今日はエンジニア達のミーティングが有ったので、終わってからは、顔見知りばかりがMmeシャノアールの店前の、ガーデンプランテーションに寄り雑談です。
日頃は顔見知りや、割合親しくしていても、集まって話すことがあんまりありません。自然と同じ年頃の３０歳代中ごろの者が集まりました。
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エリオット室長《皆で逢うなんて、何時ぶりだろうね。もう何年か逢っていない奴も居るよなぁ。
サーリネン森林保護管理人《勉強が忙しかったとは言え、学生時代の方が時々逢って話したよなぁ。
クローネ研究所員《国は違っていたし、大学はバラバラなのに、結構ゼミで逢ったりね。その後は大学院から、此処へ編入したり...
クローブエンジニア《俺はピエールとは大学院では、良く出会ったよな？講習会や試験会場とかでな。
エリオット室長《僕はうまい事言われて、此処へ来たんだけれど、やっと昨年研究教室を立ち上げて、移動出来たんだよ。
事情は分かるけれど、約１０年近くは、此処の大学病院や研究所の雑用ばかりやっていたよ。当時はブツブツ言いながら仕事していたけれど、人間関係の距離が好きで、結局はほかに行く気にはならずに、居ついてやっと念願かなってだよ。
ハンス物理研究員《俺は途中からこの国に来たんだけれど、ラッキーだったよ。来
たい人は結構いるんだよね。俺はリーゼと組で研究していることが有ったから、２人組
で許可がおりたんだよ。
クローブエンジニア《俺たちは、派遣会社から、派遣で来ていたのが、ネットウィルスの被害が増えてきて、人員を補充すると聞いて、２人で呼ばれて来たんだ。
コミュニケーションが良くとれる相手が居る方が良いだろうってね。
ピエールエンジニア《あぁ、此処にも優秀なエンジニアはいるんだけれど、セキュリティ専門資格持ってる人がいないってことでね。
でももう少し、資格持っている者が居ても良いからって、コンピュータルームからでは
なく、若いのがいた方が良いってことで、ターナー教室の若いの２人に、資格取らせた
んだよ。そのあと今ターナー教室で仕事しているシムノンが、身内だからって配属されて来たんだよ。
エリオット室長《ま、此処の国の方針で、出来るだけ語学堪能、最低トライリンガル出来るだけマルチリンガル者優先だし、他の事もいくつもの事が熟せる者が、条件だからね。
ハンス物理研究員《その条件だけで、キャラクターが判るよね。職員以外の移民してきた人も母国語以外に複数国語を巧く使っているからね。協調性有りの人が多いね。
サーリネン森林保護管理人《まぁ、そうだよね。だから結構譲れるし、自然に支えあって、暮らしているよね。
そう言うのに抵抗がない者が集まっているから、トラブルが少ないんじゃぁないかな。
クローネ研究所員《あるとしたら、恋愛問題位はあるかな？
クローブエンジニア《恋愛問題って、有るだけ良いよなぁ。
ピエールエンジニア《独身者、バツイチ、バツニが圧倒的に多いからね。まぁ、普通の事務仕事とか、時間で終われる仕事の人以外は、両立は難しいからね。
サーリネン森林保護管理人《何だか潤いがない話だなぁ。でも、傍から見ていると、プランテーションが出来て、皆で手分けして世話するようになったら、雰囲気が変わったぜ。元々、皆理性的で、穏やかな人が多かったけれど、理系の人は冷静すぎるというか付属のアートカレッジがあるから、随分違うんだけれどね。
趣味などで、楽器習ったり、絵をかいたりその他を楽しんでいるからね。それが、生き物を育てるというのが、自然に豊かな感性になってきたんだよ。
エリオット室長《あぁ、俺もそれが始まってから、野菜やハーブの花だから、地味なんだけれど、じっくり花など見たからね。
自分が手掛けたら、植物とは言え、可愛いって思うんだよな・クスクス、、、
ピエールエンジニア《俺の所もワイフが、子供も生まれてから、以前はまったく無縁だったプランテーションボランティアに、親子で参加するようになって、穏やかな性格になたんだよ。
エリオット室長《ピエールはデザイナーだから絵とか書くんだろうけれど、工業デザインだからなぁ。そうだよ。珍しく子持ちだし、結婚もしたんだよな？
ハンス物理研究員《あれ、結婚はしていないんだよね？
クローネ研究所員《あぁ、別に仲良く暮らしているし、子育てもちゃんとしているけれど、特に結婚はしていないんだよ。
正式に結婚しても、巧くいかずに離婚したりもするし、入れなくてもずっと仲良く暮ら
している人も居るからね。
クローブエンジニア《まぁ、形式的な事だけの問題かな？
ピエールエンジニア《考え方は色々あっても良いからね。で、今集まったものは、まだ皆此処へ居残り組だろう？ 人はだんだん減っていくから、あれこれやらないとだよな。
エリオット室長《３回くらいに分けて、セカンドカントリーに移動の予定だよ。でも以前の、此処のシェルター外の町の雰囲気のまんまだよ。
暫く滞在してきたけれど、一瞬“あれ？昔の家に戻ったっけ？”って思うよ。
だから、一気に１０年は過去に戻れるよ。全員移動し終わって落ち着いたら、少しずつ
可能な限り、過去に戻って行く予定なんだよ。
サーリネン森林保護管理人《皆が移動し終わったら、此処は手を入れて、倉庫や大規模プランテーションに変えるかもしれないんだよ。
そうなったら、此処のシェルターには、契約した酪農や農業のプロが、移民して来る予
定なんだっそうだよ。専門大学の、若い学生とか入国希望者を受け入れたら、子供も生
まれたりするようになるだろう？
クローネ研究所員《すごい長期計画だよな。おいおい、俺には孫が出来たりするのかなぁ。
クローブエンジニア《そうだよ。そうなるように考えて居るんだからね。人工的にだけれど、俺たち世代がまずは食事と適度な運動などで、心身とも健康な人間になって、そう言う同士が結婚して、遺伝的によほどでなければ、更に健康で強い人間を作って行く様にと言う計画なんだろう。
親がマルチ人間で、色々学んだ事も遺伝するからね。
ピエールエンジニア《生命の不思議だよね。俺も今はネット関係ばかりだけれど、音楽やダンスも好きだし、落ち着いたら又豊かな感性になるような事を始めるよ。
アートとか、いやいや、プランテーションなどが良いかな？
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久しぶりに皆で雑談も、楽しいものですから、次からはジムに通って、体も鍛えて。サウナで裸の付き合いをして、そのあとお茶のみして休日を過ごすのも良いかもと話したのでした。
ジムやプールも開いたり、プランテーションの作業に出ていけば、もっといろいろな人と親しくなって、人が減って行っても、やるべき作業などが、巧くこなせるようになる事でしょう。と言う話などして、皆自分の職場に戻って行きました。
storyteller@Sugar
