移動準備は出来てますが、順番待ちに...

もう２人共何時行っても良い気分でしたが、皆移動時期が重なって、３日位検査をして隔離室で過ごして、外に出られるようになったので、順番待ち状態になったのです。

それは、森の中で数羽の鳥が落ちていて、その鳥が鳥インフルエンザなようなので、人に感染するかどうか検査中なのです。

隔離室に持ち込むものは制限されていて、部屋にはTVとPCは付いて居ます。そこの順番待ちなのです。もう直ぐだと連絡は来ているのですが！
　　　　
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MrsSugar《ねぇセージ、随分と慎重よね。幾つかの国のネットニュース読んだけれど、収束はしていないで、微妙に感染者などは増えているし、何十万人も亡くなっているのよね。
でも、まるっきり放りっぱなしみたいでもあるし...

セージ《ま、ネットニュースは俺は娯楽記事しか見ていないよ。マスメディアは正確にニュースを伝えなくてはいけないのに、結構ご都合主義な感じになているような気がするよ。大人の事情って言うのもあるだろうしね。

一応いくつかのネットメディアの再とは見るけれどね。後は専門的な事は、大学研究室が出して居る、リポート等読んだりね。

こう言うのだって、真逆の意見も出ていたりするから、参考程度にかな。ま、この国は一応ボスのリヴェール教授の指示通りにするよ。過去の事考えても、対策は完璧と言えるものだったからね。

時には間違いがある場合も有っても、それは仕方が無い事だと思うんだよ。AIだって、ちょっとした事に使っても、完全に信じて命預けるような事は俺は反対だよ。

MrsSugar《そうね。責任逃れするために、AIを使うのは間違いよね。この国は反対に、皆が普通は面倒で効率が悪い人の手を増やすのが、私は正しいと思っているわ。

セージ《俺もそう思うよ。被験者になった経験からも、科学の力を利用もしたから、生き返ったのかもしれないけれど！
大部分は、医療関係者が一生懸命に手をかけてくれたから、生きなくてはって思ったもの。Sugarを置いて行けないとかね。

ま、それは意識が戻ってからの事だけれどね。気が付いた時に、人の顔や声を感じて、元気になれたけれど、あれがロボットや、医療機器が見えても、元気にはならないと思うよ。

MrsSugar《そうそう、私もね。特に“セージが看護してくれている”て感じた時“元気にならなくちゃぁ”って思ったわ。
よく書かれている様に、心肺停止になったって和得た時、お花畑が見えたりなんてしなかったわ。
目が開いたりする前に、セージが側に居るのを感じられたわ。手の温かさやね。
私達２人して、心肺停止経験があるのも不思議ね。こうして話が出来て“そうなんだ！”

って想像するのでなく、同じ事の体験でリアルに理解して話せるなんて、なかなか居る物では無いわね。

MrsSugar《そうだ、話変わるけれど、地球が電力不足になってギリギリの電気しか使えなくなったら、エレキギターとか音響装置とか無くなって、音楽は又随分変わるでしょうね。

セージ《そうだね。アコースティックギターや、Sugarが好きなクロスオーバーなどは、セーフだろうけれどね。
ハードロックなどは、どう変わるかな？消えてしまうアーティストも結構いるんじゃぁないの？マイクが無くなったら、清涼のある歌唱力のある人は残るだろうけれどね。

MrsSugar《でも、約半世紀前に戻すと、大体1970年頃に戻る訳でしょう？音楽的には悪くない時代なのよね。

ディスコなどの時代だったわね。もっと前に戻っても「Bee Gees の Stayin' Alive　」とかだしもっと前に戻っても「Unchained Melody」ですものね。

セージ《俺生まれてないけれど「Mr.Monday」とかも知っているよ。ロックンロールが出たのが、半世紀以上前だものね。

その頃に戻るなんて、全く問題ないよ。俺は生まれていないし、PCは1942年、アメリカの大学で計算機が開発されたそうだし！

その後1943年UKで暗号解読用が開発されたんだって！俺少し前に本で読んだんだよ。

MrsSugar《私だって生まれる前に開発されたのね。そうそう、私の知り合いだった人がコンピューターと日本の伝統的計算機のそろばんで、計算対決して、その人の方が勝ったのよ。

私はそろばんは出来ないけれどね。今でもマニアな人の間では人気みたいよ。

セージ《俺は計算機かノートの上で計算したかな？でも小さい時にはPCが家に在ったから、遊んでいる内に使える様になって、本も有ったから読みながら色々覚えたかな？俺くらいの年齢は、そう言うの多かったと思うよ。

MrsSugar《私はワープロが無くなると言うから、PC使い始めたのよ。職場ではもっと前に使っていたしね。

女の勘でこれは覚えた方が、老後の為に良いって思って、マイPCを買ったのよ。

セージ《俺はもう普通に使って居たし授業でもあったし、後は寮で皆集まって、こっそりっポルノサイト見たりして、面白かったなぁ。

見張りが居て、そう言うのに煩い舎監とか来ると、即違うサイトにしたりして...でも、見つかってもそれほど怒られることはないんだけれどね。

男子寮だし。ただ俺なんかは少し年齢が若かったんだけれど、学校で性教育は寮に入る時に、もう１０歳だからきちんと教わったからね。
女性の生理の話や、避妊法とかもね。

MrsSugar《日本は未だに、そう言う話もタブーみたいな所が有るんじゃぁないかしら？性的な話は自然の事としてではなく、厭らしい卑猥な事って言うイメージにしているのよね。

セージ《きちんとした教育を受けて居ないからだろう。俺の国だって教育水準が低い地区の子が、きちんとした知識がないから、育てられない子を産んで、養護院は未だに閉鎖出来ずに居るんだよ。

出来るだけ高等教育受けさせたいから、気の毒だけれど、人数制限はしているんだ。俺が受け継いだ土地の養護院から、犯罪者はだしたくないからね。

でも人数が増えたら、費用はそれなりにかかるからね。一応学校は公立は無料だけれどそれから先の学校に勧める様にサポートすれば、それなりの仕事につけるだろう？

MrsSugar《クスッ！とても素敵な事やっているんだけれど、最初聞いた時には、なんだか笑えたわ。だってセージは１５歳位で財産分与されたんでしょう？

凄く若いのに、自分よりも下手したら年上の、養護院生の教育の事などの世話をしているんですものね。自分がまだ反抗期かもしれないでしょう？

セージ《あぁ、そうだね。今でも俺は直に出ていては居ないんだ。若すぎると舐められるからね。
日頃の暮らしは、修道院内だから、シスター達が見てくれているし病院も併設しているしね。だから、弁護士が代理で見てもらっているよ。

そう言う事の管理などは、爺さんから習っていたからね。Dadが駄目オヤジなんだよ。もう遺跡ばかりでね。ずっと前からの弁護士事務所が見てくれているし、ちょこちょこ
勉強させられたからね。

でもあまり好きでないから、前に言っただろ？自分用マナーハウス以外は、皆それぞれ働いていてくれる人に退職金変わりに譲ったのさ。

だから、多少は収入があるから、Sugar何か買いたかったら、使っても良いんだよ。

MrsSugar《私はCafeその他の収入があるし、セージと変わらず特に大物は何も欲しくないのよね。
この国に暮らす以上は、大した物要らないでしょう？服は自分で作れば良いですしね。
普段着はセージの服も作るけれど、きちんとしたスーツとかは、仕立てやさんで仕立てて貰わないとですからね。

セージ《要らないよ。一通り持っていれば、滅多に着る時が無いからね。セカンドカントリーは仕事も、研究室ごとに、シャツ作ったところなどあるけれど、俺の所は今までのままか、自由なはずなんだよ。

俺はSugarが元気に長生きして、何時も側に居てくれれば、本当に何もいらないんだ。欲しい趣味の物とか有っても、イメージ通りでなければ欲しくないしね。

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その様な何の代わり映えのしない話をして、今日も退屈な位平穏な１日です。生命の危機体験者は、この暮らしがとても貴重な幸せな時だと、判っているからです。

今日も、極端に言えば平穏に過ぎたら、超ラッキーだと思って居ます。メリハリのない暮らししかしらないと、自分の幸せな状態に気がつかず、人生をつまらなくしているかもです。

２人で大変ドラマチックな数年を過ごしたので、今がとても大事だとよく判ります。

２人が出会えて、両想いになれて結婚も出来たのですから、もう静かに毎日が過ぎて行ってくれたら、これ以上の贅沢はないと思っています。
　　　　　　　　　　Storyteller@Sugar