ライモン大使が、大使館の女性スタッフを連れて、ミントスタジオに、ドレスの注文にやってきました。仮縫いする人も、混ざっていますが、スタジオが狭くなるので、皆で話をするにはCafeで待機です。ばらけて順番に、スタジオに行って仮縫いしたり、注文したりを待つことになったのです。
スタジオでは、アニーやマグノリア達が忙しく採寸したりしていることでしょう。エルダー君の従妹のバーネット、イリス君の妻のマーシュもパートで働いています。
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ライモン《Cafeが在って、待合には丁度良かったね。皆順番に行けばよいし、待
っている時は、お茶飲んでお喋りしていれば良いんだからね。結構時間がかかるだろう?
Mrsフェンネル《そうね、直ぐにパッと決まる人ばかりではないですものね。でも、こんな団体で来るお客さんもいないんじゃぁ無いかしら?
Mrs.プリメル《センターポイントの中にも洋?結構色々置いてあるわよ.ブランド品もあるから便利よ.
ゼルダ 《でも、あそこは良い品を扱っているけれど、既製品なのよね。下着とかストッキングとかの小さな店もあるじゃぁ無い?
隣がほら、双子のモデルだった人たちの、自然化粧品の店があるでしょう。
Mrs.スーザン《少し高額ですけれど、品物は良いわね。最近男性化粧品も売られているのよね。夫など気に入ってるようですわ。
シェービングクリームやパヒュームとかも置いてあるのよ。
ミント《最近男性化粧品も増えたわよね。流行りみたいよね。結婚するまで知らなかったわ。夫の実家はドラッグストアですから、夫は詳しいのよ。
ライモン《シェービングクリーム、シェービングフォーム、シェービングジェルって種類違うんだよ。クリームは髭剃り後に肌が落ち着き、リフレッシュ感を得られるし、フォームは泡立ってふわふわして、洗い流すのが簡単だし、ジェルは潤滑性が高くてカミソリの滑りが滑らかで、肌を保護するのには、一番良いんじゃぁ無いかな。
Mrsフェンネル《電気カミソリだと、シェービング類は要らないんじゃぁないの?後は何だかクリームをつけていましたけれどね。セージさんはどうしているの?
MrsSugar《あらっ、どうしているかしら?ふわふわしているの使っているみたいよ。電気カミソリではなく、髭剃りナイフ使っているし。その後は、私の保湿の薬用オリーブ油を使っているわよ。
ライモン《慣れていればナイフで剃るのが一番仕上がりが、綺麗な気がするよ。僕は電機ではないけれど、不器用だから4枚刃のT字型ひげ剃りを使っているよ。
Mrsフェンネル《結構ライモンは男性用コスメ使っているわよね・笑
ゼルダ 《かっこつけてアラミスを使っているのよね。多分あの香りは...
ライモン《随分詳しいよね。元の彼が使っていたのかい?香りだけでわかるなんて...。
ゼルダ 《当たりぃ!そうよ。だって私の好みで、使うようになったんですもの。同じ香りがしているわ。アラミスはローションやオードトワレや衣類などもあるのよ。
ライモン《香りが僕も好きなんだよね。さわやかでね。
Mrsフェンネル《まぁゼルダはこだわり屋さんなのね。香りから自分好みが良いのね。
ゼルダ 《もちろんよ。香りは大事だわ。セクシーな男性が良いじゃぁないのねぇ。皆は気にしないの?
Mrs.プリメル《さぁ、嫌な臭いでなければ、あまり気にしなかったわ。スーザンも姉妹だから旦那様はアラミスなのかしら?
Mrsスーザン《いいえ、男は清潔なら、中身ですわよ。姉妹でも考え方や好みはまったく違うわよ。
ミント《スコットは薬剤師で病院勤務ですから、香りはするものは身に着けないわよ。医局関係の人は、匂うとしたら消毒液のにおいじゃぁないかしら?
MrsSugar《そうね。うちは私がジョイの黒角瓶をクローゼットに入れておく位だったのよ。それも3年くらいしか持たないって言うから、今、もうすぐなくなるわ。
もう同じものは、製造されて居なくなったのよね。少し甘い香りもするんですけれど、
さわやかな香りなのよ。結婚したらセージも同じクローゼット使っているから、学校で“良い匂いがするなぁ”って言われたことがあるんですって。
何時もでは無くて通り過ぎた時など、ふわっと一瞬香りがする時が、あるという位なのが、良いのよね。
ライモン《Ahaha、、、。こうして聞いていると、色々な人が居て面白いよねぇ。男も相手の女性次第で、変わってしまったり、反対に女性の方が男性の方に染まったり無関心な人もいるんだね。当たり前の事なんだけれど...。
Mrsフェンネル《国際結婚している人も多いけれど、習慣とかはそれぞれね。同じ国でも育った家庭によって、凄く違ったりで、譲り合いがうまくいかないと、せっかくのカップルになっても、ダメになってしまったりするのね。
Mrs.プリメル《そうそう、愛だけでは乗り越えられない事もあるでしょうしね。
Mrs.スーザン《うちなどは愛と言うより、同じ戦士と言う感じだわ。スタートが、同じ職場で知り合いましたからね。仕事通して一緒に仕事するととてもやりやすくて、気が付いたら結婚していたわ。
ゼルダ 《私はそんな夫婦は嫌だわ。家庭に帰っても、職場みたいな感じでね。仲は良くても情熱が欠けているわ。
ライモン《セージはSugarさん話題になると、別人になるよなぁ。若い時は女嫌いで、愛する人など出てこないかと思ったよ。
もっと若い時は、興味本位で付き合った子は何人もいたけれど、直ぐに付き合いが無く
なってしまってさぁ。セージと付き合いたい子はたくさんいたんだよ。
ゼルダ 《私もセージさんに一票いれたいわ。ここで初めて見たとき、ライモン様の若いお友達だっていうから、“紹介してもらえるチャンスがあるわ!”って思っていたのに...もうがっかりしちゃったわ。
セージ君の方がベタ惚れだから“絶対にダメだよ”ってライモン様から言われて...
ミント《セージと付き合うのは大変よ。一見見た目とは違うのよ。意外と気難しい所も有りますし。私たち姉達や、口うるさい祖母がオマケに付いて居ますしね。
Sugarみたいに少し女性としては、変わった趣味を持った人ではないとねAhaha、、。
MrsSugar《あらっ、私変わった趣味を持っているかしら?普通だと思うんだけれど?
Mrs.プリメル《趣味は分かりませんけれど、セージさんは私の夫とも、すごく若い時のパーティ仲間だったので、年齢は皆より3歳くらい若かったそうですけれど、好みはなかなか難しい様でしたよ。
ですから、此処で逢った時にはみんなでビックリしたそうですよ。
Mrsフェンネル《えぇ、凄く背も高くなっていたそうですわね。でもMrsSugarを見て、納得したそうですわよ。
ゼルダ 《まぁ、此処の国はシングルの人が多いから、チャンスがあるわね。科学者ばかりなのに、かっこよくておしゃれな人がたくさんいるのよね。
ライモン《ゼルダは、僕たちの微妙な立場が分かっていないなら、帰国するんだね。トップ役員さん達に、目をつけられたら、全員が居にくくなるんだよ。
特にセージには、近づかないで欲しいよな。セージだけでなく僕の友達になった人たち
にはね。家柄が良い人が多いからランクが違うんだよ。
そうすると、やはり興味を持つことが違ったり、長い間付き合うのは無理があると思うよ。僕の大事な友達たちとは関わらないでくださいよ。
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そんな話をしながら、スタジオに呼ばれる順番を待っていました。何かと目立つ言動が多いゼルダさんは、ライモン君と同じ年の大使代理のカッセル事務官の妻であり、秘書のスーザンの妹です。
此処の国に居たいというので、秘書のサポートで、滞在しているのです。過去に大使館出入りの、ラファエル財団副理事のテロ事件問題もあるので、親しくしても気を使わないとならないのです。
説明すると返事は良くて、明るい性格ではありますが、考えが足りなく積極的な行動をとるので、皆が注意しているのです。その辺りがきちんと躾けられて、育ってはいないのですね。
storyteller@Sugar