今日はTVや動画、アニメなど観ながら、夫婦でお喋りする日です。外には出ませんが外の家で過ごす事にしました。外の家は可動式の壁なので、間仕切りを変えて、ワンルームにしてあるのです。休日のみのシェルターの外の暮らしです。
やはり外の家は何年ぶりかで戻りましたが、片側は斜面の森の入り口にあるので、森の中の温室みたいなデタッチの家なのです。デタッチと言うほど広くはなく、単身か子供のいない夫婦かカップル向きの小さなロッジなのです。
暑い時は時々セージ君は本当にシャワーを浴びた後は、裸で木漏れ日の日光浴で過ごします。今年は本来もう冬に差し掛かる時なのに、今年はまだ気温はかなり高い目なのです。
寒くて震えている国もあると言うのに、微妙な気流のせいで、気温が高い所に入っている様です。
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Mrs.Sugar《ねぇセージ、今年は何だか此処で過ごして居ると、まだ夏休みって言う感じね。紅葉が始まっても居ないわ。東京は結構大きな地震も在ったようですしね。
あのまるで映画でも見る様な東北地震の時と同じくらい東京も震度５位揺れたみたいよ。被害はその割には、小さめだったみたいだけれど...
セージ《そうみたいだね。この間教室でエルダー達とはなしたんだよ。“恐ろしい国だねぇって言ってたんだよ。大雨や台風で土砂崩れが有ったり“災害大国だね”ってね。感染症もロックダウン無しだったよね。
何とかやりくりしているって言うか、全く守っていない人も多いし、何だか酒盛りが好きな国みたいだし！面白いキャラクターの国でもあるよね。
皆仕事の後は、真直ぐ家族の元には帰らない人が多いみたいだしね。
Mrs.Sugar《そうなのよね。仕事が終わると、ちょっと軽く一杯飲んで帰るって言う人多いみたいね。私も昔まだ仕事をして居た時は、たまには付き合ったわ。
下戸だけれど、ジンジャエールなど飲んで、つまみ物のソーセージとか、フライドチキンやポテト食べたりね。セージの国はあんまり一杯飲んで帰る人は少ないみたいよね。
セージ《うん、多分ね。俺の国はつましい人多いしね。日本人みたいに買い物しないし！福祉とか医療費０とか移民も受け入れているし、税金は高いから貧しいんだよ。
一応まだ階級意識はあるけれど、アッパーであっても、つましく暮らしている人も結構居るんだよ。俺の部屋に泊まっただろう？日本と比べたら何時の時代？て思うだろう。
Mrs.Sugar《私はここの国が暮らしやすいわ。一つは日本人が居ないから、気を使わなくて良いのよね。皆に合わせないと、影口言われる場合もありますからね。
人は人。迷惑行為さえしなければ、どうだってよいじゃぁないのって暮らしは、此処だから出来るんだわ。
それでも言葉が酷くても、中の良い友達も出来たし、仕方がないわよね。日本には、最近外国人が増えたと言っても、少ないから、例えば明らかに日本人では無い人に、道とか聞かないのよ。
でも、国外に出たら、多民族が普通だから、私など道を聞かれたりするのが、最初は吃驚したカルチャーショックよ。旅行でヨーロッパに行って判ったわ。
セージ《そうだね。差別してはいけないけれど、俺は自分の母国は好きだよ。古めかしいから、汚らしいかもだし、Sugarなどが思っているよりも、税金が高くて貧しい国だから、近代的なピカピカな超早々ビルなど立ち並んではいないけれどね。
でも、移民も受け入れているし、外国人もちゃんと医療とか、福祉とか受けられたりしているしね。金持ちになる訳無いんだよ。
移民が集まった凄いスラム街もあるんだけれどね。でも、けっこう慌てず、貧しい人もお茶の時間など大事にして、婦人会はボランティアなどにも参加したりしてね。でもさ、此処の暮らしも開放的なこの家なんて、好きだからね。
Mrs.Sugar《本当に何処の国と比べても、日本ほどせっかちな国は無かったわね。
買い物の配送なんて、２～３日で届くものね。
他では１週間って約束しても、実際は１ヶ月位で、届いたら早いかもだったかな？電化製品も壊れないし、音が静かだったり、衣類も今此処で私がやっている様に、縫製とか丁寧ですからね。
ヨーロッパのメーカー品はかなりの値段の物でも、仕上げが雑な物もありますからね。
セージ《そうだね。あつらえた服以外は、そう言うのも有るかもね。俺はSugarが作った物を何時も着ているから、他の物は着る気しないよ。
それを着慣れちゃったから、買い足したウェアも、決まったメーカーの物位しか買わないんだ。
でもSugarは何時も言っている様に、買いたい物が有ったら、買うと良いんだよ。今はこの中の物しか買えないけれどね。ちょっと俺も其処に座るから、寄ってよ。
Mrs.Sugar《良いわよ。寝そべるんでしょう？奥に行って頂戴。今年は冬物出して置くと良いかもね。突然寒気が入って来て、朝目が覚めたら雪が降って居たりなんてなるかもよ。
シェルターの中は又別世界ですけれど、週末は外のこの家で過ごせるのは嬉しいわ！
セージ《そうだね。科学者たちでさえ、このパンデミックは研究が間に合わないみたいだよね。研究して色々解って来たら、変異種に変わっているって言うからね。SF映画みたいだよ。俺前なんか映画で見たなぁ。アメリカの映画だったと思うけれどね。
Mrs.Sugar《そうそう、映画6代目ジェームズ・ボンド。でも私は１代目が一番素敵だったわ。その後はなんか雰囲気が違うのよね。ストーリーも今一つだったし...
セージ《それでも見たんでしょ？ ダニエル・クレイグの「No time to Die」だろう？面白そうだよね。その内ネットで見られるよ。
Mrs.Sugar《２代目ボンドから３本みたかしらね？やっぱり今一つなのでストーリーも何も覚えていないわ。ダニエル・クレイグってあんまり大きく無いみたいだし、ハンサムでも無いし、でも雰囲気はボンドらしいわ。
私の中では、ボンドはもっとスマートなイメージなのよ。別にハンサムでなくてね。UKの人の割には、特に背が高くはないわよね。
セージ《あぁ、背が高い人達と、背があまり高く無い人といるんだよ。フランス人やポルトガル人も日本人みたいに、小柄だよ。
ポルトガルって言えばオリエント急行の旅に行きたいって言っていたよね。きっとその内行ける様になるだろうから、本当にそうなったら、長期休暇取って、ハネムーンに行こうね。
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今日は、元の外の家に戻って木漏れ日を浴びながら、のんびりお喋りして過ごしました。同じ狭くても、このロッジ風の家は、大きなガラス張りの天窓があるので、気持ちが良い家なのです。
あまり雨や雪が多い時は、ハンドルで半透明の丈夫なシャッターが下りて来るようになっていて、外側は鏡の様になっていて、上空から周囲の景色が移り込んで、家が有る様には見えなくなっているのです。
もしも世界の情勢が不安定になってきた時に、標的にならずに、森林に囲まれた療養所が有るだけの様に見えるように作られているのです。
storyteller🐑
