やっぱり外出はもう少し車椅子で・・・

包帯などは外しましたが、時には足首コルセットはまだ必要なようです。家から目的地に行くには、もう少し車椅子で移動となりました。

ただし、家の中やCafeの中では、ゆっくり気を付けて、歩いています。初めての麻酔薬不使用のオペをしたので、傷の治りは凄く速いのは前回でも判っています。

しかし代りにリハビリは、長い目に丁寧にやった方が良いと言う事になりました。今日はシャノアールの店に寄りたいと言うので、寄りましたらDr.ローソンも来ていました。

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ルナル＼あらぁ,Sugarさんまだ車椅子だったのね？　そうよね。まだ普通だったら入院しているんでしょう？

Mrs.Sugar＼そうみたいよ。でも傷が早く治ったから、もうどうしてもの時以外は、傷もふさがったのよ。

でも“皮膚がまだ弱いから軽く包帯するくらいで、車椅子は卒業しようか”って言われたんですけれどねぇ。

ちょっとまだ疲れるのと少し転びやすいから、外出の行き来はもう少し車椅子と言う事に、なったのよぉ。

セージ＼暫く歩かなかったしね。バランスが悪くて危なっかしいしね。又転んだら怪我が増えたら何にもならないだろう。

マダムシャノアール＼そうだよぉ～。Sugarも痛くなくなってきたら、もうその気になってスキップとかやりかねない人だからねぇ・・・。

ジャンテイ＼Ahahaha、、、、結構お転婆だもんねぇ～。

Mrs.Sugar＼でも、本当に大丈夫なのよ。外歩く時はセージに掴まって歩くしね。
ちょっと疲れるんだけれどね。すこし筋肉が落ちたかしら？

セージ＼まぁ、行先に着いたら、歩けば良いんだからさ。シェルター内の通路は、少し薄暗いから足元見えにくいだろう？　

段差は無いんだけれどさ、掴まって歩いているのに、つまずくんだからね。吃驚しちゃうよ。

マダムシャノアール＼ま、それはね。あたしもSugarの事は言えないんだよね。足がちゃんと上がって居ないからだそうだけれどさ。

ジャンテイ＼歳取るって、大変なんだねぇ～。

ルナル＼そこまで歳は取っていないでしょう？って、私も最近足元は気を付けないとだわ！　やっぱり年齢は足からくるって本当なのね。

Mrs.Sugar＼あらっ、Dr.ターナーとエルダー君達お揃いでいらしたわ！おはよぉ～(^^♪
今日は皆さんどうしたのかしらぁ・・・何かある日だったの？

Dr.ローソン＼やぁ、おはよぉ～。セージはこれから診療所に送って行くのかい？

セージ＼うん、シャノアールに逢っていきたいって言うからね。ちょっと寄ったんだよ。

Mrs.Sugar＼此処まで送ってくれたら、後は私一人でも診療所まで行けるわよ。セージは教室に行く時に、車椅子だけ診療所辺りに置いておいてくれたら、出勤しても良いわよ。

ありがとうね。私車椅子も手漕ぎで、来ても良いんだしね。将来の為に練習して置くのも良いかもよね。

エルダー＼そうかぁ、そうだよね。家の中だって必要になったら、車椅子で移動すれば良いんだもんね。親戚にそう言う人が居たよ。

アニー＼まだ痛いんでしょう？無理しない方が良いわよ。

Mrs.Sugar＼ずっと自力で歩いていたら、少し足中が疲れて痛くなるけれど、筋肉痛だと思うのよね？だから、大丈夫な痛さだと思うのよ。

エルダー＼Sugarさんは大丈夫な痛さと、大丈夫じゃぁない痛さが判るのかい？痛かったらそう言って診てもらって、プロに大丈夫かどうか聞かないとね！

Dr.ローソン＼緊急性は無いようだけれど、後で診療所に行ったら、よく診てみようかね。

アニー＼元気そうだし、大丈夫そうだけれど、Sugarは結構やんちゃ娘みたいだから、セージも毎日がドラマチックで、飽きないわね。

でもね、セージはSugarみたいなのが、タイプなんでしょう？　程よく甘くて、ちょっぴりビターな性格ですし、油断していると、結構スパイシーなのよね・笑

エルダー＼巧い事言うなぁ～。さすがアニー文学的な表現だね。ピッタリそんな感じだよ。

Mrs.Sugar＼あらっ、私の事言って居るの？　私そんな性格ではないと思うんだけれど？

Dr.ローソン＼Ahahaha、、、、皆よく見ているじゃぁないか。確かにだね。セージも何でも良いような事言っているけれど、何に対しても、味付けは味わい深いのが好みのようだからね。

同世代のお譲さんじゃぁ、味気なくて魅力を感じないんだろうね。

セージ＼俺そんなにややこしい注文なんて無いよ。ただ、Sugarの事は無条件に最初から好きだったんだよ。だってとっても楽しく話が出来たし、逢う度に大好きだって思ったんだよ。

Dr.ローソン＼それが、贅沢な好みなんだよな。なかなかすぐには解らないだろうけれど、Sugarはかなり味わい深い人柄だよ。

それに１６歳位で気が付くなんてな？早くに捕獲しておいて良かったな・笑

エルダー＼そうそう、判って居る人は判っていると思うからね。だからCafeの常連さん達はCafeに通うんだよ。

アニー＼そうよね。ただののんびり屋さんだけな人ではないものね。

Mrs.Sugar＼そうかしら？私は結構気まぐれだって言うのは判っているわ。適当なのが好きですしね。セージも似たところあるけれど、私よりはずっと几帳面だわ。

セージ＼さぁてね。俺はよく判らないけれどさ、一緒に居て凄く楽しいし、元気になれるし安心できるんだよ。だから大好きさ。

結婚したら益々大好きになっていくんだから、困ってしまうんだよね。ホント！

Mrs.Sugar＼そう言えばエルダー君も、セージと同じで、整備士の講習会もあって、忙しいわね。

アニーもお仕事一生懸命にしてくれているから、ミントも助かっているって言うから、結婚しておいて良かったわね。
でなかったら、デートする時間もなかなか無くなってしまったものね。

セージ＼本当だよな。エルダー達良いタイミングで結婚したよね。

Dr.ローソン＼そうだねぇ～。タイミングは大事だよ。僕でさえマルベリーとバツイチ同士で、気が合って話す様になって、割合テンポよく結婚んを決めたから、結婚出来たようなもんだからね。

アニー＼本当にそうよね。自分が結婚したからわかる事よね？

エルダー＼あぁ、長く付き合ったからと言う訳でもないし、何だかやけにスムーズに結婚する事になって、しちゃったよね。

同棲だけでも問題なかったんだけれど、シェルターに暮らすようになるって聞いたら、
何となくそれなら。結婚しようって思ったのさ。

Mrs.Sugar＼不思議なものよね。もう激しく愛し合っていても、結婚しないで別れ
てしまう場合もあるしね。

私なんてもう最初の結婚の時なんて、結婚が決まって式を挙げてすぐに“しまった！”って思ったわよ。結果大当たりだったわ。

それでも日本では、周囲などが煩いし、なかなか離婚は出来なかったけれど、出張が多くてあんまり一緒に居る時間が無かったから、続いて居たようなものよ。

エルダー＼よく離婚できたね？凄い揉めたんじゃぁないの？

アニー＼大変だったでしょう？

Mrs.Sugar＼それが全然大変じゃぁなかったわ。経済的には大変だったけれど、彼が異常に運が上がって、実力以上に仕事が巧く行ったら、会社止めて自分が会社を作ってとんとん拍子に巧く行ったら、凄い天狗になってしまったのよ。

経営者には向かない性格なのよ。自分に忠告する人などは、どんどん首切りして、都合の良い人だけ残したのよ。

きちんと管理することしらないから、会社のお金のほとんどを横領されて、簡単に失敗してしまったのよね。僅か３年足らずだったかしらね？

Dr.ローソン＼失礼ながらよく聞く話だよね。それではSugarは大変だっただろう？最低10年は安定させなければね。

Mrs.Sugar＼私は一切口出しはしないように言われていたから、言われた時だけ協力してね。
毎度の事だけれど、都合が悪いことは私のせいにする人だったけれど、一切口出しはしていないから、私のせいには出来ないから、とりあえず突然別居になったのよ。

アニー＼それは大変だったわねぇ～。

Mrs.Sugar＼ううん、私サバサバしたわよ。ただ、急に荷物纏めて、働かなくてはならなくなったのよね。離婚とは言わずに別居してですからね。

その内説明が有るかと思ったけれど、追い出されただけで、何も言ってこないから、６年してから、離婚届を送ってやったわ。

最初の予感通りね。結婚生活した年数の割には、一緒に過ごした時間はほんのわずかだったから、一緒にいられたんでしょうね。

お財布は彼が握っていたから、私別れても一切何も要求しなかったしね。実に簡単に別れたわよ。

此処の国に移民して“自由にのんびり暮らしましょうっと！”って思って来たのよ。“もう結婚なんてこりごりだわぁ”って思って居たら、まさかセージと結婚するなんてね！

エルダー＼セージはその話聞いていたのかい？

セージ＼Sugarとミントが話して居たから、自然にアルバイトに来ていた時だったか
ら大体は知っていたよ。
だって“此処に来てゆっくり出来て良かったね”なんて話して居たんだもんね。

Dr.ローソン＼そんな相手とセージも結婚したなんて、面白いよなぁ～。

エルダー＼運命ですなぁ～。だから、人生は解らないよね。Sugarさんも変っているよね。不誠実な男なのに慰謝料とか貰わないで、さっさと別れちゃうなんてさ。

西欧では考えられないくらい、慰謝料とられるんだぜ？働かなくても良かったのに！

Mrs.Sugar＼もうね、何も要らなかったわ。だって友達の伯母さんが裁判所の事務員さんだったんだけれどね。

裁判で決まっても、その当時は払わない人がいっぱいいたそうだし！嫌がらせにバッグにぎっしりコイン入れて払う人が居たりですってよ。

嘘みたいな話でしょう？　今は強制的に夫側の収入から慰謝料を天引きしてくれるらしいけれどね。そんなのはごく最近の事よ。

セージ＼何ももらわなくて良かったよ。俺は自分では、そんなSugarと巡り合う為に生まれたんだって、思って居るんだよ。

俺も多分結構我儘だと思うんだよね。でもね、２人共年寄っ子だったせいか、凄く考え方とか似ているんだよね。

同じ国同士だって、生活習慣が凄く違ったりもするんだからさ。食べ物の好みからして、同じ物が好きだったりでさ、譲り合う事もないしね。

年齢差は数歳違っても、物凄く違っても大差ないよ。

Dr.ローソン＼ま、そうだね。セージが体力差など気を付ければ、問題ないんじゃぁないかな？

セージはまだこれから体力は昇り坂で、エネルギーが余っている分、Sugarは体力などは下降していくんだから、エネルギーを分けて上げて丁度良いんだよ。

Sugarがその辺り、巧くセージをコントロール出来るだろしね。セージもほら半端なく
デレデレに溶けちゃっているからね。

Mrs.Sugar＼むふふふ、そうね。とっても優しいハズですよ。毎日愛を囁いてくれて、私がその気になるように、気長に待っていてくれましたしね。

なかなか西欧式習慣にならなかったけれど、やっと今お待たせしましたって感じね。ハグしたり、囁いたりは判ってはいるんだけれど、忘れちゃうのよね。

エルダー＼良かったなセージ判っていてくれているってさ。お前が又凄く外では控えめにしているからね。

アニー＼元々セージは、まるでSugarと結婚するのが解っていたみたいに、ベタベタするのは嫌いだったのよ。

１０歳過ぎた位から私達に“変に色気づいて絶対に馴れ馴れしく、擦り寄ってくるなよ”
って言っていたのよ。失礼よね。

セージ＼だって、何だか判らないけれど、皆やけに女臭くなって、嫌だったんだよ。小さい時みたいに、只の遊び友達なら良かったけれどさ。

俺はイリスと違って、まだチビだったから、面白がってアンジェなど抱きついてきたリするようになってきたから、凄い嫌だったんだよ。

イリス１人でご機嫌でいちゃついていたよ。彼はハンサムだからモテたしね。

Dr.ローソン＼それは又面白いよねぇ。普通は男の子が異性に興味持ち始めて、べたべたしたり、好きな子に意地悪したりする時期なのにな。
セージは嫌だったんだ。でも女の子の10歳はもっとませているかな？

Mrs.Sugar＼イリスもセージの事可愛くて、抱きしめたりKissしたりしたんですって！それで、ゲイと間違われたんですってよ。

アニー＼そうそう、イリスは女の子ともイチャついていたけれど、セージにも纏わりついて居たわね。何なのかしらね？

エルダー＼今でもイリスはセージの事は好きだぜ。以前は俺恋敵みたいな目で見られたもの。今は割り切れたみたいだけれどね。

Mrs.Sugar＼もう今は、妻も居て子供も居るから、変わったんじゃぁないの？
イリスはお友達も少ないから、やっぱりジェラシーも有ったかもね。

Dr.ローソン＼そうだなぁ、一時イリスはそんな感じだったようだね。
でもエルダーが理性的で賢いから、巧く付き合えるようになったみたいじゃないかな？

セージ＼別にさ、誰とだってその時の状況で、仲良くする相手が出来たって良いのにな！　俺は自由で居たいんだからさ。
イリスが、優しいのは判っているよ。ちょっと、鬱陶しい時があるけれどね。

エルダー＼俺も別にイリスからセージを取ろうとは思わないしさ！色々な関係の仲の良い友達が居て良いだろう？

俺も男の仲が良い友達は居なかったからなぁ～。女と付き合うのが忙しくてさ・・・。

それが不思議だよな、セージがSugarさんに夢中なのは、もう目つきで分かったけれど、そんなに一人の人の事を、好きになれるなんてなぁ～って思ったのが始まりでさ！

ふと俺も、もう身辺整理しようって、別れる気になって、皆と別れたんだよ。
そうして暫くしたら、何となくアニーと出会う事が有って、話す様になったんだよね。

アニー＼面白いわね。私も顔は知っていたけれど“女みたいに綺麗な男の子だわ！”
って思って居ただけなのよね。女の子が放っておかない訳よねってね・笑

そんな人と私も付き合って、結婚するなんてね。おかしいわねぇ～。エルダーとなら
巧くやっていけるって思ったわ。
　　　　　　
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すっかり皆今朝は朝から、シャノアールの店で、出逢いの話などしたりして過ごしてしまいました。その後は、セージ達は各職場に行き、Mrs.sugarはDr.ローソンと診療所に行きました。

バツイチになった頃の話を、具体的に話したのは、今日が初めてですが、ふと話す気になり、セージ君も普通に聞いてくれたようで、気分がスッキリしました。

一応セージ君に言うべきかどうかは、考えていたのです。そこは案外西欧人は、済んでしまった事には拘らないようです。

今自分を愛してくれているかどうかが、大事なのですね。でも今日は話を聞いて、更にスッキリして、自分がSugarを大事にして、幸せにしなくてはと思ったのです。