食事療法の結果は...

W・N・W・L国Sanatoriumでは、全て会員のみ利用できる病院で、それも色々な国のVIPが利用している病院です。治療法は、西洋医学と、時には東洋医学の織り交ぜて、主に薬はなるべく使わずに、食事療法と、生活習慣などリハビリでトレーニングが主体の病院です。

Dr.Gばかり常駐していますが、元々は専門医だった人たちなので、かなり優秀な医療関係者が揃っています。皆の考えは同じで、出来るだけ人の手を掛けて治そうと言うのが、理念です。その中でも、食事療法で、出来るだけ治しましょうと言う考えなのです。

バランスの悪い食事の為、過剰摂取や偏っていて、足りなくなって不調になったり、体質的に食べても摂取しにくい体質も有ります。後は入院暮らしをしていても、出来るだけ快適な環境作りと、特殊な役職の患者などが多いので、患者同士の交流はありません。

代わりに職員の出入りが多く、後は元医療関係だった人がボランティアで、話し相手になったりしています。ディンティストがいないだけです。ディンティストは隔週外から出向して来ているのです。完治力は非常に良い結果を出して居ますので、会員希望は増えて居るのですが、なかなか会員にはなれません。

徹底した食事管理は、家ではなかなか出来ない物なのです。どうしても取れない栄養素は、サプリメントが出ます。

　💕～～～～～～～～～～～～～～～～～～💖

リヴェール教授《クローバーさん、患者だけでな国民も又講習会を待っている人が多いと聞いているけれど、人手が足りなくなると言う事はないかな？

クローバー栄養士《はい、大丈夫ですよ。私は調理はしないので、今の所キャンティンも病院も調理人は、人手は足りています。

Mrsロリエ国際看護師協会理事《ここは、お茶の時間におやつが出るのが、とても美味しいと評判な様ね。お食事ももちろん、とても美味しいくて、病院食とは思えないと喜ばれているわ。

クランベリー《入院暮らしは、お食事が美味しく食べられるのは、とても楽しみですものね。食材の組み合わせの仕方で効率よく栄養が取れるのが、素人には判り難いのよね。

Dr.マリアンヌ《此処の会員は立場がありますから、過食になり過ぎたり、偏ったりした結果、体調を崩される場合が多いですからね。
その人の元々の体質に合った、体形を保ちながら、空腹感なく、体調管理出来れば、多くの病気は治るわよね。後は水よね。良い水をたくさん飲むのも悪く無いわ。

体に合わせてね。質の良い水は、下手な御茶より美味しいわよ。でもね、此処ではハーブティが紅茶より好まれている様ね。
ま、そう言う事なのでクローバーに任せるから、又『美と健康の為の食事講習会』も宜しくね。あの講習会から“便通の調子が良くなったら、肌がきれいになった”って言う人が増えたのよ。

美味しい物を食べて、しっかり排泄もして、軽くても良いので、エクササイズとあのウォーキングトレーニングは、悪く無いわよ。

歩き方が悪い人は健康にも影響しますからね。

Mrs.ロリエ《病室に大きな鏡を付けたんですって？自分の姿勢が見られるように...。あれは効果あるんでしょうね。

リヴェール教授《そうですよ。先ず朝は水を飲んで、ボディチェックに鏡の中の自分で笑顔でおはよぉ～だよ。必ず笑顔でだね。

それから好きな音楽聞きながら、１日はスタートで、歌うたうのも健康になるんだよ。
だから、リハビリの中に、正しいスタイルで、歌を歌うボイストレーニングも入れてあるんだよ。

クランベリー《日本人が発明したカラオケルームね・笑　あれは人気なのよね。ストレス解消になるのよね。アニメとカラオケは日本発祥だってみんな知っていますけれど、一般的には日本て何処にある国か、知らない人って多いのよね。

クローバー栄養士《結局は、そこそこ楽しく毎日暮らせたら、食欲も出てくるし、カラオケで消費するカロリーも馬鹿にならないわ。

体に障らない程度に歌うのは言事よ。何人か歌が上手な看護師が居るから、巧く利用
しているわ。カラオケルームがリハビリ室にあるのには、吃驚したけれど...。

でも、楽しいから私も時々歌いに行きますよ。

Dr.マリアンヌ《そう言えばSugarが良く仕事しながら、色々歌っているわね。オールディズから、最近のヒット曲までね。

それで、フランス語の歌も、イタリア語の歌も歌うから、歌詞に出てくる言葉だけは知って居るのよ。ドイツ語の歌も歌っていたわね。

リヴェール教授《おやドイツ語の歌とは、又珍しいね。

Dr.マリアンヌ《セージ君がシンポでドイツに行った時に,Sugarが独り歩きした時に、大学内の研究室の所で、あの有名な気難しい３教授達と出逢って、話をしたらしいのよ。あらっ、リヴェールその話聞かなかった？

Wernerの『野ばら』『Muss i denn』を歌ったら、大うけでねすっかり仲良くなったんですって！

リヴェール教授《あぁ、判った！それで、スイス大学で、セージの開発した物の勉強会の時にその３教授と出逢ってね。

まだ完成しきって居なかった、リハビリ服のセパレーツと、リハビリシューズはスケッチをコピーして持ち帰り、作ってくれたんですよ。３人がかりですからね、直ぐに完成品を送って来てくれました。

ちゃんとお礼は申し上げたんですが、細かい理由はわからなくてね。大体頼んだからって直ぐに引き受けてくれるとは限らない方達でね。

でも優秀な３人組で有名なんですよ。ドイツ大学か、スイスの研究所で仕事なさっているんですよ。ま、セージ君と話していましたから、色々聞いていたんでしょう。
勉強会とは関係ない、スケッチとか見て居たし、気難しいと聞いていたので、まだ若い学生だった時に話していたから、セージ君大変かな？って思っていたんですよ。
そうでしたか...。

クローバー栄養士《Mrs.Sugarは英語などが達者ではないから、それで得しているんですよね。きっとドイツ語も歌なので言語で覚えたんでしょうし、英語と知っているだけのドイツ語で話したのが、好感もたれたんだと思いますわ。

MrsSugarの笑顔は武器になるくらい、魅力的ですし！まずは“私は英語は間違いだらけでしか話せないんですけれど、貴方日本語離せます？”って聞いて来るんですよ。
当然日本語など話せる人は少ないでしょう？　

それで何だか全く話せない言語ですから“ゴメンナサイ。英語で話してもらえますか？”と言う事になって、こちらが弱気になってしまうんですよね。
確かに達者では無いのですが、色々な表現で、丁寧に話して来て、ニコニコとされると
好もしく思ってしまうんですよ。

リヴェール教授《そう言えばそうだね。マリアンヌも初めて逢った時に、もう彼女の虜になってしまってね。それからここの国に来るのは嫌がらずに、マメに通い出して、Cafeに寄る楽しみが出てきたら、マリアンヌもイライラしなくなったんですよ。

Mrs.ロリエ《あらっ、Cafeって最近リヴェールが連れて行ってくれるCafeの事かしら？　日本人なんて居たかしら？私は出逢っていないわね。

クランベリー《Sugarはオーナーで、私の弟の妻なのよ。凄く歳の差があるんですけれど、弟のセージが夢中になってしまって、此処の大学を受験して、その後付き合うようになって、結婚したのよ。

なかなかの料理上手ですし、ハーブクッキーヤスコーンとか上手に作るわ。今度食べてみたらいかが？早起き出来たら、Cafeの早朝サービスメニューのブレックファースト
食べてみると良いわ。なかなか評判なのよ。

私なんて義理の姉妹だって言うのに、トーマスと早起きして行ったけれど２回食べれただけなのよ。
数限定があるから、もう無くなったら、特別は無くて“もうお終いなの。ごめんなさい”
って言われてしまうわ。混んでいる時は相席ですしね。

そんな時は、代わりにランチ用サンドイッチを多い目に買ってきて、部屋で食べて、残りはランチに持って出勤なのよ。

　　💖～～～～～～～～～～～～～～～～～～💕
Cafeの話で終わりましたが、Cafeもですが、療養所の食事もキャンティンの料理も、家庭的な食事で、良く工夫されていて、不調になって来たら、仕事が忙しいVIP会員等の避難所になっている病院です。

本当に結構重症化している様子でも、余程でないと、オペなどは怪我などではない限りは余りやらないのが基本です。腕利きの若手外科チームが居るのですが、普段は特殊な症例で、ドクターヘリで運ばれてきたどうしてもオペが必要な患者さんのオペが結構あるのです。

ヘリで来る患者は緊急だから受付なので、スタンダードな仕事をして、安定したら又ヘリで地元病院へ転送です。ですから、入院患者には手を掛けて治療なので、やたらに会員は増やさないで居るのです。
多分セカンドカントリーに移った時には、此処の療養所よりも理想に近い、国に成っているでしょう。多くの科学者たちに、馬鹿々しいとも言われてもいるのですが...。

少なくともアメリカや日本等より、半世紀戻ったスタイルが目標のSanatorium型の病院です。療養所もどうしても必要な場合のみ、最先端医療を行いますが、過去に戻った治療法を用いて、より良い一生が送れる事が第一の目標の病院作りです。

                     　　　　　　　　　　　　　　　　　  storyteller🐑