『２０１５年』ダンスパーティのパートナーは誰に？

正式にパーティは、建国記念日と重ねて行われることに、なったと決まったと発表されました。予定よりも遅くなりますが、建国記念日と言う事にして、午前中は式典をやり、その後軽い立食のランチをして、ダンスパーティと言う事になりました。
この国設立に一番貢献して、リヴェール教授達役員を、サポートしてくれた人がフランス系スイス人の、教授達の先輩ですので、彼の予定に合わせました。

今後もこの日を『建国の日』にするそうですから、今後時期はずれるかもですが、数年に１度イベントは行われるのではないかと皆で話して居ます。
それでも、この国が完全に収まって落ち着くのはまだ先の事のようです。世の中が学者や研究者が考えて居たよりも、地球環境その他が早く進んでいると言われているからです。ですから、今は説明だけ受けていますが、巨大シェルターのある国でもあるのです。

上層部はそのような話ですが、若い学生たちは、今が楽しく過ごす事が忙しい様で、日にちがキッチリ決まれば、合間の時間を見つけて、ダンスパーティのパートナー探しです。
見つからなければ一人参加で、当日パーティ会場で見つけると言う手も有りますが、出来れば早くに決めて、一緒に参加したいと思っています。

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大学院生A《今日の勉強会は長かったなぁ～。あの教授は、中身も濃いし気が抜けないから、終わるとどっと疲れるんだよな。

大学院生B《あぁ、月一には必ず来てくれているから、何があっても参加したいしな。熱心なのは良いけれど、教授は好きで開いているから、長期休み中でも関係なく開くから、その日は俺は出てくるんだぜ。

エルダー《そうなんですか、とても面白かったけれど、休みは無しなんだ。皆毎回出ているんですか？スイス大学から来ているって聞いたけれど...。

大学院生A《俺はもう３年は出席しているよ。気が向くと、まだ未発表の研究中の物の話など、チラッと話してくれるしね。

イリス《入学してからが大変と言うのは本当らしいね。ところで、この間ダンスパーティは気楽に夏休みのパーティだと思ったら、秋の『建国の日』に決めてそのイベントと重ねて、開催にしたんだってね。

上層部の役員たちは集まって色々やるし、俺達学生はパーティ前に軽く学長から話が有って、その後はもう誰でも参加のダンスパーティだそうだよ。

まったく単純に、お楽しみだけって訳でもないみたいだね。パートナー探さないとね。誰に申し込もうかなぁ。

大学院生A《なんだなんだ、君ま低学年なんだからね。俺達在校生が相手を決めてから、残った人から選ぶんだよ。それが先輩に対するマナーと言うものだろう？

エルダー《Ahahaha,,,。確かにそうですね。では、なるべく早く決めてくださいね。あっ、でも決まらなかったら、当日パーティ会場で見つければ良いですね。

色々な人と踊ってみて、その中から、ラストダンスを踊る人を見つければ良いじゃぁ無いですか！

大学院生B《君はさ、まだ入学前のファンデーションコースの時から、色々な女の子とつるんでいるよね？それも魅力的なセクシーな女性ばかりで、皆在校生みたいだから、歳上の女性だよね？

そうそう、更にセージって言ったよね。君の受験はまだ先かと思ったら、スキップして２年くらい早くに、入学したんだってね？
“入れたら良いね！”なんて言っていたけれど、本当に入れたんだね。

セージ《はい、色々都合も有って、ギリギリ願書提出に間に合ったので、スキップして、予定より早くに試しに受験したら、運よく受かったので...。
皆さんに色々話を聞いていたのが、役に立ちました。早くに此処に来たかったんで！

イリス《セージ、のんびりしているけれど、誰をパートナーに申し込むか決めないとだよ。第三候補位まで絞っておかないとな。
在校生優先だっていわれちゃったら、被ってしまう場合もあるからね。

セージ《誰だって出席出来るんだから、学生で無くたって良いんだろう？センターポイントの店の中にだって、素敵な人が居るだろうし、じっくり探せばよいんじゃぁないの。まだ先の事だしね。

それが縁で、本格的に付き合うって言う事だって、あるんだろうからね。イリスはダンスが巧いし、女性に関しては積極的に誘えるだろう？　
まさか、あのアンジェが手配した子と、なんて事は無いだろう？今は誰とも付き合って居ないって言っていただろう。

イリス《あぁ、今回のパートナーくらいは、自分で探して申し込むよ。別にアンジェに決めてもらう必要はないからね。いつの間にか、アンジェがマネジャーみたいに動いているけれどさ。何時も頼んでいる訳じゃぁないよ。

ただ、付き合いが長いから、俺の好みが解っていてさぁ、ほとんど間違いなく俺の好きなタイプを紹介してくるんだ。

メィスはニヤニヤして、見ているだけだしさぁ～。アンジェはよく“ちょっと、あの子なんてセージと付き合いたがっているんだけれど、好みのタイプじゃぁないかしら、どう思う？”って言って居るの知っているかい？

セージ《さぁ何も言われた事は無いよ。そう言うのは俺は好きじゃぁ無いしね。アンジェはおせっかいだからね。サパサバしているけれど、少しうるさいんだよ。自信満々で、自分が誘ったら誰でもしっぽ降ってOKだって思い過ぎだよ。

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メィス《私は特にパーティには、出なくたって良いんじゃぁないかと、思っているのよね。面倒くさいじゃぁないの。建国記念日の式典には出るけれどね。

アニー《私はダンスが好きだから、勉強にもなるから、色々な人と踊ってみたいわ。特にパートナーは決めないで行って、現地調達で、１曲ずつ違う人でもよいかなぁ～。年齢も、色々な年代の人とね。アンジェはもう決めたのかしら？

貴女はもともとデートの申し込みも沢山来ているって言うから、ゆっくり選べば良いだけかしら？

アンジェ《イリスの相手は誰が良いか考えたいし、セージを紹介して欲しいって言う人も、少なくないのよね。フェンも誰かパートナー探すんでしょう？

フェン《私は、あまり知らない人と話すのは、得意じゃぁないし、特に誰って決めないで、ダンスしたくなったら、イリスやセージに相手を頼んでも...。

セージの友達の北欧出身の、ブロンドの色の白い綺麗な彼なんて、凄く素敵よね。

アンジェ《あらっ、セージ達今帰りなの？工学部は勉強会とか多くて、大変そうよね。今皆でパーティのパートナーの話していたのよ。

メィス《そうよ。私は創立記念日の挨拶聞いたら、もう帰っても良いんだけれどね。学校が始まったらそう帰国も出来ないかもですから、帰国しても良いかもって思ったりして...。イリスはどうするの？一緒に帰っておく？

イリス《俺は、特に帰らなくても良いしね。ゼミとかも出席したいし...。あっ、アンジェ、別に今回は俺のパートナー見つけてくれなくても良いからね。産科したかったら、自分でパートナー見つけるしね。

セージ《あっ、そう言えば、俺のパートナーの事気に掛けていてくれたみたいだけれど、俺も良いからね。色々予定があるから自分の事だけ考えれば良いよ。
もう子供じゃぁないんだしね。

アンジェ《あらっ、セージはまだ子供じゃぁないの？私達と一緒に入学はしたけれど！変な質の悪い子に引っかかったら困るかな？って思ったのよ。

アートカレッジには女優の卵もいるし、綺麗な子が沢山いるわよ。見に来たら？決まらなかったら、私達幼馴染も都合つけても良いわよ。長い付き合いでしょう？

セージ《気持ちだけありがとう。でも、自分の事は自分で出来るから、気にしないで良いよ。

イリス《何だよ。セージは皆よく一緒に遊んで居た仲間だったのに、素っ気ない態度でさぁ。皆一番小さいセージの事は、昔から可愛がっていたんだよ。

セージ《昔は昔だよ。幼馴染とか言って、やたらに親し気にベタベタした付き合いの人達いるけれど、俺は嫌なんだよ。人前でも、抱き付いてこようとしたりしてさ。

イリスはそう言うのは好きかもしれないけれど、俺は本当の姉のミント達でさえ、引っ付いて来られるのは、嫌なんだ。イリスもだよ。

男同士でも、お前距離がやたらに近いからな。ハグしたりKissなんてして欲しくないからね。

イリス《わかったよ。ついセージが、凄く可愛いと感じる時があるんだよ。気を付けるよ。でも何か困ったことが有ったら、何時でも相談してくれよな。

セージは大好きな友達でもあるし、弟みたいなものだからね。って俺の方が、何時も助けて貰って居るんだけれどさ。だから、何時かお礼はしたいんだよ。

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セージ君は、イリス君を最も親しい友達だとは思っていますが、大人に成って来たので、昔の様に何時もじゃれ合ってばかり居たくはありません。

色々な人と知り合って、知らない事を教わりたいですし、何時までも幼馴染とつるんでいたくはないのです。何故か気が付いたら、皆が一緒に同じ系列のカレッジなどに入って来たりしましたが！

偶然かもしれませんが、少々鬱陶しく感じる時もあるのです。特にCafeに年中出入りは、して欲しくはないのが本音です。セージ君にとっては、此処でのアルバイト生活は、とても大事にしたい世界なのです。

黙っていると判らない連中なので、ハッキリと断りを入れましたが、どのくらい伝わって居るかは判りませんし、Cafeなのでお客さんとして来るのを、無下に断る訳には行きませんが...。

あまり寄って来られると、少々重荷に感じることが少なく無い幼馴染なのです。

                                                     storyteller🐑