秋も終わり冬になってきました。夜は小雪が舞う夜も増えてきました。SUGARMAMは寒いのが大好きですし、ほかの人たちもさむいくに出身の人が多いので、寒さは苦にならないようで薄着です。
天気が良かったら、なおさら日光に当たるのが好きなようです。セージ君たちも、すっかり順調に研究したり、勉強会に出たりしていますし、セージ君は独自の製品開発に入っています。
そんなある日このタイミングで、大学院生の先輩たちが、Mme.シャノアールの店でSUGARMAMAのうわさ話です。本当の年齢を知っている人は、ごくわずかで、皆かなり若く思っています。
大学院生はSUGARMAMAを、憎からず思っているようです。秋はそんな気にさせてくれるのかもですね。
もうセージ君の気持ちを、察知しているMme.シャノアールから、大学院生にはなにげなく、ブレーキをかけていましたが、様子を見に行きたいというので、届け物の荷物を届けるのを、大学院生達に頼むことにしました。彼らがどう言っていっても、SUGAMAMAは上手くあしらうだろうと、信じていました。
💕~~~~~~~~~~~~~~~~~~💖
Mme.シャノアール《アンタ、本気で言っているのかい?彼女は日本人だから、ある意味扱いが難しいと思おうよ。ま、暫くCafeにお茶飲みに行って、様子を見てみたら?
大学院生A《もちろん本気ですよ。直接話したことは無いけれど、好きな雰囲気の人なんだよねぇ~。他の人と話しているときも、笑顔が多くて、とて無無邪気な感じでさぁ~。みているとドキドキしちゃうんだよ。
大学院生B《俺なんて、年中話を聞かされているんだぜ。確かに感じが良い女性だけれどね。だからって、おれはまったくドキドキする対象ではないんだけれどね。
アートカレッジ学生A《そりゃぁ、好みがありますからね。でも彼女は同性から見ても、悪く無い印象ってことは、男からみたらセクシーではないんじゃぁないの?
大学院生A《そこが良いんだよ。真面目に付き合っていきたいって思う人は、別にセクシーという感じとは、又別物だよ。
俺は何時か、まじめに付き合ってみたい人だと、思っているんだよ。只、今は、研究や勉強で時間がないからさ、もう少しして、デートする時間ができたら、申し込もうかなぁって思っているのさ。
でも日本人って、どう扱ったら良いかわからないんだけれどね。知り合いから聞くと、日本人は独特のマナーや習慣があるから、努力しないと上手くいかないって聞いたよ。
そこが悩みでもあるんだけれどね。とりあえず荷物を届けさせてくれよ。挨拶くらいはするチャンスだろう。顔くらい印象に残しておかないとな。
大学院生B《お前荷物半分持とうか?重くないか?
大学院生A《大丈夫。大した重さじゃぁないよ。取り扱いは注意だけれどね。お前結構そこつ者だから、俺が持ったほうが良いんだよ。
せっかくのチャンス、荷物を傷つけたら、印象が悪いだろうが...。第一印象は大事だからな。もうずっと、荷物を傷つけて届けた人っていう、イメージになるだろう。
大学院生B《こんにちわ。Mme.シャノアールの所に荷物が届いたそうなので、お届けに来ました。どこに置けばよいですか?少し重いかもしれないですよ。
SUGARMAMA《あらっ、わざわざありがとうございます。貴方達は大学?大学院の方ではなかったですか?医学部の学生さんだったかしら?
ポプリ《まぁまぁ、わざわざご苦労様。せっかくの休憩時間だったのでは、ありませんか?
大学院生A《いえ、もうお茶を飲んだんで、教室に戻る途中なんですよ。今度お茶のみに寄らせてもらおうと、見学兼ねてです。
何時も医学部の人たちの、お客さんが多いようですね。此処に荷物置くだけで良いですか?
SUGARMAMA《はい、どうもありがとうございました。中をご覧になりますか?ここはお茶を出すだけで、お構いしませんし、混んだ時には相席にさせていただきますけれど...。
大学院生A《とても落ち着けそうな雰囲気の店ですね。今度ゆっくり、お茶のみに寄らせてもらいます。今日は少し様子を見せてもらいに来ただけです。
大学院生B《じゃぁ、帰ろうか!もっと中まで見ていくかい?気になっているのは、お前だけだからな。明るくて良い店だから、一人ででも来ている人が居るじゃあないか?
大学院生A《そうだね。居心地よさそうだけれど、学生が気軽に来る雰囲気ではないよね。見ろよ!一人で来ているお客さんなども、皆研究所の上級職員や、病院関係の上のクラスの人たちみたいだぜ。
でもプライベートで、一人で静かに過ごすなら、良いかもしれないよね。では、もし寄らせてもらったら、よろしく。
SUGARMAMA《そんなに緊張することは無いんですよ。最近は時々しか居ませんけれど、皆さんより若い医工学部の学生アルバイトもいますからね。
その子が居ると、また雰囲気が違うかもしれませんよ。
ポプリ《そうですわね。今日はもう落ち着いた年齢の人ばかりですから、すごく静かでしょう?若い子が居る時は、もっと賑やかな感じですわよ。
彼らもでも仲間たちとお茶のみの時は、Mme.シャノアールの店に行くそうですけれどね。
大学院生B《俺たちも、人数が多いとキャンティーンとか、Mme.シャノアールの店にたむろしているんですよ。
どうしても、大声で話したり、騒がしくなりますからね・笑
大学院生A《では、お邪魔しました。またチャンスがあったら、寄らせてもらいます。失礼いたします。
SUGARMAMA《ご苦労様でした。いつでも気軽にいらしてください。
💖~~~~~~~~~~~~~~~~~~💕
少しだけ話しただけですが、大学院生Aは、話ができたので、ご機嫌です。この2人は仲が良
くて、年中一緒にいるようですから、相手のことはかなりよくわかっています。
大学院生Aは、結構真面目に気にかけているようで、今日は話ができたので、帰り道はウキウ
キしてしまい、B君に笑われてしまいました。
もう少し前のすごく若かった青年みたいに、SUGAMAMAとも、話していたのです。かなり
気に入ってしまったようです。どうも、年上だとは思っても、少しだけ年が離れているくらい
に思ったようです。SUGARMAMAは、今になって又モテ期がやってきたようです。
storyteller🐑