『2017年冬』Mrs.Sugarがプールで事故に巻き込まれて...。

今年こそはこのまま元気に穏やかに、過ぎて行くと思って居ましたら、緊急呼び出しで、セージ君は診療所にやってきました。
そこで待っていた事は、Mrs.Sugarがプールで溺れたと言うのです。それもプール内で溺れそうになったこむぎさんに抱きつかれて、水泳は問題なく泳げるといのに、溺れてしまったのだそうです。

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Dr.ローソン《セージ君吃驚しただろう？水泳は上手なSugarさんが、おぼれただなんて！巻き込まれたんだよ。
あんまり泳げないこむぎさんが、プールサイド際のプールで一休みしていたら、ミントさんの友人が今パリから来ていて、たまたま泳ぎに来たそうだよ。

プールサイドで小走りに入って来て、滑ってプールに落ちる時に、こむぎさんにぶつかって、側で泳いでいたSugarさんにこむぎさんがしがみついてしまったんだよ。

インストラクター達がこむぎさん達を助けている間に、Sugarさんが沈んでしまったんだよ。溺れている人はセーバーなどで無いと、いくら泳げても助けるのは難しいからね。

セージ《・・・・・何でSugarにばかり被害がいくんだろう。人にしがみつくなんて、慌てないで力を抜いてStar Shapeでいれば大丈夫だったのに...説明されていたと思うんだけれど...。
信じられないよ。胸骨圧迫してくれたなら命は、大丈夫なんでしょう？

Dr.ローソン《あぁ、一時心肺は停止したんだけれど、直ぐに戻ってね！胸骨圧迫を受けたからね、脳機能は多分問題無いと思うんだ。

後遺症もないと思うんだけれど、その時は大丈夫そうに見えても、数時間後や数日後に肺水腫や肺炎など併発する場合があるんだよ。

セージ《今は呼吸は安定しているように見えるね。そうか、その後がまだ判らないんだね。今までも何故かこの季節頃、巻き込まれて大変な事になるんだよね。問題の人達は無傷でさ...。

Dr.ローソン《こむぎさんは、少し水をたっぷり飲んだだけで、擦過傷だけだから、もう少ししたら家に帰れるよ。

こむぎ《私わざとじゃぁ無いわ。ブティックに来ているミントさんの友達が、プールで滑って落ちてぶつかって来たから、私泳ぎは得意な方じゃぁないから、思わず横を泳いでいたSugarに掴まったのよ。上手に泳ぐから、大丈夫と思って...。

カイザーさん達が直ぐに助けてくれたんだけれど、Sugrが後回しになってしまって...あの落ちて来たフランス人が悪いのよ。溺れたって騒ぐから、そちら優先になって！

セイバーの人達も直ぐ来たんだけれど、Sugarは沈んだまま上がってこなかったの。
でもすぐに助け上げたのよ。水吐かせたり色々やっていたし...

セージ《ほんの数分で心肺停止になったら、もし助かっても脳にダメージが残ったりもするんだよ。他にも後遺症が残ったりね。ちゃんと注意は受けたはずだろう？君は英文科出ているんだから、きちんと聞いていたら知っているはずだよ。

こむぎ《会話は苦手なのよ。読み書きは何とかなるけれど...。

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Dr.ターナー《軽い肺炎だけれど、ウィルス性では無いから、在宅にしたけれど、結構元気そうになってきたね。

本当ならまだ入院だけれど、まぁ交代で診に来るから良いって言う事にしたんだよ。４日入院で在宅は初めてだけれど、要看守りでね。
Sugarさんが居ないと、セージがだんだん元気がなくなるからな！　まったくしょうがない奴だよ。

Mrs.Sugar《あはっ！直ぐに熱も下がって来て、でもなぜかその太腿の所や、彼方此方痛いのよね。プールの下で足を突っ張ったのかしら？
特に腿辺りの筋肉？もなのよ。ちょっとバチュラ―のターナーさんにはセクシーで、刺激的かしら？

Dr.ターナー《そうだねぇ。なかなか魅力的かもしれないよ。クラっとするかもだよ・笑おっ、セージが俺の事睨んでいるよ。
全くSugarさんの事となると、冗談が通じないんだから、しょうがない奴だよ。焼きもち焼きで...。

セージ《ターナー先輩、診察する時の手つきが凄く優しそうで、丁寧なのが不愉快！ムカつくんだよ。ターナー先輩だから仕方が無いって思うんだけれどさ。

Mrs.Sugar《嫌だわ、乱暴な先生だった方が嫌じゃぁないの！ターナーさんの診察もDr.ローソンも触診の時の手が温かくて優しいのよね。

器用そうな手ですものね。だから診療してもらう方は、安心出来るんじゃぁないの？セージは荒っぽい方が良いの？

Dr.ターナー《お前本当に馬鹿々しい事を、真面目な顔して言うよな？他のドクターが良ければ、何時でも変わるぜ。身近な者は嫌だって言う人も居るからね。

セージ《それは、もっと嫌かもしれないけれどね。しょうがないだろう。俺にもよく解らないんだから、でも、本当に俺って、凄い焼きもち焼きだったみたいなんだ。自分で、なんでだろう？って不思議なんだけれど、そうなっちゃうんだもの。

Dr.ターナー《じゃぁお前今から勉強しなおして、GPにでもなったら？特に紹介状なくても、重症の時にはみてやるからよ。

セージ《嫌だよ、医学部の勉強なんて、普通の頭では無理だね。覚えなくちゃぁならない事が多過ぎるからね。俺は人の体は触るの嫌いだしね。

仲が良い奴だけなら良いけれどさ。医者は嫌な奴にでも、親切そうに見ているじゃぁないか。牧師や神父の次位に、人間が出来ていないと出来ない仕事だよね。

どうしょうも無い奴を助けるために、死んじゃう場合だってあるだろうしさ。うっかりすると直ぐに裁判とかね。

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診察の後はお茶を飲んで、暫く２人はお喋りをしながら、家での看護の仕方など教わっていました。セージ君は大好きなDr.ターナーなのです。
男兄弟が居ないので、兄の様に信頼しているのですが、Mrs.Sugarに優しいとなぜか本音はムカつくのです。

それが唯一自己嫌悪に陥るのですが、少し時間の問題で、長引くことはありません。何故かMrs.Sugarがアクシデントに遭うと、本当に彼は社会ではラッキーな事が有るのです。
又は反対にラッキーと言うよりも努力した結果なのですが、良い事があると、Mrs.Sugarに何かが起きる様な気がします。

Dr.ターナーには相談したのですが、たまたまそう思えるタイミングで起きるから、感じるだけで皆良い事ばかりでなく、嫌な出来事も沢山味わっているものだと慰められます。
もう少し年齢が行くと解ってくる事だと言われました。だからDr.ターナーは、相手が居ないんだと言われると、成程と納得するのでした。とりあえずは、セイバーや医療班の対処が良かったので、気がかりな後遺症はあるかもですが、生命の危機は脱出したのです。

　　　　　　　　　　　　　　　　storyteller🐑