明日か明後日にはSUGARMAMAは、まず先に引越しをして、その後部屋の掃除をしようかな?と片付け始めました。
パティオを挟んで向かい側に引っ越すだけですが、階段を上ったり下りたりがあります。先ず荷物を出して、掃除して...。
たいして大きな荷物は無いのですが、結構縫物道具などもあるのです。メィスさんが手伝いに来てくれて、その後荷物を運ぶのには、イリス君が手伝いに来てくれる事になっています。
セージ君は、自分の荷物の整理です。
結構本などもあるので、整理をしたり途中で読んだなようです。
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SUGARMAMA《あらっ、メィス来てくれたの?貴女は今、勉強が忙しいんじゃぁないの?
メィス《大丈夫よ。勉強しない時間は、気分転換だわ! イリスが来るって言っていたけれど、片づけものは、衣類など男が触るのは嫌じゃぁない?
私、弟でも嫌ですもの。あの子直ぐにベタベタしてくるからね。勝手な時は外で出逢っても、知らんぷりしたりするくせになのよ。姉弟って思われるの嫌なんですって!
イリスの連れが男だったりすると”紹介してくれとか言われるし、女連れの時は誰なの?って面倒くさいし“ってね。猫みたいよね。
SUGARMAMA《そう言えばそうね、猫は家から出て外で出逢うと、他人の振りする子結構居るわね・笑 でも家に居る時は、やたらに甘ったれるし...。
可愛いけれど、私は犬の方が好きなのよ。犬と一緒だと、猫も犬みたいに躾られるわよ。
猫の愛情の方が、しつこいのよね。気が向いたら”もう良いから!“って言っても、抱き着いてザラザラの舌で舐めてくるから、皮膚がヒリヒリしてくるわ!それに♂の方が甘ったれですしね。
メィス《そうそう、私も実家は猫が居るから、判るわ!お邪魔虫ですしね。本読んで居たり、勉強していると、突然やって来て、書き物しているうえに平然と座り込んで来るしね。本当に厚かましいのよね。
メィス《一応トランクに分けて、衣類は仕舞ったわ!このトランクだけ、直ぐに着替えられる分入れたから、それ以外は皆分けてしまったわよ。
SUGARMAMA《えぇ、ありがとう。どうせ向かい側の部屋に行くだけですからね。
私の荷物だけではなくて、仕事用の細々した手芸用道具が有るのが、面倒なのよね。
考えたら、向こうの部屋の方が、気持ちスペースが狭いから入るかしらね?クローゼットとレストルームを広い目に取ったのよ。
シャワールームとランドリーは今まで通りに、1階の倉庫脇ですし、キッチンはCafeのキッチン使えば良いしね。
メィス《何だかセージは、1人暮らし出来るからって大喜びよ。大好きなMAMAの同じ屋根の下ですしね。
あの子があんなに人を“大好き!”って言っているのを、初めて聞いたわ。何に対しても、あまり好き嫌いは、聞いたことなかったのよ!
明るくて、穏やかな日頃のセージが、力を込めて“大好きな人なんだ!”ってキラキラした表情で話すなんてね。
SUGARMAMA《あらっ、そうなの?くすぐったい気分ね。嫌いだって言われるより、ずっと嬉しいわ!
でもセージ君はわ顔で、よく“MAMA大好きだよ!”って言ってくれるんですけれどね。
何歳になっても女は“大好き!”って言われるのは嬉しいものよね。
日本人は異性も同性も、あんまり“Iloveyou~♥”って言いませんからね。外国人は友達やペットや親子にも、よくLoveって言う言葉を言うわよね?
メィス《MAMAが入国した時には“日本人が1人移民してきたけれど、彼女には挨拶のつもりでも、あんまり体を触ったりKissはしないように...。日本には、そのような習慣がない国ですから、吃驚するでしょうし、時には不快感を感じる時もあるから...海外生活はしている人だけれど、気を付けて接する様にしましょう”って言われたのよ。
SUGARMAMA《すっかり見慣れましたけれどね。でも未だに私からハグしたりKissしたりは、ミントやシャノアールにもした事はないわね。
されるのは、何時の間にか慣れてきたけれどね。でも他の人とは無いわね。タイミングが解らないしねぇ。
セージ君は今でも、とてもジェントルマンで、気を使ってくれているわよ・笑
彼はとても細やかな心の子ね。日本人には居ないタイプだわ。よくお喋りするけれど、楽しいのよね。
メィス《イリスは少し親しくなって、自分が好きな相手なら、直ぐにハグしたり、Kissはするからね。
セージに“もう判ったから、止めてくれよ。しつこいんだよ!”って言われているのよね。
此処に最初に来た時も、イリスはセージに釘をされたのよね。“何時もの調子で抱きしめたりKissをするなよ!”ってね。
イリス《そうなんだよ!、まったく別に変な事する訳じゃぁないのにさ。日本人は吃驚してひいちゃう事なんだってな?
かなり親しくなったら、同性の友達はOKだけれど、異性は誤解されて、良くも悪くもトラブルの元になるんだってね。本気で恋して居るって、思ってしまうんだってね?
それも困るよね。嫌いな奴でないから、ほんの挨拶のつもりや友情程度なのに、恋愛対象だと思ってしまうんだって聞いたよ。
メィス《じゃぁ、トランク運んで頂戴。階段ぶつけないようにね。アンタがさつだから、壊れ物もあるんだからね。
イリス《わかったよ。ガラスとかだったら、別に持って行くから、トランクに入れていないよね?
入り口に積んで置いたら、次々に運ぶから、掃除始めても良いよ。そうしたら、早く終わるだろう?
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イリス君がトランクを運び込んだら、何と見た目よりも部屋が狭くて、収まらないと解ったのです。
細々したブティックの仕事用品などもあるので、物を入れてみるまでは、大丈夫と思っていたのですが、幾つか入れてみたらわかりました。
結局は荷物をまとめたので、久しぶりに大掃除して、模様替えもして元の部屋に収まる事になったのです。
どう考えても多分セージ君の方が、本などは多いのですが、荷物は少なそうですから、新しい部屋は彼にピッタリでしょう。
storyteller🐑