秋も深まり、昼間はかなり暖かいのですが、夜から早朝は冷え込みますが、日向はまだ半そでの若い人が多いのです。
Mme.シャノアールから、大学院生が一歩、SUGAMAMAに近づいた様子だと聞いたので、イリス君達がイライラしています。
まさかそのような事は無いと思っていますが、男女の仲はわかりませんから、熱心に通ってきて、愛をささやき続けられたら、どうなるかわかりません。
SUGAMAMAもセージ君の事は大好きでしょうが、それはロマンチックな気分でとは限りませんからね。
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メィス《私のほうの作業も結構進んだのよ。マテリアル研究室に何種類か注文だしたから、そのうち見本が上がってくるわ。
セージ《うん、ありがとう。できるだけ筋肉のついている通りに,各部分のストレッチが分かれているとよいんだよ。
ボディスーツにしたら一番良いと思うんだけれど、SUGAMAMAにスーツにしてしまったら、女性はトイレによく行くし、その度に脱がないとならないのが、大変だって言われたんだよね。
メィス《そうよね。女性は年齢が行く程に、トイレが近くなるしね。オールシーズン使えて、洗ったらすぐ乾く素材で、アレルギー問題もですからね。
セージ《各筋肉部分の力を分析した表を作ったんだよ。個々にちがうだろうから、まぁ3種類くらいにわけてね。医学部でも聞いてきて、あんまりサポートしすぎると、本人の筋肉が却って衰えてしまっても困るしね。
女性用がうまく出来たら、男性用も作らなくちゃぁならないんだよ。
メィス《そのデーターコピーして頂戴。マティリアル教室の人たちと相談するわ。セージは取り掛かると、どんどん進めるから、急ぎでやるわよ。
セージ《別にそれほど急ぐことは無いよ。普通にやってくれればね。新米の俺の開発よりも、先輩研究員優先で良いからね。
勝手に俺が開発始めてしまったんだからさ。まだ、勉強の身だからね。アイディアは浮かんでも、それを実用化に結び付ける、知識は自慢じゃぁ無いけれど、乏しいからね。
ま、知らないから勝手なアイディアが浮かぶのかもな。知らなければ怖いもの知らずだからね・笑
アンジェ《で、開発や勉強はテキパキ捗っているようですけれど、私はセージとSUGARMAMAの件が気になっているんだけれど、少しは進んだの?
大学院生がCafeに様子見に来たそうじゃぁないの。とりあえずは、話は早く進めておかないと、後悔することになるんじゃぁないの?なんで、そんなにもったいつけているのよ。
昨日今日、好きになった訳じゃぁないでしょう?それに初めて女性と付き合う訳じゃぁないでしょう?告白の仕方なんて、皆同じようなものだと思うのよ?
確かセージは5人くらいは付き合った経験があるはずだって、イリスが言っていたわよ。長続きしなかったみたいだけれど...。
イリス《ご、ごめんセージ、俺うっかりアンジェに言ってしまったんだよ。拘りやのセージだから、皆ちゃんと付き合う相手では無いって、思うとさっさと別れちゃったみたいだってね。
だから、まったく女性と付き合ったことが無い訳じゃぁないから...何か考えがあるんだと思うって言ってしまったんだよ。
セージ《まったく、イリスはお喋りだなぁ。アンジェも彼方此方で喋り捲るなよな。お前何も考えずに、喋りまくるから、まとまる話も壊す場合があるんだぜ。
確かに何人かと付き合ったけれど、俺から告白したことは無いんだよ。SUGARMAMA相手だから、冗談だと思われても困るからね。大事にしたい人だ。
何時も側にいたいから、アルバイトしながら大学に行きたいから、此処の大学に入るために、初めて勉強しまくったんだからさ。こんなに楽しく話ができる人に逢ったのは初めてなんだ。すごく楽しくてさ。
同じことに興味があって、食べ物の好みまで、よく似ていて...。
メィス《私たちは、セージの気持ちを大事に思うわ。大体すごく条件が多いんですから、それに合う人は、なかなか居るもんじゃぁないわよ。
でも、確かにアンジェとイリスは、考えが浅いから話を壊す可能性はあるわね。悪気はなくても、そのために話が壊れることがあるって、今頭に入れておいてもらいましょう。
でも、言うタイミング?時期を逃すと、なかなか伝えられなかったりして、纏まらない事もあると思うから、早く伝えた方が良いように思うわよ。私の経験からしてもね。
セージ《えっ、メィスもそんな経験があるんだ?そういえばずっと誰とも付き合っていない歴長いよなぁ~。
メィス《勉強や研究が忙しくなったら、もう気持ちもそちらに向いてしまうと、不完全燃焼に終わると、次のチャンスって来ないものなのよね。
今ならまだセージは時間にゆとりがあるし、同じ屋根の下の向かい側の部屋同士なんですから、今がチャンスなんじゃぁないの?
まだ好きな人の側にいて、うきうきご機嫌かもですけれど、そのうち苦しくなる時も出てくるわ。巧くいかなくても、伝えてしまったら、気持ちが楽になるわよ。
そして、言ってしまった方が、案外次のチャンスに結び付く場合があるかもよ。セージは若いんですもの。
セージ《わかったよ。計画変更で考えてみるよ。ライバルらしき奴も現れたのならね。
メィス《そうそう、応援しているわ。もうすでに、セージは黙って今のままでいるのは、辛くなってきているように見えるわ。
だから、前みたいに“MAMA大好き!”って言わなくなったんでしょう。勉強が手につかなくなっても困るでしょう?せっかく良い調子で開発など進んでいるんですからね。
イリス達は、お構いなしにいちゃついているけれど、セージだって健康な青少年なんだから、ハグくらいはしたいでしょう?すでにそのあたりも、難しいテーマでしょうけれどね。良い返事がもらえたからって、即先には進みそうにない相手よね・笑
セージ《わかったよ。そうだよ。OKしてくれたからって、皆みたいに即抱き合ってKiss出来る相手じゃぁ無いと思うよ。でも其の方が良いんだよ。俺の好みではね。
時間をかけて、なんでも自分好みにカスタマイズして、一生大事にしたいからね。とか言って俺がカスタマイズされてしまうかもしれないんだけれど...。
そのくらいの相手が好みだからね。タイミングがあった時に、自分の気持ちを伝えるよ。答えが“NO”であってもね。何も言わずには済まさないつもりだよ。
だからって、結果は皆に報告はしないからね。ごくプライベートなことだからね。
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今日はセージ君は、きっぱりと言い切ったから、近いうちに話すでしょう。もし“NO”と言う返事になっても、そのあと気まずくなる同士ではないように思えます。
SUGARMAMAはさらっと交して、今まで通りでしょうし、セージ君は暫く悲しいかもしれませんが、側にいられればそれで良しの状態を保つでしょう。
しっかりと、我慢強く過ごす事も躾けられていますから、紳士として見苦しくない態度でいることでしょう。
storyteller🐑