食糧難に備えて、自給自足が何処まで出来るかの、実験中プランテーションが外側シェルターではかなり巧く行くようになってきました。
新シェルターにも、少しスペースを確保して、作り始めていますので、人手は幾らでもいるのです。そこでまだ参加していない、主婦たちにも協力してもらおうと、声掛けを頼もうと言う事で、Mrs.Sugarは診療所に呼ばれました。
小さい子供が居る人も、子供を遊ばせながら手伝いは出来ます。皆に呼びかけの、声をかけるには、又Mrs.Sugarが当たり障りなく言ってくれる人と当てにされて、呼ばれたのです。
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リヴェール教授《何時も申し訳ないね。決まる事は決まったんだけれど、順調に収穫までこぎつけたりして、順調なんだけれど、それならそれで、プランテーションは広げたいんですよ。
目標は住まいの近くにプランテーションを作って、最低サラダ材料くらいは、フレッシュ野菜を収穫出来たらと思ってね。
クランベリー《自分の家の分くらいは、自分で出来たら、理想的でしょう?その為の講習も兼ねて、皆が参加してくれたらって思うのよ。
ポスターは以前張ったけれど、集まりは今一でしたからね。Sugarはそう言うのサラッと言えるから、声掛けしてプリント配りしてもらえないかと思ってね?
Mrs.Sugar《あらっ、そんな事普通に伝えれば問題ないですよ。空いている時間に、各家庭回れば良いのでしょう?
ルネ理事長《何だかちょくちょく、お願い事をしてしまって、申し訳ないんだけれどね。
Mrs.Sugar《プリント多い目にもらえたら、シャノアールの店にも、プリント置かせてもらえば良いわね。
北側住人からは、返事が直ぐに貰えると思うのよ。南の方は、あんまりよく知らない人が多いから、時間がかかるかもしれないけれどね。
でも近くのプランテーションでの作業の話ですから『参加します』のサイン貰ってくれば良いのよね。
ルネ理事長《僕たち以外にも、管理人やその他で参加してくれて、技術はかなり覚えたからね。手分けして趣味が庭作りの人も居ると思うんですよ。
モーリス学部長《思いのほか植物育ては、医者は相性が良いみたいでね。最初は森林管理人に教わったんだけれど、褒められてね・笑
皆その気になってやったら、気分転換などにも良いようだよ。楽しいですよ。
Dr.マリアンヌ《私が一番ノリが悪いのよね。でもね、何時とは言えませんけれど、手伝おうとは思って居るのよ。
本当に、島の方の工事が進んで、宜しい様なら、益々必要な事でしょう?国民が増えるんですから、食料ももっと必要になるでしょうしね。
今は子供達にも、遊びながらも教えようと思っているのよ。もう生きて行くには、当たり前の事として、教えて置こうと思うのよ。
ルネ理事長《僕達も今勉強中なんですよ。人口受粉させて、何処まで良質な野菜などが出来るのかね。
ハイドロカルチャーの研究もやってもらっているんだよ。肥料もね。生ごみなどは全てより良質の肥料に戻る様に考えて貰っているんだよ。
モーリス学部長《バラつくりの趣味が、野菜に変わってしまったんだけれど、作った物を収穫して、食べる楽しみは又格別だからね。
トマトは完全に成功しているし、エンダイブや、ハーブなどは上手く行っているんだよ。
まだ皆の所には届いていないけれど、キャンティーンではもう食べられるんだ。
Mrs.Sugar《私ミニトマトは、3個食べましたよ。セージが”美味しかったから、食べてごらん“って、持って帰ってくれたんです。
彼はランチで美味しかったりすると、持ち帰ってくれるんですよ。ですから、野菜作りは順調に行っている話だけは、聞いていました。
それでは聞いてみますね!”土曜日とか半日くらい、お手伝いに出ても良い“と言うと思いますよ。
皆都合の良い日に、半日くらいのお手伝いは、出来るんじゃぁないかしら?
モーリス学部長《そう思ってくれたら、良いのだけれどね。まだ何も感じていないうちに、やり始めて置くと良いと思ってね。
皆の少しずつが、大きな力になるからね。申し訳ないけれど、都合の良い時間に、誘ってくれるとありがたいんですよ。
どうも何時も、お願い事ばかりして申し訳ないんだけれどね。セージ君にも宜しく言って下さい。
Mrs.Sugar《いいえ、でもリヴェール教授達皆さん、何時も皆の為に色々考えてくださって、自らやり始めてくださって、皆が信頼するはずだわ。
個性的な人が多いようですけれど、皆が同じ方向を向いて、それぞれのやり方で研究したり、勉強したりだから、良いんですよね。
きっと幸せに暮らしたい気持ちが、同じ方向で纏まっているのですね。
クランベリー《そうよ。私達だって、此処に転職した時は、条件を聞いてくれて、最初から夫婦で同じ休みのローテーション認めてくれたのよ。
夫婦で過ごす時間が増えて...穏やかに暮らせるようになったわ。
リヴェール教授《それはね。大事なことだって、僕達夫婦もずっと苦労してきたことだからね。良い仕事をしてもらいたかったら、夫婦仲が上手く行っている事だよ。基本は家庭にあるからね。
何時までも愛情深い夫婦で居るのが、良い仕事をしようって思う元だからね。
Dr.マリアンヌ《私達も予定よりも早く此処へ引き上げてきて、良かったわ。その元を作ってくれたのは、Sugar達夫婦を見てからよ。
あなた達は本当に幸せそうで、やっぱり人は愛する人と過ごすのが、一番幸せなんだって思わせてくれたのよ。
ルネ理事長《そうですよ。僕達もDr.マリアンヌから話を聞いて、負けずに残りの人生は、妻と仲良く暮らさなくては...ってね。
モーリス学部長《そうそう、その為には病気にならない事、強い精神を持つこと。それは若い時からの良い生活習慣だよって話でね。
Dr.マリアンヌ《セージは少し、Sugarの事愛しすぎているみたいですけれどね・笑 ウィル達から、セージに相談されて“今どきの若い子が、凄く誠実に純粋に恋をしているのにびっくりした”って聞いたのよ。
良い年齢の時に、Sugarに出逢ってしまったのね。
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そんな話で、島への移住の話は本気で話されていたようですし、自給自足が出来るようにの話も、真剣に行われているようです。
プリント配りは、Cafeに来る適当に知り合いにも、頼めば皆引き受けてくれるでしょう。日頃は知らんぷりでも、何かお願い事は、皆気持ちよく出来る範囲でやってくれる国なのです。
『お互い様』が標語の国ですからね。見知らぬ人でも、困ったら困った場所で、手伝って欲しい事がお願いできるのです。
おせっかいではなく、必要としている手伝いを、気軽に頼めるのが良いですね。自分が出来
ない時は、出来る人を一緒に探せば良いのです。
storyteller🐑