新学年が始まり、秋もグンと深まって、昼間はかなり気温は上がりますが、朝晩はグンと気温がさがります。イリス君はセージ君が一人暮らしになったので、イリス君がセージの部屋にウキウキやってきました。最近はちょくちょく遊びにやってきます。新学年になったし、２人限りだからこそ話したい事も沢山あるようです。
以前はセージ君はミントさんと同居でしたし、部屋で話をしていても、聞こえるわけでは無くても、少々話題には気を付けて話しをしてしまいました。
ときには外で話して居ても、誰かが見つけてやって来たりすることも少なくありません。男ばかりで話をしていても、セージ君と２人限での話みたいにはいきません。
セージ君はあまり気にしないで話しているようですが、人の話を聞くのが上手なので、結構男友達も出来て、寄ってくるのです。それで、今はセージ君が一人になったので、来たがるのです。親しいと言っても、突然には嫌がるので必ず連絡してやってきます。
💕～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～💖
イリス《MAMAこんにちわ。セージの部屋に時々お邪魔しますけれど、宜しくお願いします。煩く無いですか？
SUGARMAMA《あらっ、ご丁寧に！いらっしゃい。私に気を使わなくても、良いわよ！セージがOKなら男同士楽しんで、お喋りしに来たら良いんじゃぁないの！
私はお構いしませんけれどね。お茶飲みたかったら、勝手にキッチンでお茶入れて飲んで頂戴。セージにはそう言ってあるのよ。
そうそう、せっかく寄ったんですから、良かったらビスケット持って行く？
イリス《わぁ～、嬉しいなぁ。MAMAの焼くビスケットは美味しいんだよね。それでは遠慮無く頂いて行きます。
SUGARMAMA《セージがOKの時は、私に挨拶しなくて良いから、セージの部屋に直接行って良いですからね。じゃぁ、ごゆっくりね。
イリス《おーい。セージ、何だシャワー浴びてたのかい？ 今MAMAの所に挨拶に寄ったら、ビスケットくれたよ。
セージがOKなら、気にしないで直接此処へ来たら良いって、言われたよ。
セージ《何だよ。お前MAMAの所に寄ってきたのか？ちゃんと了解得ているから、やたらに女性の部屋に、約束無しで寄るなよ。迷惑な時だってあるだろう。
特にシャワーは共同だから、俺みたいにシャワー中の時だったりとかあるだろう？ 俺と間違えて、ドァ開けたりしたら、たまげちゃうどころじゃぁないからね。
俺はお前が来るから、鍵開けてシャワー浴びていたから、入れただろう？ 俺だって、連絡なしでシャワーから出たら、いくらイリスだって居たら、吃驚するよ。
男同士でもお前が来たから、バスローヴ来たけれどさぁ、でなければ余程寒い日でなければ、特にシャワーの後は裸のままだぜ。これが気持ちが良いんだからね。
イリス《判っているよ。俺だって裸で居る時はあるからね。俺の国なら、親しい間柄になったら、そんな事は気にしないんだけれどな！誰かが訪ねてくるのは、大歓迎なんだぜ。セージの国は、皆マナーに煩いって言うか堅苦しいよな。
俺達なんて、もう１０年以上の付き合いだろう？
セージ《だったら猶更気を付けろよ。親しいほどマナーは大事にしないとな。家族だって、俺は黙って部屋に入られるのは嫌だから、留守の時に部屋の掃除にハウスキーパーが入る時は、一応大事な物は閉まって、デスクのカギを掛けるからね。
イリス《セージの所の使用人なんて、もう代々務めている人ばかりだろう？随分信用が無いんだな？あっ、見られたら拙い写真集とかか？ Ahahaha、、、。
俺なんて何度も見つかった事があるよ。元の場所に置いてあるけれど、位置が変わっていたりするからな！ 第一セージの部屋は、“大きくなったらバトラーが雑用はやるようになった”って言っていただろう？鍵なんて必要ないだろう。男同士なんだし！
セージ《そうであっても、俺にとって貴重品は、触られたくないからね。鍵付きの中へだよ。鍵がかかっていない引き出しなどは、自由にだけれどね。
間違いがあってもお互い嫌なものだろう。だから皆、辞めずに長い間勤めてくれているんだと思うよ。イリスだって、俺がそう言う事解っていて、ちゃんと嫌なことはしないから、こうして長く付き合って居られるんだよ。
お金の貸し借りも一切なしだろう？
イリス《そうだね、借り物でのトラブルは結構あるよね。俺も本の貸し借りだって、きちんとしていないのは、お金や女以上に嫌だね。
セージ《えっ、イリスって女の貸し借りなんてするのかよ！嘘だろう？今誰と付き合って居るのかしらないけれどさ。って何時も知らないんだけれどね。
イリス《セージに紹介するほど、定着して付き合っている訳でもないからなぁ～。アンジェが紹介してくれた中で、気に入った子と付き合ったりするかなぁ～。
アンジェがマネジャーみたいなんだよ。第一セージには、もう絶対に大丈夫って決まった人が、出来るまでは紹介しないよ。
“セージの方が良い”なんて事になったら嫌だからね。言いそうだものなぁ～。ちょっと付き合って居る位なら、相手を変えてデートするくらいはあるだろう？
そう言えばまだ先だけれど、ダンスパーティが有るんだってね？知っていた？
セージ《此処の大学やカレッジの、聴講生で講習受けに来ている学生もいるから、終わったらお終いパーティがあるらしいよ。
正式な此処の大学や、病院の創立記念パーティもやっていないから、何時かやるようだけれどね。一緒になるのかなぁ？ま、どっちでも良いけれどね。
イリス《セージはパートナーを決めたのかい？セージは誰よりも若いから、もう誘いが来ているんじゃぁないのかい？
此処はさ、医工学部中心だけれど、併設されているアートカレッジもあるからか、セスクシーでいい女が多いんだよなぁ～。アンジェなんて、より取り見取りで、申し込まれているようだよ。
セージ《ふぅ～ん。そうかもね。国民は誰でも出席できるからって、そう言えばミントも出るとか言っていたなぁ～。
イリス《で、お前相手を決めたのかい？ ま、まだ結構先の事だけれどな。でものんびりしていたら、あっという間にその日が来てしまうぜ。
セージ《その前に受けたいゼミとか幾つかあるから、そちらが先だよ。俺はお前ほど優秀な脳みそ持って居ないから、色々と勉強しておかないとならないんだよ。今開発中の物も形にしたいしね。
💖～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～💕
今日はコーヒーを飲みながら、SUGARMAMAにもらったビスケットをつまみながら、数時間お喋りしてイリス君は帰って行きました。
セージ君は午後からアルバイトのCafeを手伝って、夜に受けたい研究会やセミナーがあるとかで、出て行くそうです。臨時で来る講師などが、かなり良い教授や准教授の研究会があったりするので、見逃せません。今の時期は国際セミナーも有るので、他国の学生も来ている様で、キャンティーンなどは賑やかです。
storyteller🐑
