クランベリーさんが患者さんに付き添ってCafeに...

珍しい事に、今日はクランベリーさんが、患者さんとお茶飲みにやってきました。年配の上品な患者さんで、セージのNanみたいなエレガントな老婦人です。

歩くときはクランベリーの腕につかまって、歩いてきましたが、静養中の病室は新シェルター内に移ったはずなのです。外のシェルターに出てくるとは、珍しい事なので、何かあったのでしょうか？　　

　　　　💕～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～💖

クランベリー《Sugarこんにちわ！元気でいる？今年は結構暑い夏のようだわね。この中はちゃんと温度管理されているのに、ニュース見ると結構暑い夏みたいよね。でも、ドイツ辺りはもう寒いと言うニュースも見たわ。

貴方夏は苦手だっていっていたけれど、何かあったら直ぐに診療所にくるか、連絡してね。こちらの方は、今療養所に入院しているMrs.Nなんですけれど、Dr.マリアンヌの縁者なのよ。

入院患者ですけれど、高齢だからって、外の病室に居残りなのよ。これ以上のシェルターの移動はしたくないって仰ってね。

Mrs.N《Ohohoho、、、、。こんにちわ。Dr.マリアンヌから、あなたの事は聞いているんですよ。あの我儘なDr.マリアンヌが貴女の事は、お気に入りだそうで....。

Mrs.Sugar《あらっ、Dr.マリアンヌには、良くして頂いて！さっぱりした、楽しい方なんですよね。私も言いたい放題で、冗談ばかりが多くって。

失礼させてもらっているんですよ。

Mrs.N《いえいえ、色々な話し相手になっていただけるので、此処へ来ましたら、穏やかな気分の日が多くなったと申して居ました。
我儘な事言ったら、ハッキリ言ってやってくださいね。裏表のない性格なんですけれどねぇ～。気が短くてね。

クランベリー《あらっ、我儘だなんて言われますが、Dr.マリアンヌが一番Mrs.Nの若い時に似ていらっしゃるって言う話を聞きましたわよ。

今はすっかり穏やかな、話の分かる方になりましたが、お元気で young at heart.なのよ。私の方が何時も気合を入れられてしまうのよ。

今日は少し歩きたいとおっしゃるから、御茶飲みに出て来たのよ。Sugarに逢ってみたいって仰って！

Mrs.Sugar《お元気なら、病室ばかりでは、飽きてしまいますね。この中に居ると、外の世界が感染症で、大変な事になっているのが、嘘みたいに穏やかに過ごせているのが、夢みたいな気がしますね。

何だか物凄い暑い国もあるそうで、マスクも辛いでしょうけれど、やはり防備はしっかりしないと、収まらないでしょうしね。
本当なら、此処も朝晩は冷えて、寒い日が有ったんですけれどね。クランベリー《そうそう、ニュースでデスバレーが、本当にデスバレーになって54C以上ですってよ。
感染症も、世界では188カ国で2,200万人以上が感染して、80万人位がが命を落としたそうよ。抑制に成功したように見えた国で、感染が再び増加しているそうですしね。油断がならないのよね。

Mrs.N《本当に何とか収まるのかと思って居ましたら、なかなか手ごわいウィルスよね。過去にも無い感染力なのは、科学の発達で、地球上の移動が簡単に、出来るようになったからでしょうからね。

此処は、リヴェール教授が、周囲から笑われたりもしていましたが、もうこんな世の中に、なるのが解っていたかのように、何も無い時に、全員シェルターに引っ越したのが良かったですね。

テロの心配もあったからでしょうけれど、飛行場も早くに閉鎖してしまいましたからね。私はぎりぎりに入院したんですよ。元気にしていますけれど、心臓が少し悪くてねぇ～。そんなに見えませんでしょう？

もう８５歳過ぎましたから、感染症で亡くなっても別に寿命みたいなものでしょうけれど、周囲の人に感染症は迷惑かけますからね。Ohohoho、、、、

Mrs.Sugar《“自分は大丈夫だから！”って思っている人が多いんでしょうね。軽症の人やあまり自覚症状が無いと、この位なら問題無いって思うのでしょう。
治った後の後遺症が、とても辛いそうですし、それが何時治るものか判らないそうですね。

クランベリー《医療従事者が皆オーバーワークで、疲れ切っているし、亡くなった人や、差別されたりだなんてね。人の心の方の病気が悪質だわ。

Mrs.N《医療などの従事者は、昔は人種差別はもっと酷かったんですよ。立派なドクターなのに、人種差別などがあったりしてね。

西欧はそれは、割合少ない方だと思いますが、ほら人種差別酷い国も有りますでしょう？理由はわかる所も有るんですよ。

でも全員がではありませんし、Mrs.Sugarの国は外国人には、凄く寛大で外国人にはとても親切なんですってね。

Mrs.Sugar《そうとは言えないんですよ。介護職などでは、超高齢者の方などは、他のアジアの国のヘルパーや、訪問看護の人を、拒否する人多かったですよ。特に在宅などではね。

確かに、西欧の人が言われるように、移民が入ってきて、犯罪が増えたと言うのも、事実なんですけれどね。昔の風習が高齢者には残っているようです。

クランベリー《本当は同国人で、救いようがない人が一番嫌よね。私彼方此方で仕事しましたけれど、居るのよね！
同じ国の最悪な人って！その人達と一緒って思われるのは嫌だったわよ。差別してはいけないけれどね。Mrs.Nも経験ありましたでしょう？
あっ、Sugar、Mrs.Nは数年前まで現役ドクターだったのよ。

Mrs.N《Ohohoho、、、。一応ね！私はもう体力があまりないし、万が一を考えて、８０歳過ぎて丁度心臓に問題が出てオペしたのを機会に、リタイアしたんですよ。元気なら一生できる仕事ですが...。

もう気ままに過ごそうと思いましてね。健康管理はしていても、やっぱり８０歳になったら、感覚も鈍くなりますからね。

今は寿命は延びましたし、若々しくなりましたけれど、消費期限は個人差はありますけれど、経過年数で問題はあるんですよ。

クランベリー《では戻りましょうか！そうそう、ローズさんは昨日帝王切開で出産したのよ。綺麗な女の子だったそうよ。

新シェルター内は、遠隔治療の依頼が多くて、まだ大忙しだそうよ。だから、セージも仕事とベビーシッターで忙しいので、元気にしているわよ。本当はマルの所の双子ちゃんと、一緒に泣きたいのかもですけれどね・笑

　　　　　 💖～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～💕
暫くしたら、Mrs.Nは又クランベリーの腕につかまって、戻って行きました。Mrs.Sugarやポプリさん達で、

「８０歳過ぎるとあんな感じになるのね！young at heartでも...。」と納得して、見送りました。
そんなもので、やはり若い人が身近に居ると、とっても元気が貰えて、赤ちゃんが生まれるのは大事な事だとも話したのです。その内ローズさんの赤ちゃんも、チャンスが有れば見られるかもしれません。

　　　　　　　　　　　　　　 storyteller🐑