『2015年・冬』今年も残り少なくなってきて、Mrs.Sugarはブティックの手伝いが忙しいようです。

SUGARMAMAが、半分はMrs.Sugarになってきました。セージ君と結婚した事になって、やっとミントさんもブティクの仕事も、本気で自分が引き継ぐ気になったようです。

オーナーではありますが、やることは外注のパートさんと同じように、仕事を手伝うくらいで、デザインと試作品だけは引き受けてもらうことになりました。
やはり、ミントさんも姉として、セージ君には幸せな結婚生活をしてほしいからです。
思い返せば、ほんの気まぐれにアルバイトを頼んだことから始まって、セージ君は文句を言うことなく、誠実にアルバイトを続けてくれたのです。

その時から、実は一目惚れしたのかもしれなかったのですが...。それでも、凄い年の差ですが、結婚したら、急に夫婦らしくなってきたようです。今日もセージ君は、迎えに来ました。

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ミント《Sugar手伝いに来てくれたぁ？お店の方は大丈夫かしら？

Mrs.Sugar《えぇ、ポプリさんが、忙しくなったら声かけてくれるから...。
パンを焼く下準備は出来たから、後は次々に焼くだけよ。
こちらのドレスが急ぎなのでしょう？　やってしまいましょう。そして、早くゆっくり冬休み取りましょう。

マルベリー《Sugarも欲がないわねぇ。でもかなり忙しくなったわね。Cafeと此処と、セージの妻とって、お仕事が沢山ね。

セージが忙しいから、今はなんとなく今までの続きになっているけれど、一緒に過ごす時間を大事にしないとね。

私はそれで最初の結婚を、失敗したんですものね。仕事が上手くいってしまうと、共に過ごす時間がどんどん減ってね。結婚した意味がなくなってしまったのよ。すると男はさみしくなるのか、職場の一緒に居る時間が長い女性と、浮気するようになりやすいわ。

Mrs.Sugar《本当よね。私も結局は、めったに帰ってこない名前だけの夫とは
、もう早くから、崩壊していたのよね。仮面夫婦だったのよね。

ただ日本は、離婚は周囲の事も考えて、我慢してしまう人が多かったのが、ある
時期に、熟年離婚がグンと増えて、話題になったのよ。親の役目が済んだ時や夫がリタイアしたら、妻も妻をリタイアし始めたのよね。

やっぱり女性は、夫から女性として、優しく愛されたいのよ。それを、恥の文化とか言って、男は女性に愛情表現は何もしなくて、空気みたいな夫婦が良い夫婦だなんて言って、偉そうにしていたのが、まさかの離婚が増えたのよ。

でもその時代も、だんだん変わってきたのでしょうね。それまでは当たり前の事として、夫は妻にお礼を言ったり、愛をささやいたりが、恥ずかしい事だって、言わなくてもわかっているだろうとかね。言えない事の方が恥ずかしいとは思わなかったようよ。

今の若い人は少しは変わったでしょうけれどね。でも他の国のカップルみたいに、ロマンチックではないみたいよ。西欧のネットニュースに最近も取り上げられていたわ。

セージ《やぁ、マルも来ていたんだね。この間はありがとう。ミントとNan達に色々言ってくれたんだろう。まさかの、結婚になったのには、驚いたけれどね。

マルベリー《セージは、確かにまだ若いけれど、Sugarと出逢ってしまったんですから、きっとこうなる運命だったのよ。
本当によかったわね。いつまでもDad達みたいに、仲良し夫婦で居られるようにね。

セージ《ミントもありがとう。結婚したら、やっと又一歩、2人の距離が近か
づくきっかけが出来たよ。俺もなんだかもやっとした気持ちが無くなって、勉強に集中出来るようになったよ。

ミント《それならよかったわね。優しい姉たちに感謝しなさいよ。Nanにはちょくちょく、電話で話していたけれど、Mumはちょっと自分と同じ世代が娘になるのは、抵抗があったみたいだけれどね。

でもあの後は“変な子と結婚するよりは良かったわ”って言っていたわ。Dadが思いのほか、かなりお気に入りの様子は、ムカついていたけれどね・笑

大事な一人息子を取られた気分もあったようで、女心は複雑ね。私達もセージの相手がSugarじゃぁなかったら、案外意地悪な義理の姉になっていたりしてね・Ahaha、、、

セージ《俺は品物じゃぁないんだからさ。Sugarを欲しかったのは、俺の方だからね。だから、あんまり仕事に熱心過ぎる暮らしは、して欲しくないんだよ。

結構俺は独占欲が強いみたいで、自分でびっくりしているんだ。

Mrs.Sugar《何もセージが、やきもち焼くような事は無いでしょう？Cafeの仕
事と、此処の手伝いだけよ。後は私はセージの妻でしょう？

セージ《別にさ、相手は男とは限らないんだよ。ミントとかはSugarに、ぎゅっと抱きしめてKissしたりするだろう。もうあれはやめてほしいよな。

いくら仲良しだったり、俺の姉であってもね。Sugarもミントにされるのは、もう慣れてしまっているのか、ちゃんと抱き返したりして居るだろう？あれは嫌だね。

マルベリー《あらっ、そんなのにも焼けてしまうの。ンっまぁ、でもそういう傾向は有ったかもね。お気に入りの物が少ない子だったけれど、自分の気に入ったものは、よく手入れして、とても大事にしていたわ。

だから黙って触ると、むっとした顔してたわね。Sugarも同じね。彼女に触れたい時はセージに断らないとね・Ohohoho、、、、

Mrs.Sugar《まさか、義理の姉妹と仲良く出来るなんて、一人っ子の私は最高に
幸せな事よ。巧く行っていない人も多いのは、聴くと日本だけではないみたいよ。

セージ《そうなんだってね。特に夫の女姉妹は母親よりも、厄介な関係が少なくないって聞いたよ。俺は反対に、俺が焼けてしまうくらい仲が良いって言ったら、それはすごくラッキーだっていわれたよ。

ミント《まったく、結婚出来たと思ったら、もうセージは結構べったり密着しているわね。Kissしまくりは見て無いけれど、その分空気が濃いわね。

Mrs.Sugar《あらっ、そうなのかしら？まぁ結婚はしたけれど、家でもほとんど
勉強しているから、こういう時に密着してくるみたいね。

セージ《そうだよ。今は2人だけの家にいるから、他人はいないからね。

マルベリー《むっふ！でも本当にまさかのセージの姿ね。貴方がそんなに女の子を愛する心があるとは、想像も出来なかったわ。

Nanも言っていたわよ。もう2人で家に入ってきたときに、直ぐにセージの気持ちが分かったそうよ。

だから、一応心つもりはしていたみたいですけれど、真っ先にSugarと2人で話たかったみたい。セージが望んでいるなら、結婚させたかったみたいよ。

自分が元気なうちにね。私も、すてきな彼を見つけたら、もう1度結婚しようかな？セージ見ていたら、そんな気になったわ。

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ミントさんも、マルベリーさんも、ちらっと刺激されたようです。あまりにもセージ君が、幸せそうな顔していたからです。
相手によって、こんなに雰囲気が変わるのだというくらいに、セージ君の今までの雰囲気とは違ったからですが...。それはどうやら、Mrs.Sugarと一緒の時や、話題に出た時だけで、それ以外は今まで通りなようです。

もともと、穏やかで明るい性格なのですが、結構異性問題では理性的なところもみられたのです。女性の好みの話などになると、注文が複雑なので、皆で、これは一生独身ではないかと話していたのです。
今の2人の様子を見ると、逢う度にお似合いの夫婦という雰囲気に、なってきているようです。

                                                             storyteller🐑