教授の部屋で今後の話合いを...

今日はリヴェール教授の部屋でトップ会談があるそうです。ドア無しの部屋なので、隣の部屋ではDr.ターナー達は作業しながら、話は聞こえるのだそうです。

話の結果は、夕方にでもセージ達もDr.ターナーから聞けたそうですが、どんな話だったか、セージから聞けました。

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リヴェール教授＼はい、今日もご苦労様。いよいよ夏の気配が、安定してきたようだね。

フレーバーセキュリティエンジニア＼新しい素材のシェルターに変えて、俄然住み心地がよくなりましたね。

これも、早くに引っ越してみた結果、改良されて良かったんですね。暮らしてみないと、判らない事が沢山出てきましたからね。フレーバーセキュリティエンジニア＼コンピューターの方も、この新シェルター内に移動したからこそ、開発が進みましたし、外の世界とのネット環境と、この中だけのと、益々使い勝手良くなるでしょう。

中では、緊急用しかいらないかもですよ。限られたスペースですから、歩いて行くか、もう少し急ぎたければ自転車使う事になるんじゃぁないかな。リヴェール教授＼Ahahaha、、、。又僕の事を笑う者がいるだろうけれどね。便利な暮らしになるほど病人が増えるんだよ。

目的が有っての勉強や、楽しく遊びに忙しい暮らしから、病気は生まれにくいからね。

ルネ理事長＼笑いたい奴は笑えですな。僕も思わぬことから、バイオでの野菜作りが、趣味の園芸が役に立って、新しい研究テーマが出来たので、楽しみながら忙しくなりましたよ。

妻も協力してくれて、又若い時に戻ったように、仲良く一緒にです。同じ園芸好きの協力者が、結構沢山出てきましたからなぁ～。

モーリス学部長＼僕の妻も、すっかりプランテーションでの作業が、気に入ってしまったようでね。

育児室のボランティアやるはずだったのですが...。不便な、物がない暮らしは、色々な知恵を出し合って、身近な物で何とかするのが良かったですね。

今は世界中が手を使うアナログな作業や、遊びが増えてきているようですね。リヴェール教授＼そう、自然にそうして、昔のアナログの暮らしの良さが浸透していけば、大気汚染の数値も下がってくるでしょう。

もうなってしまったものは無くならなくても、現状以上にしない心がけになってくれれば、これから育つ子供達が、又次の世代に繋げる事が出来ると思うんだよね。

ルネ理事長＼気長な話ですけれどね。

モーリス学部長＼しかし、１日早ければ、１日悪くなるのが遅くなるでしょう。リヴェール教授＼僕はね、第一次入国者の人や、若者たちが同意して、この国に来てくれて、感謝しているんですよ。

シェルター暮らしに入る時も、若者の親にも再確認したんですよ。

もう会えないかもしれませんしね。それで少しは減るかと思ったら、全員残ってくれましたし、却ってお礼を言われ、励ましてくれました。「未来の地球の為に...」ってね。フレーバーセキュリティエンジニア＼俺も親に言われましたよ。“自分で決めたのなら、皆と協力しあって、元気にやりなさい。良いリーダーに出逢えて良かったな”と言われました。

リヴェール教授＼君の家は、立派な老舗の息子さんだったよね。後継ぎではなかったのかな？

フレーバーセキュリティエンジニア＼俺は機械いじりは好きだったので、でも今からはメカであってもコンピューターかなと思って、そちらに進んで、セキュリティの方の道をえらんだのです。
自作コンピューターなどは、趣味でね。趣味なら楽しいですからね。リヴェール教授＼君が居てくれるから、クローブ君も休めるし、助かっていると言っていたよ。

ルネ理事長＼僕達は仕事でも必要だから、そこそこ使いますが、トラブルが起きたら、お手上げですからなぁ～。

モーリス学部長＼まだ、ランサムウエァは健在ですからね。此処は２重にセキュリティ管理していますし、即バックアップとっていますからね。

フレーバーセキュリティエンジニア＼もう、ネズミ捕りしているようなものですよ。モーリス学部長＼人間もウィルスだし、ネットもウィルスだなんて、何て世の中になったんでしょうねぇ～。

と思いますが、リヴェール教授には、意外な事ではなかったのですね。

ルネ理事長＼教授は過去の色々なデーターから、予測はしていたのでしょう。

ただそれが何時かと言う事で、ですから常に調査をしたり、数ヶ国を飛び回っていたんですよね。ルネ理事長＼仰る通りに、突然には起きなかったんですよね。“近いうちに何かが起きるから、シェルターに皆引っ越すか！”と言われて、引っ越したんですよね。

理屈ではなく“何かが変だ！”と感じられたんでしょう。それは、医療を仕事とするものには、必要な感覚なんですよね。

僕達の親の世代は、それが感じられるドクターが多かったんですよ。フレーバーセキュリティエンジニア＼エンジニアの世界も、職人堅気が自慢でしたからね。俺の親は時代に合った、コンピューターを学ぶのも、必要だと大学に行かせてくれましたけれどね。

でも、コンピューターが無くても、素晴らしい物を作って居たんですよね。手間と時間をかけて、却って芸術品の様に素晴らしい物を作っていました。ルネ理事長＼そう言えば、Cafeのパテシエの若者達が。Sugarさんたちと、食糧難を考えて代用食を考えて居るそうですよ。

５年分位の食料は、動かしながら使っていますが、手に入らなくなったら、完全に自給自足出来る事を考えなくてはですな。

その為に、深い森林に囲まれたこの国の植林や雑草のような下草なんでしょうが...。リヴェール教授＼そうだね。ですから森林管理人達が、少しづつ、気候その他を考えながら、手入れを続けてくれているんですよ。
食肉類がね、牧畜に手を付けてしまうと、感染症が起きますからね。野生の物の方が、病気は少ないでしょう。

一応ですから、乾燥肉やスモークして保存や、スモーク材も殺菌力のある、木を植えてあるんですよ。
その森林があるだけでも、多分、除菌効果が多少はあるでしょう。フレーバーセキュリティエンジニア＼落葉樹も、役目があって植えてあるのだそうですね。“昨年は紅葉が見に行けなかった”とセージ君が言っていましたよ。

毎年Mrs.Sugarが喜ぶので、何度か見に行くそうですが...。

リヴェール教授＼フレーバー君はセージと話をすることがあるのかい？フレーバーセキュリティエンジニア＼スペシャルコンピュータールーム関係でね。彼はゲームソフト作るのが好きなようでね。

勝手に本を読んだり、ネットで見ながら覚えたそうだけれど、今の若いのはもう理屈ではなく、好きに使いこなしているようですよ。
却って、セキュリティでは、教官をしましたが、ゲームの方では教えてもらいました・笑

リヴェール教授＼あそこは、Sugarさんがゲームが好きですし、絵を描く仕事をしていたので、それを教わって、２人でやるゲームを作ったらしいですよ。

そしてそれを、リハビリに応用して、ゲームは楽しいですからね。いくつか簡単なのを作ってもらいましたよ。

ルネ理事長＼僕達が若いころには、日本ではもうゲームで遊んでいたようですからね。アニメとかも、今は観る若いのが増えたようですなぁ。リヴェール教授＼僕も妻とアニメと言うのは観ましたよ。それでですね、今後はもう１歩過去へ戻る暮らしに近づくように、若者から教えて行きましょう。

此処で生まれた子供たちが、もう教育をスタートする年齢の３歳になっていますからね。

育児室は新シェルターに移しましたし、教室その他教育機関は新シェルターに作っています。９月には入学ですね。

ルネ理事長＼この間生まれたかと思いましたが、もう３年経ちましたか！

フレーバーセキュリティエンジニア＼セージ君の奥さんの国では、年齢の数え方が違うんですね。

生まれたら１歳ではなく、１２ヶ月経って１歳だそうですよ。ですから、教育年齢も１～２年遅いんですよ。

結構これは、色々な面で違いは出てくるようですよ。ルネ理事長＼そうですね。ヨーロッパの大学に入学する時には、少し戸惑う事があるようですね。

同級生が皆年下と言う事になりますからね。でも、こちらの大学は、ストレートで大学に、入る者ばかりではないですからね。

モーリス学部長＼それでは、子供の教育の仕方も、考えて誰が子供たちの教師になるかですね。

カリキュラムも、今後生きて行くのに、必要な事を考えてですね。

万が一何かが起きた時は、子供で有っても自分で考えて、行動して生き抜いていくように、教育していかないとならないでしょう。

でも若い者ほど考え方は柔軟ですからね。学力が高くて、頭が良い人よりも、賢くて柔軟な思考力のある人に、育ってくれないとならないでしょう。

ある意味、マルチ人間でないとですね。協力し合えば、人数が少なくても生き残って行けるでしょう。

今は男の子が多いのですが、女の子が多い目にいて欲しいですね。

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そんな話し合いを、リヴェール教授達はしていたそうです。この国内だけだと出生率が悪いので、少しテストをして、セージの国の養護院や、他の国からも養子を取る事も考えて居るような話も、していたそうです。

一応心身とも健全で、学ぶ力がある子供を選ぶようですが、それも今の感染症問題が収束してからの事です。

感染症は、まだこれからが大変だと言われていますから、その為に孤児になってしまう子供も、出てくると想定している様です。そんな話も、セージから今日は聞いた日になりました。