診療所もすっかり落ち着いて、入院患者さんも、皆健康状態もUPしてきましたので、リハビリに取り掛かる人も増えてきました。
皆時間をずらせてでなので、患者同士が顔を合わせる事は無く、安心して入院暮らしをしています。今日は某国の影の実力者と言われている、A夫人が診療所にきました。
一段落したので、一通りの健康診断を終えて、結果の話などです。
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ナースベイリー《では、終わりましたらお迎えに参りますからね。失礼します。
患者A夫人《えぇ、宜しくね。
Dr.カルディ《どうですか？その後痛みは治まってきましたか？
Drトーマス《出来るだけ、手術はしないのが良いのですが...
Drマリアンヌ《でも毎月辛いのも大変ですしね。出産予定がないのでしたら、摘出すれば痛みは無くなりますが、代わりにホルモン治療をしませんと、メノポーズの症状が出て来るわね。
Drリンデン《もし、摘出手術するとしても、我慢できるなら直ぐにではなく、最強オペチームが、海外研修にでているので、帰国してからにしても良いのではないですかね。何か良い技術や、色々な事を学んで身に付けて帰ってきますからね。
Drマリアンヌ《私は研究生活に入りますので、担当医はDr.カルディに変わりますね。彼女も経験豊かですから、私の後任にはピッタリのドクターですよ。
Dr.カルディ《今までは代診で診させていただいて居ましたが、担当になります。宜しくお願いいたします。今日の検査結果で、摘出するかどうか相談したいと思います。
生活環境を変えて、規則正しい暮らしや、バランスの良い食事その他で、改善されれば出来るだけ体に刃物は入れないのが良いですからね。
Drトーマス《アレルギーも有るんですよね。此処では症状は出なくなったと言われていましたが？気候も関係があるかもしれませんしね。体質は一気には変わりませんが、改善は出来る場合もありますからね。
Drリンデン《麻酔では、気分が悪く成ったり、何か遭った事ありますか？
患者A夫人《歯の治療の時に麻酔をかけて、胸が苦しくなった時がありましたけれど、それが違うデンタルクリニックでは、何も問題なかったんですよね。
Drトーマス《精神的な場合も有りますし、麻酔は難しいですからね。此処では鍼麻酔の研究もしていまして、これはよく効く人も居ますし、色々なのですよ。
よく効くようでしたら、一番安全だと思うのですが...まだ、間がありますから、よく考えましょう。
患者A夫人《精神って不思議ですわよね。もうドクターの顔見たら、症状が治まってくる場合もあったりするんですのよ。自分で呆れる時があるんですよ。
Drトーマス《それは不思議でもなく「病は気から...」と言うのと同じで、脳が勝手に反応して、信頼している医療関係者と出逢うと、勝手に痛みなど治まってしまう場合もあるのですよ。
過去に良い結果に終わっていると、脳がもう何もしないうちに勝手に働いてしまうのですね。
患者A夫人《それは私は完全に解りますよ。まずは此処に入院するとそれだけで、かなり調子が落ち着いてきますからね。ナース達と話したり、軽く体をマッサージしてもらったりすると、本当に体が程よく温まり、軽くなる気がするのですよ。
Dr.カルディ《今回は病室の移動も有りましたけれど、問題は有りませんよね？気になっていましたけれど、ナースからは異常無しでしたので...
Drトーマス《僕が病室に回って行っただけで、安定しているようあので、今日は年１回くらいの検診日でしたのでね。悪化はしてはいないと思うのですよ。
Drマリアンヌ《前よりも顔色も悪くないんじゃぁ無いかしら？肌に艶が出てきましたわよ。一人で入院暮らしは、寂しいでしょうけれど...電話で旦那様とお話はなさって居るんでしょう？
患者A夫人《１日置き位に話していますわ。私は夫の予定が解らないので、ゆっくり話せる時間に電話がかかってきますわ。感染症患者は、まだかなりの数いるそうですから此処に居てくれる方が、良いと言っていましたわ。
「自分の心配だけしていればよいから！子供達ももう成人して居ますし自分の事は自
分で、やっているでしょうからね」
患者A夫人《孫も居ますけれどまだ幼児なので、親が見て居るでしょうから、ロックアウトを早い目に徹底して、長期間やりましたから、あまり凄くは広がらなかったようなのです。
私が此処の様子を、どの位徹底してやっているか伝えましたから、早くに対処できたと思いますわ。
Drトーマス《此処は、又特殊ですけれどね。でもそれが一番効果が有ったのでしょう。気候も昨年は不安定で、異常気象でしたから、猶更徹底して早い目、早い目にですよ。
Drリンデン《オーバーだと言う人も居ますけれどね。此処の会員は皆対処は早かった様です。それでも、医療関係者まで亡くなっていますからね。
不衛生な患者達を見なくてはならない医療ですからね。疲れ切って居たら、発症してし
まう事もあるでしょう。
Dr.カルディ《しっかり体力も付けて、沢山眠り、水分もちゃんと取っては大事ですよ。その他の病気も、特に水分は取り過ぎが良くない人も居ますが、それ以外は只の風邪等の予防にもなりますね。
患者A夫人《自己管理と言われても、なかなか己に甘くなってしまいがちですからね。やっているつもりになったりして、私などは行動起こす前にご褒美上げてしまうので...
此処での暮らしの様にするのは、やはり努力が必要でしょう？それが、難しいんですよ。何でもない事なのにね。この国の人達は、偉いわぁ。
一般の人達や若い人達も多いのに、無理してでなく、普通に規則正しく暮らして居る
でしょう？
Drトーマス《状況に合わせて、その中で出来るだけ自己管理するんですよ。多くの者が医療関係者ですから、影響を受けるんでしょうね。
それが可能なように、不便な暮らしにしたり、娯楽施設は最低限にしてあります。何かを楽しむには、スポーツをやるとか、体をマメに使うしかないようにしてあるのです。
Drマリアンヌ《そして、それらが出来るだけエネルギー源の発電に繋がるようにもなっていますのよ。床をその様にしてありますから、人が歩いたりジムで体を動かす事で、発電出来る様にとかですよ。病気も減りますしね。
患者A夫人《プランテーション計画も進んでいるそうですね。
Dr.カルディ《はい、皆さんが食べているサラダは、此処で皆で手入れして作った野菜ですよ。医療関係者も、研究所員も、皆手分けして野菜やハーブなど、交代で手入れをしています。美味しいでしょう？
食べ物作りは結構楽しいようですよ。皆食いしん坊ですから、食べごろを見つけたら、つまみ食いはOKと言う事にですよ。その内養蜂も始まりますから、楽しみにしていてくださいね。
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そんな話をしている内に検査結果も出ましたので、結果の報告をして患者A夫人は迎えに来てもらい、病室へ戻って行きました。
患者A夫人は旦那様から電話があったら、きっと早速プランテーションをと伝える事でしょう。食糧難はとっくに始まっているのですから...
それに何時もサラダなどが美味しいと思って食べて居たのが、療養所の職員達が作った
野菜だったと解りましたので、話さない訳がありません。そんな事も話しても良い時期になたので、話したのです。
そんな事から、色々な国が考えて行動を起こして広がれば、きっと良い方向に向かうだろうと望みをかけてです。此処だけでやっていても、効果は僅かで科一決にはなりませんからね。
Storyteller@Sugar
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