『2015年・晩夏』パーティのパートナーの契約

大学はまだ遅い目夏休みの人も居たりで、結構適当に自分ペースです。今日はミントさん姉妹もCafeにやって来て、ダンスパーティの話などしています。本当は一応この国も少し落ち着いてきたので、建国記念日と言う事にして、セレモニーをしてからその後祝賀ダンスパーティと言う事になったのです。

まだ病院その他は工事中の所もあるのですが、大学は一応今年『建国の日』を決めました。ですからパーティ前は、この国に関わる役員達も集まります。

数ヶ国の人達で構成されていて、彼等の努力がやっと実った、小さな理想の国なのです。TOPで活躍しているリヴェール教授達が、まだ10代の医学大学生の時に、夢を語っていたのを何十年もかけて、叶えたのです。

その為に一応一番皆をサポートして、影の位置で働いた人がフランス人でしたので、彼の誕生日を建国記念日と決めました。彼はずっと表には出ず、リヴェール教授をTOPに持って行き、その他の理事達など役員がピラミッドを作っているのです。

そんな訳で、ダンスパーティは誰が参加しても、良い事になっています。参加している人には気軽に声をかけて、ダンスの相手を頼めるのです。

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SUGARMAMA《いよいよパーティの日が、すぐそこになってきたわね。ジムのコーナーと空いていたら、ホテルの大ホールでも、練習しているんですってね。
結構混み合っているらしいわよ。

セージ《まぁ、皆踊れても、凄く久しぶりって言う人が、多いだろうからね。仕事か勉強ばかりしている人が多いんだから、良い気分転換になるんじゃぁないの。

ポプリ《そうですわよね。本当なら夏休みにと言っていましたのにね。長期休みで帰国する予定の人も居たでしょうから、計画は調整したんでしょうね。

ミントさん沢山の人から、パートナーの申し込みが、ありましたでしょう？どなたかに決められたのかしら？

ミント《私は１人に絞っては決めなかったわ！“出来るだけ皆と踊るから！順番に待っていてね”って言ったのよ。

マルベリー《ま、欲張りね。でも特にお付き合いしている人が居なかったら、色々な人と楽しむのが良いですものね。シングルの人は親しくなるチャンスよね。

マルベリー《そう言えばセージは、誰かパートナーになってくれる人決めたの？あのダイヤのセットを、加工に出したってNanが言っていたけれど？

ピアスなどにして、誰かに付てもらいたいんだけれど、OKしてもらえるかどうか判らないって言って居たそうね？

ミント《むっふっふ、セージはマルには言っていなかったのね。ま、私は側に居て見ているから直ぐに判ったけれどね。

本命が現れるまでは、安全な人だから、ピアス付けて貰えてよかったじゃぁない？彼女にパートナー申し込んだんでしょう？大好きな人ですからね・笑

セージ《そうだよ。わざわざマルに報告する事も無いから、言わなかったけれどね。俺は凄く世話になっているし、大好きな人はSUGARMAMAだから、ピアスを貰ってもらったんだ。

以前していたのは、片方失くしちゃってから、ずっと何も付けて居なかったからね。そして、パーティのパートナーは、今後も必要な時はパートナーになってくれるように頼んだんだよ。

SUGARMAMA《高価なものなので、どうしたものかと思ったんですけれど、お婆様に許可貰ってあるし、私が好きなデザインに、加工してくれたそうなので、厚かましく頂いてしまったのよ。

ポプリ《よく似合ていて、素敵なピアスよね。パートナー契約記念かしら？

SUGARMAMA《パートナー解約の時には返さないとですけれど、外すのが大変なキャッチになっているのよね。

セージ《多分、このまま俺から解約は無いと思うよ。こんなに楽しく話が出来る人は、他には居ないからね。

でもま、考えたくないけれど、MAMAに誰か相手が出来ちゃったら、相手が嫌がるなら外すしかないけれどね。

SUGARMAMA《それは有り得ないと思うわ。もうポプリさんやシャノと、どう楽しい老後を迎えるかの話をしているんですからね。

あの情熱的なシャノは判りませんし、ポプリさんは？ん、亡くなった恋人がまだポプリさんを手放さないようですしね。

マルベリー《あらまぁ、もうそんな老後の話をしているんですか？気が早いのね。皆さん元気でまだ若いのですから、これから何があるか、判らないじゃぁないですか？この国は独身の人が多いようですからね。

私もバツイチですけれど、縁があったら又恋人位作るかもだわ。パーティは楽しみね。

セージ《マルやミントは、せいぜいパーティで、じっくりと良い相手を見つけるんだね。今がラストチャンスかもだね。

ミント《アンタ失礼ね！私達だって、出る所に出たら、なかなかのレディに変身するんですからね。その為にセージはだらしない格好だって怒るけれど、エアロバイクや、パックなどきちんとやっているんじゃぁない。

エンジンは掛けて置かないと、いざとなったらパッと行動出来ないじゃぁないの。

セージ《なぁんだ、その気満々なんじゃぁないか！“仕事と結婚するわ”とか言っていたのは何だったんだよ。そうだと思っていたけれどね。

SUGARMAMA《セージったら、お姉さん達が、どんなに素敵なレディ達か、認識していないようね。ミントなんて、親しい間柄では、カジュアルにポンポン話はするけれど、誰よりも品格が高いのは崩れないわ。

何処かの国王から誘われたって、全然問題ないくらいだわ。マルもとても賢い女性ですしね。やはり家柄って大事よね。生まれ持ったものよね。

私の様に一般市民とは、随分違うと思うわ。

ポプリ《まぁ、そう言いますけれど、Sugarちゃんも、貴女にしかない、不思議な魅力が有りますわよ。誰とでも委縮することなく、普通に話が出来るでしょう？

冗談も言ったりしても、理事長さん達でも、皆楽しそうにお話なさっていくでしょう？私等大学に講師で勤めて居た時でも、お話しする時は、気さくに話して下さるのに、緊張してしまって！

SUGARMAMA《私英語が上手ではないのを、皆さんご存じですからね。私も酷い英語で話していますけれど、何とか通じる様に話して居るのよ。

緊張する余裕が無いんだと思うわ？　時々、私の言って居る事解ってくれています？って聞いてしまいますもの。

イエスとノーの使い方難しいから、返事しやすく話してね！って何時も言いふらしていますしね。迷いだすと、益々解らなくなってしまってね・笑

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そんな話をしながら、今日はセージファミリー達と話をしたりしました。このような時はミントさん、ポプリさんもSUGARMAMAと、編み物などで適当に手を動かしながらお喋りです。お客さんも、最近は男性客もニットの注文していくので、誰も文句は言いません。

別宅の居間の雰囲気を、楽しみながらお茶を飲みにやってくるようです。気分転換にはそんな気楽なのが、効果がある様なのです。

セージ君も仕事が有れば、アルバイトをして行き、無ければ部屋に帰って勉強したり、ゼミや講習会に参加したりです。そんな気楽な暮らしも後少しでしょう。いよいよ大学生活も本格的に学びが多くなり、出来た順に上のコースの実習が多い授業です。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　storyteller🐑