セージ君が開発したリハビリ用レギンスが、もうすぐ出来上がってくるので、試着を頼みたいと言ってきました。とりあえずは2着出来上がっていて、1枚はSUGARMAMAで、もう1枚はポプリさんです。
1日中穿いてもらって、その様子を観察して記録です。イリス君はどうせ、べったりアンジェがくっついて来るでしょうから、ポプリさんに密着予定です。ポプリさんも姪とは言え、アンジェと１日中一緒はつかれるのですが、イリス君と２人限も鬱陶しいでしょうから、３人での方が気が楽です。
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セージ《以前頼んだレギンスの、試着を頼みたいんだよね。休みの日に1日中見たいから、悪いけれど、1日かかるけれど、頼みたいんだよ。
邪魔しないから、なるべくいつも通りに穿いて過ごして欲しいんだよね。
SUGARMAMA《あらっ、早くに出来たんじゃぁない？いいわよ。
イリス《俺は、アンジェがついて来るだろうから、ポプリさんにお願いします。
ポプリ《いいわよ。だからって、私の側であんまりイチャイチャしないでね。アンジェはずれているから、叔母の所なら良いんじゃぁない？って思いながら来たりしそうですからね。
SUGARMAMA《そういえば、イリス君とアンジェのお付き合いが、もっとステディな感じになったら、ポプリさんの義理の甥って事になるんですものね。
セージ《ま、やり方はイリスの好きなスタイルでやればよいけれど、きちんと打ち合わせたとおりに、記録とってくれよね。
でないと、比較検討が出来ないからね。メィスはなるべく、きちんとしたデーターが無いと、手直しが出来ないからね。
イリス《わかっているよ。休みの日だけれど、勉強は勉強だからね。でも、俺が偶然でもアンジェと付き合っていて、ポプリさんに頼みやすくなって、良かったよ。
でなかったら、いくら知り合いでも、1日中一緒に居てっていうのは気になるものな。
SUGARMAMA《あらっ、イリス君でもそんな気持ちになるのね。貴方は結構女性とのおつきあいがあるし、メィスみたいなお姉さんも居るから、女性には慣れていて、問題ないかと思っていたわ。
セージ《そうだよな。ま、アンジェと付き合っていなかったら、メィスも一緒に協力してもらう事になっただろうね。本当はその方が良いのかもしれないけれど、被験者は、一日中何人もの人が、側にいたらうっとうしいし、疲れちゃうだろうしね。
イリス《なんだよ。セージなんて一人で、SUGARMAMAに張り付くんだろう？ま、お前は女が多い家族で、女体は見慣れているだろうけれどさ。
MAMAは、うんざりしてくるんじゃぁないのかい？大変だよね。何かと当てにして、頼みごとが多くなってさ。でもさ、意外とまともに、仕上がったら良いかもになりそうなんだってさ。
ポプリ《そうなの？セージ君まだ学生なのに、研究開発に取り掛かったのね？前に話を聞いたけれど、きっと出来上がったら、私たち女性はストッキング代わりにずっと穿いてしまうかもだわ。
セージ《う～ん、そこまではまだ、考えていないんだけれどね。医療用だから、一番大変なのは、適したマテリアル作りのメィスと、マテリアル教室の人たちだろうね。冬は暖かくて、夏は涼しくて、アレルギーの人も、長時間穿いていても問題なくに
なったら理想だよね。
さらに、足腰が弱ってきている人を、程ほどサポートして、関節の動きが軽く出来るようにが目的だからね。
Sugarが側に居たから、思いついたんだよ。いつまでも元気に安定して歩けるようにね。
SUGARMAMA《むっふっ、心配してくれてありがとう。それじゃぁ、衰え
てくる前に、出来上がってくれるとよいわね。
大体が開発に手を付けたら、順調にいっても、2～3年はかかるって聞いたわよ。
イリス《上手くいったら、色々な人が利用できるんじゃぁないの？ナース
たちとかも、皆歩き回るし、力が居る仕事も多いからね。
だからちょっと詰めて、開発進めてくれって言われたんだよ。俺は手伝っているだけだけれど、自分の事より鼻が高いぜ。セージがやっていることだものなぁ～。
SUGARMAMA《それでは、近いうちにって、心つもりしておくわ。一日中若い異性と過ごすなんて、うっふ！何時もみたいにくだらない話とかしてもよいのかしら？ありえない世界の話とかね！
セージ《あぁ、全く問題はないよ。お互いに側に居るのに、むっつり黙って、1日中作業だけはね。Sugarだって、気になっってしまうだろう？
何時かみたいに“歩幅測るのに普通に歩いてみて！”って言ったら、手と足が、暫く同じ方の手足が一緒に動いてしまっただろう？
イリス《なんだよ。おもちゃの兵隊みたいじゃぁないか！でも、気にしたら、そうなってしまいそうだよな。それでは、よろしくお願いします。
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セージ《もうすぐだからっていうから、イリスも間違えないように頼むよ。そうそう、それでね。そのうち俺たちの教室が出来るかもしれないんだてさ。
教室が見つかったら、小さな教室かもだそうだけれどね。
イリス《あのさ、それもうれしい事だけれど、お前SUGARMAMAの事さっき
話している時に、Sugarって呼んでいたよね。
ってことは、付き合い始めたのかい？ でないとセージの事だから、いくら親しくなっても、目上の人をそんなカジュアルな呼び方しないよね？
セージ《あぁ、お前他の事もそのくらい早くに、察知できるとよいのになぁ。言ったんだよ。ダメもとでも、伝えてしまったら楽になると思ってね。
皆が見て今が頃合いだって言われたからね。
そう言われたのは、きっとその時なんだろうって思ってさ。そうしたら“今ならOKよ”って返事もらったんだ。まだ少しはパワーがあるからってね。
新しくカップルになるのも、パワーが居るそうなんだ。ま、そうだよね。俺だって伝えるのに、まさかと思うくらい、緊張したからね。
イリス《どこかで2人限になって、伝えたのかい？彼女ビックリしていただろう？まさかセージが、本気でだなんてさ。
でも、OKで良かったよなぁ～。おめでとうだな。で、Kissとかしたか？
セージ《まさか、Sugarは日本人だぜ。そうでなかったとしても、付き合い始
めたからって、俺はそんなに急いで先には進まないよ。
手をつないだのと、肩を抱いたくらいだよ。でもさ、こんなに胸がときめいたのは、初めてだったよ。愛？恋？どちらかよくわからないけれど、でも一歩近づけてよかった。
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暫く話をしてイリス君は帰っていきました。イリス君なりに、とても嬉しい気分です。弟にガールフレンドが出来たかのような気持ちです。
しかし、セージの大事な人になってしまったなら、どさくさに紛れて、ハグなどしないようにしなくてはです。
storyteller🐑
