『2015年・初秋』水曜日ついに建国記念日＆パーティ

今日は１０月１５日設立記念日＆祝賀ダンスパーティの日になりました。午前中には学生達は式典に出席して、昼頃から学校関係者以外、その他の人達も適当に集まってダンスパーティなどや軽い飲み物で賑やかに過ごす日でもあります。
SUGARMAMAは、ポプリさん達ともパーティ会場で逢って、お喋りの楽しみのはずでした。何しろダンスもなのですが、以前買ったお気に入りのサンダルを、皆に見せたかったのです。
ずっと履いていたいんですが、この靴の話はCafeのスタッフ達に知れ渡って、全員一致で、SUGARMAMAには危険だと言う事になってしまったのです。

ですから、話はいつの間にかセージ君が迎えに来るまでは、ダンスは踊らないと言う事になってしまいました。更にいつの間にか、ダンスパーティが始まって、セージ君が迎えに来るまで“部屋で待って！”と言われて待つ事になりました。

会場に居たら、他の人に誘われてしまうから、それが何だか嫌だとセージ君は思ったのです。イリス君と踊るのだけは、後から協力してもらうので、仕方が無いと妥協です。

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Mme.シャノアール《まだSugarが来ていないようなんだけれど・・・？どうしたのかしら？

アニー《何だかハイヒール履いたから、エスコートするセージが、迎えに行ったらくるみたいよ。ほら、ヒールが高いサンダルでしょう？

パンプスにすれば良いのに、どうしてもあれを履きたいみたいよ。確かに凄く素敵なのよね！

アンジェ《SUGARMAMAは何時も、ペタンコ靴ばかり履いているから、もう危なっかしいのよね。私でさえヒール靴履き慣れているけれど、それでもヒールが高いと転びそうになる時があものね。でもセージまだ迎えに行かないの？

セージ《もう少ししたら行くよ。早くに来たら、足が痛くなるのに、踊りたがるからね。楽しいと過労になっているのに、気が付かないんだよ。足を痛めたら回復に時間がかかるだろう。

Mme.シャノアール《ねぇあんた達、アメリカから来たんですってね？　

アメリカ研修生A《そうよ！オープンカレッジに参加がてら夏休みの終わりから、研修で来たのよ。パーティもあるって聞いたから、帰国を少し伸ばしたのよ。
此処って、まったく遊ぶところがないんですものね。研修だけじゃぁ物足りないわ。

エルダー《君もアメリカから来た学生なのかい？アメリカはイベントはハデにやるから、此処は地味で驚いたでしょう・笑

アメリカ研修生B《かなりダサイダンスパーティで、音楽もクラッシックで、古臭いわね。せっかく華やかな服を着て来たのに、場違いだわね。でも、勉強ばかりが好きなお堅い学生ばかりかと思ったら、お洒落でイケてる学生が多いのは、意外だったわ。流石西欧人は、ファッションは鍛えられているのかしらね。

エルダー《此処の大学や病院の売りは『なるべくアナログで、のんびり、じっくり思考する』が売りだからね。勉強するには、最適な環境だよ。良い所も沢山あるのさ！ダンスパーティはちょっとした、オマケのイベントだからね。

君達は何で此処の研修に来たんだい？

アメリカ研修生B《滅多に受けることが出来ない、講師の講習会が連日であったからよ。ゼミとかその他勉強会も、自由参加できると言うからね。どんな塩梅か偵察に来たのよ。

大学院生A《あなたはどちらの方ですか？あまりお見掛けしませんけれど、シックなドレスがよく似合って居ますね。

こむぎ《友人がここで、Cafeを開いているので、遊びにきたのよ。あつ、私語学苦手なので、優しい言葉でお願いします。

アンジェ《セージ、長い付き合いだけれど、セージとダンスするの初めてね・笑　ダンスどころか年頃になってから、こんなに近づいて踊るなんて...。

セージ《イリスに頼み事しているから、これはお返しだよ。君とは最初で最後のダンスだろうね。アンジェは平気で男を触ってくるからな。

さて、も少ししたらパートナーを迎えに行くかな。この後アンジェのパートナーを、少し借りるからね。

アメリカ研修生B《あなたってダンス凄く上手なのね！ねぇラストダンスの相手を決めて居なかったら、私とと踊らない？姉から聞いていた以上に、男っぽくてセクシーになったじゃぁない？　

バハマのパーティにはひと夏だけ行ったのよ。貴方は覚えて居ないでしょうけれど！

セージ《悪いね。バハマは何年か、毎年家族で行っていたけれど、全然覚えて居ないんだ。まだ子供だったし、多分友達とバルコニーで、遊んでいたからね。

ときどき、暇になった大人が、誘いに来てダンスの相手をしただけだしね。今は俺はパートナーが居るんだよ。本当はこう言うパーティはあんまり好きじゃぁないしね。今日だけは『建国記念日』の式典もあったから、スペシャルなんだよ。

アメリカ研修生B《私も若かったけれど、バハマに行った時は、あなたとは逢った事があるわ。パーティでね。姉達グループが、賭けていたのよ。

セージ《へぇ～そうだった？気が付かなくて失礼！俺まだ正式に出席していた訳じゃぁなかったからね。

アメリカ研修生B《姉達がまだ可愛いあなたを、誰が落とすか賭けていたのよ。若い女の子の間では、貴方の将来を見越して、注目していたのよ。

でも子供なのにガードが固くて、絶対に落ちないセージってね。私の姉などかなりイケているのに、見向きもしなくて“アメリカ人はフレンドリー過ぎて、悪いけれど苦手なんです”って言われてしまったって！

“断り方が巧いのよね”って言ってたわ。国名出されて断られたらね。

フェン《セージお願い。私まだ誰とも踊っていないのよ。さっきアニーと踊っていたでしょう？私の相手をしてくれない。

セージ《あぁ、ダンスは俺も久しぶりで、誰ともずっと踊っていないよ。パーティで踊ったのは昔の事さ！

アメリカ研修生B《ちょっと、セージまだ私と話して居る途中じゃぁない。なに？あんた１人１曲って決めているわけじゃぁないんでしょう？

大学院生A《君、俺と踊ろうよ。今日は皆色々な人と踊ろうって、言って居るんだよ。パートナーが決まっている人以外はね。

アンジェ《あらぁ、エルダーね。初めて話すわね。あなた何時も、医学部の女子学生達と一緒ですものね？

どの人と付き合って居るのか判らないけれど、こうして近くで見たら、男にして置くのがもったいないくらいに、美形だわぁ....。

モテるはずよね。今日はパートナーと一緒にきたの？ラストダンス申し込んでしまおうかしら？　確か私と同じ国よね

アメリカ研修生B《ねぇ、何処に行くの？私とパートナー組まない？まだ話したい事があるのよね。すっかり男ぽくなっているし、帰国したら姉に言ってやるわ。

セージ《何の事。俺はパートナーが決まって居るって言わなかったかな？悪いね。今から迎えに行くんだよ。

アメリカ研修生B《それはキャンセルして、私と組みましょうよ。気に入ったわ！あなたアメリカにいらしゃいよ。

此処の大学から来たなら、何処の大学に入っても、喜んで編入させてくれるわよ。私の親は、大学の理事でもあるし、彼方此方に顔が効くのよ。

セージ《それも残念ながら、俺はこの大学だから希望して入ったんだよ。アメリカはバハマだけ家族で、長期休みに行って居ただけだよ。

だから、君のお姉さんの事も知らないんだ。

アメリカ研修生B《その時のパーティで、アンタったら、姉のグループが、何かと誘って、夏休みを楽しもうと誘いをかけたのに、知らんぷりでさ！　

2週間の間に誰が落とすか、大騒ぎになったのに、シラーと帰国した手強い奴だって言っていたのよ・笑　スキップ族で、子供だったのね。

でも、もうガールフレンドとか居ても、おかしくない年齢よね。まさか此処で逢うとはね！　きっと私と縁があるのよ。

セージ《ふぅーん、でもきっと人違いじゃぁないの？せっかくで悪いけれど、これから大事なパートナーを、迎えに行くのさ！他の奴誘ってくれよ！

大学院生A《君良かったら、俺とパートナー組んでくれよ。そうしたら、ラストダンスの相手がきまるからね。パートナーの居る人を誘惑するのは、此処では絶対のタブーなんだよ。

アメリカ研修生B《あなたも悪く無いんだけれど...ね。此処は退屈な国だけれど、ハンサムボーイだけは、沢山いるわね。目の保養は出来たわね。

でも、問題は女性の扱い方が良く無いわ。マナーは良いけれど、面白そうな人は少ないわ。でもまぁ、あいつめ行ってしまったから、少し付き合って踊ってもよわよ。

大学院生A《君って随分勝手な事言うんだね。セクシーっで魅力的だけれど、ガールフレンドや結婚相手としては、手を焼きそうだよ。拘り屋だからね。

アメリカ研修生B《私と付き合ったら、悪い様にはしないわよ。貴方もアメリカの大学院へ優先入学させてあげるわよ。うちの父は実力があるのよ。

大学院生A《この国の学生は、そんな条件で動きはしないよ。この国だからこそ、一生懸命勉強して、入った者ばかりじゃぁないかな？

価値観が違うんだよ。ま、滞在中は楽しく過ごしていってくれよ。

フェン《ねぇアニー。何だかセージがしつこく言い寄られているみたいよ。あのアメリカ人学生は、アートカレッジに来ているんだけれど、セージの事聞きまくっていたのよ。

“昔パーティで出会ったことが有る子みたいだ”ってね。

アニー《へぇ何でかしら？知り合いなのかしらね？チラッと聞こえたわ。以前パーティが有って、あの学生のお姉さん達グループの、得別に魅力的な色々な子が、掛けをして誘ったらしいけれど...。

どうやっても話に乗らないから『絶対落ちないセージ』とか言われているんだって！でもセージの昔って子供じゃぁないのね。

イリス《MAMA凄く巧くなったね。全然ステップが軽くなったよ。最初はどうなるかと思ったけれどね。でもそのサンダルはやっぱり、凄く怖いよ。

SUGARMAMA《でしょう？真面目に練習したんですもの。多少は上達していないとね。でも駄目よ。しっかり支えてくれて居なかったら...。

セージはメィスと踊っているけれど、何て軽やかなんでしょう。流石にメィスは、他の人とは全然違うわ。

エルダー《ポプリ先生なかなかダンスがお上手で！意外でしたよ。

ポプリ《ま、エルダーったら、お勉強だけでなく、女性の喜びそうな事の点数も良いみたいね。貴方はそれは、子供の時からそうだったわ。

今でもモテモテで、沢山の人とお付き合いしているって聞きましたよ。お父様はたしか生真面目な学者さんでしょう？

メィス《セージはダンスも器用にこなすわね。レッスン受けたら、大会に出られたかもよ。結局はリズム感が良いから、スポーツもいけるのね。

ダイブなんて、当にダンスのセンスと通じるものがあるわ。

セージ《そりゃどうも、メィスに褒められると、後が怖いよ。ミント達と同じでさ。何かオマケが付いてきそうな気がするよ。

セージ《やっとMAMAと、ゆっくり踊れる時間になったね。

SUGARMAMA《あらっ、さっきも少し踊ったじゃぁない？私部屋で待って居る時だって、エンジンがかかりやすくなるように、練習していたのよ。

カッコ悪く踊ったら、セージも恥ずかしいでしょう？

セージ《そんな事無いよ。誰も見ちゃぁ居ないよ。さっきイリスと踊っているの見たけれど、初心者とは思えない位、カッコ良く踊れていたよ。やっぱりイリスも群をぬいて巧いからね。メィスも初めて踊ったけれど、流石だったよ。

SUGARMAMA《セージ他の人とも踊りたいんじゃぁないの？せっかくの久しぶりのダンスでしょう？セージと踊りたがっている人も沢山いるんじゃぁないかしら？運命の人と出逢うかもの、チャンスだったんじゃぁなかったかしら？

セージ《俺はMAMAと踊りたいから、パーティに出たんだよ。他は只の行きがかり上の、付き合いで踊っただけだよ。

さぁラストダンスの時間になるから、もう少し踊ったら、引き上げるからね。大体かなり踊って、脚の動きが悪くなって来ただろう？

SUGARMAMA《わかったわ！えーと私はセージと最初踊って、その後はイリスと踊ただけよ。でもラストダンス用のエネルギーを取っておかないとね・笑

何だかワルツばかりみたいだったけれど、難しいものね。メィスとセージが踊っているのが、一番素敵だったわ！

セージ《おいっイリス頼んだよ！、MAMA肩につかまって！

イリス《OK、じゃぁ、俺がこちら側支えるからね。

SUGAMAMA《ちょっと、２人して何なの？私こんなダンスはしらないわよ。まだ踊っている人達がいるでしょう？

イリス《バンドは終わったでしょう？後はCDの音楽だけだよ。もう十分踊ったから、ラストダンスも踊っただろう？絶対に足首腫れているよな？それで、ずっとこけるんじゃぁ無いかって、ドキドキしちゃったよ。

SUGAMAMA《あらそんなに、前ほど痛くは無いのよ。少し疲れたけれど...。

セージ《気が付いていないだろうけれど、踊りすぎているよ。トータル10曲は踊ってるからね。今大した事無くても、後から痛みとか来るからね。

SUGAMAMA《何だってこんな終わり方するの？も～うカッコ悪いじゃぁない？

イリス《いやいや、皆MAMAがあんなに踊れるなんて、思っても居なかったと思うよ。驚いて居るんじゃぁないかな？

セージ《あぁ、絶対だね。巧い事スカートで、俺達の支えていた足は見えなかっただろうからね。メィスは解っただろうけれど、彼女は余計なことは言わないからね。

MAMA,今こうして引っ込んだら、もう皆がMAMAはダンスが、凄く上手だって思って居るよ。まさか数か月前に始めたとは思えないよね。Ahahaha、、、、。

イリスもこう言う時は細かく説明しなくても、ノリが良い相棒になるからなぁ～。

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SUGARMAMAはセージ君い言われたとおりに、後足がいたくならないように、ケァしてゆっくり休んだのでした。流石にスポーツマッサージの講習を受けただけあって、筋肉を上手に緩める方法のアドバイスもしたのでした。

これで、明日普通に仕事に行けたら、ポプリさん達も、SUGARMAMAは本当にダンスも上手に踊れる人だと思ったでしょう。久しぶりに張り切って、踊った人たちは、明日は筋肉痛で出てくることでしょう。

見た目よりもずっとダンスはパワーが要るのだと解りました。

　　　　　　　　　　　　　 storyteller🐑