2012年に物語が始まり、今日で９年経ちました。

今日は珍しく小雪が、時々舞っている冬らしい日になっているそうです。この数年は、夜中に舞う事があっても、朝早くうっすらと白い位で、ほとんど雪が積もるほど降らなくなっています。　

今日の雪がチラついているニュースも、Dr.ローソンから聞いた話なのです。Mme.シャノアールも朝の内コーヒーを飲みに来て、ストーブに当たってお喋りしていました。

途中でDr.ローソンも、やってきたので、小雪が時々舞っていると教えてくれました。そして、Mrs.SugarとMme.シャノアールが、第一次移民入国日だった時の話になりました。
　　　　

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Mrs.Sugar《何だか夢みたいよね。まさか9年後に、シェルターの中で暮らして居て、世界中が、ウィルスの感染拡大で、大変な事になるなんて、想像もしなかったわよね。

Mme.シャノアール《本当だよね。一応シェルターは完備した病院が母体の、大学や研究所メインの小さな国で、凄く不便な暮らしの国だって言う説明は、受けたけれどね。

私なんて、もうやりたい事はやり終わったし、病院が在って、付属の学校などがある学園都市が、大きくなったくらいの国なら、不便でも良いって思って応募したんだよ。

ポプリ《そうですよ。酷い大気汚染や、テロなどは、起こりうるかもしれませんけれど、世界中にウィルス感染が広がるなんて、SF映画では見ましたけれど、現実になるなんてね！

Mrs.サフラン《色々な予言書とか出ていますでしょう？数年の差があったにしても、当たったのかしら？

あらっ、Dr.ローソンがいらしたわ！何だかお見掛けするの、久しぶりですわね。

Dr.ローソン《やぁ、こんにちわ。みんな異常なしで、元気ですか？

急に冬らしくなって、今、外は昼間なのに、珍しく時々小雪が舞っているんだよ。以前は冬は、多少の積雪があったのに、この数年は急に暖冬になったからね？

おや、Sugarは何見ているんだい？おぉ～アルバムかい。どれ、僕にも見せてください。

Mrs.Sugar《今ねシャノが来ていて、置いて行ったのよ。9年前の今日に私とシャノは、この国に入国したのよ。時々小雪が降っている日だったわ。

Dr.ローソンは、もうその時に入国手続きの、メディカルチェックを、インターン？学生達？に指導しながら、私達と逢ったのよね！覚えていました？

結構人がいたから、覚えていなかったかしらね。

Dr.ローソン《いやいや、ちゃんと覚えているよ。東洋人はSugarひとりだけだったからね。

Mme.シャノアールと、仲良く話して居たから“友達同士で移民したのかな？”って思ったんだよ。

手伝いの学生達も、Sugarの事はよく覚えて居ると思うよ。東洋人を見るのは初めての学生もいたからね。

ジロジロ見てはいけないと言ったのに、結構注目の的だったんだよ・Ahahaha、、、
“変質者と間違えられるよ”って言い合っていたのさ。医学的にも、貴重な東洋人だからね。

おや、これは来たばかりの時の写真だね？雪が少し見えるよ。受付を外で待っていたのかい？

　　　　　♥～～～～～～2012年思い出物語～～～～～～♥

此処からは、物語が始まった頃『あらすじ話』に戻ります。

Mrs.Sugar《貴女、大丈夫？寒く無いかしら？私は寒い方が暑いよりも良いんですけれど...。
中は結構暖房が効いていましたから、外に空気吸いに出て来たんですけれどね。

Mme.シャノアール《私もですよ。寒いのも嫌だけれど、大した寒さではないわ。換気はされているけれど、丁度外の空気でも吸いたいと思っていたのよ。

貴女が出て行くのが見えたから、私も出て来たのよ。あなたは何処の国から？

Mrs.Sugar《私は、日本人よ。英語は酷い英語ですけれど、何とか子供くらいには、意志は伝えられるかな？という程度ですけれど...。

Mme.シャノアール《私はフランスのパリから来たのよ。これからの老後は、のんびり暮らしたいと思ってね。

一応英語とフランス語は話せるからね。フランス語は解るかしら？

Mrs.Sugar《若い時に少し勉強したけれど、２～３歳位の子とは話せたわ・笑　若い時はケベックに移民したかったので、 ケベコワが少しわかればと思ってね。

予定が狂ってしまって、移民しなかったまんまになってしまったので、今回の此処への移民は、最後のチャンスだったのよ。もうフランス語はすっかり忘れたわ。

Mme.シャノアール《何で、フランスでは無くて、ケベックだったの？理由が有ったのかしら？

景色が良かったり、食べ物も美味しいし、フランスが好きな日本人は、多いんじゃぁないかしら？

Mrs.Sugar《若い時の知り合いの、カナディアン達が、凄くおっとりしていて、好ましい国民性だったのよ。

お洒落とは言う感じでは無かったけれど、動物が好きだったから“動物保護の仕事の学校にでも行こうかなぁ～”と思ったりしたのよ。

ニューファンドランドにも、興味があったしね！気候は東側だから、ブリザードとか厳しい冬でしょうけれど。

Mrs.Sugar《暮らしやすそうな国でしょう？１度用事で、行っただけですけれど...。

皆親切でのんびり穏やかな感じで、良かったわ。でも一旦チャンスを逃してしまうと、後はなかなかチャンスが来ないうちに、色々遭って、今の年齢になってしまったわ。

今回たまたまネットで見つけた時は、もうダメもとで申しこんだのよ。

Mme.シャノアール《そうだったの？私も年齢はギリギリでしょうけれど、まぁ面接やその他で、何だかOKになったのよ。

海外暮らしの経験は無いんだけれどね。PCは使えないとだったけれど、まぁ何とか使っているしね。

Mrs.Sugar《私なんて、全てがそこそこなんだけれど、性格はかなり融通が効く位にいい加減ですし、海外暮らしは大好きですしね。

後は物つくりなどは好きですし、計画表には、Cafeをやりたいって書いたのよ。
”それは在っても良いですね“って言われたわ。

Mme.シャノアール《アタシはキオスクをしたいってね。日曜以外の9～19時前後まで営業すれば良いから、それならまだ暫く出来ると思ってね。

あぁ、そう言えば日本には２４時間営業のキオスクが有る
んだってね。

治安も良いからみたいだけれど、聞いたことがあるよ。ちょっとした、何でも屋なんだろう？

Mrs.Sugar《コンビニって言うのよ。アメリカから入ってきたんだと思うわ。

あらっ！順番がもうすぐ見たいよ。中に入りましょうか、寒くなってきましたし、又後で！楽しかったわ。

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こんな感じで、２０１２年の２月３日に『Wannynwonderland』に移民した２人なのです。

これからは過去を振り返って、物語は過去に戻って2012年～今日まで振り返って、綴って行きます。

今年１年は感染症は、多分平常時には戻らないと思われますので、過去から今日までさかのぼって、見直したり、書き足したりして、手を入れながら、書いて行こうと思っています。

時々、今はどうしているかも、差し込みますが...。以前のように毎日UP日記には成らない物語になります。

そうでないと、又現在になるには、９年以上かかってしまいますからね...。1日も早く収束、完全終息すると良いのですが...。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　storyteller🐑