今は『美と健康の為の食事講習会』も『プールエクササイズ』の中止になっているので、昔の様にDr.ローソンがメディカルチェックと、雑談がてら、御茶飲みにCafeにやってきました。
とても面倒なようですが、これが皆の病気の元を早期発見することになり、ライフスタイルを変えたり、食事の注意などしているのです。
診察室での問診などは、ほんの一角しかわかりません。本来なら、住まいに訪問ですが、今日はお共の研修医モルト君が一緒ではないので、Cafeにやってきたのです。
軽い問診をしてから雑談ですが、この雑談の中から、問題点が発見できるのです。
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ポプリ《久しぶりのチェックですわね。Cafeでは初めてじゃぁないかしら？
Dr.ローソン《うん、今日は助手が居ないからね。このところ此処も、バタバタ落ち着かなかったし、新シェルターと別れて暮らしたりもしたからね。
何か変化が遭ったかと思ってね。エクササイズも、自分で家でやるとなると、やったりやらなかったりになるでしょう？
Mrs.サフラン《あらまぁ、まるで見られていたみたいですわね。元気にしては居ますけれど、ひとりでエクササイズすると、体が重くなったようで、本当に軽くしかやらなくなりますわ。
此処に出てくるだけ、多少体を動かしますけれどね。
ポプリ《Sugarちゃんが身軽に動いてくれるので、つい甘えてしまって、私達はあまり動かない作業をやってしまうんですよね。
寒くなると、体の動きが悪くなりますわね。又Cafeのストーブが心地よくて、パン焼きオーブンやストーブも使うと、Cafeの中は暖かくて！
朝の仕事が終わると、もうストーブの前で、編み物は以前と同じですよ。
Mrs.サフラン《ほら、Dr達に女性は、下半身は冷やさない様にって言われるでしょう？ですから、私はあのリハビリパンツを家では履いているんですよ。
軽くて凄く温かいし...。此処へ来るときは、タイツを履いて長いスカートにエプロンドレスの重ね着ですからね。
Dr.ローソン《精神的なものもあるけれど、ストーブの暖かさは、最高だからね・笑 薪の燃える匂いが加工しているけれど、良い匂いで、心が穏やかに落ち着くからね。
本当は皆の家に、暖炉があると良いんだろうけれどね。せっかく大気汚染防止加工した薪があるのになぁ...。シェルター暮らしになってしまったからね。
ポプリ《今冬から、快適設定の冷暖房の気温は、外気に合わせて、あんまり快適過ぎない温度設定になったんですよね？洋服で調節したりして、前のように薄着でも良い温度より下げての各自設定ですわよね。
それでも皆が守れば、随分節電になりますでしょう？
Mrs.サフラン《そうそう、体の為にはその方が宜しいそうですものね？自国の事思ったら、それでも此処は天国みたいに暖かですわ。
廊下でもストール巻くか、薄手のジャケット羽織れば良いくらいですものね。もう冬ものは、処分してしまおうかと思ったくらいですわ。
Dr.ローソン《いや、それはちゃんと、取って置いてください。何があるか判りませんからね。コントロール機器が故障すると言う事もありますからね。
今は機械でコントロールしていますが、万が一の時はボイラーを稼働かせて、他人の手で循環させるようにしてありますから、もっと着こまないとならない事も、有るかもしれませんからね。
皆がもう１年少しで、此処の楽な気温に慣れてしまったようなので、気温設定を変えることにしたんですよ。
外の家では、寒かったからシッカリ、暖房などしてくらしていたでしょう？
僕達は、突然大寒波が来たりもするのではないかと、思っているんですよ。此処は高地で、程よく恵まれた土地ですが、周囲は寒波だったり、熱波が来たりでしょう？
何があるか判りませんから、体が変化に合わせられるように、快適過ぎないようにしようと言う事になったのです。丈夫な体で無いとね。
ポプリ《私達は早寝早起きで、健康な暮らしをしていますけれど、病院の職員さんが一番不健康な暮らしをしているんですよね。
当直もしなくてはならないし、緊急事態が起きれば、交代はするでしょうけれど、何時であってっも、起きて複雑なオペもしなくてはなりませんものね。
Mrs.サフラン《そうですよ。診察も座りっぱなしで、患者の具合が悪いと言う愚痴ばかり聞く仕事ですものね。考えただけで、ストレス溜まりますわね。
お休みの日も、アルコールは飲まないのだそうですね？何時呼び出しがかかっても、直ぐに仕事が出来るようにだそうで...。
息子から聞きましたわ！Dr.ターナーなど何処でも寝られるそうで、サイクルクラブで集まる時、よくクラブハウスの棚のようなところで、寝てらしたそうで、笑っていましたけれど、大変ですよねぇ～。
Dr.ローソン《Ahahaha、、、。彼は一応専門は外科ですからね。今は方針が変わって専門もあるのですが、皆総合医である事が基本にになったんですよ。
そうであることが、必要になるのではないかと言う考えでね。此処は自由に研究したりする時間も欲しいので療養所主体の会員制病院になりましたが、救命救急の要請が来たら、引き受ける事もありますしね。
感染症が終息しないと、普通の患者さんを診る医者がいなくなるので、特に外科医が必要な場合の、サポートは多いですよ。
遠隔サポートのトレーニングはしてあったのでね。普通のオペと同じチームが出勤して、相手チームとマンツーマンで、指示を出してのオペをするんですよ。
こういう時は科学が発達して良かった事ですね。だから最先端医療の知識や、トレーニングも必要なんですよ。
そう言う機材が無い国のサポートも、昔ながらのオペもしなくてはですしね。
ポプリ《此処でも最先端機器での治療もしているのでしょう？基本はそうでない治療が、多いと聞きましたけれど？両方の知識と経験が必要なんですね？
まぁ大変です事。
Dr.ローソン《西欧は研究はしていますが、最先端医療は、アメリカほどやって居ないですよ。皆勉強にはなるから、アメリカには研修にいきましたが...。
銃社会ですし、ターナー君達チームは皆、アメリカの都会の救命救急の研修で、腕を磨いてきたんですよ。ターナーはゴッドハンドの持ち主なので、あちらの病院では就職して欲しかったようですけれどね。
三日くらいほぼ徹夜で、オペしっぱなしのような状態も有りですからね。担当患者も診ながらですから、タフでないとですね。
一番体力がある時に、研修医で行くと、良い経験になるんですよ。
Mrs.サフラン《ニュース見ても、年中銃乱射事件とか、刺されたとかテロだとか、大変な国ですわね。でもお給料がとても良いそうですね。
研究員もヘッドハンティングなどされるたびに、収入が上がっていくそうでお金や名声を得たい人は、魅力的な国でしょうね。
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色々雑談をしながら、Dr.ローソンは、きちんともつれなく話せているかとか、色々観察するようです。これもDr.ローソンは総合医としては、早期発見のエキスパートだそうです。
流石リヴェール教授の弟だけあって、穏やかで気さくな先生ですが、とても勘が良いDrなので、若いDr達が尊敬しているのです。彼は触診でも、かなり色々な事が解るそうで、今は東洋医学の勉強もしているようです。
これでは一生勉強でしょうね。マルベリーさんとは、本当に仲の良いバツイチ同士の夫婦になりましたので、ほっと息抜き出来るようになったでしょう。
双子ちゃんの世話も楽しいようですが、普通の家庭のようには行きません。自分の為に体は休めないとなりません。
storyteller🐑
