上級研究員から“大至急でなくても良いから...で来たらセカンドカントリーに送るから”と言う事で、UWD(超音波滅菌乾燥洗濯機)の注文伝票が回ってきました。
「数は出来るだけ、多ければ直良し」とメモも書かれていました。それでセージ君達は何時作るか相談をしました。
「多ければ直良し」って言う以上、2~3台と言う訳にはいかないでしょう。自転車やストレッチャーなどのメンテを終えて、倉庫に収め終わったところです。
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エルダー《ベースの土台の外側をまず作ってしまって、中の機器部分を作って、最後に塗装して、って流れ作業でやるか、一斉に3人で各パーツを作って、一気に完成が早いかもしれないぜ。
フランツ《セージは、コツコツ作るつもりだったかもだけれど、バングルは、まだまだ作らないとだからね。また、突然何か注文が入ってくるかもしれないだろう?
セージ《 そうだよね。じゃぁ「大至急でなくても良い」って言うんだから、今
月は出来るだけバングルを仕上げてしまって、来月からとりかかろうよ。
暫くバングルは作って居ないからね。出来るだけ作り上げて置いたら、暫く間が空いても、何とか義務は果たした感があるだろう?
エルダー《セージは、そう言う所は几帳面だよなぁ。でも確かに仕事だからね。
じゃぁそう言う事にしようよ。
バングルは、各自のペースで作るって事で、息抜きも入れて、『UWD』は皆で作業するから、皆で決めてやっつけてしまおうよ。
フランツ《そうだね。セカンドカントリーに送るって言うなら、少なくても10台位は作らないとだよな。外枠は一気に作れても、中の機器はこれまたハンドメイドで作ったんだよな。
あの時はイリス名で登録したから、メイスやイリスも手伝ったから、全員で一気に作ったんだよな?確かある程度形にしたら、上級研究員が、チェックして何か手を入れたかもしれないよ。指示書をよく見てみないとな。
エルダー《いや、ほとんどそのまんまだよ。“よく出来ている”って聞いたもの。
直ぐに結構沢山作ったよね。
只どれもだけれど、此処は大量生産をしないから、コストその他を考えて、ハンドメイドが多いんだよね。
セージ《今回は外枠は多い目に作って置こうよ。これだけなら、たいして時間はか
からないからさ、又オーダーは入りそうだからね。
中が手が掛かるだけだからね。型枠が倉庫にあるからさ。研究所に行ってパーツを作って、教室で組み立てれば良いだろう?好いじゃぁない。気分転換になってさ!
フランツ《まぁ、そう考えれば、気が楽になって、仕事も捗るかもね。何でも気の持ちようだからね。セージはそういうところが、良いよなぁ。コロッと切り替えられるんだよね。
それも特技だな。観ていると此方まで、そういう気になれるんだよ。俺は反対に、切り替えがなかなか出来なかったりするからな。
エルダー《ま、良い組み合わせの3人なのかもしれないよ。中の機器を組み立ては、モリアーティなどに、手伝ってもらっても良いんじゃぁ無いか?
来月からって言っておけば、都合つけてくれるかもだよ。セージは皆にもう少し、甘えても良いんだぜ。この教室は皆でサポートし合いながらだろう?
セージ《そうだね。最近そう言えば、モリアーティはヘリオット教室に、巧く行っているよね。何か最先端医療機器の開発を考えているのかなぁ。
電磁波の事などは専門なんだろう?こちらが教えて貰わないとだよね。
フランツ《あぁ、エネルギー関係も関わってくるしだから、此処の教室は、自分の研究も出来るから良いらしいよ。
アルフィの検査機器の事も良く解って居るしね。最先端と言うのも開発しているだろうけれど、反対になるべくエネルギーを消費しない方法でと言うのを考えているんだよ。
エルダー《それで、その一つとして、機器をコンパクトな物にする研究しているんだよ。出来るだけトランクに入ってしまうような、MRIとかね。
セージ《面白そうだよね。でも色々勉強する事がいっぱいありそうだね。生命科学の知識とかも必要そうだしね。脳波の事なども...詳しそうだね。
凄いなぁ~。皆尊敬しちゃうよ。エルダーやフランツも、凄く色々よく知っているからね。俺も自分ペースだけれど、これから勉強もしなくちゃぁね。って、勉強って言うと堅苦しく聞こえるけれど、俺の勉強は何もかもで、遊びの事や女の事もだからね。
先輩達宜しく!
フランツ《なんだ、なんだ、女は結婚しているんだから、セージの方が先輩だろう?それとも浮気でもしようかって?
エルダー《いや、年齢的に経験値は、俺たちの方が豊かだろう。でもな、俺
も結婚もしたものの、女の事は判らないもんだよ。
もう別の生き物だって言う気が、するぜ。なぁ、フランツそう思わないか?
フランツ《俺に聞くなよ。俺だって、年齢は上だけれど、女家族が多いセージの方が、一般論なら詳しいって事も、あるんじゃぁないの?
男の方が単純だとは思うよ。特に恋愛に関しては、女心は判らないぜ。生理的にも知識としても、その判らない俺たちが作った『UWD』だからな。
メィスが居たから出来上がったようなもんだよ。
セージ《でもさ、これは男だって病気になったり、高齢者になったら、時にはおむつ使ったり、尿漏れとかするようになるって聞いたよ。
そうしたら、布製パッドを使うだろうから、これは結構重宝する物なんだよって、俺は思ったよ。俺は頑固爺さんからは、色々な事を医学的にも、男の一生はどうなのか聴いているからね。
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そんなわけで、来月までに出来るだけ『MRS1』を作って置き、その後はずっと以前に作った『UWD』を一応一週間の予定で、何個出来るか作り始めることになりました。
焦らず丁寧に、自分のペースで効率よくの作業ですが、今回は皆の共同作業でやってみることにしました。 今居るシェルターの物は、倉庫に仕舞って行き、セカンドカントリーには、新たに作った物を送り、それを使うようにして、後必要ならば、セージ達が移動してから、又作ればよいのでは?と決めました。
皆この機器はまさかの物で、カッコマンのエルダー君は、人には言いたく無いと言っています。
storyteller@Sugar