セージ君のノートと鉛筆 📔と✐

今日は日曜日なのですが、Mme.シャノアールは「暇だから、庭で御茶でも飲まない？」と連絡してきました。丁度セージ君が頼んだ、セクションノートや、鉛筆が届いているとも言うので、Mrs.Sugarは出て行く事にしました。

マルベリーさんが頼んだ、品物も届いていると言うので、マルベリーさんにも連絡したそうなので、今日は3人でお喋りです。
マルベリーさんからは、新シェルターの様子も聞けるでしょう。マルベリーさんは幼い子供と別れて暮らして居るので。ネット電話で、毎日Dr.ローソンと話して居るのです。
　
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マルベリー《Sugar元気にしている？セージはあなたに、全く連絡入れて居ないんですってね？どうしちゃったのかしら？

確かにミントの家で、ウィルが出番の時は、セージに子供達を診て貰っているんだけれど！でも連絡ぐらいしているかと思っていたわ。

ま、ミントもセージが子供を見てくれる日を、出勤日にしているみたいですけれどね。スコットとセージと2人で見て居れば、多少目が行き届くでしょう。

Mrs.Sugar《何だか自分に、目的を持たせて、クリアしたいんですってよ。暫くの間一人で過ごすトレーニングと言うか、我慢が出来るのを確かめたいんですって！

メールや、電話であっても、却って絶対に連絡を取らない方が、出来そうだって言うのよ。でもギリギリ精神的にオーバーしたら、連絡してくるんですって！

Mme.シャノアール《あいつも、問題ない事だからって皆が言ったのに、自分では気になるんだろうねぇ。

ほら！Sugar達はこの数年、毎年事故や病気で重症化して、大変な思いもしたから“何とかもっと強く成らなくちゃぁ“って思っているんだよ。

Mrs.Sugar《そうみたいなのよね。だから私もセージから連絡が有るまで、待っているのよ。それで、セージが注文したノートと鉛筆が着いたんですって？何時頼んだのかしら？

Mme.シャノアール《結構前だけれど、感染症で、完全滅菌してからしか、入荷しないからね。後で忘れずに持って帰りなさいよ。

少し重いかもしれないけれどね。

マルベリー《私が一緒に帰る時に、半分持つわよ。なんだってセージはそんなにノートと鉛筆買ったのかしら？

そんなのは学生の時以来、使わないかと思ったわ。ま、あの子は変わっていますからね。でも確かに手書きが、一番脳科学的には良いって聞きましたけれどね。

本当にずっとノートと鉛筆使っていたなんて！凄い量有るんじゃぁないの？

Mrs.Sugar《そうよ。でもコンテナにきちんと整理してあって、直ぐにわかるみたいよ。結構几帳面なのよね。

他の事には、かなり緩いんですけれど、年頭の年間スケジュール表と、約束を守るとか、部分的にはとってもきっちりしているのよ。

PCは持ち歩いているんですけれど、家で休みの日は、何時間かはノートに整理して、書き写しているわよ。

Mme.シャノアール《でもさぁ、セージは逢いたいだろうねぇ～。きっと、飛んで帰りたいんだと思うよ。

“何が遭っても離れて暮らしたくない”って言っていたんだからさぁ～。“Sugarの老後の世話も、どうなったにしても全部やるからっ”て言っていたんだよ。

”ただ、もし何もわからなくなったとしても、セージの事だけ認識して、笑顔を向けてくれたら、何でも我慢できるよ...“てね。

マルベリー《そうよね。“無理する事は無いんだから、施設に入ってもらって、毎日逢いに行けば良いんだからね！”なんて、まだ結婚する前に、早々と話したりしていたのよ。

そしたら、あの最初の危篤状態の時は、家に連れ帰って、本当に試験もあると言うのに、看たのよね。驚いたわよ。

体力十分20歳前だったわね。”出まかせではなかったようね“って言ってたのよ。

Mrs.Sugar《本当よね。介護なんてしたことないし、私は熱も出て、あんまり意識が無かったから、一番大変な時は記憶に無いのよね。

それも2回も毎年、重症なのを自宅で看護するなんてね。本当に、死んでしまってもおかしく無かったのに.....セージに呼び戻されて、始めて“彼の為に長生きしなくちゃぁ”って思ったわ。

Mme.シャノアール《そうだよぉ～。セージは本当にSugarの事が大好きで、何時も一緒に居たいんだからね。又次は何なんだろうね。

セージが大事故にあったりしてさぁ～。アンタ達夫婦は、それでお相子になったのかしら？だと良いわね。あっ、今年はもう既に、別々に暮らす事になったんだから、もう終わりじゃぁないの！

自宅で、仕事も出来るように、彼は幾つか資格も取ったりしたんだろう？別に働かなくても暮らしていけるって、ミントに聞いたけれど、セージは自分が働いたお金で、2人の暮らしはしたいんだってね。

マルベリー《そうなんですってね。かなり色々書類なども整理して、この先の事も弁護士に言って、整理したみたいね。

自分が事故から助かった時に、きっちり整理したみたいよ。ま、絶対はないけれど、いくら凄い歳の差であっても、自分が先にお迎えが、来ちゃうって事も有るって学んだのよね。

今までの事も、未熟者だから、学ばせてもらった災難なのよ。

マルベリー《そうそう、私は来週新シェルターに、行ってみる事にしたのよ。だから今夜くらいから、何でも無いんですけれど、一応隔離室に入るわ。何人かの家族が、来週位からあちらに入るか、こちらに出てくるかよ。

セージも何か連絡が有るんじゃぁないかしら！
悪いけれど、私があちらに行って、子供たちに逢ってからになると思うわ。

Mrs.Sugar《そうよね。解ったわ。”私も逢えるのを凄く楽しみに待って居る“って言ってね。ノートと鉛筆が届いたって聞いて”セージが帰ってくるわ！“って気がしたわ。

でも、セージも結構なモテ男だって言うから、誰か可愛い子連れて来たりして！

Mme.シャノアール《本当だよ。最も元気が良い時だしさぁ。寂しくて仕方が無い時に、セクシーな女に迫られちゃったらねぇ。

一時的に危ない事が逢ったかもよ。此処の国では既婚者には、ルール違反になる事だけれど、若い子は又自由に人生を、考えるかもしれないからね。

セージの友達だって、それ程もめる事無く、同棲を解除しただろう？　まもなく新しい彼女と同棲し始めて、今じゃぁ2人の子持ちじゃぁないか！

それでも結構落ち着いて、幸せそうな家庭を持って暮らして居るだろう？でも、その為にまさかの事故になって、巻き込まれたSugarは、大怪我しちゃったんだからね。

マルベリー《止めて頂戴よ。セージの性格をMme.シャノアールは知らないのよ。そう言う一般的にありそうな子だったら、皆は心配しなかったわよ。見た目と違って、セージは凄く頑固にこだわるタイプなのよ。

なかなか決める事は無いけれど、これと決めて手に入れたものは、怖いくらい執着するのよ。自分好みにカスタマイズしたりしてね。

Sugarの事だって、きっともう自分好みに、じっくりと慣らして行ったと思うわ。元々が有り得ない位、初めて逢った時から、お気に入りだったそうですもの。

Mme.シャノアール《それで、此処へ来るために、死ぬほど勉強しだしたって言うんだからね。それも何年かかかっての事だから、確かに大した執着心って言えば、そうだよね。

違う方向へ行ったら、ストーカー的要素があるのかねぇ～。Sugarも気に入った相手だから良かったけれど、そうでなかったら、付きまとわれて、偉い事だったかねぇ？

Mrs.Sugar《もう、2人共嫌な言い方だわ。セージも可哀そうにね。浮気などされたら、当然私は嫌だけれど、愛情が他の人に移ってしまったら、仕方が無いと思うわ。十分優しくしてくれたしね。

もう言ってあるのよ”もし心ときめく人が現れたら、先に別れましょうね！“ってね。浮気って一番失礼だわ。

そうそう、あのノートに取って書いている時の顔、私は大好きなんだけれど、物凄い集中力が有るものね。って言う事は、気に入った事に対しては、何にでもそうだって事よね。

帰って来たら、ミントが教えてくれたみたいに、ちょっと虐めてしまおうかしら？って、思ったりもして...私も結構悪質よね。
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何だかノートと鉛筆受け取りがてら、お喋りになりましたけれど、聴いたら男性は逃げ出したくなるような、話を女性達はしていますね。

こういう時は、結構皆盛り上がるようですね。日頃は上品で聡明なマルベリーさんも、結構親しくなると、怖い事を言うようですね。これをセージ君は知っているから、あんまり親しく行き来は、しない様にしているのかもしれません。

一人っ子では思いつかなかった、色々をMrs.Sugarもこうして、雑談の中から、習得するようで、結構楽しそうに話して居るのです。ノートと鉛筆を受け取っただけで、セージ君がもう直ぐ帰ってくる感がリアルに感じる様になりました。