ダンスパーティに向かって、SUGARMAMAはやる気満々になってきた様です。一番の理由はまだ一度も履いたことのない、ヒールの高いサンダルです。
サンダルはフォーマルでは無いのですが、日常的に履くときが無いので、別に問題は無いと聞いたので、是非履いて踊りたいのです。SUGARMAMAは、今まで一度も、映画で見るようなダンスパーティに出た事がないのです。
ディスコではかなり踊りましたが、ボールダンスを踊るようなパーティの経験がありません。ですが少々勘違いしていて、希望はマズルカとかポルカを踊る事なのです。ですから、しかり練習をして...と思って、セージ君から教わるつもりで居ます。
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SUGARMAMA《セージ待っていたわ♪リクエストのピンクのドレスよ。セットで持って居るからパーティの時は、お好みの組合わせのドレスで行くわ。
私はサンダルが履きたいから、服はどれでも良いのよ。本当はこういうサンダルは、フォーマルでは無いんでしょうけれど、普段は私ヒールは低いのしか履かないのよね。
でも履きなれて置かないとですから、これから暫くは、このサンダル履いて過ごすわ！凄く背が高くなって、少しはスマートに見えると良いんだけれどね。
胸ももっと有った方がカッコ良いかもなので、イミテーションだけれど、補正下着でもっと大きくしても良いわね。
ヒップパッドもつければ、ウェストは細く見えるでしょう～♪
SUGARMAMA《もう部屋に居る時は、言われたとおりにワルツの動画見たりして、イメージトレーニングもして、ステップも練習しているわよ。
私は映画で見たマズルカとかポルカも踊りたいんだけれどなぁ？あれって、凄く優雅じゃぁない？でもポピュラーなダンスでは無いみたいね。
セージ《あのね、イメージトレーニングは良いんだけれど、ほとんどワルツだよ。フォックストロットって言うのも踊る時もあるけれど、ま、ワルツだね。
そんな顔するけれど、ワルツだって難しいんだよ。綺麗に踊る人と、そうでない人とでは大違いなんだからね。何しろ凄く巧く踊るには、時間がもうないからね。
SUGARMAMA《ちょっ、ちょっと、セージもう少しゆくり踊ってね。私ヒールが高い靴履いているだけで、不安定なんですからね。
セージ《わかったよ。 Adagio (Albinoni)とWaltz No. 2 のCDを持ってきたよ。SUGARMAMAはハウザーが好きでしょう？Waltz No. 2は聞きなれているから、これで暫く練習しようか！
SUGARMAMA《LA～lalala～♪lalalala～laってね。この曲はノリが良いんですもの。楽しいじゃぁない？
セージ《ダンスはね、巧く踊るのも良いけれど、まずは楽しくステップが踏めている方が、カッコ良く見えるからね。
先ずは出来るだけ毎日踊って、踊り慣れる事だよ。
SUGARMAMA《分かったわ！私ね出来たらポルカとかマズルカとかも踊ってみたいのよね。ちょっと優雅なフォークダンスみたいだけれど、素敵な感じがするじゃぁない？オールドファッションでね～♥
スカートが広がるようなペチコート作れば、そう言うドレス風にも着こなせるのよ。
セージ《あのね、MAMAは何時の時代の事言って居るの？昔の映画観たんだろう？ 同好会みたいなのがあるようだけれど、普通のパーティでは滅多に踊らないよ。一応俺はパーティには家族で行くから、昔教わったけれどね。
実際はほとんどワルツ、たまにフォックストロットかな？競技会じゃぁないんだよ。イリスとメィスと、後は理事長達くらいは踊れるかもね。
大体知っている人はいるかもだけれど、ま、ワルツをマスターだね。踊り慣れたら、後はカッコつけられるように、俺がリードするから、その通りについてくれば良いよ。
SUGARMAMA《ワルツもターンする時が素敵なのよね！体を綺麗に反らせて、くるくる回るでしょう？そう言う風に出来る様になるかしら？
セージ《あのねぇ、少々体など密着するけれど、変な意味はないからね。本当は少し体は離すんだけれど、マナーは良くないけれど、ドレスに隠れてしまうから、脚もくっつけるよ。SUGARMAMAは体がぐらつくから、支えるからね。
ターンする時は、危ないからしっかり腰はくっつけて、少し脚は蹴りながら、体ごとターンするからね。
SUGARMAMA《良いわよ。セージですもの。今やってみて分かったわ、しっかり体を支えてもらわないと、一緒に動けないものね。流れるように踊らないとね。
セージ《変に体をそらせようと、力入れて突っ張らせないようにして、膝は柔らかくだよ。MAMAはよく普段も音楽に合わせて、踊っているから、リズムには乗るのは上手だよ。
只足の動きが悪いから、もっと慣れたにしても、自力で動くのは難しいかもねぇ～。大体短期間で、望みが大きすぎると思うんだよ。気楽に踊れば良いんだからさ。
SUGARMAMA《大丈夫、もうセージを信頼しているから、お任せよ。ほら、最初よりもスムーズになったでしょう？さりげなく踊っている風にしても、人は見ているわ。セージなんて注目の的だそうですから！
セージ《そんな事は無いよ。じゃぁ、急にこれだけ動いたら、後から筋肉痛が酷くなるから今日はお終いね。
それからパーティでは、俺とだけ踊るって言う訳にも行かないから、イリスにも頼んでおいたよ。後は筋肉痛で大変になりそうだから、そこそこでお終いにするよ。
SUGARMAMA《わかったわ。ありがとう。汗かいてしまったわ！シャワー浴びてゆっくり休むわ。後でって言われなくても、もう足が痛怠いわ！どうもありがとう。
セージ《後で足をマッサージすると良いからね。じゃぁ、短い時間でなるべく毎日続けようね。体が慣れるからね。
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SUGARMAMAは、余裕でニコニコしては見たけれど、シャワーを浴びて、楽なガウンを着てベッドで一休みしたら、疲れが出て転寝をしてしまいました。
実際には想像以上に疲れたのでした。何しろ日ごろ使わない筋肉を使ったのですから、最後の方はかなりセージ君に、支えられてぶら下がっていたかもです。
セージ君もリフティングしたように、筋肉痛になったかもですね。気軽に考えて居ましたが、SUGARMAMAはやる気満々で、きちんと踊るつもりになってしまったようです。セージ君としては、毎日ダンスのレッスンをするのは、悪い気分ではありません。
storyteller🐑
