予定より早くにキルトが完成です。

SUGARMAMA達が最初に、予定していたよりも１ヶ月くらい早くに、出来上がりました。アルバイトのレディ達は、仕事に現れるセージ君が、最初に注意した以外は、知らんぷりで何も言われないのが、かえってプレッシャーになったようです。

お喋りも少なく、せっせと丁寧に手を動かした結果の様です。セージ君は別に意識した訳ではなかったようですが、Cafeで彼がアルバイトする事を、とても大事にしているのが、伝わってくるので、自分達がお喋りしながら、仕事する訳には行かないと、思ったのです。

お陰で、本当に勉強になったアルバイトになりました。一生懸命に集中してやると、最初の頃から比べたら、手早く来ていな縫い目で出来るようになったのです。
これなら、写真を学校に提出して『共同制作で作品作りました』と言えるでしょう。
　　　　

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アンジェ《出来上がって良かったわね。最後の方は、きちんと針目も綺麗ですし！いばって“勉強の為にアルバイトでしたが共同制作しました”って言えるじゃぁない♪こんなに真剣に縫物したのは初めてだわ。売り物創るってすごい事なのね！

フェン《私も、もうこんな大物は、二度と作る事はないかと思うわ。でも自分用に、作ってみようかしら！　何時か結婚する時に持って行けるように...。

アンジェ《フェンは早くに結婚するかもしれないから、家に居る時にパッチワークキルトをするのは悪く無いかもよね。１人でやったら、結構時間がかかるわよ。

アニー《私はオペラ用の昔の衣装の、身頃の所にキルトした服を縫う事がありそうだから、凄く勉強になったわ！

デザインのアイディアも、この間MAMAと話した時のアイディア頂いて、ビーズを縫い込みながら、ゴールドの糸でキルトする服など試作してみようと思うわ。スケッチしてあるのよ。

アンジェ《仕事が終わって緊張が解けたら、寒くなってきたわ。“集中して何かやると、体が暑くなって寒く無いよ”って、セージが言っていたのは、本当だわ！

イリスと以前は“まさか！そんなに集中してやる事ってあったっけ？ジョークよね”って言って、呆れた顔されたわ。でも本当だったわね。上に着る物持ってきて良かったわ。

見て！て、このブルゾンは、ここで売っているのを、優先的にポプリがお誕生プレゼントで買って送ってくれた物なのよ。

アニー《メィス写真撮ってくれる？普段使いしたいからって、真っ白ばかりでなく、色味も入れて、リボンを付けたのが良かったわね。レースもついていて...

アンジェ《ちょっとこんなの、ウェディングギフトでもらったら、嬉しくて...。私も早くに結婚しようかしら！ロマンチックじゃぁない？

フェン《アンジェが結婚？アンジェは華やかな世界で、仕事したいって言っていたじゃぁない？　結婚と両立は難しいんじゃぁないの？でも解るわ。

そんな気持ちになるようなキルトだわ♪

SUGARMAMA《それでは、汚れる前に包んでしまいましょう。後でセージに届けてもらうわ。汚さない内にね。片づけたらお茶でも飲みましょう。

大きいから、包んで紐をかければ良いのよね。こういうのは日本なら、箱に入れて包装紙で包んでカード入れて、リボン掛けて更に大きな手提げに入れたりするんだけれど、他の国は簡単で良いわね。

アニー《その袋に入れれば、ぬれる事も無いし、安全よね。話では聞いたことあるわよ。日本に行った事ある人から、物凄く厳重に包むんですってね？

アンジェ《そうそう、普段の買い物でさえ、やたらに丁寧なんですってね？貰った方も、手提げ袋や包装紙は、畳んでしまって置くんですって？

この間こむぎさんが言っていたわね。何時か又使ったり、只溜めてコレクションしている人もいるんですてね。私達は大概はポリ袋に入れてもらうだけですものね。

フェン《包装紙に包むのは、クリスマスプレゼントくらいかしら？後はデパートなどは、頼むと有料で包んでくれたりしますけれどね。届けてもくれるしね。

ミント《もう良いわよね！本当に汚れてしまうから、包んでしまうわよ。何事もなく早くに出来上がってホッとしたわ。

SUGARMAMA《本当よね！もうオートクチュールや大物は、引き受けるのは止めましょう。
最初から手作業が多い服なんですから、プレタポルテで行きましょう。と言っても、品物が見本しか無くて、偉そうに待ってもらうんですけれどね。

アニー《学校が終わったら、一流ブランドのオートクチュールの仕事場に勤めるか、私みたいに楽しみながら仕事したかったら、舞台直属の仕事場で、舞台衣装の縫子になったりよね。フェンは、花嫁道具の一部の学歴でしょうけれどね。

メィス《フェンはそんな学歴も、必要ないんじゃぁないの？でもまぁ、聞こえが悪いわよね。全く何も出来ないで、ほぼ親同士が決めた結婚だなんて、今時後継ぎ製造人間みたいじゃぁない？　

一緒に暮らして居たら、自然と家族愛が出てくるって言うけれど、信じられないわ。でも離婚率は０だって、フェンは言っていたわよね。

SUGARMAMA《幾ら親が決めると言っても、その中の好みの人とお付き合いしてでしょう？　日本は今でもお見合い結婚ってあるし、やはり恋愛結婚よりも離婚率は少ないって聞いたこと有るわね。

アンジェ《SUGARMAMAは恋愛結婚したんでしょう？で、離婚したのよね。結構長い結婚生活だったのにね？

フェン《家族愛は育たなかったのね？離婚するって大変でしょう？

SUGARMAMA《Ahahaha、、、私は簡単だったわよ。元々夫は、仕事関係と性格の都合もあって、滅多に家には帰って来ない人だったのよ。

結婚して直ぐに、人格が変わったのが見えてね。“しまった！”って思ったけれど、ちょっと我慢すれば、何時も居ないし！同棲出来たら結婚しないで済んだのにね。

私も趣味兼仕事が有ったので、滅多に居ないのも都合が良かったのね。ある日突然“シングルライフがしたい”って別居になって、私は笑ってしまったわ！

それまでも、シングルライフみたいなものだったんですからね。仕事で私が思ってた通りの失敗をして、何時もの八つ当たりで、私に失敗した事知られたくなかったんでしょうね。一応それなりに色々協力はしましたからね。何の心残り無しで別れたわ。

メィス《日本はそんな事が有っても、国は女性を守ってくれるシステムが無いんでしょう？　凄い差別で、女性は役職に就けないし、同じ仕事しても専門職でも、お給料など安いんですってね？

ミント《そうだって私も聞いたわよ。誰に聞いたんだったかしら？離婚しても巧く裁判で慰謝料出ても、僅かですってね？　Sugarは０ですって！だから実に簡単に別れて、６年別居して何も連絡も無いから、Sugarから離婚届出したんだそうよ。

別居だと住むところを借りるのも大変だし、全てに置いて優遇はされないんですって！
保証人は夫だから、別居は一番損なのね。完全に男社会よね。

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何時の間にか、ウェディングキルトの仕事から、SUGARMAMAのバツイチになった話になったりしました。セージ君やミントの双子の姉のマルベリーさんもバツイチですが、慰謝料はかなり貰っての離婚だったと言う話です。

そう言う理由もあるからなのか、男女は付き合い始めると、特別な家庭でない限りは、同棲してお試しの相性確認カップルが多いようです。
それでも、西欧も女性の地位が上がったのは、昔のウーマンリブの運動からで、やはり女性は弱い者だから、男が守らなければと言う考えは行き届いているようです。

皆に“何でそんな失礼な夫とSUGARMAMAは戦わないで、パンチをくらわさないの”と言われましたが“言葉で言えば、何１０倍にもなって返ってくるし、そんな事でパンチしていたら、多くの日本人の男性は、顔中あざだらけでいないと、ならないわ”と聞いて、愛情表現の触れ合いもないし、子供が居ると男女の中では無くなり、パパ(お父さん）ママ(お母さん)と夫婦が呼び合うのも、皆に理解できないと呆れられたのでした。

SUGARMAMAは、海外でも暮らして居るので、暮らしの習慣は不思議の国日本だとも思っています。もともと若い時は移民する予定でしたので、この国に移民して、本当に暮らしやすくなったのでした。

日本はアメリカ式に物が豊富で、アメリカ以上に便利な国ですが、アジアは貧富の差が激しくて買い物好き、贅沢な暮らしが好きなのが、幸福と思うのは東洋人の特徴かもしれませんね。中国人は皆に露骨に見せびらかすのが、良いのだそうだとも聞きました。

今日はそんな暮らしの事等も話したりの、女性の集まりにもなりました。日本は離れてみると、悪いばかりではない素敵な文化がある国ですが、暮らしてみると絶えず周囲に合わせて、自分の考えは違うとハッキリ言うと、虐めの対象にされてしまう、残念な国だとSUGARMAMAは思っています。

　　                             　　storyteller🐑