夏休み明けから、集中してメデカルデバイス『MRS1』の製作は出来てはいないのですが、それでも程々に作業は継続しています。
結構、雑務が入ってきたりしていたのです。今週位からは、もう落ち着いて以前のように戻るのではないかと、皆で話したりしているのですが...
まずは昨日は、かなり仕事はしたので、今日は少しのんびり限がついたら休憩もいれて、過去の通常通りのモードにしています。
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セージ《『MRS1』はさ、とりあえずは今年いっぱい作ったら、終了ってことで必要な人は特注品ではなく、通常の医療用を使う事に決定したんだ。
後はこの超音波滅菌乾燥洗濯機『UWD』を幾つか此処で使う分として3個くらい出来たら製作と言う注文が来ているだけで、来年持ち越しは無いからね。
エルダー《じゃぁさ、『UWD』を適当な時に俺達だけで、作ってしまって、後は
適当に『MRS1』作って終わらせようよ。せっかくのんびりゆっくり好きな事って言われたんだからさ。
フランツ《そうだな。まだまだ時間が有るって思っていたら、もう１０月になって来年はきっとあっと言う間に来そうだからね。
ま、時間が早く経ったと思えるのは、悪くない仕事をしたって言う事でな。せっかくの自由時間だったけれど、『UWD』の仕事が入って、忙しくなったら他の皆が協力してくれて、おかげで親しく付き合えるようになったから、俺は嬉しいよ。
セージ《そうだね。何となくまだ新メンバーには馴れない感じだったけれど！彼方から、協力申し出てくれて、一緒に作業したら、垣根が一気に取れた感じになったものね。
『UWD』が意外と、利用する人が出てきたみたいだしね。小型だから省エネだし俺が洗濯手洗いが多いって言ったら、真似する人も増えたんだよね。
フランツ《乾燥室の機能が良くなって、時短で乾燥するようになったしね。家事
に時間がかかると言っても、シェルター内の部屋はコンパクトだし、慣れたらそンなに広い部屋は要らないしね。
でもセージみたいに、古い大きな家で育ったら、やけに狭く感じるだろう？
英国式の家は、立派だし耐久性もあって、良い趣で素敵だよね。観光ツァにあるけれど、古民家が残っている村も、人がちゃんと暮らしていて良いよなぁ。
セージ《でもあの古民家は、凄く中は汚らしくなっているって聞いた事あるよ。歴史的建造物の指定になっていると、勝手にリフォームとか出来ないとかって聞いた様に思うよ。
うちなんかは、まぁ古いまま手入れしながら住んでいるけれどね。まだ当分、ビクともしないんじゃぁないかなぁ～。
壊すのも大変なくらいじゃぁないのかなぁ？俺は今の此処の外の家が良かったな。狭い家の方がSugarが何時も側に居るしね。
エルダー《お前本当にSugarの側が良いんだな。ま、初めて自分以外に大好きに成っちゃったんだから、仕方がないけれどさ。
そんなに好きな人が居るのって、大変じゃぁないのか？俺はアニーの事大好きになって結婚までしたし、子供が出来たら、それもきっと愛して、幸せに暮らせるように守らないとって思うけれど、どうもセージの気持ちとは違うような気がするよ。
もっと軽い気持ちなようなね。俺も大恋愛した経験なしだから、なんとも言えないんだけれどね。
セージ《結構此処に来た前は、何も深く考えなかったし、ちゃらんぽらんで適当に気分次第で生きていたんだよね。程々の成績だけ取って居たら、何も文句言われることも無かったしね。
１５歳の時に遺産相続しただけで、大学さえ出ていれば、好きな事やって暮らせば良いだけだったんだ。遺産した物だけ、出来れば守って次世代に残せば良いだけだから、あのままなら、それほど嫌では無い相手と結婚して！かな。
それさえも、まだピンと来なかったかな。ちょっと遊んだくらいでね。
フランツ《そうか、２人とも恋愛して、恋人と別れてって経験していないんだ。
俺は普通に失恋もしたし、何回か恋愛経験はあるぜ。
エルダーは子供の時から、周囲は女だらけだったから、特に決まった一人と恋
人関係にはならなかったのは、判る気がするよ。
セージも丁度恋愛などで、悩んだり色々する時に、Sugarさんと出逢っちゃった
ならね。せめて、何人かのガールフレンドらしき人５～６人と遊び半分でも付き
合った経験があるだけ、良かったのかもね。多分。
多少でもSugarさんを、客観的に見られるんじゃぁないかな。世の中面白いもん
だよな、俺だって此処で仕事しているから、メィスと仲が良いレベッカと知り合
って、何年も空き家だったのが埋まったからね。
でも、俺もセージがSugarさんを想っているほど、盲目的に愛してはいない様に
思うよ。
セージ《仕方が無いじゃぁ無いか...俺だってこんな俺が凄く嫌だと思っていた俺になってしまったんだから...。時々自己嫌悪に陥る時があるんだけれど...。
女々しくて嫉妬深くて、凄い嫌な奴になってしまうんだけれど、もう一人の俺は“俺にもこんなに溢れる位の愛が有ったんだ”って思えて、良かった！とも思っているんだ。
だって、やっぱりSugarと付き合う前には経験した事無い位、一生懸命勉強するようになったり、今の仕事をするようになったりって、凄く豊かな暮らしを、自分の手でつかめたからね。
エルダー《セージの事は言えないよな。俺も今が一番善良で一生懸命生きている気がするよ。男の友達とか、仲間とかも出来たしね。
此処での仕事仲間は、只の仕事仲間と言うのとは、違うような気がするよ。セージは仕事中もでもあるけれど、弟は居ないんだけれど、居たらきっとセージに対する気持ちみたいな気がするしね。
フランツ《そうだな。単なる学友だったり、仕事だけでの仲間と言うよりも、も
と親しくて、ファミリーみたいな気持ちかな？
セージ《それってさ、映画で見た事あるけれど、マフィアみたいなのかな？ほらマフィアの映画観ると、凄く他人よりも親しい感じだろう・Ahahaha、、、、。
エルダー《お前そう言うところは、馬鹿な事思っているんだよな。どこからマフィアが出て来るのかねぇ。 あっ、俺が貸したスパイ小説から、変な連想しているんじ
ゃぁないのか？でもあれには、マフィアは出て来ないよな。
Dr.ターナー《うぃっす！何だか楽しそうだな！もう休憩は終わったのか？
フランツ《あぁ、やっと何時もの教室の雰囲気に戻ったかな。又『UWD』を３個今年中に作って欲しいって注文が入ったけれど、後は『MRS1』を出来るだけ作れば良いだけだよ。それ以上は、皆がゆっくりできないから、断って置いたよ。
Dr.ターナー《そうだな、良い顔ばかりしていると、此処の連中は何時も忙しく仕事する事になるからな。
俺が何時も居られないから、まぁフランツとモリアティとで、相談してアドバイスしてやってくれよ。
個人営業みたいな教室だから、器用なセージなどは生真面目に引き受けたら、体壊すからな。俺ももう少ししたら、此処でやりたいことがあるから、そう出来るように、今色々調整中なんだよ。
今年ももう数か月になったからなぁ。このまま、安定して過ぎて行けば良いんだけれどな。又もう一度此処の研究所で開発したワクチン接種をする事になっているんだけれどね。
もう大分ワクチンを打った人や、自然感染して抗体が出来た人が凄く増えただろうから、終息と言う方向には向かっているんじゃぁ無いかと思うだけれどな。
インフルエンザワクチン位のワクチンが出来たら、終了って事になると思うだけれど...ウィルスは人より先に地球に存在したものだからな。
フランツ《ずっと生き残っているって事は、人よりも強いんだな。彼方此方の文明が途絶えた原因は、ウィルスの様な感染症が原因て言うんだろう？
恐竜とか、マンモスとかが絶滅したのも、ウィル吸感染が原因だって？そう言われると人も賢く強い者が生き残って、弱い愚かな物は淘汰されるのかなぁ。
Dr.ターナー《まだ研究途中なんで、なんとも言えないんだよ。
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セージ君とエルダー君は、作業に取り掛かったので、それぞれが自分の世界に入って、集中してせっせと作業を進めています。
フランツさんとDrターナーが、暫く雑談その他の話をして、Drターナーは戻って行きました。
今日は他のメンバーは、出かけていますし、シムノン君は又違った仕事をしているのでヘッドフォンつけて、自分ペースで全く違う仕事をしています。
珍しく今日の教室はとても静かな午後になりました。
Storyteller@Sugar
