『2017年初冬』エルダー達と紅葉を見に散歩に....

ちょくちょく朝晩の冷え込みが強い日が出てきましたので、紅葉が始まっているのではないかと見に行く事にしました。今朝はもう余り薄着じゃぁ寒いからと、重ね着していきました。
空気全体が、ちょっと冷たくなっています。Mrs.Sugar以外は皆、寒い国出身ですから、この国では薄着です。体が寒さには強くなっているのです。

1年の内で、最も華やかな季節で、Mrs.Sugarは大好きな時なのです。夜はグンと冷え込んだ日も有りますが、森の外側の方の針葉樹の所の方が気温は低いそうです。
針葉樹の森は、昔１１月の初めに、ヨーロッパ旅行に行った時に、飛行機の窓からロシアの森を見たのを思い出しました。うっすらと白くなっていて、飛行機でもかなり長い時間森林でした。

この国も其処まで広くは無いでしょうが、国境周辺は針葉樹の森に包まれています。塩梅よく森林管理人が樹木を植えて管理しているそうです。広葉樹は葉の色が燃え上がるようになっていました。去年もセージ君と、季節が先に進む森の外側に見に行ってきたのですが、何時だったでしょうかしらね？

今日は紅葉が本当に燃えるようで、最高の日でした。エルダー君達もやって来てアニーと２人きっとロマンチックな気分で散歩して居る事でしょう。かなりヒンヤリした日ですが、Mrs.Sugarはこの季節は元気です。

秋は寂しいなんてとんでもなく、この華やかな世界が大好きです。やっぱり紅葉を見たらシャンソンのメロディが出てきます♪セージ君も、もう何回もMrs.Sugarの歌うシャンソンを聴いたので、覚えてしまったくらいです。彼らにも少しずつ思い出が積み重なってきましたが、昨年の方が紅葉が早かったのです。
紅葉を見た後に、Mrs.Sugarは大怪我したのですから、この時期はやっと意識が戻った頃だったでしょうか？１年経つのもあっという間ですね。

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セージ《Sugarは本当に、この景色が大好きなんだね。とても嬉しそうなので、見ている俺も楽しくなってくるよ。

Mrs.Sugar《そうよぉ～。最も紅葉が美しい時はほんの２～３日で、今日はまだ少し早かったわ。この時期は雨も降るし、風が強かったら、あっという間に散ってしまうのよね。でもこの国は、台風が来ないから、長い目に楽しめるわね。幸せ♪

エルダー《やぁ、もう大分前に来たのかい？ま、逢えたら逢おうだったから、ゆっくり散歩しながら来たんだ。　

いやぁ～、ゆっくり紅葉を見ながら散歩は、俺は初めての事だよ。街路樹の紅葉は見ていたけれど、わざわざ森に来て見た事は無かったよ。綺麗なもんだねぇ。

セージ《俺は散歩は好きだったから、紅葉はゆっくり見た事は有るけれど、此処みたいに長い間。楽しめはしなかったかな？

Sugarと散歩する様になって、森の中の此処を見つけて、来るようになったんだよ。

アニー《私こんなところが在るなんて、初めて知ったわ。とっても素敵ねぇ💘病院辺りも紅葉した木は有るけれど、此処みたいに綺麗だって感じなかったわ！

Mrs.Sugar《私は少し知っていたけれど、森の中は迷子になるから、あまり一人で入り込まないように言われていたので、セージが此処を見つけてきてくれるまで、来た事なかったのよ。

セージ《森林の中は入り込むと、道が解らなくなりやすいからね。管理人達はもう自分の庭みたいで、何処に何があるか判っているようだけれどね。

エルダー《国境の辺りは、ネットが張られてセンサーで探知出来るようになっているし、カメラもつけられているらしいね。

カメラもケーブルで移動できるそうで、センサーが反応したら、その辺りにカメラが移動して管理人室のモニターで確認できるそうだよ。

他国の動物などが入らないように、磁気だか電波だかで、追い払うんだそうだよ。

アニー《随分厳重なのね。こんな森林の中通って、侵入して来る人も居ないんじゃぁないの？

エルダー《虫や鳥や動物も、病気や菌を持ち込むからだそうだよ。人もその場所に入ると、感じて嫌な感じがするらしいよ。密入国する者もいない訳では無いらしいからね。何回か警告音を鳴らした事が有るって聞いたぜ。

Mrs.Sugar《流石に国境がある国は、警備員なども居るそうですものね。色々な国の事情もあるのが、東欧や西欧ですものね。

亡命者とか映画でしか見た事無いけれど、そうそう、ニュースで、スポーツ選手などが、アメリカ等に亡命したなんて見た事もあるわ。

私は移民だけれど、形が違ったら一種の亡命かしらね。もう決まり事無しで、地球人なんですから好きな国で暮らせたら良いのにね。

セージ《そうだね。まぁ、悪い事に利用されても困るから、一応今みたいに移民って言う形で、国を変えれば良いんじゃぁないの。

もっと昔よりも、かなり自由になったんだって言うからね。昔は旅行に行くのも、交通網も発達していなかったから、大変だったみたいだけれどね。

Mrs.Sugar《あらっ、そう言えば私滞在は出来なかったけれど、ヨーロッパ旅行に行った時は、セージはまだ生まれる前の話だわ。

でも、ミント達と話しても、セージと話しても、日本ほど街の様子は大きく変わってはいないみたいね？それが素敵だわ。

セージ《街作りには、決まりがあるからね。あんまり周囲の守ってきた景観を、変える様な事はしないからだろうね。

デッカーのデザインが少し変わったみたいだね。Sugarから聞いたのとは、多分違う雰囲気に成って居るかもだよ。乗るの好きなんだろう？

Mrs.Sugar《えぇ、１日だけロンドンは１人歩き出来たんだけれど、楽しかったわぁ～。皆とても親切で、行きたい所を伝えたら、車掌さんが下りるバス停が来たら、教えてくれるって言ってくれたのよ。

私は２階の一番前の席に座って街を眺められたわ。お客さんが、席譲ってくれてね。で、車掌さんが呼びに来てくれたら、皆ニコニコして”楽しんでね“って言ってくれて、車掌さんはバスから出て、道を教えてくれたのよ。

誰も文句言う人なんて居なくってね。本当に帰りたくなかったわ。

Mrs.Sugar《日本人より、親切のして呉れ方が上手ね。そして、凄く不思議体験もニュートンサーカスの近くでしたのよ。

その時から私はカナダが大好きナンバーワンだったし、パリが好きだったのに、ロンドンが好きになってしまったのよ。

セージ《ふぅ～ん。ま、古い建物も多いし、不思議が有っても、俺は変だとは思わないよ。きっと何者かが、何て言うの縁を作ったのかもだよ。

だから、ずっと何年も経った結果だけれど、Sugarはめでたく離婚もして、自由になってこの国に移民して、そして俺も何だかわからない引力で此処へ立ち寄って、Sugarと出逢ったんだよ。

Mrs.Sugar《そうね、こういう話は、セージの国の人だから信じてくれるのかもね。他の国は雰囲気違うかもしれないわね。

その後パリに寄ったのに、あんなに好きだったのに、嫌いでは無かったけれど、想像していたよりも、色あせて見えたわ。

クスッ！パリで初めて連れ合いと喧嘩したのよ。溜まって居たものが爆発して、小うるさく指図されて、プッチンってね。

Cafeでオーダーした時も、私はギャルソンにフランス語で自分の分はオーダーしたのが、気に入らなかったみたい。

何時も自分ファーストでないと気に入らない人でしたからね！私はずっと我慢して、相手に合わせていたから、溜まり切っていたのよね。

だから、その後別居してからも逢ったりもしないし、離婚したらさっぱりしたのよ。結婚して直ぐに思っていたのと雰囲気が違って、あれっ？って何となく別れるかも...って感じたわ。

だから、あれは私にとって、本当の夫に出合う時が来るまでの、準備期間だったのね。運命の人のセージが、なかなか生まれて来ないから...。って、変な話になったわね。

セージ《俺とは別れるかも...なんて感じないよね。I can’t even conceive of life without you.
Life is incomplete without you.You take my breath away.It is the world's best wife.

Mrs.Sugar《The distance is the best husband for me.Until I die.I'll love you forever.　落着く処にたどり着いた気がするわ。　

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２人で話して居る間に、エルダー君達も散歩しながら帰ったようです。そこは適当にと言う事なのでその後冷えてきたので、ブラブラ散歩しながら家に帰りました。

日に日に毎日英語で話して居るので、Mrs.Sugarも色々な話が出来る様になってきました。やっぱり語学は、毎日話さないと会話は覚えません。セージ君もMrs.Sugarと一緒に日本のアニメを観るようになって、日本語のヒアリングはかなり覚えたようです。

でも日本語は必要な時があまりありませんね。アニメも最近は字幕付きも増えてきましたので、年中質問され
ずに見られますし！でも、セージ君からは違う質問は出てきますので、Mrs.Sugarはそれを又英語で説明するのに、四苦八苦するので、又英語は覚えますけれどね。
今日は紅葉の中の散歩で、Mrs.Sugarは幸せいっぱいの日になりました。とてっも豊かな暮らしが出来るのは、今の様な暮らしです。

　　　　　　　　　　　　　　　storyteller🐑