音楽聴きながら休日トーク

今回も休日はシェルターの外の家に、金曜日の午後から戻りました。他国へのサポートも一応終わっているので、前回よりも週末は外の家に帰る人が増えて居ます。この国は早くにテロ防止で出入国はかなり厳しくしていましたので、それが幸いしてウィルス感染者は０です。

皆ワクチン接種も済んでいますが、多少の人の出入国が有りましたので、充分に注意です。

現在も出入国者も、厳しくチェックされ、更に隔離室で３～４週間は隔離されてと、厳重過ぎる隔離をしてからの入国です。しかし、隔離されても、皆研究所関係や医療関係の者なので、隔離された部屋では、退屈する事も無く、仕事をしていました。

その様な状態ですが、シェルター外の外の家に帰っても良く消毒もして、あんまり出歩かない様には皆気を付けています。今日は外の家に戻りましたが、Mrs.Sugarとセージ君も家に閉じこもり、急に気温が下がって晩秋の雰囲気に成りましたので、ナイトドレスを着たり、ガウンを羽織ったりに変わりました。

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Mrs.Sugar《この小さいPCとTVスクリーンを繋げたのね？

セージ《HDMIケーブルだよ。２種類あるんだよ。せっかく大きなTVがあるんだから、小さいPCで繋げて、動画見れば見やすいだろう。

Mrs.Sugar《動画サイトの歌手のLive等見るのも最高ね！映画とかもね。オリンピック見るからって、何処の家も取り付けたんだから、オブジェにしておくのは、もったいないからね。

セージ《シングルの部屋に住んでいる人の所は、要らないって、共有ダイニングだけに置いてあるところも在るみたいだよ。

此処の家だって、最初は鬱陶しい位大きく感じたからね。

Mrs.Sugar《そうそう、返しちゃおうかって言っていたんだけれど、まぁいいかって置きっぱなしだったんだけれど、有れば便利だったわね。
シェルター内の部屋は何となく狭く感じたから、PCで十分だったんですけれどね。

あちらにあるPCはTVも観られるPCですものね？私みんなPCってそうなのかと思っていたんだけれど、Cafeで皆と話していたら、どうも話がずれるんで変だと思っていたのよね。セルフィーユが気が付いて、TVが見られないPCも有るって解ったのよ。

セージ《最近Sugarが良く聞いているラジオはヒット曲も聴けるし、チャンネルが多くて良いね。俺も🎧持って行って、仕事しながら音楽聴こうかな。

ほら、サイバーセキュリティエンジニアが、フレーバーから若いのに変わっただろう？
シムノンって言うんだけれど、よく🎧つけて仕事しているんだよね。

Mrs.Sugar《セージの又従兄だったって解った人ね？ずっと気が付かなかったのも可笑しいわね。来てから何日か経ってから解ったんでしょう？

セージ《うん。俺の席とは離れているし、簡単に挨拶しただけで、初めの頃はフレーバーとの打ち合わせなどしながら仕事して居たし、逢ったのって小さな子供の時に何回か逢って遊んだけれど、顔なんて忘れちゃったよ。

Mrs.Sugar《よくわかったわね？

セージ《余裕が出てきて、俺達が雑談しているのを聞いて、音楽の話になってさ、色々話ていたら、昔家族でオペラを見に行った時に、Nanのお姉さんの大叔母家族とロビーで逢ったんだよ。その時に逢ったのが、最後だったかな？
１７～８年位昔だぜ。俺はオペラは面白くなかったんだけれどね。

Mrs.Sugar《セージなんて６歳位でしょう？お利口だったのね。オペラ見に行ったなんて...。そのくらいの年齢でオペラ好き何て言う子いるのかしら？
でも、まセージの家ならお勉強になのね。そこで、そのシムノン君と逢ったのね。

セージ《うん、久しぶりだから、帰りに御茶飲んだ時にショパンコンクールって言う話になって、ソナタがどうとか、ワルツだ、ポロネーズがどうとかって話でさ、ブーニンって言うピアニストが人気だったとか言う話ばかりしているからさ、飽きちゃったんだよ。

Mrs.Sugar《へぇー私ブーニンって知っているわ。詳しくは無いけれど、名前くらいですけれどね。益々男の子はつまらなくなったでしょうね。
ピアノやっている子は別としても...この間は日本人が初めて優勝したのよね。

セージ《ピアノは少しは皆弾けるんじゃぁない？只弾くって言う位はね。でも別にピアニストになろうってやつはいなくてさ。

俺と他の子供と３人でサンドイッチの取り合いになったんだよ。それで、コイン投げて賭けて勝った奴が、食べる権利があるって事で、３人でやっていたんだ。

そしたら俺とシムノンばかり勝って、もう一人の子が全然食べられないって、怒りだしてサンドイッチやスィーツの乗った大きな皿をひっくり返したんだよ。

で凄い怒られたって話をエルダーとして居たら、シムノンが“君セージって言ったけれど、ヘンリー・チャーチルかい？”って聞いてきて、話したら又従兄だって解ったんだ。
Mrs.Sugar《じゃぁ、彼もそのサンドイッチの話など覚えていたのね？

セージ《あぁ、シムノンの方が歳上だったから、俺より詳しく覚えていたんだよ。サンドイッチだけならよくあるかもしれない事だけれど、Nan達がショパンコンクールの話をしていて、盛り上がってしまって俺達は聴いているのも、飽きちゃったからね。

シムノンも同じ思いだったようで、オペラが終わってやれやれって思っていたのに、今度は御茶飲みでショパンコンクールの話でさ。その話でもしかしたら？って思ったんだって！

で年齢や顔みて小さい時の面影があるし、叔父の中に俺とよく似た叔父が居るそうで、話しかけてきたんだよ。

Mrs.Sugar《本格的なショパンコンクールの話じゃぁね。チラッとなら良いけれど、難しい曲の話はつまらないわ。まだジャズピアノなら聴いていられるのに、何でかしらね？クラシックでもポピュラーなのは好きな曲あるけれどね。

学校の音楽の時間に聞くくらいのなら...コンクールとなったら難しいテクニックを争うから、難しい曲が多いでしょうしね。

セージ《あぁ、ピアノなんてさ、凄いプロなんて、手が凄い事になっているんだぜ。関節が節くれだっちゃって！手のお化けだぜ。ま、何でも専門職は、使う部分が異常発達して、変形したりしちゃってさ。

Mrs.Sugar《そうそう、私ピアノ弾く人って、セージみたいに指が長くてカッコ良い手かと思ったわ。バレリーナもプリンシパルなんて、酷い足になっちゃうそうですしね。遠くで観ているからカッコ良いんでしょうね。

良かったわ、いくら性格が良くて気が合うと言っても、私は後、凄いハンサムでも、手の形には拘りがあるのよ。
肩から手先までのラインが、美しく引き締まっていて、男性的なのが良いわ。あんまり手が華奢なのもねぇ。

セージ《確かに、そこそこの事なら良いとしてもね。俺はSugarの事は全部好きだよ。清潔な感じだし、ハッキリ意思表示するし、話して居て凄くお喋りになってしまう位楽しいしね。

だからぁ、Sugarはうっとり見ているけれど、ロックバンドだって、クロスオーバーのアーティストだって、お気に入りバイオリニストだっけ、腰痛が酷いんだろう？気の毒だけれど、体鍛えていないんじゃぁないの。

大体芸能人は重労働だし、まぁ、非凡な人が人気でるんだから、人気がある奴は、ファンに囲まれて、裏では絶対に女たらしや男関係は問題有りだぜ。

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今日は音楽聞きながら、そんなあれこれを話して過ごしたのでした。平凡でつましくて地味に研究開発や勉強している者などが、真面目でそこそこで良いのだと、盛んに売り込んでいたセージ君です。まだ若いですし愛情が深い分、結構焼きもち焼きです。

相変わらずMrs.Sugarはお気に入りのアーティストのライブや動画を見る時は、うっとりした顔で見ているのが、セージ君は大分判ってきましたが、やっぱりあんまりおもしろくは無いのです。自分には見せた事のない表情ですが、それはもうファン心理と現実とは違うと解っていますが...

それでも今日も、平和に過ぎて行った休日のちょっとしたビターな出来事でした。明日からはもう１１月で、朝晩は凄く冷え込んでいますが、以前よりは結構温かく今年もこの国は暖冬のようです。周辺国ではもう雪が降り、真冬の国もあるようですが...。

                      　　　　　　　 storyteller🐑