久しぶりにギターでデュエット....

今日は皆暫くリラックスして、交代でギター弾いたり、好きな歌歌ったり、ハモったりして過ごしました。それが終わったら又各自作業が始まります。

皆と少し違う作業をしているシムノン君は、集中したくなるとヘッドフォンを付けて、集中力が高まる自分好みの音楽を聴き始めます。お互いに自分ペースで、気を使わずに、休憩したり作業を勧めたりです。

昔のセージ君ならLove song など聞いたりしたら、急にMrsSugarが恋しくなって、仕事を片づけて、帰ってしまう事もありました。今では２４歳ですから、大人になりました。不思議と一番の弱みのMrsSugarの事になっても、落ち着いて居られる様になったのです。　　　　
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エルダー《ギターケース仕舞いっ放しにしておいたら、ケースにカビが生えたんじゃぁ無いの？ほら、ミニギターケースの方。ちゃんと立てて置いてあったけれど...
セージ《中は大丈夫だよ。ちゃんと手入れして置いたし。弦も緩めてあるし温湿度計入れて置いたし湿度調整剤も入れたからね。何時だったか手入れもしたし、湿度調整剤も交換したもん。

フランツ《まったくそう言う所はセージは結構大雑把な性格な所も有るのに、物に寄ってはかなりストイックにやるからな。流石お国柄、手入れをして長く使うのは習慣なんだろうね。

アルフィ《ギターは誰のギターなんだい。

セージ《ミニギターはイリスの物だよ。“もう弾く事も無いから置いて行く”って置いて行ったんだ。あいつは子供の時スパニッシュダンサーだったし、ギターも結構巧いんだよ。

エルダー《一応貴族なんだろう？全然聞いてもピンと来ないんだけれどね。やたらに記憶力が良い奴と言う感じで、セージとはよく話するし、何時もピッタリくっついていて、正直か彼が居ると、暫くはセージと話しずらかったよ。

イリスと先に知り合って、手編みのニットの事で、セージと知り合ったんだけれどな。それが切っ掛けでCafeに行くようになって、母親が俺のところに来て居ついてしまった原因は、CafeでSugarさんと出逢ったからなんだ。

フランツ《そうそう、その後に出向してきた、事務局の事務長の奥さんがエルダーの双子の従妹の姉の方でも、不思議な話だよな。偶然の出会いが多い国なんだよ。

モリアーティ《でも大体ヨーロッパは行き来がしやすいから、何処かで遇然知り合っても不思議はないんじゃぁないか？多くは学生時代に出会って、此処は医学部繋がりかアートカレッジだろう？繋がりやすいよな。結構偏った世界でもあるからね。

モリアーティ《アルフィ結構巧く弾くじゃないか...。普段も家では弾くのかい？

アルフィ《いや、この国に来てから、ギター弾いたのは初めてだよ。工業バカロレアの仲間とバンド作っていたんだ。年齢関係なくバカロレアって言う卒業証明書さえ取れば、大学へ進学出来るんだよ。だから、さっさと早くに取ってしまったら、まぁ時間が全然ない訳ではないからね。

セージ《俺の国と大体同じだね。俺の国はスキップが出来ないんだけれど、此処の大学に限ってはスキップさせてもらえたんだ。だから俺はギリギリで、届けて推薦状が貰える様に、日頃の授業が大事だしね。

後はエッセイを書くトレーニングしたりで、テーマは自分で考えるって聞いていたから、本の読みまくりだったよ。
皆がテーマにしそうな事を書いても、目に留まらないだろう。

モリアーティ《『思考力」こそが学問をする上で重要なこと』だからね。自分で自分に試験を出して、何故その試験をしようと考えたのか書いたりだからね。
語学においても、口頭試験だからね。何か国も話せたら、試験は何回も受けるんだろ？
最低３ヶ国で、大概の人は５ヶ国位はイケるだろう？

エルダー《大学院からこの国へや、編入者が多くて、まともに大学入学して生き残り組は案外少ないんだよね。特にこの国に留まっての人はね。
就職した時の年俸が、此処を出て居たらかなり貰えるからね。

フランツ《俺みたいに彼方此方回りまわって、編入は少なくないだろう？色々な国の研究その他の知識を持っているからね。もろに頭が良く無くても、ある程度のレベルなら、入りやすい。

セージ《アルフィ、名の曲が好き？俺凄い昔の曲もしっているよ。Sugarから教わったのも有るって言うか動画サイトなどで、年中見聞きしているから、覚えちゃったんだよね。最近はエレクトロミュージックが多いよね。

フランツ《何か歌ってくれよ。セージが歌うの聞くの久しぶりだよな。

アルフィ《じゃぁShould've seen me, like, a year ago, year ago♪
I was someone you don't even know・・・Dark times kept me all alone, all alone♪

セージ《You were shinin' like a heart of gold, heart of gold♪　Someone just like you　No one else　Lights will guide you, so♪
だったよね。

エルダー《5 Seconds of Summerだっけね。新しい曲で今時々聞くよね。

フランツ《エルダーも又直ぐに解るんだな。それに、直ぐに歌えるって言うのが世代を感じるんだよな。

シムノン《其処までジェネレーションは違わなくないでしょ！

フランツ《セージとは１０歳違うんだぜ、１１歳か？

エルダー《俺だって３歳違っても、あれ？って思う時があるからね。そんな時は焦るよ。もう何年か経つと、だんだん歳の差って感じなくなってくるんだけれどな。

あれは不思議だよな？　高齢者になるほど、歳の差は感じなくなってくるって聞いたよ。

アルフィ《そうか俺もエルダーと同じ歳だからな。呑気に歌っている場合じゃぁ無いと思うわないとな。でもね好いんだよ。少しでも若いのとは持っている方が、元気がもらえるんだぜ...。

セージ《まさか、其処までアルフィは年寄りじゃぁないだろう。実年齢よりも若く見えるしさ。俺と同じくらか、少し下かもって始めは思ったよ。

アルフィ《セージと同じ歳だとしても、そんな若く見えるのも情けないよな。わざとじゃぁ無いんだぜ、俺がチャラっぽいのは...。実際は結構シャイだから、意識して社交的にならなくちゃぁって思春期頃に思って、気合入れてそうして居ないと、巧く皆と交われなくてさ。

そうすると、上から目線にならないから、摩擦が少なく付き合える様になったのが身に着いたんだよ。

エルダー《だから、口で勢いが良い事言っているのに、なかなか行動には移せないんだ！アルフィが仕事しているの見ていると、生真面目だものな。

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結婚以来短期間で、何事かと思う位に、生命の保証が出来ない位大変な事を、交代で体験しました。他にもオペもしましたし、風邪をこじらせたりと様々な困難が降りかかってきたのです。

それにもかかわらず、社会的な事に関しては、セージ君自体が信じられない位に勉強や仕事は結果良しだったので、大嵐の中で暮らして居た様でした。

それがやっと少し前から、ピタッと収まり穏やかになり、夫婦の間も困難を乗り越えてきた分、お互いに愛情が深まっていきました。周囲の者はハラハラしていたのでが...。

どちらかなのでしょうね。逃げ出して別れてしまうか、寄り絆が深まるか、セージ君がまだ凄く若かったのですが、とても忍耐強く愛情深くMrsSugarを受け止めることが出来たのでしょう。こんな時に幼い時の祖父の厳し過ぎる位の躾けが、良い結果につながったのでしょう。
　　　　　　　　　　　　　　Storyteller@Sugar