今年最後の日はセージ君ファミリーが集まりました。

今年も色々ありましたが、何とか無事に収まり年越しです。久しぶりに逢うので、ちびっ子は結構大きくなり、男の子ばかりなので、わんぱく盛り３人です。

セージ君が一番若いと解っているので、叔父さんと言うよりお兄さんと言うか、大きい仲間と思っている様子なのが、セージ君は不愉快な所です。

さらにMrs.Sugarに皆なついていて、セージ君無視でべたつくのも、大人げないと思いながらも、結構不愉快なのです。
　　　　　　
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Mrs.Sugar＼ここでパンを焼くのは久しぶりだわ♪パンが焼ける匂いって最高よねぇ～。

もうこれだけは、譲れない香りだわぁ～。もう深呼吸しちゃうわね。

セージ＼俺もパンを焼く匂いは久しぶりだよ。良い匂いだよなぁ～(^^♪

Dr.ローソン＼皆でこうして、元気に年を越せるのは幸せだよなぁ～。セージも元気に安定したようだしな。本当に良かったよ。

マルベリー＼本当よねぇ、ウィルが“ちょっと怪我人が出たから、新しい治療法に入るから、暫くは帰れないから、悪いけれど子供たちの事頼むよ”って連絡が有ったので、何事かと思ったんですけれどね。

新しい治療法となったら、きっと複雑な事をやるんじゃぁないかと、思ってはいたのよね。ほらほら、膝の上で暴れないのよ。

Mrs.Sugar＼ライモンさんから“セージが心肺停止して、エルダーと２人血だらけだった”って聞いて、ちょっと驚いたんだけれど、誰からもそんな話は来なかったし連絡は“帰れないけれど落着いていつも通りに、過ごして居てください”って言うから、その通りにしていたのよね。

セージ＼“ゴメン！”前半は俺は全く何も覚えて居なくって！本当にSugarにばかり心配かけたりしているよね。

わざとじゃぁないにしても、うんざりしないでくれよな。

セージ＼もうさぁ、本当に今年で最後にして欲しいよね。俺って呪われているのかなぁ？

Dr.ローソン＼馬鹿な事言うんじゃぁないよ。たまたまそう言う運が悪い時なんて、長い人生の間にはあるもんだよ。

そう言う時はもうあるがまま、静かにしていると、いつの間にか悪運は通り過ぎていくんだよ。

僕だって、そう言う数年嫌な事が続いた時期ってあったからね。でもその後は、穏やかになって、更にマルベリーと出会って今こんなに幸せだよ。

又運が良くない時は来るのかもしれないけれど、生きていくにはきっと波があるんだよ。それを何とかクリアして、成長していくんだろうね。

ま、そう思って落ち込まない事だね。何時までも、落ち込んでいる奴の所が、不幸は大好きなのさ。

スコット＼皆で集まったのって、前は何時だったっけ？凄い久しぶりな気がするよ。

ミント＼ラズリーが急に背が伸びてきたから、余計に何だか早く時間が経った気がするわね。１歳半くらいの違いでも、マルの所の子よりずっと大きいわね。急に背が伸びてきたのよね。

最近泣かなくなったから良かったけれど、本当に大きな泣き声だったものねぇ...

ラズリー＼僕向こうに行きたい。

スコット＼少し良い子にして、此処に居なさい。君が行くと皆大騒ぎになるんだからね。

Mrs.Sugar＼こうして、兄弟が皆元気で逢えるなんて、本当に素敵な事だわ。一人っ子の私には夢みたいな出来事だわ。

ミントと出会ったのがラッキーだったのよね。

Dr.ローソン＼言われてみたら、そうだね。僕がマルと出会ったのも、此処にミントが居て、Sugarと仲良しだったからが元々だものなぁ～。

まさかマルともバツイチ同士で、偶然良く出逢ったんだよね。人の縁は不思議なものだよね。

セージ＼そうだよね。それにずっと気が付かないでいたけれどさぁ、俺が生まれた時の立ち合い人が、ローソンだったなんてね。ミラクルだよ。

ローガン＼Dad、Dad、降りるよ。僕降りるよ。

Dr.ローソン＼もう少し、良い子に座って居なさい。オーブンに火が入っているからね。熱いんだよ。やけどしたら、凄く痛いんだぞぉ～。

ミント＼やっぱり、こうして皆でたまに会うのは楽しいわよね。今日は全員ですものね。なんといっても、セージが元気になっておめでとうよね。

スコット＼あぁ、治療中はもうみんな一生懸命でさ、何も考えられなくて、ターナーの指示通りに組になって、体温調整を必死でやっていたよ。

やっぱり、あの外科の３人組の連携が素晴らしかったよ。僕は今回初めて参加で、見たんだけれどね。彼等は若いけれど、凄いチームだね。

マルベリー＼私こちらに詰めるから、ウィルもこちらに詰めたら？Sugar達がそこに座れるわ。セージ達の指定席なのよね・笑

Dr.ローソン＼あぁ、そうだね。Sugarもパン焼き終わったら、こちらで話そうよ。君たちは其処の大きなスツールが、お気に入りなんだろう？

タングル＼Sugar、セージの所に行くよ。

ローガン＼僕も、行くよ。タンは駄目！

ラズリー＼Sugar元気？僕ねずっと会いたかったよ。

Mrs.Sugar＼あらぁ～、そうだった？ラズリーも元気だった？

セージ＼おい、ラズリー気安く側に寄るなよ。何時も言って居るだろう。向こうに行って遊べよ。

ラズリー＼セージ、又僕に車作ってくれる？僕プラモデル持っているんだ。そうしたら、Sugarをセージに貸してあげても良いよ。

Mrs.Sugar＼あらっ、ラズリーは、プラモデル持っているの？

セージ＼あぁ言うのは、自分で作る物なんだよ。やたらにSugarに触るなって言ってるだろう。何が“Sugrを貸してあげるよ”だよ。

Dr.ローソン＼ラズリーは、Sugarもセージも大好きなんだなぁ～。セージなんて愛想無いのになぁ。

こういうのって、不思議なもので、愛想よくても子供は寄って行かない人もいるからね。

ローガン達も同じだよ。大きな仲間だと思って居るみたいだな。

タングル＼僕降りるよ。

ローガン＼あっ、僕も・・・

Mrs.Sugar＼皆狭い所で、気を付けないと頭とかぶつけるわ。

セージ＼狭いんだから、あっちに行って遊べよ。もう人の足踏んづけているぜ。俺の足は踏み台じゃぁないんだよ。

Dr.ローソン＼小さくても、セージは他のオジサン達よりもずっと若いって解っているんだよ。

子供はまだ色々言えなくても、何でもちゃんとわかっているんだよ。僕達が思って居るよりも、ずっと賢くて大人な部分もあるからね。

怖いくらいの時があるからね。

ラズリー＼Sugar、ねぇ抱っこして！僕ねSugarの事大好きだからね。

タングル＼僕も抱っこ！

ローガン＼僕もぉ、セージでも良いよ。

セージ＼あっ、何だおい、Sugarに抱き着いて良いって言って居ないぞ！

Mrs.Sugar＼わぁ～、ラズリー熱烈だわぁ・・・凄い情熱的で、ミントに似たのかしらね。

セージ＼おぃ、離れろよ！ラズリー言う事聞かないと、もうお前のMom取っちゃうぞ！って、別に全然取りたくないんだけれどな。

Dr.ローソン＼Ahahaha、、、。セージも本気でムキになる事があるんだな！まだ、ふくれっ面しても可愛いよ。

セージ＼だってこいつったら、本当にしつこいんだもん。ミント、スコット何とかしてくれよ！つまみ上げて泣かれたら、煩くてもう悲惨だからさぁ～。

ラズリー止めないと、デコピンするぞ！

ラズリー＼いやっ！僕Sugarが好きだも～ん。

タングル＼僕もぉ、でもセージも大好きだよ。ね？

ローガン＼うん、僕もだよ。セージも好きだけれどね。

ラズリー＼じゃぁさ、セージも一緒に遊ぶ？

セージ＼お前たちに、気を使われたくねぇよ。バ～カ！あっち行って遊べよな。

Mrs.Sugar＼残念ね。私はセージの事が一番好きなのよ。君達も好きだけれど。

さぁ、あちらに行って良い子で遊んでいてくれたら、もっと好きかなぁ？

Dr.ローソン＼Ahahaha、、、、。

スコット＼ラズリー、Sugarはセージの大事大事だから、もうやめなさい。

ミント＼ラズリー！聞こえているの！

ラズリー＼は～い。おいで、タン、ローガン此処で遊ぼう。

タングル＆ローガン＼は～い。又ねセージ。

スコット＼まったくラズリーも、もうしっかり躾けないと、だんだんわんぱくになってきたな？

ミント＼そうよ。男の子は父親のあなたが躾けてね。セージなんて、もうローガン達くらいの頃から、お爺様の鬼の躾けが始まったのよ。

ラズリーの年の頃には、幾つか出来たわよ。そうそうピアノ弾いたりなんて、私が習っているの見て、覚えちゃったし、何かもう始めると良いわね。

クランベリー＼ふ～ン、自分の子となると大変よね。

スコット＼解ったよ。なるべくラズリーと過ごして、話をして一番興味を持っている事を、やらせてみようかね。

それを通して、男としての教育もしないとね。Sugar以外の人に、あんなにベタベタするようになっても、不味いよなぁ～。

Mrs.Sugar＼セージ、そんなしかめっ面しないのよ。まだおチビちゃんなんだから！それにしても、ラズリー重くなったわぁ～。

日本式なら、２歳半くらいかしらね？
ここでは、生まれたらもう１歳なのよね？

セージ＼そうだよ。そうか、日本は生まれたら０歳なんだっけね。でもさぁ、もう人が油断していたら、Kissまでしちゃってさぁ～。
まったく今どきのチビは油断も隙もないよ。

Mrs.Sugar＼そうね。セージとは年の離れた兄弟ともいえるし、間違い起こして早くに生まれちゃった子供ともいえるわね・笑

でも彼らは、セージの事は大好きな仲間と思って居るわ。従兄くらいの気分かもね。面白いわねぇ～。

セージ＼ふん！さて、パンは皆持って帰るだろうから、袋に詰めておこうか？こんなにスィーツとかいっぱいあってさぁ～。食べられるのかよ。

Mrs.Sugar＼大丈夫よ、スィーツはね、ミント達は食べられるんですって！別腹って言うのがあるみたいよ。

私には残念ながら、別腹は無いんだけれどね。だからコース料理だと困るのよね。デザートが入らないのよ。

セージ＼そう言えば、俺達この国で出逢ったし、俺はずっと試験と勉強に追われてたから、散歩は行っても、デートらしいデートってした事なかったね。

ハネムーンも行っていないしさ。本当にタイミング悪かったね。
Ma plus belle histoire d’amour, c’est toi.Mon coeur est a toi pour toujours.

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今では誰が見ても、セージ君がMrs.Sugarに相変わらず夢中なのが、よく解ります。もう人の目など気にせずに、Mrs.Sugarを見つめています。

Mrs.Sugarも本当は正式にはMrs.Churchillなのでしょうが、もうここでの呼び名はMrs.Sugarになってしまいましたが、もっと正式だと、Ms.Sugarでしょうかしらね。

でもフランス語をちゃんと習う事にしてから、フランス語も話しましょうと、欲張った事を、セージ君に伝えたりしたのです。

此処では内緒話は、フランス語って思っても、皆がフランス語も話せるので、内緒話は帰宅してからが良いようです。

と言う事で、今年も色々ありましたが、年越しは穏やかに過ぎて行くようです。来年は何事もなく、過ぎて行って欲しいものです。