今年末はパーティ復活する事になりました。

昨年はシェルター内も、重症患者もいて、落ち着かなかったので、クリスマスかカウントダウンパーティを開催と言う話は空振りで終わりましたが、今年はささやかにやりましょうと言う事にしました。

此処の国では、何も問題は起きていない年末になりました。他国の事を思うと、あまり浮かれてもいられないのですが、少しはリラックスして、楽しみましょうと決まりました。他には、娯楽施設などが無いですし、新シェルターに一時お試しに世代を分けて、試験的に引っ越ししたりもしましたので、何とか此処は不義理を承知で、他国とはお互いにご無沙汰にしました。

それでもお互い様なので、出来るだけのサポートをしてきたので、今年いっぱいで、一応終了を決めました。来年は、個々の国が次に来るべく災害を想定して、徹底的に自己防衛策に入る相談をしたのです。　　　　

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リヴェール教授《それでは今年も残り少なくなりましたが、もう一息若いドクター達にサポート診療をやってもらったら、来年は年末の長期休暇に入って、その後は以前とは少し変わりますが、正常業務に戻りましょう。

変わらずに、アナログ暮らしに向かって、最先端医療機器の研究開発はやりつつ、手間はかかりますが、出来るだけ手動が使える物は、使う手間のかかる不便な暮らしを、若い世代に伝えていきましょう。いずれ必ずアナログな世界が戻ってくるはずですよ。

Dr.マリアンヌ《カウントダウンパーティは、ささやかですがパーティをやりましょうね。クラシックの趣味の会の人達はコンサートの練習に入っていますわよ。
合間にプレィヤーの音楽も使いますが、やっぱり人の演奏する音楽が、素敵だわ💘

来年は月一のダンスパーティが行えると良いわね。なるべく誘い合ってね。そうでないと此処のシングルの人は勉強ばかりで、出会いの場所が無さ過ぎるわ。もう少しカップルが出来てくれないとですわ。

ルネ理事長《最近の若い世代ほど、口ばかりであんまり情熱的ではなくなったのかね？ま、ちょっと勉強時間が多くて、それも又嫌いでは無く、学ぶ魅力に取りつかれ気味で、異性への興味が無くなったようだからね。

Dr.カルディもシングルだし、まだいくらでもチャンスが有る年齢でしょう？

Dr.カルディ《良いなぁ～って憧れるんですけれど、一人の気ままな暮らしも捨てがたくて、ま、いいか！になってしまうんですよね。

恋が出来る時期のタイミングを逃してしまったら、やはり恋をする勇気も無くなってくるんですね。

きっと傷つきたくないと言う守りの方が強くなってしまうんじゃぁないかしら？自分が産婦人科のドクターなのに、患者さんには色々言いますけれど！

お産は本当に大変そうで、当たり前みたいにしていますが、亡くなる人も少なく無いですしね。何人か産む人は偉いわぁ～。

代わりにホルモンバランスが悪いとか、婦人科系の病気は増えましたよ。

クランベリー《そう言えば此処に居る女性は、皆お産経験のない人ばかりね。

リヴェール教授《そうだねぇ～。此処は一般企業とは違う職場だからね。バツイチも少なく無いよね。

Dr.マリアンヌ《そうよね。共に過ごす時間を作るのが、結構大変ですしね。私達も、やっとこの年齢になって夫婦らしく暮らせるようになったわ。

なんだかあっという間に、気が付いたら今になっていたわね。リヴェールが忙しいけれど、動きやすいからやりくりして、余程でない限りは”週末１日は共に過ごす様に！“
は守り通して来たから、続いたんでしょうね。お疲れ様でした・Ohohoho、、、、。

リヴェール教授《僕も息抜きできる日が欲しかったからね。男にとってはやはり女性の存在が、大きいんだよ。
パートナーの居る人は、皆そうだろう？　せっかく巡り合って、愛し合う様になった相手を、大事に出来ないようでは、仕事も責任もって出来はしないよ。

Dr.マリアンヌ《クランベリー夫婦も、巧く都合をつけて、２人が仕事上でも良いパートナーだったのね。此処へ来た時も、夫婦で休みのローテーションを合わせるのが条件だと言っていたから、是非来てほしかったのよ。

子供は残念だけれど、それ以外は２人は代わりに、凄いキャリアの夫婦ですものね。

クランベリー《仕事で出逢った子供達が、皆自分の子供のつもりで...よ。今はマルの所やミントの所の甥達が子供みたいなものよ。

以前は歳が凄く離れていたから、セージが弟と言うよりも子供みたいなものだったわ。
私かマルの子供では？と言われた事が有ったのよ。

ルネ理事長《２０歳位年の離れた弟じゃぁ、可愛かっただろうね。本当に弟と言うより、早い目に産んだ子供だね。

Dr.カルディ《クランベリーが全摘した病院で知り合ったのが、Dr.トーマスで承知の上でのお付き合いで、結婚なら、色々説明がいらなくて、変な言い方だけれど良かったわね・笑

クランベリー《トーマスが風土病の研究医だったのが、幸いしたのよね。研究の為には、辺鄙なとんでもない未開のような土地にも行くから、子供が居たら研究できないか、家族別居でしょう？

もう出来ないの判っていたから、私は彼の仕事のパートナー、サポート役として、側に居られる最適な妻なのよ。

それにもうトーマスも総合医みたいに何でも診たし、私も全て勉強だったわ。おかげでICNの会員にも慣れたし130ヶ国以上の看護師協会のメンバーでもあるから、何処でも仕事が出来るようになったのよね。

Dr.マリアンヌ《Dr.トーマスも貴重な研究者ですし、よくぞこの国に来てくれましただわ。

リヴェール教授《そうだね。僕達も同じ様な苦労をしたから、夫婦で同じ休みのローテーションが必要なのはよく解るよ。

お安い御用の条件でしたよ。此処は親族だったりの近親者が、トップには多いのだけれど、ウィルがマルベリーと結婚したから、猶更縁が深くなりましたよね。

セージが義理の弟になったしね。僕の実家が、君達の家の代々の主治医だと解ったのも驚いたよ。運命を感じるね。

リヴェール教授《ウィルもバツイチで、君の姉妹のマルベリーもバツイチで、バツイチ同士だったのが、巧く結婚まで結びついたしね。

そうでなければ、ウィルはもう結婚はする気は無かったようだからね。ま、今年のカウントダウンで、新しい出逢いをするカップルが、生れると良いのだけれどね。

一時の情熱だけでは無く、本当に愛し合って居れば、同棲でも問題はないから、一生を共にできる相手を、是非見つけてもらいたいものですね。

クランベリー《私の姉弟は全てこの国で相手を見つけて、結婚したんですから、不思議な縁があるのでしょうね。

一番問題児だと思っていた、セージが早くに最良の相手と出逢って、最もセージにとって良い人生を歩む事になりましたしね。

スタートはミントが此処のアートカレッジに編入して大学院へ進んで、Sugarと仲良くなったのが始まりかしら？

リヴェール教授《僕は良い親戚が出来て、とても嬉しいんですよ。年齢差は少し驚きましたが、セージもSugarと巡り合って、本当に幸せそうだしね。

Sugarが気楽で楽しい人だからね。神経質なマリアンヌの良き友達にもなってくれて、マリアンヌも、明るい性格がつられて出て来たんですよ。

リヴェール教授《僕も此処での仕事が、人生最後の仕事でしょうから、後は何とか島の状態が良ければ、外で暮らせるそちらがメインの国にしたいんですよ。

皆がそこで落ち着ける様でなければ、此処をもっと充実させて、未来へつながる道が築けたのを見届けたら、良いんだけれどね。

病気をしにくい健康な強い体と精神を持った子供たちが、後を引き継いでくれたら、素晴らしい事でしょう？　やってみないと解りませんしね。それが夢でしたからね。

僕事態が健康でなくてはと、休みの日はマリアンヌと、エクササイズしたり、ゆっくりと第二のハネムーン暮らしですよ。

Dr.マリアンヌ《私達だけでなく、皆が同じ方向を向いて暮らして欲しいわね。スタイルはお好きにですけれどですから、一番基本の男女間のトラブルには厳しいですよ。

一番人生を狂わし、傷つく人が出ますからね。　シングルの人達は、モラルの範囲内ではご自由にですけれどね。Dr.カルディも良い相手を見つけて、楽しみなさいね。

年末のパーティは、良い相手に出逢えるチャンスかもよ。

モーリス学部長《そうだね。シングルが沢山いるからね。お洒落してパーティを気軽に楽しんでください。結婚している人との浮気はご法度ですよ。

Dr.カルディ《素敵だなぁ～って思う人には、もう既に妻がいたりってあるんですよね。既婚者は、落ち着いた魅力があるからでしょうね。

女性を見てもガツガツしないでしょう・笑　独身でも素敵だなぁ～って思う人は、恋愛に興味なかったりね。なかなかうまくいかないものですね。

でもきっと、タイミングが合う人が居るかもですから、パーティは楽しみに行きますよ。ボーイフレンドが出来たら、やっぱり楽しいでしょうからね...。

色々経験するでしょうから、きっと結果がどうなるか判りませんが、人として成長するでしょう。

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その様な話で、医療関係者は、理事長達のプランテーションの手伝いには出ませんが、代わりにカウントダウンパーティの準備委員をやろうと言う話になりました。

ささやかながら、日頃よりも華やかな雰囲気作りなどして、今やって居る遠隔サポートも一旦終了の打ち上げパーティも兼ねて、今年はやる予定になりました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　 storyteller🐑