にも不健康だったように思うよ。

母親の事は愛していたけれど、鬱陶しくもあったし、休みの日以外は女と遊んで、寝に帰るだけだったからね。休みの日は母親の愛てしないとだったからね。

途中から従妹達が来て、結婚していない方の双子の従妹には、ずっと結婚したいって付きまとわれるしさ。

でもターナー教室に参加して、セージと親しく付き合うようになって、俺は変わったんだよ。

生き方を変えなくちゃぁってね。それで、皆女達とは別れて、仕事と勉強をしっかりやるようになったんだよ。周りは変わってくれないからさ、自分が変わるのが、一番楽だろう？

しばらくしたら、偶然アニーと口きくようになってさ。セージの幼馴染みだって聞いていたけれど、話したことはなかったんだよね。

エルダー＼結構、セージ夫婦と親しくなって、影響されたやつっていると思うよ。最初はさ、凄い歳の差婚したっていうので、興味津々だった奴もいたんだけれどさ。

別に歳の差のあるカップルは居るけれど、セージ達ほどのはなかなかいないだろう。それにセージをよく知っている人でさえ驚くほど、セージは本気で真面目にSugarさんの事を愛しているようなのでね。

セージ＼本当だよね。俺自分でも驚いているんだからさ。他人はもっと驚くと思うよ。特に昔から知っているメィス達や、ライモンなんかもね。

俺は女にメロメロになって、だらしなくなっているやつ見ると“バカじゃないの！たかが女に、なんだってあんなになってしまうんだ”って思っていたんだ。

Dr.マロウ＼そうしたら、自分がそうなっちゃったんだな・Ahahaha、、。そりゃぁ戸惑っただろうなぁ～。

そうかぁ、セージは女の子との付き合いがあっても、精神的にはまだそんな風に、恋をする経験がなかったんだな？

セージ＼あぁ、俺がバカにして見ていた人たちは、普通の愛し合っているカップルなのにさぁ、やたらにベタベタしているように見えていたんだよ。

エルダー＼じゃぁ、俺の事なんて、どう思われていたかだよなぁ～。あれこれ何人とも同時進行で付き合っていたからな。

最初は顔は知っていたけれど、話したことはなかったもんな。

セージ＼あのメィスとおそろいのブルゾンが欲しいて事から話すようになったんだよな・笑　

あれもさ、イリスが１回着ただけで、メィスとペアで着るのはあのブルゾンは目立つから嫌だって言ったんだよな。

エルダー＼そうそう、俺はあの縞々が気に入ってさ、オーダーしに行ったら、あれはもう同じ糸が無いっていうんだよね。

イリスが１日着ただけのしか無いっていうから、もう着たくないものなら、それでも良いって言ったんだ。

メィスもペアになってしまうけれど、かまわないって言うから、格安で手に入れたんだよ。ちゃんとクリーニング出してくれたから、全く問題なしでさ。

ゆったり目が欲しかったから、ラッキーだった買い物だよ。それからセージ達と話をするようになったんだ。

Dr.マロウ＼付き合いの始まりはそんなもんだよ。それでエルダーはCafeに行くようになって、お母さんが来て、一緒にCafeに行くようになったんだな。

結果今の明るいMrs.サフランにもなったそうだね？

セージ＼もうさ、最初はエルダーとサフランさんは、恋人みたいな親子でさ。サフランさんは、もうエルダーにべったりだったんだよな？

ま、旦那さんを無くして、寂しかったんだろうけれどさ。エルダーは父親にどんどん似てきたそうだよ。

エルダー＼声は似ているって言われたけれどさ、見た目も似てきたらしいんだよ。本当なら兄や姉がいるのに、俺の所にばかり来てさ。

そのうち俺が大学に入ってここにきてしばらくしたら、来ちゃったんだよなぁ。
更にその後、双子の従妹の結婚しているほうの夫が、銀行員なんだけれど、ここの経理事務として、出向で来ることになってさ。

俺もセージじゃぁないけれど、気が付けば親族が集まってきちゃってさ。双子の従妹の独身のほうも、姉から離れられないやつでさ、ここのアートの大学院生として、入国してきたんだよ。

Dr.マロウ＼それもなんとなく大変そうだなぁ～。親族は仲良くても、ちょっと離れてが、仲良く楽しく付き合えるからなぁ～。

セージ＼だよねぇ～。なのにさ、うちなんて気が付けば姉弟全員がここに集まってしまったからね。

それも一昨年、合同結婚式で、全員夫婦だぜ。俺なんてもとっくに籍入れて結婚しているのにさ。式は挙げていなかったけれどね。

そのうち２人限で、式を挙げてハネムーンに行ってと思っていたのにさ。

エルダー＼結局合同結婚式になってしまったんだよな・笑　でも素敵な結婚式だったじゃぁないか！親しい人と、家族だけの式でさ。

俺も、その時初めて、セージの両親と、Nanを見たよ。それで、Nanはリヴェール教授もDr.ローソンも知っていたって解っただよ。

大昔からの主治医だったなんてね。不思議な縁だよね。お姉さんの１人がDr.ローソンと結婚したなんてね。

俺も非科学的なことは言いたくないけれど、何か不思議な引力がこの国にはあるような気がするよ。

セージ＼このシェルターに引力でもあるんじゃぁないの？ずっと未来には、ノアの箱舟みたいになってさ、地中の中か海の中で暮らしていたりしてね。

案外宇宙でなく、海底都市のほうが、暮らしやすいかもしれないよ。もともと生命体は海から始まるんだからさ。

エルダー＼う～ん、そう言われると、宇宙船や人工衛星で暮らすよりも、水中都市の方がしっくりするかもしれないよな。

皆が気を付けて地上を離れたら、地球は又太古の昔に戻って、大気汚染も無くなっていたりしてね。

セージのDadはどう思っているのかなぁ～。一応考えているんじゃぁないの？

セージ＼考えて居たって、放っておけば良いんだよ。そんな話したら、もうアラビアンナイトみたいに、長い話が毎晩になってしまうからね。本当だぜ。

Dadは好きだけれどさ、話題は選ばないとね。俺はSugarにも言ってあるんだよ。Sugarもそういう話好きだからさ。“Dadに絶対に話さないように”ってね。

俺の事押しのけて、俺の場所取られちゃって、毎夜ベッドでSugarに恐竜などの話などし始めかねないからね。

エルダー＼Ahahaha、、、、セージはベッドから追い出されちゃうのかい？

セージ＼あぁ、何か言ったら“Mumの所に行きなさい”とか言われちゃったりしてさぁ。冗談でなく本当に言いそうなんだからね。

この年になってなんで、母親と同じベッドで寝なくちゃぁならないんだよ。ホント、変り者なんだぜ。

やっとSugarと夫婦らしくいい感じで暮らしているのにさ！日本人の妻は扱うのにも、やっぱり戸惑うことも多かったんだからね。

習慣の違いが大きくてさ。うっかりして、嫌われたくないしね。

Dr.マロウ＼やっぱり、今の状態になれるまでは時間がかかったんだな？付き合うようになっても、頬などに軽くKiss するだけだったって言うのは本当だったんだ。

セージ＼誰がそんなこと言ったんだよ。まったくみんな他人の事なのに、何言っているか解らないもんだよ。

エルダー＼そりゃぁさ、セージ達見ていると、雰囲気がすごく違うんだもの。でもさ、結婚してしばらくしたら、やっとセージもSugarさんも変わって来たってイリスが言ったんだよ。

Sugarさんは、若々しくなってきたし、セージは男でもセクシーな大人っぽい男になってきたからってね・笑

“あぁ、巧くいって夫婦として落ち着いてきたんだな”って、俺なんてひとりで思っていたぜ。そうならなくてはな！

セージは姉弟か父親になった気分で、見守ってみていたんだな。凄い忍耐力だよ。

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まさか女性たちはここに集まって、こんな話をしているとは思わないでしょうね。結構皆新しくカップルになったり、夫婦になったりなので、男性でもいろいろ情報交換していることも多かったんですね。

せっかくカップルになっても、研究者や医療関係者は、なかなかプライベート時間が上手くいかない場合が多いのです。

すれ違いが多くなったり、仕事に熱心になり過ぎたりです。独身主義のDr.ターナーが、当たりなのかもしれません。

セージ君の双子の姉のクランベリー夫妻のように、ローテーションを一緒にするようにしないと、ゆっくり夫婦の時間が取れなかったりするのでしょう。