講習会帰りにCafeに寄りました。

エルダー君の従姉妹シャロット＆バーネットの双子姉妹も、講習会に出席しています。今日は講習会が終った後はCafeに寄りお茶を飲んで、スコーンを食べてお喋りして帰ります。

以前ほどバーネットがべったりくっつかないように、姉のシャロットが距離を取る様にしたので、最近は水曜日の講習会と、プールエクササイズの時くらいしか逢いません。

バーネットに逢わなくなったので、シャロットは結婚しているので主婦としての暮らしと、アートカレッジの講習などに出て過ごせる様になりました。

ベッタリくっついていたバーネットも、諦めが付いて自分の友達を、少しずつ作らなくてはと、他の人とも話をするようになって来ました。仲良しの双子も巧く距離を取らないと、困った事になりますね。

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Mrs.モーリー《今日の講習会はどうだったのかしら？お食事の話もあったのでしょう？

セルフィーユ《クッキングもやるのかい？

バーネット《それはやらなかったけれど、バナナとドライフルーツのパウンドケーキの試食をしたわ。

食物繊維たっぷりなのと、ミネラルも豊富だから、軽い軽食にも良いのだって言うのをね。

シャロット《そうそう、甘さもかなり控えめでね。やっぱり甘味料の取りすぎは、肌にはよくないそうですし、ドライフルーツが、胃腸の調子を整えてくれるから好いそうよ。

甘みは蜂蜜を少し入れただけでね。それからバーネット、軽く食べるから軽食ですからね！貴女の食べる量は、軽くは無いと思うわよ。

Mrs.モーリー《聞いただけでも胃腸にも良さそうよね。そんなケーキにミルクとか飲めば、本当に軽い食事になるわね。

夫のアレンの仕事が遅番のときには、持たせようかしらね。レシピを何時か教えてくれる？

セルフィーユ《ドライフルーツだけでなくナッツも混ぜても良さそうだね。

でもカロリーは高そうだから、食べ過ぎないようにしないとね。

バーネット《問題はそこなのよね。もう少し食べたい所でやめる癖をつけないとね。一番難しい問題なのよね。

シャロット《そうよ、バーネットはまだこれから、彼を見つけるんだからね！太り過ぎない内に見つけないとね。

Mrs.モーリー《まぁ、スリムすぎるよりも、多少ぽっちゃりが男性は好きみたいよ。

だからやたらにダイエットは、しないほうが良いのよ。好きになっちゃったら、痩せていようがぽっちゃりだろうが、妥協しちゃうでしょうけれどね・笑

セルフィーユ《そうだよね。女性だってそうだろう？見た目も関係あるだろうけれど、話が合う相手が良いだろう。

ひと目惚れも、ドラマチックで良いだろうけれどさ。

シャロット《そうなのよ、いざ結婚となったら、理想で言っていた感じとは違った人と結婚なんて、ざらにある話よね・笑

お互いが、知り合うタイミングとかも、あるでしょうしね。私なんて理想のタイプとは全然違う夫よ。

Mrs.モーリー《私達夫婦など、知り合って半年くらいで結婚したのよ。まさかって思ったけれど、直ぐに結婚して！結婚暦はMrs.Sugar達と同じ頃なのよ。

彼女達も付き合ってまもなく結婚になったけれど、知り合ってからは結構何年も経っていたでしょう？だからお互いに相手のことを、色々知っていたでしょうけれど、私達は花火みたいなものよ。

ダンスパーティで、知り合って！お互いに違うパートナーと来ていたんだけれどね・笑

セルフィーユ《恋人同士でのパートナーでなく、ダンスパーティに行ったのかい？

Mrs.モーリー《そうよ。仲は良かったけれど、その時のパートナーとは、友達で付き合ってはいなかったわ。

バーネット《そんなことも有りなのね！

シャロット《だから、何時も言っているでしょう。軽い気持ちで楽しんでいる時の方が、良い相手に巡り合うわ。もう、獲物を狙うような目で、うろついている人となんて、付き合いたくないでしょう？気分が重いものね。私ならそばに寄らないわね。

Mrs.モーリー《そうそう、何気なくしている時に、ポンとチャンスが来たりする場合が多いんじゃぁないの？
色々な人と友達になって、余裕がある目で選ばないとね。

セルフィーユ《ところで、その赤いドレスは素敵だね。

シンプルだから、柄や色合いがなかなか良いよね。初めて着ているのみたよ。

バーネット《でしょう？ちょっと前にブティックで買ったんですもの。　凄いタイミングよく見に行ったのよ。

シャロット《本当よね。私も見たら買ったわ！　でもそこが２階のブティックの良さだけれど、なかなか買えないのよね。大概見つけても予約済みが多くて！

お金持って居なくても、予約しちゃわないと、後から買いに行っても、もう売り切れなのよ。後は注文して出来上がるのを待たないとね。

セルフィーユ《Mrs.Sugarもさ、自分が着ようかなぁって思うものの中から、出しても良いかなぁ～って思うのを、ブティックのサンプルに出すんだってさ。

それを見本にして、ブティックでは２～３点作るだけだそうだから...狭い国なので、同じ服着ている人に余り出会ったら嫌だろう？

バーネット《そうよねぇ～。でも此処はもし出会ったら、知らない人でも“まぁ、貴女も買えてラッキーだったわね”って言い合ってしまうんですって！買うのが大変だからですって！

シャロット《それは又素敵な出会い方じゃぁない？普通なら、ちょっとムっとしたりする場合があるでしょう？

バーネット《それはこの国では、無いって聞いたわよ。

セルフィーユ《だいたいブティックの服着る人は、その服に入れ込んでいるから、結構こだわりやが多いから、そう思わないみたいだよ。

メンズも置くようになったから、お互いにどんな風に着こなしているか、良い意味で観察しちゃうんだってさ。

バーネット《ねぇ、そう言えば大使館が出来たでしょう？　素敵な若い大使なのよね？

シャロット《そうそう、素敵な人よね。ロクセンブルク国の大使館だそうですけれど、同じような極小国の大使館の代理も兼務だそうよ。

此処の病院は、特別な身分の患者さんが多いから、大使館が出来たから、又何カ国かの患者さんが増えるらしいわよ。

TOPの人たちはあまり乗り気な話ではなかったらしいけれど、まぁ強力なスポンサーから頼まれてもうこれで、一応締め切りだそうですけれどね。

 セルフィーユ《そうだよねぇ、何かに巻き込まれたら、大変だものね。警察も無いなんて国だからね。相当の覚悟もして作った国なんだろうね？

何十年も計画して、本当の中立国って言うか、過疎国を作ったんだからね。

バーネット《最初は吃驚しちゃったわ。私は独りになるのが嫌だから、従姉弟や叔母がいるし、シャロットの所が此処に転勤するって言うから、アートカレッジに転入するって言う事で、入国したのよ。不便な所だと聞いてはいたけれどね。

Mrs.ローリー《私は、カレッジの講師が素晴らしい人が多いから、転入させてもらったのよ。じっくり創作するには最適だと思ったわ。

セルフィーユ《それで、彼まで射止めちゃったんだね・笑

バーネット《それにしても、何時かは発展していくのかしら？

シャロット《あらっ、何言っているの。学問上は最先端の研究していても、現実の暮らしは、もっと過去に戻したいというのが、希望なのよ。　私は今だって、何の不便も感じないわよ。好きな国だわ。

バーネット《でも頼んだ荷物がなかなか着かないでしょう？前でもそう思ったのに、今は益々じゃぁないの？

シャロット《それで、貴女困った事あるの？

セルフィーユ《Ahahaha、、、荷が着くのが遅いって判っていたら、それ見越して発注すればよいんだからね。最先端の保存庫が何処にもあるだろう？

それじゃぁ足りなければ、シェルター内の天然冷蔵庫も、冷凍庫まであるんだよ。

Mrs.ローリー《そうなんですってね？セルフィーユはシェルター内の冷蔵庫とか見たの？

セルフィーユ《いいや、そう簡単には見られないって言うか、見たければ事務所に申し込めば、決まった日にツァーみたいに見には行けるそうだよ。

シャロット《そうよ、必要に応じて、エネルギーの事も考えて作られているらしいわよ。いざとなったら、ちょっと手狭にはなるけれど、病院ごと、学校も研究所も、国民達のプライベートルームも、そっくり揃っているらしいわよ。

だから、やたらに患者とかは、増やしたくないそうよ。責任持てないからってね。でも、此処でなら子育てしたいわ。

バーネット《へぇ～。シャロットもそんな気になったの？　セルフィーユも、よくこんな国にパテシエなのに、やってきたわね？　良い所にお勤めしていたんでしょう？

セルフィーユ《あぁ、格式あるホテルにね。でも俺の作るスィーツは、特別な人だけに提供するものより、皆が気軽に“美味しい”って幸せになってくれる物を作りたいのさ。それに此処に来たのも、パンも覚えたいし、体にも美容にも良いものが、質が高いものだって思ってね。

何も高級食材使った、きらびやかなスィーツばかりが、良いわけじゃぁないからね。

Mrs.ローリー《此処のパンとビスケットとかが、素晴らしいって思ったので、私はパートになったのよ。

最も素朴で、それで居て、何だかほっとするような味だったのよ。Mrs.Sugarがプロではないのに、味だけはよく判る人だったのね。

それで、ポプリさんもそこそこのパン焼きの腕を持っていたから...

バーネット《ねぇ、ところでセルフィーユ、来月のダンスパーティ私のパートナーになって連れていってくれない？　一度は参加してみたいのよ。

セルフィーユ《えっ、又急に！俺ダンス下手だよ。フォーマルスーツも持っていないしさ。

Mrs.ローリー《ネクタイして、スーツさえ着ていけば良いダンスパーティよ。もちろんきちんとした服の人も居るけれど、偉い人たちよ。

アンタ女の子が誘っているんだから、一度くらいは行って来たら？ケーキも出ているから、見てくると勉強になるわよ。

セルフィーユ《判ったよ。全く、もう怖いんだから！シャノの店のルナルみたいだよ。

セルフィーユ《俺でよかったら、じゃぁ次のダンスパーティに行って見ようか？　ダンスは、らしいのが踊れるだけだから、期待しないでくれよ。

バーネット《もちろんよぉ～♪嬉しいわぁ～。

シャロット《良かったじゃぁない？きっと新しい知り合いも出来ると思うわよ。楽しんでいらっしゃいよ。

Mrs.ローリー《セルフィーユも、本当に気が効かないわね。

スィーツばかり見ていないで、ちゃんとダンスの相手なども褒めるのよ。あんたスィーツには、何時も”Je t’aime à croquer.”とか”Je ne suis rien sans toi.“って言ってるでしょう。それを女性に言えばよいのよ！
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Cafeの片隅でも、ぼんくら扱いされている男子が約１名いましたね。彼らはフランス人ですから、素敵な愛の言葉を沢山知っているでしょうにね。次のダンスパーティは、ちょっと楽しみですね。大使館の人たちも参加する事でしょうし、少しは華やかなパーティに変わって来るのではないでしょうか？

やはり、発言権がある若い人も居た方が良いでしょうしね。そう言う意味では大使のライモン君には、権利があるのです。ある意味この国をバックアップもする事になるでしょうし、そこは『お互い様精神』が、少しは広まっていくのかもです。